四国 & 山陰　文化財の宿・温泉・グルメ ちょっとだけ満喫の旅① (１日目 琴平・窪川 )

2021/11/06 - 2021/11/12

今年もコロナで海外旅行は無理なため、これまて行ったことがなかった四国を一人で１週間回る予定で飛行機を予約しました。ところが四国には硫黄泉がない！ 文化財の宿を調べたが泊まりたい宿がない！ 他の宿も調べたが泊まりたいと思った宿は高過ぎて手が出ない。ということで、１ヶ月前になっても全く宿泊先が決まらない有り様でした。飛行機をキャンセルして他の地域に変更した方がいいのではと考え始めていた時、ふと、四国だけでなく中国地方を付け加えればいいんだと思い付き、山陰・山陽の文化財の宿を探したところ、とんとん拍子で宿が決まりました。

で、どうだったかというと、どうしても昨年の九州旅行と比べてしまうのですが、率直に言って満足度・充実度は半分程度といった感じです。今回はレンタカーではなく電車での移動であったこと、行きたい温泉が少なかったこと、２食付きの旅館が基本のため、観光時間を多く取れなかったことなどが理由ですが、まあ与えられた条件下では色々と工夫して、行きたいとこ、やりたいこと、食べたい物を探し出し、それなりには楽しめたのかなと思います。

１日目　早朝便で高松へ。バスで琴平に移動しこんぴら神社参拝。高知県に移動し窪川泊。
２日目　愛媛県に移動し、大洲・内子のレトロ街散策。道後温泉別館特別浴室入浴。道後温泉泊。
３日目　道後温泉街を散策。松山で鯉めしランチ。岡山県まで特急で移動。津山の文化財の宿に宿泊。
４日目　鳥取でピンク醤油とピンクカレー購入。三朝温泉に移動。三朝温泉の文化財の宿に宿泊。
５日目　境港に移動し松葉蟹ランチ。水木しげるロード散策。松江市の文化財の宿に宿泊。
６日目　早朝、境港でズワイガニの食べ放題に挑戦。温泉津温泉に移動し温泉三昧。温泉津温泉泊。
７日目　温泉津温泉の共同浴場入浴。午後便で帰京。

①は１日目の旅行記です。高松空港に9時30分に到着し、すぐに琴平に移動しました。琴平ではこんぴらさん参り&日帰り入浴をしました。その後は特急で高知県の窪川に一気に移動し、窪川で夕食&宿泊。移動時間がほとんどでしたが、まあそれなりに楽しめました。

この日の主なイベントは次の通りです：
●こんぴら神社参拝
●こんぴら温泉日帰り入浴
●窪川の小料理屋で夕食

エリア 琴平・金刀比羅宮周辺(香川)

7時35分羽田発のANA531便で高松空港まで飛びました。高松空港からはバスで琴平に向かいました。羽田・高松便は早い時間帯の飛行機だったこともあり、11,390円と格安でした。

「うどん風味のキャラメル」

琴平行きのバスまで時間があったため、高松空港内をうろちょろしてて見つけた「うどん風味のキャラメル」。１つお買い上げし旅行中に食べ尽くしましたが、お味はうどん風味というより、みたらし団子風味でした。

琴平駅には10時20分頃に着きました。まずは駅で「四国DC満喫切符」という３日間四国内の特急自由席乗り放題のチケットをゲット。ちょうど１万円の切符ですが、計算したら20,040円分乗りましたので、かなりお得に回ることが出来ました。

「志国土佐　時代の夜明けものがたり」

食事付きの観光列車です。琴平駅に停まっていましたので、ホームに入らせてもらい写真を撮ってきました。レストランのような車内でしたが、結構席は埋まっていました。こう言った観光列車に一度乗ってみるのも良いかもしれません。

写真は門前町の商店街ですが、風情があって、予想以上にワクワクするところでした。

「こんぴらうどん」

香川県に来たからには、さぬきうどんは外せないということで、こちらのお店に入りました。100年以上の歴史があるうどん屋だそうで、建物は登録文化財なのだそうです。歴史を感じさせる店内でした。

しょうゆ海老天だったと思いますが、麺がこりこりしていて美味でした。

こんぴらさん参りをする予定はありませんでしたが、時間に余裕があったため、行けるところまで階段を上がってみることにしました。

キンモクセイが満開でした。四国に降り立ってビックリしましたが、四国(山陽・山陰も)ではキンモクセイはこの時期に咲くのだそうです。

引き返すタイミングを失いここまで来てしまいましたが、階段もそんなに急ではないし、取り敢えず上がり続けることにしました。

「旭社」

国の重要文化財だそうです。ここまで628段。

せっかくここまで来ましたので、御本宮まで行くことにしました。これが最後の階段ですが、結構キツかったです。

「御本宮」

合計785段。ここまで行く予定はありませんでしたが、何となく上ってきてしまいました。この先もあるようですが、一般的にはここが終点のようですので、ここで引き返すことにしました。

「金　金　金　金・・・」

御本宮の上部の拡大写真です。思わずカネゴンを思い出してしまいました。

御本宮の横の展望スペースからの景色です。

「神椿パフェ」

上っていく途中でこの立て看板を見つけ、気になっていた「カフェ&レストラン 神椿」。下でこんぴらプリンを食べる予定でしたので、どうしようか迷いましたが、資生堂パーラーがプロデュースしているみたいで興味あるし、上まで上がったご褒美ということで寄ってみることにしました。食べたのは一番目立っていた「神椿パフェ」！　見た目通りのお味でしたが、結構ヘビーでした。

門前町の商店街まで下りてきたところです。コロナでなければもっと混んでいたのでしょうが、それでも予想以上に大勢の人で賑わっていました。特に目立っていたのが団体の学生さん。中学生だと思いますが、遠足か何かで来ているのかな？

「こんぴらプリン」

こんぴらうどんの後にこんぴらプリンを食べる予定でしたが、パフェを食べてしまったため、プリンは諦めました。食べておけば良かったかな…

「こんぴら温泉 湯元八千代」

せっかくこんぴら温泉街まで来ましたので、ここの旅館で日帰り入浴してきました。予想はしていましたが、お湯には色も匂いもなく、何だかイマイチな温泉でした。

琴平駅14時01分発の「南風11号」で高知に向かいました。高知で15時47分発の「あしずり7号」に乗り換え、窪川を目指しました。

途中の景色です。大歩危峡・小歩危峡の辺りだと思われますが、景色の良いところを電車で通りました。当初は祖谷温泉に一泊する予定でしたが、興味のあった「ホテル祖谷温泉」が一人で宿泊すると３万円台後半と言われ、流石に嫌気が差して止めました。

窪川駅には16時50分に到着しました。

「美馬旅館」

どうして窪川の旅館かというと、四国を２泊で通り抜けようとした場合、ここで泊まると電車の時刻表上、スケジューリングが楽なのと、この旅館が風情がありそうで気になっていたからです。

ちなみに、「美馬」というと、うだつの町並みで有名な脇町は美馬市ですが、どうして窪川なのに「美馬旅館」なのか宿の人に聞いてみたら、経営者が美馬さんだからだそうです。

素泊まりで7,150円でした。他の部屋でもっと風情のある広い部屋がありましたが、一人でしたので、６畳の部屋に押し込められてしまいました。

「割烹たけち」

美馬旅館は夕食がないため、旅館の方に紹介してもらったこの小料理屋に夕食の予約をしていきました。

宿泊代が節約出来たため、夕食は予算5,000円でお任せでやってもらいました。グラスワインが確か１杯400円位でしたので、珍しく３杯も飲んでしまいました。

物凄く手間暇を掛けて、丁寧に作ってくれている感じでした。目の前で調理をしてくれるため、出来立てがいつも食べられ、どれもとても美味しくいただけました。

鮎の塩焼ですが、じっくり時間を掛けて火鉢で焼いてくれました。美味しかったのは言うまでもありません。

お客さんは私一人でしたので、ご主人とずっと話していましたが、高知県の珍味の話になり、ウツボが美味しいということになりました。高知市内でウツボ料理を食べる店があることは知っていて、そこで食べることも検討しましたが、スケジューリングの関係で断念しました。次に高知に来る機会があったら是非ウツボに挑戦してみたいと思います。

天ぷら４品。

５日目の昼にも天ぷらを食べましたが、夕食時になっても天ぷらが消化せず苦しみました。この日の天ぷらは普通に消化しましたが、体調のせいだったのか、油のせいだったのか？

２時間位掛けてゆっくり食べましたが、お腹一杯になりました。夕食はここで食べて正解でした。ちなみに翌日の朝食は琴平のコンビニで買った菓子パンを齧りました。