「マーキュリー・ファー」観劇のため松本へ

2022/02/19 - 2022/02/20

今回「マーキュリー・ファー」という演劇の松本公演のチケットが当たり、職場の同僚を誘って松本旅に行ってきました。
（吉沢亮さんと北村匠海さんの出演でチケットがなかなか取れない話題作。最初は娘と行こうかと思ったのですが、演劇の内容が小学生には刺激が強すぎるらしいと知り、今回は私だけ行かせてもらうことになりました。）

松本は7、8年ぶり2回目の訪問で、前回は「松本城しかないさびれた地方都市だな～」と思ったのですが（すごく失礼ですね）、今回は印象が全く違っていました。
中町通りや縄手通りは綺麗に整っていて独特の雰囲気があり、おしゃれなお店やカフェもたくさんありました。しかも、2つの通りから離れたところにも興味深いお店が点在していて、探しながら歩く楽しさも。
松本民藝に詳しく雑貨や古道具などが好きな同僚のおかげで、雑貨などに全然興味がない私でも松本の雰囲気を楽しめました～。
もちろん、主の目的だった観劇も楽しんできました！！

エリア 松本(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅のスタートは新宿駅から。
バスタ新宿をよく使うので、新しくなった新宿駅は大好き。
NEWoManのお店は朝早くからやっているので便利です。
まずは大好きな「メルヘン」のサンドイッチを購入。

サンドイッチハウス メルヘン ニュウマン新宿店 グルメ・レストラン

次に「PAUL」でコーヒーとクロワッサンを購入し、完璧な朝ごはんを準備できて旅のスタートから満足感高めです。
ホント、NEWoManは素晴らしい。

PAUL NEWoMan新宿店 グルメ・レストラン

早速ホームへ向かいます。
東京駅のように広すぎないので、ホーム間の移動も苦にならない。
（私はJRとバスタしか使わないので新宿駅は分かりやすいと思うのですが、他の私鉄とか使う時には迷宮なのかもしれません・・・）

新宿駅 駅

ホームに降りる階段の途中にも旅情を誘う看板が。

演劇のチケットが当たってすぐ、9：00発あずさを「えきねっと」のトクだ値（30%off）で購入しました。
30%offってすごいですよね。
あずさがかっこよかったので、小さな少年と一緒に写真撮影してしまいました。
車内で同僚とも無事合流。

甲府盆地では南アルプスがきれいに見えました。
山もいいけど、手前のブドウ畑の方も興味あります。
さすがプロ、綺麗に棚を作ってるな～。この時期は剪定も誘引も終わってるんだな～。

甲府駅 駅

飛行機大好きな私ですが、新幹線やあずさのような特急に乗ると座席が広くて感激します。
最初は座席を回転させてボックスシートにして座っていたのですが、このご時世なので向かい合わせはダメと、車掌さんに注意されました。
そうですよね、スミマセン（汗）

2人で横並びで座っても広々しているので、ゆったり朝食をいただいて、のんびり過ごしました。
揺れないし、ほぼ定刻通り走ってくれるし、飛行機もいいけど電車もいいなあ、って思います。（元々乗り鉄の気質がある私。車窓を見続けるのが大好きなんです。住宅街でも工場が並んでいても、その土地に住む人の生活を想像してずっと楽しんでます。生コン屋さんを探すのも好き。）

約3時間で松本に到着。
近いなあ～。

ホームに降りると駅員さんが横断幕で歓迎してくれました。
本人の許可をとっていないので顔の部分はトリミングしましたが、皆さん満面の笑みでお出迎えしてくださったんです。感動でした。

松本駅 駅

おおっ、アルクマくんが駅長の姿になってる！！
喜んで写真を撮っていると、駅員さんが撮りやすいように幕をピンっと張ってくれました。ん～、その気遣いが嬉しい。
アルクマくんかわいいなあ。

隣のホームの電車にもアルクマくんが。
さすがゆるキャラグランプリチャンピオン。
風格があります。
（同僚はアルクマくんを知らなくてびっくり。もっと推していかなければ。）

いっぺんに松本が好きになってしまった。
寒いけど、来てよかったなあ。
思ったより雪も少ないし。

まだお昼前だったので、街をプラプラすることにしました。
まずは松本パルコで開催されている「パルコde美術館」へ。
本当は松本市美術館に行きたかったのですが22年4月まで改修中とのことで残念です。
小さな美術展でしたが草間彌生さんの作品もあるし、他の作家の作品もなかなか興味深いものが多かったです。
私は切り絵作家の伊藤三園さんの作品がすごく気に入りました。
いつか彼女に大きな作品を依頼して、それを玄関に飾りたい。

松本PARCO ショッピングモール

中町通り、縄手通りもプラプラ。
草間彌生さんデザインのバスにも出会えました。
台数が少ないと聞いたことがあるので、ラッキー♪

中町通りには、長野でよく買いに行く小布施の「竹風堂」があって嬉しかった～。
長野といえば小布施の栗。栗の菓子屋さんとしては「小布施堂」「櫻井甘精堂」が全国的には有名ですよね。「竹風堂」はやや知名度が低い感じがしますが我が家は贔屓にしており、機会があれば布教活動に努めています。
（長野駅の駅ビルにお店が入ってないんですよね。松本駅にもありませんでした。もったいないなあ～。）

中町通り 名所・史跡

テレビなどに取り上げられて有名になった『牛乳パン』を買うために「小松パン」へ。牛乳パンは前日までの予約が必要です。（キャンセルがあれば買えるらしいけど。）
私は『牛乳パン』と『ロイヤルカジノ』というパンを前の週に予約していました。
（口コミでは店員さんが無愛想、とよく書かれていますが、すごく親切でいい感じですよ！！）
お惣菜パンも美味しそうで、一緒に数個購入。

小松パン店 グルメ・レストラン

パンの全体像を撮るのを忘れてしまった。
これは『ロイヤルカジノ』を6等分したもの。
真ん中にカスタードの風味を感じる生クリームがたっぷり入っています。
すごく大きいです。大きなクリームパン、という感じでした。

こちらは『牛乳パン』を5等分したもの。
こちらのクリームは昔懐かしいバタークリームで、コッテリ。（今時の子供には馴染みがないらしく、うちの子には不人気でした・・・。）

どちらのパンも家族へのお土産だったのですが、すごく大きくて重くて、運ぶのが少し大変でした。

「小松パン」の近くに、こちらも有名な「蕎麦倶楽部　佐々木」があります。
お店をのぞいたら13：30に予約ができると言われて、予約しておきました。
その間に「小松パン」に行ったりホテルに荷物を置いたり、時間を有効活用！

蕎麦倶楽部 佐々木 グルメ・レストラン

時間になったので「蕎麦倶楽部　佐々木」へ入店。
私はお蕎麦が大好きで、駅の立ち食いそばでもインスタントでも何でも「美味しい！」と頂くのですが、こちらのお蕎麦は本当に美味しかった。
蕎麦の香りが素晴らしく、細めの蕎麦がツルツルしていて硬めで、蕎麦つゆも私好みの濃い味！！！
私が頼んだのはとろろ蕎麦で1100円です。安いし～！

美味しいお蕎麦でお腹も満たされ、観劇まではまだ時間があるので街歩き。
ポーランド食器を扱う「セラミカ」。
建物が素敵～。
ポーランド食器は模様がカラフルでかわいい。

セラミカ グルメ・レストラン

縄手通りの端の方にある「TOCA」。
ハンドメイドキャンドルや雑貨が置いてあるお店で、工房も兼ねているそうです。すごくいい香りのキャンドルが並んでいました。
私はキャンドルよりもおしゃれなガラスのケトルや陶器でできたクマの置物などが欲しくなったのですが、重くて運ぶのが大変そうだから断念。
今度車で来たら買います！

縄手通りにはカエルの像がたくさんありますね。

なわて通り 名所・史跡

もちろん四柱神社にもお参りしました。
御朱印をいただいた時に「お代は決まっていないのでお気持ちをお納めください。」と言われ、一瞬たじろいでしまった。一応相場と思われる500円納めました・・・。

四柱神社 寺・神社・教会

まだ時間に余裕があるので松本城まで行きました。
前回来た時には小さな子供がいたのでお堀の外から見るだけでしたが、今回は登ってみました。
なかなか興味深い造り。
急な階段、冷たい板張りの床、立派な梁、一番上にいらっしゃる神様。
階段のところには必ずスタッフさんがいて、安心して昇り降りできます。
もちろん、お城の歴史や造りについて質問すると明確なお答えが返ってきて、スタッフさんとおしゃべりするのも楽しかった。
歴史を感じられる良い天守閣でした。
（次の日筋肉痛になりましたけどね！）
長野の子は遠足で一度は必ず登るんだよ、と旦那様が言ってました。

国宝松本城 名所・史跡

夕方になり少し冷えてきたので、一度ホテルに入ることにしました。
今回選んだのは「松本ホテル花月」。
松本民藝に興味がある同僚が喜んでくれました。
（外観の写真を撮り忘れたので予約した一休のサイトの写真をお借りしてます。）

松本ホテル花月 宿・ホテル

ロビーが雰囲気あって素敵です。
松本民藝家具で揃えているそうです。
お雛様♪

どこを切り取っても素敵。

松本民藝家具も素敵なのですが、スタッフさんもすごく親切で丁寧で素敵でした。
小松パンで購入したパンを冷蔵したいと思い相談すると、冷蔵庫で預かってくださるとのこと。
そして、チェックイン前に預けておいた荷物はお部屋まで運んでくださったのですが、パンがお部屋の冷蔵庫に入りきらなかったそうでフロントで預かっていてくれました。細やかな心遣いが嬉しい～。

私たちのお部屋は新館6階。
白い壁に渋い家具が素敵。

シンプルな雰囲気が気に入りました。

結構広々としていて、過ごしやすそう。

お風呂は一般的なユニットバスでしたが、アメニティもきちんと揃っていたし、湯船も広々でした。
大浴場があるので私は使いませんでしたが。

寝巻きは2ピースになっており、とても楽チンでした。
ホテルの売店でも売ってます。
部屋のスリッパがイグサのサンダルでおしゃれ。

お部屋で早めの夕食として「小松パン」のパンを食べたりしているうちに、いよいよ時間になったので「まつもと市民芸術館」へと出かけます。
コロナ禍の中、本当に開催されるかとハラハラしていましたが、無事幕は開くようです。
ホテルのスタッフや街のお店の方も「なんか大きな演劇があるみたいで、お客さんがたくさん来てくれてるんですよ～。」と歓迎してくださってました。
若い女の子がたくさ～ん！
「まつもと市民芸術館」は建物がすごくおしゃれで綺麗だった。

「マーキュリー・ファー」すごい演劇でした。
表現が少し過激なので賛否ありそうですが、考えさせられる話でした。
出演者の皆さんの迫力と熱がすごかった。
終わった時にはなぜか体が震えていて・・・。
観れてよかったな～。
芸術館を出るとみぞれが降っていました。
私は雪国生まれなので雪はそんなに嬉しくないですが、雰囲気はよく、演劇の余韻に浸りました。
吉沢さんはじめ、カンパニーの皆さんもこの雪を見ていたのでしょうか・・・。

素晴らしい演劇に乾杯！
部屋に戻るとオリンピックのフィギアスケートペアの放送をしていたので、フィギアファンの同僚に解説してもらいながら部屋飲みです。

その後大浴場で温まっておやすみなさ～い。
ちなみにスタッフさんに聞いたところ、大浴場は温泉ではないけれどアルプスの湧水を使っているとのこと。すごく透明で綺麗なお湯でした！

朝起きたらうっすらと雪が積もっている！
部屋から松本城が少しだけ見えます。

朝食はフロント横のレストランでビュッフェです。
入口のステンドグラスが綺麗。

まずは洋食っぽいものを揃えたり・・・

和食っぽく揃えたり・・・
何を食べても美味しくて、食べ過ぎてしまいました。
和食のお惣菜が美味しかった。
果物のジュースもさすが信州という感じ！

は～美味しかった。ごちそうさまでした。

腹ごなしにホテルを少し探検。
大浴場は1階で、エレベーターホールにも素敵な松本民藝家具や絵画が飾ってあります。

ランドリーもありましたが、驚きの外！
非常階段の踊り場に後から作った感じ？
まあ、ないよりはいいですけど・・・。

自動販売機は良心的な価格。（コンビニとほぼ同じかな。）
電子レンジもありました。便利だわ。

チェックアウトギリギリまでお部屋でゆっくりして、荷物をホテルに預けて電車の時間まで街歩き。
たくさんのお店を覗いたけど、写真はほとんど撮っていません。
私は同僚さんの後ろをついて歩くだけ。

印象に残ったお店を何軒か。

縄手通りの「ポルトガル工房アレンテジャーナ」エッグタルトのお店。
すっごく美味しかった。

中町通りの「中央民芸ショールーム」松本民芸家具のお店。
ツヤツヤの素敵な家具が見られます。

中町通りの少し先にある「うす焼きカフェ　豆まめ」
うす焼きはおやきを平く焼いたみたいな食べ物。私はおやきより好き！

どこも写真撮り忘れて残念。（どうも疲れていたらしい・・・。）
Facebookなどですぐに見つけられるお店だと思うので、ぜひチェックしてみてください。

帰りのあずさもとても快適♪
雑貨を爆買いした同僚さんと、まだ演劇の余韻に浸っている私とで、ゆったりおしゃべりしながら帰りました。

チケットが当たらなければご縁がなかった松本ですが、行ってみたら楽しかった。
美味しいものもたくさんあったし。
旦那様の実家に帰るついでに、また松本に行ってもいいな、と思っています。
今度は家族でね。みんなで松本城に登ろう！

最後まで読んでいただいてありがとうございました。