【東急沿線の丘を巡る旅】(3) 自由が丘

2020/02/23 - 2020/02/23

1月から3月は、渋谷・二子玉川・自由が丘へ行く予定でした。
これらの街を結ぶエリアは東急トライアングルと呼ばれています。
このエリア内で乗り降り自由なフリーパスが発売されています。

渋谷は1月に、二子玉川は2月上旬に行ってきました。
世間が何やら不穏になってきたので3月の自由が丘行きは前倒し。
なるべく影響が少ないうちにと思い、2月下旬に行ってきました。

自由が丘では、前から行ってみたかった駅前のカフェへ。
街中をうろついた後、フリーパスを使って幾つか他の場所にも。
等々力駅で降りて、はじめて等々力渓谷に行ってきました。

エリア 自由が丘(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

年明けからしばらくして、各地で「TOKYO 2020」の旗を見るようになりました。
この頃になると、翻る旗を見上げる気持ちはかなり複雑でした。

丘を巡る予定の2020年、今回は「自由が丘」にやってきました。
駅から至近距離に、どこか昭和レトロな雰囲気のある商業施設があります。
外廊下形式というのが、今の時代、とても珍しい感じがしました。

自由が丘デパート ショッピングモール

本当に線路のすぐそばに建っていて、階段の踊り場から電車の車体が見えました。

自由が丘デパート ショッピングモール

自由が丘駅の北口を出てすぐにあるカフェに入りました。
海外にでも来たような、おしゃれな雰囲気の内装でした。

カフェ＆ブックス ビブリオテーク 東京・自由が丘 グルメ・レストラン

食後にカトレア通りを南下していると、線路を過ぎた辺りに緑化されたゲートがありました。
ゲートの向こうにウッドデッキのアプローチがあり、その奥に商業施設がありました。

トレインチ自由が丘 ショッピングモール

自由が丘駅の南口にある、マリクレール通りに出ました。

フレル ウィズ自由が丘 ショッピングモール

更に一本南にある、九品仏川緑道へ。
中央分離帯に街路樹や花壇が並び、道行く人の憩いの場になっています。
ところどころにベンチがあり、座っている人々の足元で鳩が歩いていました。

九品仏川緑道 名所・史跡

東急トライアングルエリアのフリーパスを使って、等々力駅まで移動。
歩いてすぐ近くにある、等々力渓谷への入口になっているゴルフ橋へ向かいました。

橋のたもとに等々力渓谷のインフォメーションや、渓谷に降りる階段の入口があります。
インフォメーションには温度計があり、橋上と渓谷の気温がリアルタイムで出ていました。

ゴルフ橋 名所・史跡

ゴルフ橋のたもとから渓谷を降りていくと、谷底に谷沢川が流れています。
散策しやすいように川岸の石垣や小橋が整備され、周囲には緑が迫っていました。
ゴルフ橋付近は水深が浅く、水面をカルガモが泳いでいました。

谷沢川 自然・景勝地

東京の都市部に、これほど高低差のある渓谷があることに驚きました。
見上げると谷の上には飲食店などがあり、谷から直接登っていけるようになっていました。

等々力渓谷 自然・景勝地

等々力渓谷の途中にあった黒い石碑に、像やお堂の制作者の名前が書かれていました。
数段階段を登ったところにお堂があり、おかっぱ頭の子供が手を合わせる像がありました。

稚児大師御影堂 寺・神社・教会

利剣の橋という木造りの小さな橋の左手に滝があり、その奥にお堂がありました。
川に水が落ちていくような滝ではなく、斜面に出た竜の口から細く水が出ていました。

稲荷堂 不動滝 名所・史跡

不動尊の対岸を上へ登っていくと、書院の建物と日本庭園があります。
渓谷を登る途中、高く育った竹がありました。

竹があるなら梅と松も、と思っていたら、ありました。

来た道を引き返し、谷底まで降りて、今度は対岸の石段を登りました。
この先に等々力不動尊があります。

等々力不動尊 寺・神社・教会

渓谷の底にある不動滝の辺りから朱塗りの灯篭が増えていき、上へ登る石段沿いに続いていきます。
本堂は平地の目黒通り沿いにありますが、渓谷から本堂までの道のりは登山のようでした。
境内からの渓谷の眺めはとても見晴らしがよかったです。

等々力不動尊 寺・神社・教会

東急のフリーパスを使って、都立大学駅まで移動。
駅近くで、地下を目黒通りと交差して、呑川の本流が流れています。
暗渠化した川の上は道路の中央分離帯になっていて、散歩に良さそうな緑道になっていました。

呑川緑道 名所・史跡

東急のフリーパスを使って、この日の最後は渋谷へ。
ヒカリエ11Fのコンビニでコーヒーをゲットして、ロビーで少しだけ休憩しました。

次にここに来るのはいつになるだろう、と思いながらスクランブルスクエアを見上げました。
この日を境に都内に来ることはなくなり、次に渋谷に来たのは4か月後でした。