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退職後旅行の機会が増え、それに応じて、いわゆる高級ホテルと言われるものにも宿泊することも少しだけですが増えました。宿泊してみると、施設・設備はこれでもかと言うほどに豪華でピカピカで新しいのですが、何か宿泊後の印象はどのホテルも同じで、長く記憶に残らないことが多いような気がします。ヨーロッパのホテルに宿泊すると、規模の大小を問わずこのホテルのことは一生忘れないだろうなと言う独特の雰囲気を持ったホテルによく出くわします。<br />そんな折2017年11月に「日本クラシックホテルの会」が設立されたことを知りました。それまでから加盟ホテルの内の何軒かには宿泊し気持ちの良い滞在ができていたので、これを機会にすべてのホテルに泊まろうと思いたちました。現在はツアーで連日クラシックホテルをまわる企画がありますが、やっぱり個人旅行で一つ一つ丁寧に宿泊するに限ります。<br /> 僕自身は昔からクラシックホテルに惹かれる気持ちが強かったようで、原点を考えてみると、恥ずかしながら新婚旅行で何故だかわざわざ予定を変更して二連泊することにした「万平ホテル」の印象が強く残っているからなのかもしれません。<br /> これらの加盟ホテルも高級ホテルに変わりはありませんが、今先を争って開業ラッシュである外資系の名を冠したホテルなどとは違い、宿泊をしてみてやっぱり日本のホテルの良さを再認識するとともに、何物にも代えがたい、じわっと染み出すような、あとに残る独自の雰囲気を持っているような気がします。<br /><br />第1回目は、古くなりますが「富士屋ホテル」です。<br /><br />シニアの偏愛クラシックホテルシリーズ一覧<br /><br />シニアの偏愛クラシックホテル(2) 日光金谷ホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11727899<br />シニアの偏愛クラシックホテル(3) 蒲郡クラシックホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11728023<br />シニアの偏愛クラシックホテル(4) ホテルニューグランド<br />https://4travel.jp/travelogue/11728251<br />シニアの偏愛クラシックホテル(5) 雲仙観光ホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11728962<br />シニアの偏愛クラシックホテル(6) 奈良ホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11729464<br />シニアの偏愛クラシックホテル(7) 万平ホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11728594<br />シニアの偏愛クラシックホテル(8) 東京ステーションホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11729126<br />シニアの偏愛クラシックホテル(9) 川奈ホテル<br />https://4travel.jp/travelogue/11729609<br />

シニアの偏愛クラシックホテル(1) 富士屋ホテル

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2009/06/27 - 2009/06/28

845位(同エリア1086件中)

masa

masaさん

退職後旅行の機会が増え、それに応じて、いわゆる高級ホテルと言われるものにも宿泊することも少しだけですが増えました。宿泊してみると、施設・設備はこれでもかと言うほどに豪華でピカピカで新しいのですが、何か宿泊後の印象はどのホテルも同じで、長く記憶に残らないことが多いような気がします。ヨーロッパのホテルに宿泊すると、規模の大小を問わずこのホテルのことは一生忘れないだろうなと言う独特の雰囲気を持ったホテルによく出くわします。
そんな折2017年11月に「日本クラシックホテルの会」が設立されたことを知りました。それまでから加盟ホテルの内の何軒かには宿泊し気持ちの良い滞在ができていたので、これを機会にすべてのホテルに泊まろうと思いたちました。現在はツアーで連日クラシックホテルをまわる企画がありますが、やっぱり個人旅行で一つ一つ丁寧に宿泊するに限ります。
 僕自身は昔からクラシックホテルに惹かれる気持ちが強かったようで、原点を考えてみると、恥ずかしながら新婚旅行で何故だかわざわざ予定を変更して二連泊することにした「万平ホテル」の印象が強く残っているからなのかもしれません。
 これらの加盟ホテルも高級ホテルに変わりはありませんが、今先を争って開業ラッシュである外資系の名を冠したホテルなどとは違い、宿泊をしてみてやっぱり日本のホテルの良さを再認識するとともに、何物にも代えがたい、じわっと染み出すような、あとに残る独自の雰囲気を持っているような気がします。

第1回目は、古くなりますが「富士屋ホテル」です。

シニアの偏愛クラシックホテルシリーズ一覧

シニアの偏愛クラシックホテル(2) 日光金谷ホテル
https://4travel.jp/travelogue/11727899
シニアの偏愛クラシックホテル(3) 蒲郡クラシックホテル
https://4travel.jp/travelogue/11728023
シニアの偏愛クラシックホテル(4) ホテルニューグランド
https://4travel.jp/travelogue/11728251
シニアの偏愛クラシックホテル(5) 雲仙観光ホテル
https://4travel.jp/travelogue/11728962
シニアの偏愛クラシックホテル(6) 奈良ホテル
https://4travel.jp/travelogue/11729464
シニアの偏愛クラシックホテル(7) 万平ホテル
https://4travel.jp/travelogue/11728594
シニアの偏愛クラシックホテル(8) 東京ステーションホテル
https://4travel.jp/travelogue/11729126
シニアの偏愛クラシックホテル(9) 川奈ホテル
https://4travel.jp/travelogue/11729609

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
タクシー 新幹線
旅行の手配内容
個別手配

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  • 東京での所用を終えて、箱根を少し観光して富士屋ホテルに宿泊しました。<br />大涌谷の噴煙です。

    東京での所用を終えて、箱根を少し観光して富士屋ホテルに宿泊しました。
    大涌谷の噴煙です。

  • 芦ノ湖桃源台港に停泊する観光海賊船は有名ですね。<br />

    芦ノ湖桃源台港に停泊する観光海賊船は有名ですね。

  • 富士屋ホテルは2020年、2年間の大改修を終えて面目を一新、リニューアルをして生まれ変わっています(写真はホテルHPより正面玄関です)。<br />この記録、写真は2009年宿泊時の古いものです、悪しからずご了承ください。

    富士屋ホテルは2020年、2年間の大改修を終えて面目を一新、リニューアルをして生まれ変わっています(写真はホテルHPより正面玄関です)。
    この記録、写真は2009年宿泊時の古いものです、悪しからずご了承ください。

  • 富士屋ホテルのそれぞれの建物の位置関係がよくわかると思います。このように上から見ると、余計にワクワクする感じがします(ホテルHPより借用、加筆)。<br />ホテルと言われないとお寺のようにも思えます。

    富士屋ホテルのそれぞれの建物の位置関係がよくわかると思います。このように上から見ると、余計にワクワクする感じがします(ホテルHPより借用、加筆)。
    ホテルと言われないとお寺のようにも思えます。

  • 本館正面です。まさしく和洋折衷様式の建物ですが、実に堂々としています。

    本館正面です。まさしく和洋折衷様式の建物ですが、実に堂々としています。

  • 向かって左の少し出っ張ったところがテラスです。満州国皇帝溥儀が宿泊するというので(実際には宿泊しなかった)急遽大改修の結果生まれたベストポジションです。

    向かって左の少し出っ張ったところがテラスです。満州国皇帝溥儀が宿泊するというので(実際には宿泊しなかった)急遽大改修の結果生まれたベストポジションです。

  • 正面玄関上回転扉の上に施された鳳凰の彫刻、その上には天使の彫り物です。このようないかにも日本的な意匠が建物のそこかしこに散りばめられています。

    正面玄関上回転扉の上に施された鳳凰の彫刻、その上には天使の彫り物です。このようないかにも日本的な意匠が建物のそこかしこに散りばめられています。

  • 更に二階部分の軒下に飾られる鷲?の彫刻です。

    更に二階部分の軒下に飾られる鷲?の彫刻です。

  • 正面玄関を入ったフロント。実はここに宿泊するのは二度目です。ただ一度目はチェックイン後暫くして親族の危篤の知らせが入り、宿泊することもなくあわただしく大阪に帰ることになりました。その時のフロントマンの対応がとても印象に残ります。「せっかくおいでいただいたのに申し訳ない、宿泊費は返還できないが、せめてものホテル側の気持ちとして、駅までのタクシーの手配は全てこちらでさせていただき、またホテルのハウスワインを贈らせていただいてもいいだろうか」というものでした。素晴らしい記憶に残る対応だと思いませんか。一発でこのホテルが好きになったのは言うまでもありません。当時の記憶が鮮やかによみがえります。

    正面玄関を入ったフロント。実はここに宿泊するのは二度目です。ただ一度目はチェックイン後暫くして親族の危篤の知らせが入り、宿泊することもなくあわただしく大阪に帰ることになりました。その時のフロントマンの対応がとても印象に残ります。「せっかくおいでいただいたのに申し訳ない、宿泊費は返還できないが、せめてものホテル側の気持ちとして、駅までのタクシーの手配は全てこちらでさせていただき、またホテルのハウスワインを贈らせていただいてもいいだろうか」というものでした。素晴らしい記憶に残る対応だと思いませんか。一発でこのホテルが好きになったのは言うまでもありません。当時の記憶が鮮やかによみがえります。

  • 本館2階テラス横から正面玄関に降りる階段の手すりの龍の彫刻。

    本館2階テラス横から正面玄関に降りる階段の手すりの龍の彫刻。

  • 階段には擬宝珠が設けられ、赤い色の手すりが印象的です。

    階段には擬宝珠が設けられ、赤い色の手すりが印象的です。

  • 宿泊した「花御殿」を本館から見たものです。フロントで渡された部屋のキーはでっかいもので、各部屋の花の絵が描かれています。

    宿泊した「花御殿」を本館から見たものです。フロントで渡された部屋のキーはでっかいもので、各部屋の花の絵が描かれています。

  • 部屋の部分を拡大して。

    部屋の部分を拡大して。

  • 実はこの時の部屋内部の写真はありません。記憶では改修前の部屋なので、結構あちこちほころびが目立ち殺風景なものだった記憶があります。そのため撮影していないのだと思います。

    実はこの時の部屋内部の写真はありません。記憶では改修前の部屋なので、結構あちこちほころびが目立ち殺風景なものだった記憶があります。そのため撮影していないのだと思います。

  • 改修後の部屋はこんな感じになっているそうです(ホテルHPより借用)。綺麗にリニューアルされており、また宿泊したいものです。

    改修後の部屋はこんな感じになっているそうです(ホテルHPより借用)。綺麗にリニューアルされており、また宿泊したいものです。

  • 食堂棟の上の塔です。まさしくお寺ですね。

    食堂棟の上の塔です。まさしくお寺ですね。

  • こちらは1906年に建設された西洋館の1号館「カムフィ・ロッジ」です。2号館の「レストフル・コテージ」とは双子の洋館。<br />

    こちらは1906年に建設された西洋館の1号館「カムフィ・ロッジ」です。2号館の「レストフル・コテージ」とは双子の洋館。

  • 明治期の洋風建築の典型ともいわれる天井や軒、階段の装飾、鎧戸付きの上げ下げ窓や、豪華な唐破風の玄関は建築時の面影のそのままだそうです。

    明治期の洋風建築の典型ともいわれる天井や軒、階段の装飾、鎧戸付きの上げ下げ窓や、豪華な唐破風の玄関は建築時の面影のそのままだそうです。

  • 2号館「レストフル・コテージ」です。この西洋館前の長い廊下を通って「花御殿」に行くことになります。

    2号館「レストフル・コテージ」です。この西洋館前の長い廊下を通って「花御殿」に行くことになります。

  • 撮影したのですが、何か忘れてしまいました。

    撮影したのですが、何か忘れてしまいました。

  • 館内に設けられた結婚式場の入り口、ステンドグラスです。

    館内に設けられた結婚式場の入り口、ステンドグラスです。

  • 富士屋ホテルがモチーフですね。

    富士屋ホテルがモチーフですね。

  • 式場です。

    式場です。

  • 富士屋ホテルを象徴する「メインダイニング・ザ・フジヤ」です。<br />

    富士屋ホテルを象徴する「メインダイニング・ザ・フジヤ」です。

  • 天井は日本アルプスの高山植物636種が描かれた折り上げ格天井で欄間や柱には様々な彫刻が施されています。

    天井は日本アルプスの高山植物636種が描かれた折り上げ格天井で欄間や柱には様々な彫刻が施されています。

  • 柱などの彫刻は、まぁーこんなに面白いものがあるのかと言う印象です。この彫刻もそうですね。

    柱などの彫刻は、まぁーこんなに面白いものがあるのかと言う印象です。この彫刻もそうですね。

  • 食事の写真は撮るのを忘れているようです。

    食事の写真は撮るのを忘れているようです。

  • クラシックホテルと言えばカレーライスがどこも何故か有名ですね。富士屋ホテルでもカレーは有名で、現天皇陛下がおかわりをされたことでも有名だそうです。

    クラシックホテルと言えばカレーライスがどこも何故か有名ですね。富士屋ホテルでもカレーは有名で、現天皇陛下がおかわりをされたことでも有名だそうです。

  • 本館の玄関を見ながらの食事。

    本館の玄関を見ながらの食事。

  • やっぱりメインダイニングでの食事はピリッと背筋が伸びるような感じがします。

    やっぱりメインダイニングでの食事はピリッと背筋が伸びるような感じがします。

  • ずいぶん昔で、あまり多くの写真も撮影していないようです。申し訳ありません。

    ずいぶん昔で、あまり多くの写真も撮影していないようです。申し訳ありません。

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