2011/07/22 - 2011/08/03
157位(同エリア507件中)
JTBさん
新型コロナウィルスの関係で、当分海外旅行は無理なので、過去の写真を小出しに出していこうと思います。
まずは、第一弾として世界一急勾配のバルブリーヌ・ケーブルカー搭乗記です。現地発行の日本語パンフレットには世界最急勾配との記載(最大勾配87%)がたしかにあります。
でも、実際には同じスイスのGelmerbahn(ゲルマーバーン)が106%で1位です(当時)
2022年現在では、やはりスイスのStoosbahn(シュトースバーン)が110%で1位の座を獲得しています。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シャモニー・モンブランへ8泊中、西方面の天気が悪そうなので、国境を超えて、東方面のエモッソンダムへ向かいました。
一山違えば天気が変わるだろうと目論みましたが、結果的には同じ天気でした。 -
スイス国境を過ぎると、左の山の上に巨大なコンクリートの壁が見えてきます。
その右に水平な鉄道路線と、ほぼ垂直なケーブルカー(バルブリーヌ・ケーブルカーとは別の最大勾配73%のミニフニクラ)が見えています。 -
Le Châtelard VS 駅で下車します
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駅裏にケーブルカー乗り場があります。
ダム湖まで、3種類の乗り物を乗り継いで、往復54CHFです。
(1/2カードは使えませんでした) -
ケーブルカーは、軽量化を優先したのか、いたってシンプルな作りです。
現在では、窓のあるきれいな車体に替わっています。 -
急勾配の線路
真ん中の牽引用のワイヤーが浮いてしまっています。 -
右にあるのは、昔のまたがって乗るタイプの乗り物です
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運転手兼、切符切り兼、アナウンス役のお姉さんです。
お客は、ドイツ人親子と私の3人だけで、ドイツ語での案内の後、英語での案内をしてくれました。 -
通常のケーブルカーのケーブルを支えるプーリーは、線路と線路の間の地上にありますが、ここではH鋼で組んだ門形の下部にプーリーを吊り下げています。
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こちらの村用に中間駅があり、停まれるようになっています。
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勾配87%の表示
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ここが87%の様です
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全長1,306mの路線なので、上の方へ行くと下側のケーブルが重くなりすぎて、バランスが悪くなるので、途中で前方に見えているバラスト用の車両を連結します。
たしかに重りを付けないと、前部が浮き上がってしまうのかなと思います。 -
急勾配です
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22分かけて乗換駅のLES MONTUIRES(標高1,822m)に到着
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隣のパノラマ鉄道用ホームに案内されます
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雨が急に降ってきたため、蒸気機関車を慌てて、車庫にしまってしまいました。
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かわりにこちらの編成で出発です。牽引車はバッテリー車です。
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ほぼ水平の鉄道をダム直下まで進みます。途中トンネルが5箇所あります。
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巨大なダムの堰堤の前に、ミニフニクラの線路が見えてきました。
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ミニフニクラ駅に11分で到着
ホームから右の階段を登って、フニクラ(ケーブルカー)に乗り換えます。 -
こちらの線路も結構急です。最大勾配72.7%です。
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7分ほどで、140mの高度差を登りきります。
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下りの最終便は、16:40ですが、雨なのでハイキングは中止して、ダム周辺の散策へ切り替えました。
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ここは、恐竜の足跡があることで有名ですが、往復6時間程度かかるので、天気が良くても時間的に厳しいですね。
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発電用タービンの展示
ペルトン水車という方式だそうで、羽の左下部分に水圧のかかった水を噴射して回転させます。 -
まずは、丘の上の教会へ行ってみました。
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教会の中は意外と明るく、花のステンドグラスがきれいです。
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次は、ミニフニクラ駅の裏手から、ダムの堰堤に下ります。
子供は手を繋いでという標識が・・・ -
急な道を下ります。
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最後は急な階段を降りてダム堰堤まで下ります。
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エモッソンダム
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堰堤上は、歩道を歩き、道路には出られません。
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堰堤を渡りきって反対側へ行くと、もう一つ上の古いエモッソンダムへ行く、ハイキングコースがあります。
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しばらく歩いてみましたが、ガスっているので引き返します。
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ハイキングコースのすぐ南が、フランスとの国境になっているせいか、ハイキングコースからも道路へ出られないように、延々とフェンスが設置してありました。
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天気も悪いので、帰ります。
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まずは、ミニフニクラに乗ります
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下が見えません。もうジェットコースターの世界です。
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パノラマ鉄道駅に到着
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こちらの鉄道は、ご多分に漏れずダム建設時に工事に使用した鉄道を改修したものです。
ただし現在のエモッソンダムの建設用でなく、エモッソンダムの上流(現在ではエモッソン湖に水没)にあった、昔のバルブリーヌダム建設用です。 -
シャトー・ドー駅に到着
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天気が悪いせいなのか、駅上のレストランは営業してませんでした。
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お昼になると、観光客が増えてきました。
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ケーブルカー全景です
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線路の左右に出っ張りがあるので、バラストはここに引っかかって、連結から外されます。
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鉄道駅は無人です。(左の駅舎に見える建物は変電所です)
シャモニ域内の鉄道無料切符(キャスト・ドット)を持っているので、フランス側国境駅までの切符を買いたかったのですが、自動券売機では国外の小さな駅の切符が買えません。ヴァロルシーヌまで購入したかったのですが、選択出来ないので、仕方なく隣のフロンティラ(スイス側国境駅)までの切符を買って、車内で車掌に話したら、OKだと言って追加料金は取られませんでした。
このキャスト・ドットはホテル宿泊者向けの域内鉄道無料サービスチケットなので、窓口で域外への切符購入時は、無料区間から先を購入すれば良いわけでなく、全区間を購入しなければならなくなります。 -
意外と早く、シャモニ・モンブラン駅に13:17に帰着しました。
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