2021/11/17 - 2021/11/25
9位(同エリア123件中)
つよしさん
この旅行記のスケジュール
2021/11/17
2021/11/18
2021/11/19
2021/11/20
2021/11/21
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この旅行記スケジュールを元に
11月17日から8泊9日で北海道へ。主たる目的は野鳥の撮影。羽田と北海道間の空路はANA。宿は養老牛温泉、羅臼、札幌、白老の4ヵ所で、いずれも2泊ずつです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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◆プロローグ
2020年の知床旅行ですっかり野生動物や鳥の撮影が面白くなり、いまだにその熱病は衰えていません。 -
カメラの腕を磨くため、時間を見つけては自宅近くの野鳥スポットに出掛け、カワセミなどを撮影しています。
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少しは腕が上がったような気がするので、旅で腕試しをしたくなりました。行き先は大好きな北海道。前半は道東4泊、後半は道央4泊の合計8泊9日の旅を計画しました。
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◆旅程
▽11月17日(水) 1日目
[航空] 羽田 1220 - 1400 中標津空港 ANA377
[送迎] 空港 1400 - 1430 宿
[宿泊] 湯宿 だいいち
▽11月18日(木) 2日目
[宿泊] 湯宿 だいいち
▽11月19日(金) 3日目
[送迎] 宿 1100 - 1130 中標津バスターミナル
[バス] 中標津BT 1210 - 1340 羅臼 阿寒バス
[宿泊] 民宿 鷹の宿
▽11月20日(土) 4日目
[宿泊] 民宿 鷹の宿
▽11月21日(日) 5日目
[送迎] 宿 0630 - 0640 阿寒バス羅臼営業所
[バス] 羅臼 0710 - 1050 釧路駅前 阿寒バス
[バス] 釧路駅前 1220 - 1305 空港 阿寒バス
[航空] 釧路 1355 - 1445 丘珠 JAL2862
[バス] 空港 1450 - 1520 札幌駅 北斗交通
[宿泊] 京王プレリアホテル札幌
▽11月22日(月) 6日目
[宿泊] 京王プレリアホテル札幌
▽11月23日(火) 7日目
[鉄道] 札幌 1327 - 1430 白老 北斗6号
[送迎] 白老駅 1435 - 1440 ホテル
[宿泊] ピリカレラホテル
▽11月24日(水) 8日目
[宿泊] ピリカレラホテル
▽11月25日(木) 9日目
[送迎] ホテル 0925 - 0930 白老駅
[鉄道] 白老 0948 - 1018 南千歳 すずらん5号
[鉄道] 南千歳 1022 - 1025 新千歳空港 快速エアポート
[航空] 新千歳 1120 - 1300 羽田 ANA4718 -
◆旅行本編
▽11月17日(水) 1日目
旅の出発は京急横浜駅。この日は夜勤明けですが、中標津行きのANA便が午後出発のため、都内の職場から一旦自宅に戻り、横浜までやって来ました。横浜駅 駅
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羽田の第2ターミナルに到着。
羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
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保安検査を抜けたらラウンジで時間調整。
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今回の衣類や荷物。野鳥に逃げられないよう、迷彩色だらけです。
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搭乗時刻に合わせ、ゲートに移動。
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中標津に向けてほぼ定刻に出発。
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往路はアップグレードポイントが残っていたので、プレミアムクラスです。
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野付半島が見えてきました。もうすぐ到着です。
中標津空港 (根室中標津空港) 空港
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宿のお迎えと無事合流。後で確認したら、若女将さんでした。
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30分程でこの日から2泊でお世話になる養老牛温泉「湯宿 だいいち」に到着。※写真は翌朝撮影したものです
湯宿だいいち 宿・ホテル
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「湯宿 だいいち」の場所確認。摩周湖や屈斜路湖が近いので、そちらの観光と絡める旅人が多いです。
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ラウンジでチェックイン手続き。ラウンジの前に見える庭には、夜になるとシマフクロウがやってきます。
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シマフクロウは絶滅危惧種。北海道に140~165羽しか残っていない日本最大のフクロウです。
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部屋は本館2階の川側シングル。
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ベッドはセミダブル。
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クローゼットの中には館内着(浴衣)やタオル類。
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テレビや空気清浄機など。
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お水は500mlが1本。
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お茶のセット。お茶請けは甘くないせんべい。2日間同じお菓子でした。
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部屋ではWiFiが使えません。
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トイレ。浴室やシャワールームは無し。露天風呂付の部屋もありますが、今回は安い部屋なので無し(1人泊だと高い部屋が選べません)。
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部屋からの眺望。川側ですが、シマフクロウがやって来る給餌槽は見えません。シマフクロウを見る際は、ラウンジへ行くことになります。
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部屋の確認が終わったら、温泉へ。浴場は本館と別館にありますが、川が見える露天風呂がある本館へ向かいました。
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温泉分析書。本館の温泉は、6つある源泉のブレンドです。 泉質は中性なので肌への刺激は気になりません。温泉成分はブレンドだけどあまり多くありません。まあ、普通の温泉です。メタけい酸は103.8mgなので、湯上りの肌はしっとりとします。別館(元は別な旅館)の温泉には入りませんでしたが、大一には7つ源泉があるので、別館の源泉は1つではないかと思います。
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内湯(その1)。
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左手は洗い場。右手前は水風呂。向こう側は内湯(その2)
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露天風呂(男湯)。この下には混浴の露天風呂。
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部屋に戻ったら、しばし休憩。
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そして、水分補給をしながら雑用。
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お楽しみの夕食がスタート。
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お品書き。
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薬味の山わさびは自分で摺り下ろします。
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アルコールは釧路の日本酒。
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メインはキンキの煮付け。
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ヤマメの焼き物と揚げ物。
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デザートは羊羹。食後はシマフクロウを観にラウンジへ行きたかったのですが…。夜勤明けで眠く、部屋で一旦寝ることにしました。
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▽11月18日(木) 2日目
おはようございます。2時過ぎに起きて、ラウンジへやって来ました。 -
シマフクロウが現れた時刻を記入しているカレンダーを確認。前夜(17日夜)はやって来なかったようです。11月の出現状況を見ると、私が2泊する水曜、木曜はあまり出てこないようで、少々不安になります。
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午前4時15分。シマフクロウがやって来ました。観ていた宿泊客は私1人。ベストポジションを確保してパシャリ。ズームレンズの焦点距離は35mm換算で95mmでした。ここでのシマフクロウ撮影は、超望遠レンズは必要ないようです。
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やって来たシマフクロウはオス。かなりの高齢で、左目が悪いそうです。この日現れたのはこの1羽だけ。しかもすぐに居なくなりました。
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5時ごろ一旦部屋に戻り、ベッドでうとうと。
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7時から朝食にしました。
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デザート。
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朝食の〆はコーヒー。
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ラウンジから見える川の向こう岸を歩くキタキツネ。
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庭にやって来たシロハラゴジュウカラ。
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同じくミヤマカケス。
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部屋で少し休んだ後は、養老の滝経由で林道を標津岳方向へ向かい、野鳥を探します。
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養老の滝。落差はあまりありません。
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野鳥1羽目。ピンボケしか撮れませんでしたが、ウソです。
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飛ぶシロハラゴジュウカラ。またピンボケ(涙)
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またまたピンボケ(涙が枯れてきました)のキバシリ。
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薄暗く感度が高くなって画質が悪いのですが、カワガラス。
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12時半に宿に戻り、昼食(連泊者向けの無料サービス)。
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昼食後は部屋に戻り休憩。
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そして、洗濯と温泉。
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湯上りの水分補給。
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夕食はサンマの刺身、タコしゃぶ、F1牛(黒毛和牛の牡とホルスタインの牝を掛け合わせた一代限りの交雑種)の陶板焼き。エビはホッカイシマエビ。
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お品書き。
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飲み物はトカップの白。
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オオカミウオの焼き物。
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ヤマワサビご飯。摺り下ろしたばかりの山ワサビに醤油をかけてご飯に乗せて食べますが…。私には辛過ぎでした。
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アイスクリームで〆て、ごちそうさま。そしてシマフクロウの観察作戦。この日は、日中3時間半林道を歩いたので早めに休み、午前2時に起きてシマフクロウを待つことにしました。
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▽11月19日(金) 3日目
おはようございます。午前2時に起きてラウンジへ。フクロウカレンダーをチェックすると…。23時40分に来ていました。ガーン。見逃してしまいました。そして、夕食前に帯広から来られたご婦人と話したことを思い出しました。そのご婦人も私と同様、17日(水)から2泊で来られていたのですが…。ご婦人は18日(木)早朝のフクロウを見ることができなかったそうで、早朝狙いをお勧めしたのに…。悪いことをしてしまいました。 -
そして、暫く待つと―。2時18分ごろ、木の上にフクロウがやってきました。このフクロウはこの後2時間半、ずっと木の上にいて、もう降りてこないのではないか、と思ったころ、突然こちらに向かって飛んできて、ニジマスが泳ぐ水槽に足だけつっこみ、魚をゲットして森へ帰っていきました。体が大きく、警戒心が強いのでメスでしょう。そんな午前3時ごろ、夕方話をしたご婦人が娘さんとやって来て、このフクロウが見えて喜んでいました。
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3時25分。木の上のメスとは別なシマフクロウがやって来ました。
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前日は午前4時過ぎにやってきたオスです。
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そして、ニジマスが泳ぐ水槽にダイブ。
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右足に魚をつかんで戻ってきました。
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魚をクチバシでくわえ、飲み込みます。
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お腹が膨らみ眠くなったのか、あくびをするシマフクロウ。目が白っぽく見えるのは、まばたきをする際に出てくる瞬膜が目を覆っているためです。
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そして、老いぼれたオスは森に帰っていきました。女将さんがシマフクロウの調査をしている人から聞いた話を、中標津バスターミナルへ向かう送迎車の中で私に教えてくれたのですが…。
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このオスとつがいになっているメスの間には、もう何年も子供は産まれていないそうです。そのため、このオスを追い出し、メスを奪おうとしている若いオスが近くに住んでいるそうです。その若いオスは老いぼれたオスの息子で、母鳥は2代前の奥さんから産まれたそうです。そのため、今のメスとつがいになっても近親交配にはなりませんが、他のシマフクロウのつがいでは、生息総数が少なく住める場所も限られているため、近親交配が多いそうです。
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話題を時間通りに戻します―。午前5時前に部屋に戻り仮眠。
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午前7時から朝食。料理の種類が豊富だし、どの料理も美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。
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コーヒーを飲んで、ごちそうさま。
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朝食後は庭にやってくる小鳥を撮影。写真の鳥は、シロハラゴジュウカラ。そして、11時少し前にチェックアウト。
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中標津バスターミナルまで宿の車で送ってもらい、羅臼行きのバスに乗り換えます。
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中標津で乗ったバスにはトイレが無く、いつもと様子が違うな、と思っていたら―。標津バスターミナルで本来のバスに乗り換えがありました。
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羅臼で下車。バス利用者には民宿の送迎があるのですが、時間が早かったので、コンビニで買い物をしてから、歩いて「鷲の宿」へ。民宿は本館5部屋で、これをオーバーすると徒歩10分の別館となります。この日は2人しか宿泊客がいないので、本館でした。
民宿 鷲の宿 宿・ホテル
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部屋の様子。布団は自分で敷きます。お風呂は家庭用と同じものを順番で利用。トイレ、洗面所は部屋の外に共用のものがあります。
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部屋の様子その2。タオルは浴室横にバスタオルとフェイスタオルが用意されています。写真に映っているタオルは湯宿だいいちの部屋に用意されていた持ち帰り可のものです。
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部屋から眺めるチトライ川と岩を積んで作られた給餌用の池。
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この時期の道東は16時前に日没となり、すぐに薄暗くなります。
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暗くなると、シマフクロウはいつ来てもおかしくありません。そのため、この日の夕食は16時45分ごろからでした。写真には映っていませんが、アルコールは350mlの缶ビールが250円です。
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16時50分過ぎにシマフクロウがやってきました。こちらは食堂兼観察小屋からの撮影です。足環の識別子はA3。2021年産まれの幼鳥です(以前の旅行記ではNNが幼鳥と書きましたが、NNはオスの親、A3は子供が正解です)。
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魚の居る場所を見定めて、池にダイブ。
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左足で魚をつかみ、池の淵に戻ります。
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捕らえた魚をクチバシに移します。
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そして一気に飲み込みます。
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お腹が膨れたのか、どこかへ飛んでいきました。夕食後はそのまま観察小屋で撮影しても良いし、宿泊部屋に戻って撮影してもかまいません。私は、横になって休める後者を選びました。
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19時15分、再び幼鳥(足環識別子A3)が給餌池に飛来。
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今回も左足で魚をつかんでいます。もしかして、この子は左利き?
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魚を食べ終えると、池から飛び立っていきました。
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3度目の飛来は19時30分ごろ。足環の識別子はNN。オスの親です。
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お父さんも魚を捕獲。魚をつかんでいるのは子供と同じ左足。
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ちなみに、養老牛温泉のご老体は右足で魚をにぎってました。そして、羅臼は21時ごろから、台風が近づいているかのような強風が吹き荒れて、シマフクロウが飛んだり、餌を捕獲するには厳しい天候になったので、布団に潜り込んで寝ることにしました。
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▽11月20日(土) 4日目
午前2時に起床して部屋でシマフクロウの飛来を待ちます。すると4時40分ごろ、1羽がやってきました。足環の識別子はNN。お父さんです。 -
給餌池へダイブ(目が開いていればいいのですが、まばたきする際の瞬幕がかぶさってるようで、イマイチな写真)。
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カメラマニア用の余談ですが…。鷹の宿でシマフクロウを撮影すると、結構な割合で写真に黒い帯が入ります。原因は、照明の仕組みとカメラのシャッター速度にあると推測しています。
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鷹の宿のLED照明は、シマフクロウの目に優しくて、かつ、写真も撮影しやすいように工夫されており、80秒に1度、800分の1秒だけ発光し、これを繰り返しています。そのため、カメラのシャッター速度は1/80にするのですが…。厳密に発光周期を計算すると、1/80 + 1/800 = 11/800 ≒ 1/72.7 となり、72.7分の1秒となります。それを80分の1秒のシャッター速度で光をカメラの受光素子に取り込むと、照明の1周期より少しだけ早くシャッターが閉じてしまい、結果として黒い帯が写した画像に残ります。
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これについて鷹の宿の隣り部屋に泊まっていた方に相談すると、その方が使っているソニーのミラーレス一眼レフα1だと、小数点1桁まで細かなシャッター速度が設定できるので問題ない、とのことでした。α1のカメラ本体価格は税込み約77万円。その方が今回使っているズームレンズは約28万円。カメラ本体とレンズの合計額は105万円なんだそうです。私が旅行で使っているのは、α1と同じソニー製ですが、本体とレンズが一体となったRX10M4で、市場価格は約18万円。旅に出る回数を減らせばα1を買えなくはないですが、レンズ交換ができるカメラは別メーカーの安いのを既に持っているし…。でも、α1は時速80kmで飛ぶカワセミの姿もしっかり追尾して映せるようだし、どうするかなぁ…。
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愚痴はこれぐらいにしておきます。お父さんフクロウもお腹が膨れたような顔をしています。
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そして、どこかへ向かって飛び立ちます。
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おー! こちらに向かってきている!!
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これなら、飛翔するシマフクロウの顔を正面で捕らえられる。
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翼を真っすぐ開くと、すごくでかい。
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もう、説明文も尽きてきた。
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でも、まだ連続写真はありますよ。
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連続写真の続き。
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連続写真の続き。
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連続写真の続き。
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そして、どこかへ飛んでいきました。
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午前7時から朝食。この日の宿は本館の5部屋すべてが埋まるということで、食事の後は朝風呂。
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しばらく部屋で休んでいると、シマフクロウの餌となる養殖ニジマスが届けられ、宿のお父さんが給餌池に運んでいました。なお、鷹の宿は川村家の長女、長男、次女の3人で運営しているそうですが、皆さん70歳前後に見えるので、後継者が現れるといいのですが…。
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朝風呂後は、午前9時ごろ宿のお母さんが羅臼市街まで車で出るというので便乗させてもらい、間欠泉を観にいくことに。
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ここの間欠泉は1時間に1回くらいのペースで吹き出すのですが、その吹き出し時間がとても短いのです。
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一緒に見ていた20代から30代の男女5人の観光客は「あれ? 今ので終わり?」と、そのショータイムの短さに苦笑いしていました。
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その後は、道の駅で昼食にするため市街に向かって歩いていると、しっかりとした雪が降ってきました。知床に冬の到来です。
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昼食は道の駅2Fの食堂。宿から羅臼町内で利用できる3,000円のクーポンをもらったので、
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この日は1尾2300円したブドウエビ(ヒゴロモエビ)を注文しました。
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ブドウエビのお腹には直径1~2mmの外子が付いています。
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外子を食べると、プチプチとした食感で軽い酸味がありますが、しょっぱくないキャビアのような味がします。身はボタンエビとだいたい同じ味で甘みが強く、旨味が濃厚です。さらに、産地で食べているため新鮮なのでしょうね、モチモチ感もあって身も大きいため「美味しい生エビを食べた」という満足感も得られました。
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美味しい肴があれば、ビールも美味しく飲めます。
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〆は昆布羅~めん。昆布だしが美味しいけれど、味付けは塩が強すぎるかも。
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昼食が終わったら、30分程歩き宿へ戻ります。途中には「しおかぜ公園」。
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昭和35年、知床の年老いた漁師を題材とした映画「地の涯に生きるもの」(主演 森繁久彌)が羅臼で長期撮影されました。
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その縁で主役の年老いた漁師(森繁さん)の銅像があります。羅臼での映画撮影が終わった翌日、エキストラとして出演した人など地元の方たちとのお別れ会が開かれました。その会場で森繁さんが前夜一晩で作った曲を披露したのが「知床旅情」のルーツで、原題は「さらば羅臼よ」です。
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その後、「知床旅情」は加藤登紀子さんが歌って大ヒット。知床が観光地として注目を集めるようになったのでした。
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14時ごろ宿に戻ってきました。
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給餌池側から眺める民宿本館と左にある観察小屋。
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給餌池のアップ。写真では見え辛いですが、15cm前後のニジマスが20匹くらい泳いでいました。
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チトライ川の上流は環境保護のため立入ができません。
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チトライ川にいたカワガラス。宿のおかあさんによると、朝にはヤマセミがやってくるとか。給餌池が見える木にとまって、ニジマスを食べたそうに見ているそうですが、ヤマセミにはここのニジマスは大きすぎて食べられないんだそうです。
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ちなみに、我が家の近所で見かけるカワセミは、こんな感じで川で小魚を捕まえて食べています。
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知床の空には大きな猛禽類の鳥が飛んでいました。
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早々とやってきたオオワシのつがいでしょうか。
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この日も16時半過ぎから夕食(キンキの煮付けが美味しい)。この日は夕食中にシマフクロウはやってきませんでした。土曜日ということで宿泊客以外の見学・写真撮影組がたくさんやって来たので、この日も部屋に戻ってシマフクロウ撮影。
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17時40分ごろ、この日最初のシマフクロウが給餌池にやって来ました。足環が付いていないので、母鳥です。
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母鳥のダイブ。
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母鳥も左足で魚をつかんでいました。この家族は3羽とも左利きなのかも。
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と思ったら、次の魚は右足でつかんでいました。シマフクロウは利き足とかはないのかも。
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この時は魚は給餌池では食べず、足につかんだまま、どこかへ飛び立ってしまいました。
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18時40分ごろ、この日2度目のシマフクロウ飛来。足環にA3の識別子があるので幼鳥です。幼鳥も今回は右足で魚を捕まえています。シマフクロウは両足とも器用に使えるようです。
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給餌池を去る幼鳥。その後、21時ごろまで起きていましたが、シマフクロウは現れないため、しばし仮眠。
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▽11月21日(日) 5日目
午前0時ごろ、何かの気配がしたので外を眺めると―。エゾジカがエサを食べにきていました。 -
エゾジカは午前4時近くまで民宿周辺をうろうろしていてました。これではシマフクロウは警戒してやって来ないかも。なんて思いながら、外の様子を部屋から眺めていました。
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エゾシカが居なくなった午前4時15分ごろ、シマフクロウ2羽が続けてやってきました。最初は左側の幼鳥、続いて右側のお父さん。お父さんの方が後から来たのに、先に魚を捕まえました。
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魚を食べたお父さんは、何故か池の横にある小さな中州へ移動(目立つように黄色い〇で囲んでいます)。
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クチバシで魚を捕まえた幼鳥。
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その頃お父さんは、野ネズミのようなものを捕まえたようです。魚と違って一気に飲み込めないようで、何度もクチバシで獲物をちぎって食べていました。
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お腹が膨らんだ2羽はお互いの様子を確認しあい、どこかへ飛んで行きました。
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空が少し明るくなってきたころ、部屋の窓から電柱の上に居るシマフクロウのシルエットを見つけました。
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カメラを持って電柱に近づきシマフクロウを撮影。
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空には薄雲から月が顔を出していました。
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午前6時半に宿をチェックアウト。お母さんに阿寒バス羅臼営業所まで車で送ってもらいました。7時10分発の釧路行きに乗車。
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車内でうとうとしている間に、バスは釧路駅前に到着。
釧路駅 駅
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駅構内の食堂「なつかし館」で昼食。
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注文は塩ラーメンとチャーハンのセット。
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食後は駅の待合室で時間をつぶしてから、駅前バスターミナルへ移動。
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釧路空港行きのバスに乗車。
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釧路空港に到着。
釧路空港(たんちょう釧路空港) 空港
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保安検査を済ませ、札幌(丘珠)行きのゲートへ。
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飛行機までは歩いて移動。
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プロペラ機だから古い機体だろうと思っていたら、シートが新しくてビックリ。
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飛行機は丘珠へ向けて間もなく離陸です。
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北海道・野鳥撮影の旅[2021年11月]道央編 に続く
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おまけの1枚(この旅行記を公開した後、1時間余り出掛けてカワセミを撮影してきました)。
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旅行記グループ 北海道野鳥撮影の旅[2021年11月]
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