2024/04/09 - 2024/04/10
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はなまりんさん
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ついに、というかやっと、箱根行きが実現。念願の富士屋ホテルに宿泊しました。これでクラシックホテルは8箇所目です。
明治の合言葉「西洋に追いつけ追い越せ」、を象徴するかのようなクラシックホテル。明治人の気概が迫って来るようなたたずまいが、何と言っても魅力です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
もちろん、新宿から小田急ロマンスカーで箱根を目指します。
♪♪いっそ小田急で逃げましょか♪♪
・・これ知ってる? 知ってるならあなたは、相当年代物・・・失礼 (笑)小田急ロマンスカー 乗り物
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箱根湯本駅到着。新宿から所要約1時間半。
箱根登山鉄道に乗り替えます。この列車に乗りたかったんだよね~~!
憧れの登山電車!! 途中でスイッチバックが3回もあるんですよ!!
混んでるかと思ったけど、全然余裕で座れました。外は雨。景色はパッとしないけど、それなりの風情。箱根湯本駅 駅
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車内は対面ロングシート。ガラガラでしょ?!
意外にというか、若い人が多いような印象。 -
箱根登山鉄道は湯元から強羅駅まで。
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雨の車窓。
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おっ、最初のスイッチバック箇所に来ました。ここで運転士さんと車掌さんが入れ替わります。ここは出山信号場。旅客の乗降はありません。
これまでと、電車の進行方向が変わります。
(写真は、もしかしたら大平台駅で撮影したものかも… )出山信号所 名所・史跡
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運転士さんは前から後ろへ、車掌さんは後ろから前へ移動です。
以前、大井川鉄道に乗った時は、車内を通っての交代だったので、乗客は拍手で迎えたものですが、ここはササっと外を行っちゃうので、気付かない人もいるほどひっそりでした。車内アナウンスは一応ありましたけどね。 -
なるほど、急勾配ですね!! 電車はスイッチバックで行ったり来たりしながら、少しずつ高度を上げていきます。なんでも、80パーミル(1000m走ると80mの標高差が出る)の、日本一の急勾配だそうです。
なにしろ、「箱根の山は天下の険」と謳われた、音に聞こえた東海道一の難所なんですものね!!
え!? 知らない!? なんてこと・・・
「やだねったらやだね~ 箱根八里の半次郎~~♪」って
氷川きよしも歌ってるじゃありませんか。
いや、私たちの世代だったら
「箱根の山は天下の険 函谷関もものならず 万丈の山千尋の谷 ♪♪」
の方かな?・・
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もう二度、大平台駅と上大平台信号場でスイッチバックを繰り返してから、登山電車は宮ノ下駅に着きました。目指す「富士屋ホテル」はこの駅が最寄り駅。ここで降ります。
標高436メーター。ずいぶん登ってきた勘定ですね。
宮ノ下駅は無人駅でした。宮ノ下駅 駅
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降りたのはほんの数人。私たち以外はスッといなくなってしまいました。
みんなどこへ行っちゃったの?? -
今日のお宿は憧れの「富士屋ホテル」。私たちにとって、8番目のクラシックホテルです。
電話をかけると、迎えに来てもらえます。さすが、サービスがいいですね! -
ほんの数分で到着。でも、坂を上ったり下ったり、雨の中を荷物引きずって歩くのはとても難儀。お迎えが有難いです。
富士屋ホテルはクラシックホテルの名に恥じないホテル by はなまりんさん富士屋ホテル 宿・ホテル
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チェックインには早かったので、荷物を預けて、レストラン「カスケード」でランチにしました。
何と言うか、クラシックホテルだよね、といったインテリアです。こういうの、好きなんだよね~。
レストランカスケードは、その昔、舞踏場だったそう。紳士淑女並びに外国人の社交の場だったんですね。 -
これぞクラシックホテルな造作。この造りはほとんどお約束ですね。
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天井やステンドグラスは独特です。
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人気のビーフカレーを注文。お肉がゴロゴロ入ってて、めっちゃ美味しいと友人のMちゃんは言ってました。
・・もちろん美味しいことは美味しいんですが、そこまでかって言うと…この値段なら当然?…はて…? -
いやいや、もちろんグッドでしたとも。
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お腹が満たされたので、ホテルを少し探検。
こちらが本館の外観です。なんだか、敷地いっぱいにあれこれ建物が建っていますが、この本館こそが、明治24年(1891年)建造の、現存するホテル最古の木造建築だそうです。唐破風(からはふ)が特徴。
創業者は山口仙之助。建築様式、建築技法、ホスピタリティ、その他諸々を西欧から取り込み、更に日本伝統の様式や技術をも盛り込んで、”外国人向け”の本格的なリゾートホテルを目指したのですって。まさに、明治時代の、西洋に追いつけ追い越せ魂そのものですね!!
『西洋列強の植民地にされてたまるものか、日本を舐めてもらっちゃ困るんだよ!!
ニッポンはそっちが思ってるよりよほど強いんだよう!!
このホテルを見てみろよ!! 立派だろ!! 』 ってな感じ?? -
こちらは西洋館と呼ばれている建物。明治39年竣工。
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こちらは、ジョン・レノンが贔屓にしていたという花御殿。昭和11年の建造。設計者は仙之助の娘婿山口正造。
富士屋ホテル建築の集大成であり、シンボルと賞されているそうです。
う~~ん・・インパクトあるけど・・この外観は私的には微妙・・・ -
雨も降っていることだし、箱根見物は翌日にして、岡田美術館に行くことにしました。富士屋ホテルの真ん前のバス停から小涌園までバスに乗車。
ホテル前から美術館前へ、乗り換えなしのほとんど直行。これはとても便利でした。岡田美術館 美術館・博物館
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実は、箱根フリーパスというものを事前に購入しておいたおかげで、二日間ほぼすべての公共交通機関に乗り放題だったんです。
もちろん小田急ロマンスカーも含まれます。指定席だけは別途ですが。
つまり、小田急、登山鉄道、ロープウエイ、バス、海賊船、みんなこれ1枚でスーイスイ。全部の乗り物に二日間乗れて、6,100円/1人。便利でお得ですよね!! -
さて、岡田美術館。
風神雷神図が外壁いっぱいに描かれています。
デジタル技術等を駆使して、元絵を拡大したのかと思っていましたが、実は画家福井江太郎の手になる完全直筆なのだそうです。こんな大きな絵をゆがみなく描くなんて、すごいなぁ~~! -
壁画の前には足湯が設置されています。この足湯につかりながらのんびり壁画を鑑賞することも出来ます。
壁画を堪能してから美術館に入館しましたが、内部の撮影は一切禁止、入り口でスマホも預けなければならないという徹底ぶりでした。
ちょうど屏風展が開催されていてなかなか見応えがありましたが、お伝えすることが出来ず、残念です。
ところで、箱根には美術館がずいぶんたくさんあるようですね。何故なんだろう?? -
雨も止み、またバスでホテルに戻りました。
今年は桜の開花が例年より遅れているため、箱根でも満開の桜が楽しめました。超ラッキー♪♪ この桜はホテル前バス停のそばの大木です。 -
チェックインを済ませ、いよいよお部屋に入ります。
この方、案内して下さった女性のスタッフさん。
写真どーぞどーぞと言ってくれました。富士屋ホテルはクラシックホテルの名に恥じないホテル by はなまりんさん富士屋ホテル 宿・ホテル
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今回私たちが選んだのは西洋館の一階。完全なヨーロッパスタイルの洋室です。ルームナンバー27。
選択の理由は、ズバリ ”壁”!!
富士屋ホテルは数年の改修工事を経て再オープンしたのですが、その工事中に、白だと思われていた壁が実は薄いピンク色だったことが判明したというのです。なので、改修では元の色を忠実に再現したのだとか。
富士屋ホテルは創業以来何度も火災にあっており、その度に再築を繰り返しているのですが、その中にあって、創業当時の面影をもっともよく残しているのが西洋館なのだそうです。それに加えて元々の壁の色が見られるのなら最高です!
創業時のクラシックホテルの雰囲気が味わえます。 嬉しい! -
高い天井が特別感を演出してくれます。いいな~~
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縦長の窓と淡いピンクの壁がいかにも西洋な感じ。
写真では、ピンクの色が奇麗に出てなくて残念至極。。。
暖房はデロンギヒーターです。ずっとついていました。実際にオイルヒーター暖房を体験するのは初めて。ほんわりと部屋全体を暖めてくれる優しさに癒されました・・・ -
衣装箱。年代物です。手作りの品ですね。いい味わい。
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ツインのベッド。マットレスはさすが高級品のようです。
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ベッドボードも凝ってます。こちらも手仕事ですね。漆塗りかも。
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ソファはとても落ち着ける色合い。
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浴室にはネコアシタブが。
部屋のお風呂もすべて温泉との事。今夜はこのこじんまりした猫足の湯舟を楽しみましょう。 -
冷蔵庫の中の飲み物はオールフリー。ジンジャーエールが美味しかった!
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トイレの暖房もこんなタイプのヒーター。やっぱりオイルヒーターかな?エアコンのようなキツイ暖め方ではなく、いつの間にかじんわり温まってるという優しさ、ホントに贅沢な気分になりました。
くどいくらいお部屋の紹介をさせて頂きましたが、そうしたくなるような居心地の良さだったんです。 -
さてと、お待ちかねのディナータイム。
メインダイニングのザ・フジヤでフレンチ。 ワクワク! -
豪華なインテリアですね。例によって和洋折衷。格天井が格式の高さを表現しています。
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窓から花御殿を眺めながら。
こうしてみると、花御殿はやはり華やかで素敵です。女の子にウケるかな? -
富士屋特製の洋皿。富士山と富士屋ホテルが描かれています。
これもクラシックホテルのお約束?! -
毎度毎度スミマセン。。
食レポはどーしても苦手で・・・ かろうじてこれだけ。
食べかけてから、あっ、写真!とうろたえるハナ。
でも、味はバッチグー(歳がばれますね・・)だし、お肉なんて、柔らかくてジューシーで・・ スミマセン、なんか月並みですねぇ・・・・
ワインにピッタリのフレンチは、さすがのザ・フジヤでした!!
でもとにかく満腹! ザ・フジヤを満喫! -
ドレスコードはスマートカジュアル。あくまでもリゾートホテルなので、気取る必要はないということでしたが、せっかくなのでワンピースを持って来ました。ちょっと気取って着ているハナ。
・・だって、たまにはワンピくらい着たいじゃない?! -
ウエイターさんです。スタッフは皆さん、写真どーぞどーぞととってもフレンドリー。WEBアップだって、どーぞどーぞ、って。
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この方はレストランまで案内して下さったフロア担当さん。ぴしっとした姿勢で丁寧な接客にさすがクラシックホテルは違うなぁと感心しきり。
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お部屋に戻り、館内着に着替えました。大浴場にはこれで行ってもOK。下には、備え付けのパジャマを着ています。
でもやっぱりこの日は、部屋の猫足タブ温泉でのんびりしました。
明日はフリーパスを目いっぱい使って、箱根を周遊するつもりです。
おやすみなさい。 -
ところで、数日後明治神宮へも参詣しました。
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の妃)を御祭神として祀っている神社です。明治神宮 寺・神社・教会
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目的はこれ。神宮ミュージアムで開催中の「受け継がれし明治のドレス」展。
昭憲皇太后の大礼服の公開展示です。
維新後、西欧化を唱え、富国強兵へと舵を切った明治政府の近代化政策は、それはそれで当然だったかもしれません。アジアの覇国だと思われていた清帝国がイギリスに敗れ、国がズタズタにされたのを見た明治政府が、日本国を護るためには西欧に追いつき追い越すしかないと考えたとしても不思議はありませんから。私の好きなクラシックホテルの存在も、その一環としてあるのでしょう。その気概や如何、と思うところです。
昭憲皇太后も、自らも率先して洋装を取り入れることで、この流れを推し進めようとされたのかもしれません。
ドレスは、日本の材料を使い、日本の職人たちが丹精込めて作り上げたものだそうで、それは素晴らしいものでした。でも、ドレスの撮影は禁止でお見せ出来ず、残念です。
しかし、大礼服と言い、クラシックホテルと言い、この時代の力強さには圧倒されるものを感じますが、一方、その勢いが先の大戦まで突っ走ったことを思うと、複雑な思いにも囚われます。
その時々の政策、そして国の目指す方向を定めるのは何と難しいことでしょう。気が遠くなりそうです。 -
こちらがミュージアム。最近できたのでしょうか。明治神宮もずいぶん整備されて奇麗ですね。
明治は遠くなりにけり、なんて言ってましたが、最近、昭和は遠くなりにけりと言われてるんだとか。トホホです・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2024/05/10 08:01:52
- フォローをありがとうございます。
- はなまりんさん
おはようございます。
そして初めまして。
mistralと申します。
フォローいただきましてありがとうございました。
富士屋ホテルの旅行記、拝見しました。
いつも、といってもそれほどでないですが、車で行ってました。
拝見して、電車でスイッチバックを味わい、最寄り駅へお迎えに
来ていただくのも良いなぁと思いました。
結構長い期間改修工事をしていましたから、どんなになったかしら、
と気になっていました。
館内見学ツアーなどもあって、改修後はどうだったでしょうか?
楽しんだ記憶があります。
書かれておられますが、本当にスタッフの方々はフレンドリーですね。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
mistral
- はなまりんさん からの返信 2024/05/10 10:26:02
- 旅行記に魅了されました
- mistralさん
おはようございます。
掲示板へのコメント、ありがとうございます。
富士屋ホテルの常連さんでいらっやるんですね! イイなぁ! 私どもは今回がたぶん最初で最後だと思いますので。
館内ツアーはありませんでした。改修後だからか、或いはコロナ禍の名残かもしれません。期待していたので残念でした。
実は、今週末から京都へ行きます。メインは琵琶湖疎水舟に乗船して疎水を下ること。
なので、mistralさんの旅行記を見つけて、ビックリしました。まさに、同じコースですね。
でも、一連の旅行記を拝見して、歴史や地理風土をきちんと踏まえ、織り込んだ記述にまたビックリ! 素晴らしいです。
これを機に他の旅行記も読ませて頂こうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
はなまりん
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