2021/09/15 - 2021/09/16
44位(同エリア1110件中)
かっちんさん
「能取湖(のとろこ)」は網走市の北部に位置し、オホーツク海と通じる海水の湖です。
国鉄「湧網線(ゆうもうせん)」はかつて網走と中湧別を結び、昭和62年(1987)まで「能取湖」の湖畔に沿ってディーゼルカーが軽快に走っていました。
能取湖の南側にある駅が「卯原内(うばらない)」。ここから500mほど網走寄りに「サンゴ草群落地」があります。
秋(9/上~9/中)になると「サンゴ草」の赤く色づくのですが、学生時代の北海道旅では夏休みの時期とあわずその景色を見ることができませんでした。
「サンゴ草」は明治24年(1891)に釧路管内厚岸湖のカキ島で発見されたので「アッケシソウ(厚岸草)」と命名されました。
塩分を含んだ湿地で育成する高さ15~30cmの一年草で、秋になると茎や枝が緑色から真紅(しんく)へ紅葉し、サンゴに似ていることから「サンゴ草」と呼ばれています。
北海道では野付半島、温根沼、風蓮湖、濤沸湖、能取湖、サロマ湖、コムケ湖などでも生育しています。
能取湖のサンゴ草群落は、平成22年(2010年)暮れに海水の大量流入を防ぐ土木工事の影響で立ち枯れが発生。
壊滅的な状況になったのですが、地元の再生活動により見事に復活した経緯があります。
旅行記では2021年現在の生育状況と、15年前の2006年に訪れたときのサンゴ草群落を紹介します。
今日の午後は、網走駅前から旧湧網線沿いに走る網走バスに乗り、卯原内の「サンゴ草入口」で降り、見頃になった「サンゴ草」を訪れます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・北海道STYLE「能取湖サンゴ草群落」
・たびらい「網走・能取湖畔 サンゴソウ 日本一を誇る紅色の絶景を満喫する秘訣」
・卯原内観光協会の歩みのHP
・西網走漁業協同組合「能取湖について」
・北海道のいいとこ撮り「網走市卯原内のサンゴ草群落 2012年9月」
・毎日新聞紙面ビュアー「サンゴ草 復活「深紅のじゅうたん」北海道・網走」、2016年9月22日
・朝日新聞DIGITAL「能取湖のサンゴ草(網走市)」、2017年9月13日
・網走市、網走の水産を学ぼう「サケの放流事業」
・ウィキペディア「アッケシソウ」「湧網線」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
網走駅前バスのりば
卯原内のサンゴ草へは常呂(ところ)行きの路線バスを利用します。
バスの頻度は朝晩3本ずつあるのですが、昼の時間は13:36発1本のみ。
常呂行きの「網走駅②のりば」は駅前にはなく、90mほど西側へ行った「すき家」前にあります。 -
網走周辺の地図(網走駅前)
網走駅の西部(左側)に能取湖があり、湖の南側に卯原内の「サンゴ草群落地」があります。
網走駅から能取湖へ向かう国道(赤線)はバス路線であり、湧網線もほぼ同じルートを通っていました。 -
常呂行きバス(網走駅前)
13:36発のバスに乗ります。 -
「サンゴ草入口」バス停
網走駅前から18分で到着、バスを降ります。
帰りの網走行きバスまで、サンゴ草の見学時間が1時間9分あります。 -
湧網線跡(サンゴ草入口)
国道と並行している国鉄湧網線の廃線跡を横切ります。
現在はサイクリングロードです。 -
イチオシ
能取湖サンゴ草群生地
バス停から200mほどのところにあります。
能取湖畔のサンゴ草群生地は国内最大の規模を誇り約9haあります。
真紅のサンゴ草とその先には紺碧の能取湖が見えています。 -
イチオシ
塩分を含んだ湿地に育成する「サンゴ草」
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真っ赤な絨毯
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サンゴ草群落地観察用の木道
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秋の雲が似合う「サンゴ草」
-
イチオシ
美しい色合い
サンゴ草の隣を流れる越歳川(こしとしがわ)に生えるヨシと河畔の草、そして真紅のサンゴ草が美しい色合いになっています。 -
「サンゴ」にそっくり
「サンゴ草」は葉のない一年草で、多くの節がある茎が対生し、サンゴのように赤変します。 -
記念碑「日本一サンゴ草群落地」
平成3年(1991)第28回能取湖「サンゴ草祭り」にて、能取湖畔のサンゴ草群落が約9haあることから「日本一」を宣言しました。
各地のサンゴ草群落を調べたところ、釧路管内の厚岸湖畔はほぼ壊滅状態、サロマ湖畔も7haしか確認されていません。
記念の木碑は長さ6mのイチイの大木を使用し、木の上でオジロワシが「サンゴ草群落」を見守っています。 -
木道からサンゴ草を眺める観光客
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光線具合により赤の濃さが変わる「サンゴ草」
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サンゴ草と能取湖東側の美岬(みさき)地区
山の上に航空自衛隊網走分屯基地のレーダーが見えます。 -
木道からサンゴ草を観察
緑色だった茎や枝が、紅葉して真紅になっていくことがわかります。 -
ハチジョウナとサンゴ草
河畔の道には黄色いハチジョウナが咲いています。 -
ヨシの生える越歳川
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サンゴ草群落の中にのびる木道
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湖畔に生えるサンゴ草
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V字型に隊列を組み青空を飛ぶ野鳥
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紺碧の能取湖とオホーツク海の湖口
能取湖はオホーツク海沿岸ではサロマ湖に次ぐ大きな湖です。
以前は海水流入部の湖口が季節的に開閉する汽水湖でしたが、昭和49年(1974)に湖口の永久水路化に伴い、現在は完全な海水の湖となっています。
湖内では主にホタテ、サケマス、ホッカイエビ等が漁獲されます。 -
サンゴ草群落のお隣は能取漁港
ウミネコで堤防で休んでいます。 -
不思議な色のサンゴ草
濃赤紫色のサンゴ草もあります。 -
2006年当時のサンゴ草(2006年9月23日に訪問)
15年前にも卯原内を訪れたので、サンゴ草群落の状況を紹介します。
色は今と同じ真紅。
当時は湿原の中に小さな湖沼がいくつもありました。 -
イチオシ
サンゴ草と湖沼(2006年9月23日に訪問)
朝8時台なので、誰もいません。
青空が湖沼にも映り、真紅のサンゴ草が際立っています。 -
ピンク色のサンゴ草(2006年9月23日に訪問)
ほとんどは真紅ですが、中にはピンク色もあります。 -
網走行きバス
サンゴ草群落を十分見学できたので、1時間後の網走行きバスに乗ります。 -
「大曲」バス停
網走刑務所の近くです。
網走川で鮭の遡上が見られることを期待してバスを降ります。 -
網走川
河畔の道を歩いて網走駅へ向かいます。 -
カツラの紅葉(網走川河畔)
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甘い香り(カツラ)
カツラの木の下に来ると、甘い醤油のような香りがします。 -
ハート型の葉(カツラ)
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ナナカマドの赤い実(網走川河畔)
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川岸の杭の上で休む「ヒメウ」の集団(網走川)
翼を広げて乾かしている「ヒメウ」が2羽。
それ以外はじっとしています。 -
イチオシ
翼の品評会(ヒメウ)
さて、どちらの方が奇麗かな?
自信がないヒメウは頭を隠しているようです。 -
サケの捕獲場(網走川)
サケの遡上は時期的に始まったばかりで、午前中に捕獲したと係員が教えてくれました。
ここはサケの放流事業をやっているところです。
ウライという仕掛けに遡上を妨げられたサケは登り口を探すうちに捕獲槽に入り込みます。
捕獲槽に入ったサケは網で陸にあげられた後、近くに生簀に一時保管されます。
捕獲したメスのサケはおなかを割いて卵を取り出し、それにオスの精子をかけてかき混ぜ受精させます。
受精させた卵を孵化場へ運び、孵化した稚魚を人工の池で飼育して、5月に放流します。 -
昔出会った「網走川を遡上する鮭」(2006年9月23日に撮影)
9月下旬になると網走川に鮭が溢れている姿を肉眼で見ることができます。 -
ヒメウの飛び立ち(網走川)
水面を走りながら飛び立ちます。 -
網走市の中心街
網走橋周辺に漁船が停泊しています。 -
コスモスと特急「オホーツク」(網走駅近く)
網走駅近くで札幌からやって来た特急「オホーツク」をパチリ。 -
特急「オホーツク」(網走駅)
今晩の宿がある遠軽まで乗ります。 -
札幌行き特急「オホーツク」
4号車自由席に乗ります。 -
4号車は一番後ろの車両(特急)
右側の先頭座席は展望がいい特等席です。 -
無料の展望席(特急)
後ろ向きの眺めですが・・・ -
花咲線の車両(網走駅)
釧路からやって来た釧網本線です。
なぜか花咲線(釧路~根室)の車両です。 -
夕暮れの網走湖(特急)
網走を17:25に出発し、まもなく網走湖を通ります。
遠軽には19:16に到着します。 -
宿はホテル「サンシャイン」(遠軽)
遠軽駅近くのシティーホテルです。 -
翌朝の朝食(ホテル)
バイキングのメニューがお膳に盛られています。
今日はコムケ湖とサロマ湖鶴沼のアッケシソウ群落めぐりです。
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