深大寺の205年ぶりの元三大師胎内仏「鬼大師」特別開扉に行ってきました

2021/11/19 - 2021/11/19

東京都調布市にある深大寺は、奈良時代の天平5（733）年に水の神である「深沙大王（しんじゃだいおう）」をお祀りするために開かれた古刹です。
平安時代に入ると天台宗に改宗し、元三大師（がんさんだいし）像を安置し、やがて源氏からの信仰をあつめるようになり、関東一の密教寺院として興隆を極めました。

妻が、深大寺の秘仏となっている元三大師像の胎内から見つかった「鬼大師」像の205年ぶりの特別開扉にお参りし、御朱印をもらってきたと自慢？するので、私もお参りに行きました。

特別開扉期間が11月21日（日）までということでしたが、20日～21日は京都を訪れる予定があるので急遽、今日のお参りになりました。

タイトルの写真は特別開扉のポスターです。
「鬼大師」像は写真撮影不可のため写真はありませんので、ポスターに写っている後姿で全体像をイメージいただければ幸いです。

エリア 調布・狛江(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

私の自宅近くを流れる野川は、水源の国分寺市から小金井市、府中市、調布市を経て世田谷区で多摩川と合流します。

深大寺へは野川を遡っていくのが近道なので川沿いの遊歩道を自転車で向かいます。

途中、京王線の線路を潜ります。

電車の後ろに調布警察署の建物が見えます。

自宅から自転車で30分位で深大寺の参道入口に到着しました。

深大寺周辺の案内板です。

ズームアップ。

現在地は、写真下中央です。

参道を入って直ぐ左に、調布市に住んでいた漫画家の水木しげるさんの漫画キャラクターに因んだ「鬼太郎茶屋」があります。

鬼太郎茶屋 グルメ・レストラン

参道の途中には川が流れていて橋が架かっています。

お蕎麦屋さんの元祖嶋田家です。

江戸時代からの寺の名物「深大寺蕎麦」は、その名を知られています。

元祖 嶋田家 グルメ・レストラン

深大寺の山門です。

山門前には水路が流れ、並行して石畳の小道があります。

山門に向かって右側の眺めです。

山門に向かって左側の眺めです。

山門は、切妻づくり、茅葺の一間薬医門です。

元禄8（1695）年建築だそうです。

扁額の文字の「浮岳山」は、深大寺の山号で、深大寺の正式名所を「浮岳山昌楽院深大寺（ふがくさんしょうらくいんじんだいじ）」といいます。

境内に入ります。

正面に見えるのが本堂です。

境内から見る山門です。

茅葺の屋根に風情があります。

本堂のご本尊は、頭部に宝冠を戴いた「宝冠阿弥陀如来像」です。

深大寺 寺・神社・教会

鳳凰の装飾が美しいです。

虹梁の彫刻は龍です。

扁額には「無量寿」の文字が揮ごうされています。

木鼻の彫刻も精巧で見事な造りです。

手水舎です。

竹筒から水が流れ出ています。

「鬼大師」特別開扉の会場には、既に多くの人が並んでいます。

限定御朱印の授与所です。

特別開扉会場は釈迦堂でした。

通常は、国宝の釈迦如来像（通称：白鳳仏）安置されているようです。

参拝受付で参拝料500円をお支払いします。

内部は撮影禁止です。
「鬼大師」は15㎝位の大きさで、2重の厨子の中に安置されていました。

なお、特別開扉は、好評につき急遽11月23日（火：祝日）16時まで延長になっていました。

限定御朱印をいただきました。

実際の「鬼大師」像は、御朱印に描かれているほどいかつい姿ではありません。

元三大師堂にお参りします。

元三大師堂です。

元三大師（がんざんだいし）は、比叡山の高僧であり、生前の名前は良源（りょうげん）といいましたが、元月（がんげつ）三日（1月3日）に入滅されたことから、元三大師の通称で呼ばれているそうです。

平安の昔に元三大師が鬼の姿となり疫病を退散させたという言い伝えから、魔除け・厄除けとして信仰されているのだそうです。

南門の前には、亀島弁財天池があります。

亀島弁財天池前の小道にならぶお店です。

南門と山門の間にある不動の滝です。

東門に向かいます。

小道の脇には蕎麦屋や団子・饅頭を売る店が並んでいます。

坂を上ると東門です。

東門です。

東門から中に入ると左側に鐘楼があります。

正面の建物は・・・。

保存されている本坊旧庫裡でした。

参拝を終えたので店を見てみましょう。

草饅頭やみそ田楽があります。

こちらは団子です。

おいしそうだったので、みたらし団子を1本買いました。

食べかけですみません。
写真を撮るのを忘れて1個食べてしまいました。

並びに楽焼の店もありました。

遅めの昼食は、折角なので深大寺蕎麦にします。

やって来たのは深大寺参道からは少し離れた場所にあるそば処湧水です。

入口には入店待ちの列が出来ています。

そば処 湧水 グルメ・レストラン

2階の座敷に案内されました。

メニューです。

ドリンク・甘味のメニューです。

そば粉9割の湧水そばの天もりを注文しました。

天ぷらは海老1匹と野菜の盛り合わせです。
ソバはコシがあり、天ぷらはサクサクで美味しかったです。

昼食を終えて自宅に戻りました。
最後までご覧いただきありがとうございました。