2018/07/29 - 2018/07/30
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frau.himmelさん
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「中世の宝石箱」「絵本から抜け出したような・・・」「メルヘンの街並み」「中世へタイムスリップ」・・・。
ローテンブルクを形容する言葉には事欠きません。
私自身はローテンブルクは少なくとも5,6回は訪れています。
ドイツ旅ツアーの定番の街ですし、個人的にも「マイスタートゥルンク祭り」だけのために訪れたのも2回、またロマンティック街道バスでも立ち寄っています。
今回は初海外旅行の孫娘のために、ここは外せないと思って寄りましたので、私自身は大して期待して訪れたわけではありません。
しかしこのコロナ禍で、暇に任せて時間をかけて旅行記のために調べ事をしておりますと、いろいろと面白い町なのですね。
「可愛いだけじゃなかったローテンブルク」。
1回で終わると思ったローテンブルク編、新しい発見が多くて、ついに3編になってしまいました。
もう1回続きます。
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ローテンブルク2日目。ホテルで朝食を摂り、荷物を預けて列車の時間まで「おとぎの世界」をさまよいます。
まずはマルクト広場に面した市庁舎から。
市庁舎は2つの様式からなっているそうです。正面はルネッサンス様式で、鐘楼のある建物はゴシック様式だとか。
建築音痴の私は悩みます。どうして新しい建築に見える鐘楼がゴシック様式で、古く見える市庁舎の建物がルネッサンス様式なのだろう?って。 -
市庁舎の建物にはいろんなところに紋章が。
帝国自由都市の鷲の紋章と、紅いお城のローテンブルクの紋章。
それに鐘楼の塔にはもっと古そうな紋章も。
ローテンブルクはハプスブルク帝国の国王ルドルフにより帝国自由都市に指定されました。 -
息子たちは9時半オープンの市庁舎の塔に登りたいそうです。
まだ30分ほど時間がありますので、ここから尖塔が頭を出している聖ヤコブ教会に先に行きます。
1311年から150年以上かけて建立された見事なゴシック様式の教会です。
建築音痴でもこのゴシック様式は納得です。 -
教会の外壁に小さな祠があり、柵の中に「ゲッセマネの祈り」の石像が見えます。
写真が悪くて見にくいですが、祈るキリストと、その後ろで眠りこけている弟子たちの姿が見えます。 -
教会の入り口には聖ヤコブの像。
ずいぶんとスマートな聖ヤコブさまです。 -
聖ヤコブと言ったら巡礼者、手に持っているのはシンボルのホタテ貝です。
この聖ヤコブ教会は、いわゆるヤコブ巡礼路の重要なルートの一つとなっています。 -
中に入ります。
入場料をいくらか払ったように思いましたが、いくらか覚えていません。 -
正面祭壇方向。
中央には「12使徒祭壇」、美しいステンドグラス、そして両脇に聖歌壇。 -
見事な「12使徒祭壇」です。
1466年ローテンブルクのハインリッヒ・トップラー市長により寄贈されたものです。 -
中央に4人の飛び交う天使に囲まれた十字架のキリスト。
その下には左から洗礼者ヨハネの母エリザベト、その横は聖ヤコブ(よく見ると赤い帽子にホタテ貝が)、3番目は悲しそうな表情でイエスを見上げている聖母マリア。そして右側は福音記者ヨハネ、レオンハルト、アントニウスと続きます。
下段にはキリストを真ん中にして12使徒が描かれています。
両翼はマリアの生涯が描かれています。
こちらは右翼。東方3博士の訪問やマリアの死などが見えます。 -
左翼には、受胎告知、マリアのエリザベト訪問、そして降誕、割礼が。
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サクラメントの祭壇。14世紀の石の祭壇です。
中央には聖霊の鳩、父なる神、子なるキリストの三位一体の像(下)。 -
「マリアの祭壇」。
1520年リーメンシュナイダーの弟子の作。
中央はマリアの戴冠、左は聖母子像、右は聖母マリアと聖アンナ。下はマリアの死 -
(拡大で)
上:マリアの戴冠、下:マリアの死
なんとなく顔は、師のリーメンシュナイダーの作風に似ています。 -
トゥールーズのルートヴィッヒ祭壇。
リーメンシュナイダーの初期の作だそうです。 -
と、いろいろな祭壇を見て参りましたが、聖ヤコブ教会と言ったらこの「聖血の祭壇」でしょう。
リーメンシュナイダーの最高傑作、高さは10メートル、菩提樹の木で彫られた大きな祭壇です。
この写真でも全体像は入り切れません。 -
下から順番に見て参ります。
一番下は、二人の天使に守られた磔刑のキリスト像。 -
祭壇の中央は「最後の晩餐」が彫られています。これが精巧で素晴らしい!
左翼は「イエスのエルサレム入城」、右翼は「ゲッセマネのイエスの祈り」、弟子たちが眠りこけているのが見えます。 -
その上には二人の天使が捧げる十字架、左の像は聖母マリアでしょうか。
この十字架の中央の水晶の中にはイエスの聖血が入っているのです。 -
この水晶の中に、ドイツ騎士団によってもたされた聖遺物、イエスの聖血入っています。
「聖血の祭壇」という名はここから来ています。 -
その上は天井に届くかと思うくらいの高さ、その中に悲しそうな表情をした苦悩のイエスの姿があります。頭には荊冠を乗せています。
背後のステンドグラスは色鮮やかで美しい。
リーメンシュナイダーの「聖血の祭壇」をじっくり見ることができて幸せでした。 -
気になるステンドグラスもいくつか。
中央祭壇の「12使徒祭壇」後ろ、高さ17メートルの3面ステンドグラスは1350年から1400年ごろに作られた大変歴史あるものらしい。
イエスやマリアの生涯が描かれているそうですが、写真がピンボケでよく見えませんでした(汗)。 -
この色鮮やかな美しいステンドグラスは?
上の人物は宗教改革者のメランヒトンに似ています。この教会はプロテスタント教会ですから間違いないでしょうね。
周りはローテンブルクに縁のある紋章のようです。
メランヒトンとなると、マルティン・ルターはどこに? -
写真を撮る際に、ガラスの美しい色に魅せられて上の方まで注意を払っていませんでした。
頭が半分写っていませんが、確かにマルティン・ルターですね。
お顔の下には「ルターのバラ」が描かれていますし。
ルター様、大変失礼いたしました。
ガラスに描かれているのはローテンブルクに関係のある歴史上の人物でしょうか。
赤ひげ王バルバロッサの姿らしき絵も見えます。 -
大変すっきりとしたステンドグラスがあります。
ハインリッヒ・トップラーと名前が入っています。
正面祭壇の「12使徒の祭壇」を寄贈したローテンブルクの名市長と言われたトップラー市長のことですね。 -
ドイツの鷲やローテンブルク、それによく見かける威厳ある紋章の中で、中央に、ひときわ大きくサイコロがデザインされたトップラーの家紋が飾られています。
ハインリヒ・トップラー(1340-1408)の没後500年を記念して、1908年に追加されたものです。
偉大なる名市長と言われていますが、晩年は捕らわれの身となり、市庁舎の下の牢獄で獄中死したのでした。 -
息子たちは、さきほど市庁舎の塔に登ると言って出ていきました。
10時にマルクト広場の仕掛け時計の前で待ち合わせです。
私は十分時間がありますので、ゆっくり鑑賞します。
大きなオルガン。 -
説教壇と説教壇への階段。
こんな見事な木彫りの装飾模様をみるのも落ち着きますね。 -
柱の間の聖人たちの彫像も興味があります。
聖母子像、悪を退治している大天使ミカエル、子供のキリストを背負っている聖クリストフォロス。 -
まだまだあります。
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素晴らしい宗教画の数々。
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これは祭壇の裏側の絵だったような・・・。
受難のキリスト、聖顔布。 -
洗礼盤
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聖ヤコブ教会の外側から見事なゴシックの教会を見上げます。
そろそろ待ち合わせ場所に行きましょう。 -
市庁舎のアーケードを抜けて広場へ向かいます。
古い石畳がローテンブルクが刻んできた歴史を物語ります。 -
マリエンアポテーケ(マリエン薬局)の前に出ました。
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ゲオルクの噴水の横を添乗員さんに連れられて歩く隣大国のツアーのみなさん。まあ~賑やか賑やか!
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10時から「マイスタートゥルンク」の仕掛け時計が始まりますので、マルクト広場には大勢の人が集まり始めました。
あら、あそこにトップラー市長の住んでいた建物が見えます(矢印)。あの淡いグリーンの建物です。
現在はガストホフ・グライフェンというホテルになっています。
あの前で写真を撮るのを忘れました。 -
時間をちょっと元に戻します。
息子たちは、9時半近くになったので、聖ヤコブ教会を出て、市庁舎の塔の方に向かいます。
聖ヤコブ教会。正面祭壇があるほうですね。 -
あらあら、間違って反対方向に向かっているようです。
ここは12世紀に建造されたヴァイサー塔(白い塔)。
でもまだ9時20分だから大丈夫。 -
引き返して市庁舎へ。
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市庁舎の塔の狭い階段を登るお嫁さんと孫娘。
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すばらしい眺めです。
ずうっ~~と遠くまで見渡せます。 -
西の方向。
ヘーレンガッセと聖フランツィスカーナ教会、その奥にはブルク門(お城の門)が見えます。 -
聖ヤコブ教会の塔に手が届きそう!
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聖ヤコブ教会の右側。
真ん中を赤い屋根付き城壁が長~く走っているのがよく見えます。 -
タウバー渓谷の方向。
右上に少し見える橋が、タウバー川に架かるドッペル橋(二重橋)そしてその前に小さな塔が立っている建物がコボルツェラー教会。
○印の中。(矢印) -
赤い屋根の連なりがとってもきれいです。
屋根の形もいろいろあるのですね。 -
南側方向。右側にプレーンラインの塔が見えます。
その後ろの塔はシュピタール門 -
拡大します。
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眼下は市庁舎があるマルクト広場。
目の前の通り(ハーフェンガッセ)を真っすぐ行くとマルクス塔があり、それをさらに進むとレーダー門。 -
10時近くになったので待ち合わせの場所に向かいます。
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息子たちの方が早く来ていたようです。
あそこで私に手を振っています。 -
さて、ヌッシュ市長の一気飲みの物語は、市庁舎の横の市議宴会館の窓が舞台です。
この窓で仕掛け時計が動き、「マイスタートルンク」の物語が再現されるのです。 -
時計の針が10時を指し、屋根の上の鐘が鳴り響きました。
下の時計の横の窓が開き二人の人物が姿を現しました。
右は主人公のヌッシュ市長、右は敵方のティリー将軍です。 -
「マイスタートルンク」の物語。
時は三十年戦争のころ、ローテンブルクは戦いにより陥落し、敵方の将軍が町に乗りこんできました。
特産のフランケンワインでもてなされた将軍はつい気分がよくなり、「この特大ジョッキのワインを一気に飲み干すものがいたら、町を焼き払うのをやめてやろう」と言い出しました。
これを受けて立ったのがヌッシュ市長。見事にワインを飲みほして町を救ったのでした。
窓の中のヌッシュ市長は大きなワイングラスを傾けているのですが、暗くて見えませんね。 -
ほんの数分ほどの仕掛け時計でした。
鐘楼の部分とその下は日時計。 -
カラフルなサーモン色の建物は、1年中クリスマス用品が揃うケーテヴォールファールト。
左の淡いグリーンの建物はクリスマス博物館。 -
お嫁さんと孫娘はここに入りたいと言っています。
それはそうでしょうね、ローテンブルクに来たらここは外せない。
私はこの辺でブラブラしているから3人で見ていらっしゃい、と送り出す。 -
近くのショーウィンドウを見るだけでも楽しい。
ほんと、夢の国。
可愛いわね~~。 -
木彫りのくるみ割り人形、パイプ人形、可愛い陶器たち。
みんな欲しくなるものばかりですが、結構なお値段が付いています。 -
さて、息子たちが出てきました。手にはケーテヴォールファールトの買い物袋を提げて。
やっぱり買っちゃったわね、何を買ったのかしら。 -
お隣はホテル・アイゼンフート。
中世の貴族の館を利用した高級ホテルです。
看板の鉄兜とファサードの王冠の紋章が歴史の深さを物語るようです。 -
アイゼンフートとは「鉄兜」のこと。
てっきり中世の騎士の甲冑から名前が付けられたと思ったら、アイゼンフートさんと言う人が1890年にワインバーを始めたことが名前の由来とか。
意外と歴史は古くないのですね。
道路を挟んで向かい合ったワイン色の木組みの館もホテル・アイゼンフートです。 -
ファサードに飾られている由緒ありそな紋章と年代は、館が造られた当時の貴族の紋章と年号でしょうか。
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ヘレンガッセをさらに進むと「ヘレンブルンネン」。
1595とありますから歴史は古いのですね。
名前の由来はヘレンガッセにある泉だから?
まだまだ街歩きの先は長い。ちょっとここらで一休みします。 -
地図を載せておきます。
A:市庁舎、B:市議宴会館(仕掛け時計)、D:聖ヤコブ教会、
Iの方向のヘレンガッセにケーテ・フォールファールト(クリスマス博物館)とホテル・アイゼンフート、
N:プレーンライン。
今回は、非常に狭い範囲の街歩きでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kaoluさん 2022/03/03 14:13:51
- ホテル・アイゼンフート!
- frau.himmelさん
お孫ちゃんとのご旅行楽しそうですね。良い時期に行かれましたね。
この中にでてきたホテル・アイゼンフート・・懐かしいです。
40年以上前に宿泊したことがあります。
お部屋ごとにインテリアが違っていた記憶が。私は友達との宿泊でツイン・・でお願いしてあったと思うのですが、バスルームを挟んで右と左にベッドルームがある作りだったことを覚えています。当時は高級ホテルと言う認識はなかったな。
あの、クリスマス屋は昔からちょっと高いな~と思ってたけど、現在もそうでしょうね。あれを日本取り入れてひと財産築いた御仁もおられますけどね。
その後、あの地域に足を踏み入れた記憶がないのですが、ちっとも変ってない佇まいに懐かしくなりました。
- frau.himmelさん からの返信 2022/03/03 20:54:35
- RE: ホテル・アイゼンフート!
- kaoluさんこんばんは。
お久しぶりです。
いつも海外旅行記を見ている私が、たまたま昨日、新作国内旅行記を見ていたら、kaoluさんのお名前がーーーっ!
そうだ!、kaoluさんはヨーロッパだけのkaoluさんではないのだ、国内でもkaoluさんなのだーー!(意味不明・笑)、と控えめに一つだけ足跡をつけてまいりました。
これからゆっくり見せていただく楽しみができました。
ホテル・アイゼンフート、いいホテルにお泊りでしたね。
私はローテンブルクは何度か泊まりましたが、あそこは今も昔も高嶺の花。
一度は・・・、と思いますが、こんな世界情勢ではもう泊まるチャンスは訪れないでしょうね。
クリスマス屋(笑)、あそこホント高いですよね。
私は昔〜、清水の舞台から飛び降りる思いで、ろうそくの温度で羽が回る、あれなんと言ったかな、クリスマス飾りを買って帰りましたが、2〜3回出したっきり、最近はクリスマスの時期になっても見向きもしません(笑)。
海外が大好きなkaoluさん、早く安全に旅行ができるようになるといいですね。
コメントありがとうございました。嬉しかったです。
himmel
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