2021年ハワイ①２年ぶりのハワイ到着

2021/11/20 - 2021/12/17

２年ぶりの渡航で、2021年の11月からほぼ1ヵ月間のハワイ滞在です。それまでには、幾度となく予定変更や予約のキャンセルを繰り返しましたが、今回はコロナウィルスワクチン接種証明書を取得し、事前のPCR検査で陰性証明書も発行してもらいました。日本を出発した時点では、その後の規制は帰国後の２週間自己隔離というルールだけだったのですが、ハワイ滞在中に日本政府が規制を強化し、帰国後三日間のホテル隔離が義務付けられます。まさに波乱万丈の珍道中ハワイだった訳ですが、自分自身はコロナ感染する事も無く、無事に自己隔離期間を終えて通常生活に戻っています。今回から数回に分けて、そのハワイ滞在の様子を旅行記として掲載する事にしました。何某かのご参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。

エリア オアフ島(ハワイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ハワイアン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

11月も後半の成田空港。 国際線出発ロビーは人影も少なく、ガラガラに空いていました。

ホノルル行きのフライト便はハワイアンエアライン。 出発予定は午後７時55分です。

はてさて、今回のハワイ旅行では、事前準備が大変でした。

まずは、居住地の市役所に行って予防接種証明書の発行を申請します。申請理由は海外旅行で、書類そのものは四日後に自宅へ郵送されてきました。

次は、出発の72時間以内にPCR検査を受け、陰性証明書を貰わなければなりません。

当時は、成田空港の検査所では料金が28000円だったので、品川の五十三次クリニックに予約を入れて、15000円で検査をしてもらいました。

検査方式は鼻腔粘膜採取によるものです。思ったほど痛くはありません。目を瞑らずに黙っていると、とても簡単に済みました。

検査結果が出たのは５時間後。ちらっと東京見物に出かけて、ランチをとって戻って来たら、きっちりネガティブの証明書が出来上がっておりました。

成田空港国際線出発ロビーの、ハワイアン航空チェックインカウンター。ここでは、ハワイ州が指定する書式の宣誓書にサインして受け取り、機内預け荷物を搬入します。宣誓書は、ホノルル空港に到着した時に提出するものです。

チェックイン手続きは無事に終了しました。書類は全てOK！です。

出発前に軽く食事でもしようかと、２階フロアのレストラン街に来てみたら、ほとんどの店がクローズ状態。

これでは話にもならないという事で、とにかく出発ウィングに入る事にしましたよ。

出発ウィングに入ったものの、ここでも開いている店は限られています。

例えば高級コスメの店なら営業していたけれど、そんな物を買ってもお腹の足しにはなりません。

もうこうなったら、コンビニで飲み物とお菓子でも買って、出発ゲート前で待つしかありませんね。

そうこうしているうちに、ボーディングタイムとなりました。

旅客機内もガラガラです。 聞いたところによると、ハワイ州からの要請で、日本からの入国者には一日の人数制限が設けられていて、その人数を上回らないように、航空各社で調整しているので、一社だけの便が満席になる事は絶対に有り得ないのだそうです。

私達のシートは窓側横並び２座席ですが、中央の４席に座っている人は居ません。

そんなこんなで予定通りに出発し、最初の機内食タイムとなりました。行きのハワイアンエアラインは、ロコモコ風のメニューで、それなりに美味しかったですよ。 ま、お腹が空いていたという事情もあるけどね。

日本を出発した時は夜でしたが、雲の上なら夜明けは早い。

『おはよ～！』と言って隣を見たら、空いていたはずの中央座席に横たわって寝ている乗客が何人も居りました。 ま、ね。 フライトアテンダントも状況無視だし、この時期の特典だと思えば良いでしょう。 実は、僕も座席を移動して、空いていた所で３時間ほど寝ていたのですよ。

２回目の食事は軽食で、ご覧の通りの内容です。もともとたっぷりは食べる気が無いので、メニューに不満はありませんよ。

オアフ島上空に差し掛かりましたぞ！

どうやらラインは大きく迂回して、先にハワイ島の上を飛んでいたようです。 こんな事も有るんだねぇ。

とにかく、無事にホノルル空港到着です。フライトタイムは約７時間。

やったぜ～～～！”　２年ぶりで、ホノルル空港に着きました。

旅客機を降りて、空港内を歩く足取りはルンルン気分。

ハワイは、11月でも陽気がムンムンしてますよ。うちの奥さんの服装が暑苦しいなぁ。

入国審査場へ向かいます。 そこは写真撮影禁止だからね。

入国審査も無事通過。書類は全て揃っているし、何の問題も有りません。そもそもに渡航者が少ないですから、審査は10分もかからずに、フリーパス状態でしたよ。日本の空港とは大違いです。

ターンテーブルで運ばれて来た自分の荷物を取り出したなら、後は空港の外へ出るだけです。 複数の出口は、一か所だけに絞られていました。

キャッホ～！”　ハワイだ！ハワイ！”　２年間待ち焦がれていたオアフ島に、ついに上陸したのです。　バンザ～イ！ おめでとう！”

タクシー利用で、ワイキキへ向かいますよ。

タクシードライバーも、久々に日本人観光客を乗せたと見えて、上機嫌のハイテンション。　『もっと連れて来てほしい！』…だってさ。

懐かしいのはアロハタワー。

アラモアナセンターの海側エントランスには、早くもサンタのスタチューが飾られていました。

目的地は、ヒルトンハワイアンヴィレッジです。

タクシードライバーには、行き先のタワーをグランドワイキキアンと告げてあります。

ヒルトン・グランドワイキキアンのメインエントランスに到着しました。

タクシードライバーの対応は親切丁寧。チップ込みで40ドルを渡しましたよ。 一人20ドルと思えば、エアポートシャトルでホテル周りするより妥当で快適でしょう。

本日からの一週間は、此処が私たちのホームです。

フロントディスクで予約の確認。

各種証明書などの書類を提示して、チェックインには問題無し。この後は、一般的には部屋に入れるのは午後４時以降なので、一旦ベルディスクに荷物を預けて、部屋の準備が出来るまで待機する事になるのですが、何とこの時は、すでに部屋の準備が整っていて、今すぐにでも部屋へ入る事が出来るという事です。いやはや、コロナ渦のハワイ旅行が超ラッキー！だったりして？

ヒルトンのリストバンドは、通常ならば装着は任意ですが、今回はワクチンパスポートの確認済みという意味も付加されているので、それを手首に付けていると、館内レストランではいちいち書類を提示する必要が有りません。 これは重要なシステムですよ。

エレベーターホール前に来ると、エレベーターに乗るためのラインナップが出来ていました。

館内のルールは、ハワイ州の規則に準じてマスク着用とソーシャルディスタンスを守る事。 それは、日本の場合の『奨励』ではなくて、罰則付きの『規則』です。しかしながら、人々の雰囲気は柔らかく、日本で感じられるような警戒感は有りません。皆さんが楽しそうにくつろいで滞在しているのですよ。つまりは、ルールはルールとして守れば良いのであって、ハワイを楽しむ気持ちに以前との変わりは無いのです。

基本的には、エレベーター内に乗り込むのは四隅に一人ずつで４人まで。 但し、家族やグループなどでの乗り込みには、オーバー許容も認められています。
つまりは、例えば他人でも、一人～二人がポツンと取り残されている状態で、乗り込まずにマゴマゴしていたなら、先に乗った４人は『君も乗れよ！』といった意味のウィンク目線で、お互いに譲り合うといった雰囲気なのですよ。ハワイですよねぇ。

私達の部屋は16階でした。

カードキーでオープン・セサミ！”

おぉ！ 広いぞ?　ヒルトン・グランドワイキキアンの１BRユニットです。

リビング側から、ダイニングスペース越しにキッチンを眺めたところ。

キッチンはカウンターもワイドな造りで、シンクはシングルなれどもディスポーザブル付きです。

食器や調理具などはフル装備。

食洗器もアメリカ製なら特大サイズです。

ランドリーは個室設置で、洗濯機と乾燥機はセパレートタイプ。

シャワールームとレストルームは広くて明るい一室構造。バスタブは別室ですよ。

トイレットは洗浄便座付き。シャワールームも高級タイプです。

ベッドルームはキングサイズベッドが２台のツイン仕様。でも、毎度の事ながら、どうしても日本人としては理解に苦しむのがバスタブの位置ですよ。

何でまた、よりによってベッドの隣にカーテン越しで、ジャグジーみたいなバスタブが在るのかねぇ？　こういった構造は、マリオットやディズニーのコンドミニアムにも見られる仕様ですが、おそらくは、もしもうちの孫がお風呂に入ったものなら、ベッドが水濡れでビショビショになっちゃうんじゃないかと思います。

ベランダも、それなりに広いですよ。

予約したのは、シティビューの部屋でした。

しかしながら、ワイキキオーシャンが ちょい見えです。

おまけに、レインボータワーを挟んでヒルトンラグーンも ちょい見えしてます。

反対側に、これもちょい見えのワイキキタウン。 こういう景観なら、パーシャルオーシャンビューと言えなくもないような感じですねぇ。

何よりも、ベランダから海側にレインボータワーが見えるという景観は、けっこう良いではありませんか。 これからの日々が、ますます楽しくなりそうです。

朝の９時頃から、すでに部屋へのチェックインを済ませたならば、もうこの後は遊ぶだけ！　まずはワイキキへ行きましょう！

ヒルトンプールは満員御礼。 でも、日本人の姿は見当たりません。

ラグーンビーチへ行ってみますよ。

遅い朝の陽光に輝くヒルトンラグーン。

ダイヤモンドヘッドが懐かしい～～～！”

やったぜ！　ハワイだ！　夢じゃない！ とうとうハワイに来たんだよ！　だんだんと、実感が湧いてきましたぞ！

ビーチロードを歩いて、ワイキキタウンへ向かいます。

だだっ広いヒルトンビーチ。

パークショアホテルの向こう側に、ダイヤモンドヘッドが見えています。

お天気最高の快晴で、まさにハワイ日和の陽光が降り注いでおりました。 暑いけど、爽やかなんだよ。

ビーチウォークの通りから、カラカウア通りに入ります。

以前のホームだったヒルトンホクラニです。１階に在ったクイックシルバーの店舗がクローズしていて、何だかホクラニが閉鎖しているように見えるのが残念ですねぇ。クイックシルバーは閉業ではなくて、店舗移転との事でしたが...。

ルイヴィトンは通常営業ですが、私達なら高級ブランドに興味は無しで、金も無し...。

あらら・らら...。DFS-Ｔギャラリアも閉店の噂は本当でしたね。

エントランスの掲示を読むと、どうやら建物はハワイ在住の資産家に買い取られたようです。 この後には、高級デパートとして生まれ変わるとの事ですが、まがまだテナントの空きブースは残っているようなので、一発起業を目論んで居られる諸兄には、一考されたいところでしょうねぇ。とりあえず、私は止めておきますよ。ハワイで商売したなら、パラダイスが地獄化し兼ねません。

一見すると人が少ないように見えるでしょうが、実は、そんな事は無いのです。この時間帯は、多くの人はビーチに行っているのですよ。しかも、白人たちの大混雑です。

ガラガラの空き空きなのは、タウン誌ボックス。 私にとっては、無料のガイドブックが無くなったみたいで、かなり寂しい気持ちになりました。

ワイキキショッピングプラザ地階の、ワイキイ横丁も閉店してますよ。

エレベーターも動いて無いし、下に見えるのはクローズのロープだけ。　１階のベルビィは営業しています。２階の JCBプラザはクローズです。８階には、民間営業のPCR検査場が設置されていました。

そろそろ時刻はお昼時。お腹も空いてきました。 やって来たのは、ロイヤルハワイアンセンター２階のフードコートです。

ハワイ最初のランチに選んだ店は、チャンピオンズ・ステーキ＆シーフード。

フードのオーダー時に陰性証明書と渡航パスポートを提示して、確認証のシールを貰い、胸に貼り付けます。

フードをToGo.する場合には、そのまま持ち帰れば良いだけですが、フードコートのテーブル席で飲食するためには、確認証のシールが必要となるのです。

例えば、アメリカ本土からの来訪者で、IDのワクチンパスポートを所持している人なら、テーブル席エリアの入り口で、係員にそれを提示しなければなりません。

私達なら、胸に確認証のシールを貼っていますから、両手にフードを持ったままでフリーパス。 これが現在の、ハワイの社会生活ルールです。

ハワイでプレートランチを食べるなら、やっぱりフードコートのテーブル席がハワイ気分に浸れますよ。

本日のチョイスは、二人共にニューヨークステーキ＆ガーリックシュリンプのコンボプレート。　それは、前もって決めていた事でした。

このエビが、メチャクチャたまらないくらいに美味しいのよね！”

ステーキだってステキに美味しい！”

あ”ぁ…。　ガッツリの爆食いで、満足・満足！

ランチの後にもワイキキぶら散歩を楽しみます。センターコートの広場では、毎年恒例の巨大クリスマスツリーが、組立作業に入っていました。 11月のハワイでは、こういう風景が見られるというのが興味深いですねぇ。

かなり残念だったのは、コココーヴの食品ストアが閉店していた事です。 この店のオリジナル・ハワイアンフードは、とても美味しくて好きだったなぁ...。

ハイアットリージェンシーのツインタワーは、相変わらずの風景で元気いっぱい。

新たな装いも定着してきた感の有るインターナショナルマーケットプレイスも、しっかりランドマークの貫禄です。

日本に居た時のニュース報道でショックを受けたのが、ホノルルポリスのワイキキオフィス裏手に在ったサーフボードラックが放火されたという事件でした。現状がこれですよ。この時は、まだ焦げ臭い匂いが立ち込めていました。

２年前には、こんなに美しい場所だったのですよ。

それが無残にもこの姿。泣けてきますねぇ。そもそもに、ハワイでサーフボードに火が点けられるなんて、神への冒涜にも等しい賽銭泥棒的罰当たり犯罪でしょう。犯人は捕まったと聞いていますが、ハワイがどんどん危険都市化しているようで、ちょっと虚しい気持ちになります。

ワイキキビーチは明るいですよ。

Mr.デュークは平常心。 サーファーの然るべき姿を反映しています。

ワイキキに来る度に、何となく立ち寄ってしまうのがアパレルショップのビラボーンでした。

懐かしさのあまりに、買い物は無くても立ち寄り入店。それもまた、フリーハワイの楽しみ方でしょう。

ビーチ沿いの巨大バニヤンツリーも、相変わらずの雄大な姿でした。

クヒオビーチの手前まで来て、ここからＵターンして帰りますよ。

ワイキキマリンサーフホテルの１階に在った、クラッキン・キッチンも閉店しています。 ホテル自体も営業しているのかどうか？　何やら寂れた感じですよ。

オックステールラーメンの店は普通に営業していましたが、その横隣のジュエリーショップなどは、軒並みクローズ状態です。 ワイキキの変化は、予想以上に大きいですよ。

のんびり歩いて、帰り着いたるヒルトン村。 グランドアイランダーの姿は、２年前と変わらず高級感に溢れています。

グランドワイキキアンの自室で、少しばかり休憩をしました。 そして再びお出かけです。

次なる目的地はヒルトンビーチ。その姿は、すでにビーチウェアなのでありました。

ヒルトンビーチに出て来たよ。 ハワイに来たなら、ビーチでくつろがなくてどうしますか！

むふふ・ふふ...。 日除けのハーフテントと折り畳み式のビーチチェアは自前持ち込みの御用達品。 私達なら、ハワイ旅行の準備に落ち度は有りません。

例えば斜陽が眩しい時刻となっても、日焼け防止対策は万全です。

やがて太陽は天空から水平線へと降りて来て、青空が金色に染まります。

ハワイ初日のサンセット。

サンセットディナークルーズも、これまでには何度か経験しましたよ。

ジュゥ…。。。太陽が海に落ちて、海水が沸騰して蒸発するから雲になるのか？　宇宙は今、僕の目の中に在る。

トワイライトタイムのヒルトンビーチ。

そろそろ部屋へ戻りましょうか...。

本日のディナーは部屋食で、自由気ままに楽しみますよ。

日本を出発した日から、今日の一日は43時間。ワクワク・ドキドキのハワイ渡航は、旅の疲れも感じません。 でも、部屋でコロナビールを爆飲みしていたなら、きっと突然にぶっ倒れて爆睡するでしょう。それでも楽しいハワイ旅行。明日が来るが待ち遠しい...。

この旅行記へのコメント （3）

• たぬぽんさん 2022/01/29 15:58:20

  遂に行かれたんですね❣️

  何年か前の夜、ハレコア前のビーチで声をかけさせていただいた狸村ぽん子です。
  我家もヒルトンとマリオットを繰越し繰越ししていましたが、今年5月に行く予定です。
  不安でしたが、ふみさんの旅行記を読んで少し希望の光が見えてきました。
  とても参考になります。
  次回も楽しみにしています。

  ふみさん からの返信 2022/01/29 19:10:42

  Re: 遂に行きました！

  狸村ぽん子さん、覚えていますとも！　旦那さんと一緒の道中でしたね。 また、旅行記へのコメントも頂戴しています。チャーミングな人なのに、ハンドルネームが面白過ぎると、当時に僕は言ったと記憶しています。
  つい最近、海外帰国者の自主隔離が７日間に短縮されましたね。今のところはホテル強制隔離が六日間のままですが、その隔離が終わったら、残り一日で全面開放となるわけです。つまりは、そのパターンだと、残り一泊を空港周辺のホテルで過ごしたならば、帰りには公共交通機関の利用も可能となります。
  まだまだこれから政府の対応も違ってくるものと予想されますから、海外旅行は近いですよ。期待を持ちましょう。

  たぬぽんさん からの返信 2022/01/29 21:11:26

  Re: 遂に行かれたんですね❣️

  返信ありがとうございます。
  ワイキキも随分様子が変わったようですね。　　コココーブの閉店は残念です。　　作ってもらうサラダとかデリが好きだったんですけど。
  帰国してからの隔離がどのようになるのか心配ですが、しっかり情報収集しておきたいと思います。