2021夏 観光列車in愛媛と讃岐うどんの旅

2021/08/07 - 2021/08/09

夏休みといっても、相変わらず海外には行けないので、国内旅行しかないのだが、これと言って行きたいところもないので、観光列車に乗ることを目的にしてみる。
今回は、今年でラストラン（と言ってもキロ47の車両が最後で、来年からキハ185系になる）となる伊予灘ものがたりに乗るべく、讃岐うどんとセットの日程にした。うどん巡りには車が必要だが、松山でも車が欲しい。二か所で借りるくらいなら、香川から松山まで車で行くことにした。

表紙写真は、伊予長浜駅に止まる「伊予灘ものがたり」双海編

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

JALの朝一便で高松空港へ。荷物を預けなかったら、トップでレンタカー屋に行けて、ラク楽チェックインなので、すごい勢いでスタートできた。今回は讃岐うどんランキング上位の店を目指す。
ランキングはものにより異なるし、人により異なるわけだが、うどん巡りをする上では、ある程度参考になるだろう。

高松空港 空港

手打ちうどんたむら(坂出市)　ランキング5位
セルフで、つゆは醤油かだしを自分で選んで入れる。駐車場が狭く、朝一で行かないと止められない感じ。

手打うどん たむら グルメ・レストラン

すごいコシがあって、これはうまい。お土産に買って帰ったが、もっと買って帰ればよかったと思った。何度でも食べたい味。
ガイドブックには醤油で、と書いてあったが読まずにだしにしてしまった。これはこれでもちろんうまい。

手打うどん たむら グルメ・レストラン

蒲生うどん(坂出市)　ランキング1位
まだ10時だというのに、列ができていた。国道から入っていくところが狭い道で大変だが、駐車場は巨大。

讃岐うどん がもう グルメ・レストラン

これもまたうまい。さすがのランキング1位。甲乙つけがたいが、たむらとどちらが良いかと言われたら、たむらが良かった。
お土産は6人前セットだが、買っていくしかあるまい。

讃岐うどん がもう グルメ・レストラン

なかむら(丸亀市)
3軒目は同じ坂出市の日の出製麺所を予定していたのだが、早く回りすぎてまだ11時にもならない。11時半から営業ということなので、店を変更した。

なかむら グルメ・レストラン

ちくわ天が名物ということで付けてみる。まぁ、うまいと言えばうまいが、これと言ってインパクトはなかった。3軒目でお腹一杯ということもあるかもしれない。
客が裏庭から自分でねぎを取ってきてかけていたという伝説もある店だが、そういう伝説は味には関係ない。

なかむら グルメ・レストラン

高速道路に乗り瀬戸大橋へ。与島PAは折り返しができるので、観光で寄ることができる。瀬戸大橋がきれいに見える。
コロナ禍で休日割引が適用されず、寄り道費用は劇高だった。

与島 自然・景勝地

高速道路を一気に走り抜け、愛ある伊予灘線の伊予上灘駅へ。祖母の家が近くにあることもあるが、昨年オンラインツアーで訪れた双海町でもある。ちょうど伊予灘ものがたり～八幡浜編が来るところだったので、少し待ってお出迎え。上灘駅は下り列車は通過する。

伊予上灘駅 駅

駅前の商店の二階に、週末だけ営業する喫茶店がある。伊予市地域おこし隊の上田さんが切り盛りしている。昔のままの作りで、まさに昭和レトロ。
いくら祖母がやっていたからと言って、何もないところ喫茶店ができるのかと思うが、シーサイド公園がすぐ下にあるので、何か売りを作れば人が来るかもしれない。

簡単な食事メニューがあるが、夏場はかきごおり。地元産の生フルーツが載っている。外は超暑いので、かき氷が旨い。

伊予上灘駅 駅

休憩した後は、青春18きっぷのポスターで有名になった、（昔は）海に一番近い駅。駅なのに、車で訪れる人が多く、山あいの狭い道に駅はあるのに、駐車場が準備されている。

下灘駅 駅

なんとも絵になる駅。タイミングよく列車はこなかった。

下灘駅 駅

人が集まると店もできるもので。駅前には下灘珈琲なる店が。

下灘珈琲 グルメ・レストラン

翠小学校
上灘には、県内現役最古の木造校舎がある。築８９年だとか。R-1のCMにも使われた。

道の駅ふたみもある、ふたみシーサイド公園に戻り、名物じゃこ天を食べる。じゃこは雑魚で、余った魚をすり身にした天ぷら。揚げたてを食べさせてくれるが、時間がかかるし、そもそもそんなにうまいものでもない。醤油が欲しい。

ふたみシーサイド公園 公園・植物園

再び伊予上灘駅に戻り、いよ灘ものがたり～道後編をお出迎え。

伊予上灘駅 駅

「しずむ夕日が立ちどまる町」をキャッチコピーにした双海町。その名のごとく、今日は見事なサンセットでした。

ふたみシーサイド公園 公園・植物園

夕食は今日の宿である東横インの近くにあった、三津浜焼きの店。
三津浜焼きとは、松山の港がある三津浜のお好み焼き。広島風お好み焼きに似ているが、生地をクレープのようにしたオムレツのよう。

やきやき鉄板グリル ひまわり 一番町電車通り店 グルメ・レストラン

翌日は、松山駅から特急宇和海で伊予大洲へ。伊予灘ものがたりで往復することも考えたが、乗ったら食事もしたくなるだろうし、と思っているうちに満席になってしまった。
山線を行く特急列車は、たった30分強で到着。

松山駅 (愛媛県) 駅

伊予大洲から、伊予灘ものがたり～双海編に乗車。駅に着くたびに音楽が流れる。

伊予大洲駅 駅

一号車（茜の章）と二号車（黄金の章）で車両の色に合わせたクッションが置いてある。

伊予灘ものがたり～双海編のお食事は、重箱に収まった和洋折衷料理。

五郎駅では、狸が来る駅として、たぬき駅長がお見送り。他の観光列車と比べて、あちこちで地元の人が盛り上げている度が高く、地元とともに作り上げている感じがする。

五郎駅 駅

下灘駅に到着。今日も列車にも乗らない観光客がたくさん。

下灘駅 駅

上り列車が伊予上灘駅に止まるのは、食事の容器を降ろすため。松山まで持っていってしまうと遠いのだろう。その間、伊予上灘駅名物犬猫駅長がお出迎え。

伊予上灘駅 駅

松山に着いたら、松山城に行こうと思っていたものの、雨がひどいのでその後の予定していた道後温泉へ路面電車で向かう。

道後温泉駅 駅

コロナのせいで温泉に入るのに整理券を配っていて、なんと入れるのは3時間後。仕方がないので、いったんホテルに戻って出直す。
道後温泉は無味無臭で、あまり温泉っぽくない。

道後温泉本館 温泉

夕食は鯛めし。鯛めしには二種類あることを知らず、入った店は宇和島鯛めし（南予）でした。鯛の刺身をご飯に載せるタイプで、松山の鯛めしは炊き込みご飯。個人的には炊き込みご飯の方が良かった。

味倉 グルメ・レストラン

須崎食料品店(三豊市)　ランキング2位
またしても土砂降りの雨の中、うどん県に戻る。高速をはやめに降りて、うどん県の中でも少し離れたところにある須崎食料品店へ。店のたたずまいはどう見ても個人商店。店の名前からしてそのまんま。朝早いこともあって、列は短め。

須崎食料品店 グルメ・レストラン

食べるところがないので、商店の通路にいすが置いてある。テーブルがないので、どんぶりを持ちながら食べるしかないのだが、車の中で食べている人も。
さすが、ランキング2位だけはある。うまい。

須崎食料品店 グルメ・レストラン

長田in香の香(善通寺市)　ランキング3位
前回も来た香の香。うどんもうまいが、なんといっても出汁が旨い。ランキング1,2,3,5と巡ってきたが、どれもうまかった。さすが、ランキング上位は違う。

釜あげうどん 長田 in 香の香 グルメ・レストラン

山下うどん(善通寺市)
最後は、ぶっかけうどんの元祖として有名な山下うどん。

山下うどん グルメ・レストラン

いたって普通な讃岐うどんで、元祖を売りにするようだとやはりいまいち。いまいちと言ってもうまいことはうまい。
いくら平日とはいえ、行列のできる店ばかりだったのに、このガラガラっぷりはどうしたことか。

山下うどん グルメ・レストラン

前回同様、丸亀駅でレンタカーを返して、新幹線で帰宅するつもりだったが、なんと強風のため瀬戸大橋線が夕方まで運休決定。新幹線は紙のチケットだったから払い戻せたが、マリンライナーのグリーン席はオンラインチケットなので、JR四国のみどりの窓口では払い戻せない。電話で確認してくれとのことだったので、めんどくさいから泣く泣く放置。払い戻し費用より電話代の方が高いよ。
丸亀駅にいてもどうにもならないから、ひとまず高松駅へ移動する。それでも、最初の運行されるというマリンライナーまで2時間待ち。喫茶店はどこも一杯。暑くてどうにもならないので、駅前のホテルに逃げ込む。夕食2千円券が付いて、1万円なら、駅から遠い東横インでも同じ値段。

写真は全く関係ないが、昔宇高連絡船にあったうどん屋の高松駅構内店。

高松駅 駅

夕食券が付いているから選択肢は限られる。入り口は高級店のいで立ちだが、いたってリーズナブルだった。
写真は名物ともいえる海鮮巻き。

瀬戸内海鮮料理 舟忠 グルメ・レストラン

翌日、帰るだけなので駅に着いて最初のマリンライナーで岡山へ。昨日乗りそびれたグリーン車に乗る。急ぐ旅でもないのに、暑さのせいであまり考える気力なく、すこし後に臨時の瀬戸大橋アンパンマントロッコが走っていたのを見逃した。

岡山駅 駅

一気に帰ればよいものの、大阪でお土産を購入すべく、グリーン車並みの指定席があるさくらで新大阪へ。コロナのせいで売店で酒が買えない。

新大阪駅 駅

お昼は駅弁。いろいろ選べるが、定番のひっぱりだこを食べる。