2021/10/15 - 2021/10/16
418位(同エリア721件中)
タブラオさん
金曜日に有給休暇を取って、会社の友人と一緒に恐山の宿坊に泊まってきました。
恐山は一昨年の6月にほんの少しの時間だけ日帰り入浴しましたが、好印象であったため、次は泊まりで行こうとずっと思っていました。ところが、昨年はコロナの影響で宿坊は営業せず。今年もやらないのかと思い、ダメ元で聞いてみたら、今年は営業しているとのことでしたので、早速、友人を誘って泊まることにしました。
で、どうだったかというと、温泉は相変わらず素晴らしいの一言でした。宿坊の方は、事前に聞いてはいましたが、建物も近代的で新しいし、部屋も広くて綺麗で宿坊に泊まっている感は全くありませんでした。それでも、朝のお勤めがあった他、門限があったり、消灯時間があったり、食事は宿泊者全員が集まって食べたりと宿坊を感じさせるところもありました。普通の旅館では味わえないような新鮮な驚きも随所にあり、とてもいい経験が出来たと思います。アクセスが良くないのが難ですが、恐山には機会があったら是非また行ってみたいと思いました。
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7時32分発の「はやぶさ5号」で八戸に向かいました。今回も「トクだ値」を使ったため、半額の16,380円で八戸まで往復出来ました。平日ということもあり、半分以下の乗車率でした。
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今回は普通のノートにしました。e-powerも選択出来ましたが、一泊二日だとなぜかバカ高になるため、流石に諦めました。普通のノートだと一泊二日でも6,500円程度と格安でしたので助かりました。ちなみに運転は友人にしてもらいました。
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「やま文」
個室のある海鮮レストランということで、お昼はここのお店の個室を予約しました。お得なランチコースにお寿司を付けましたが、お味は東京で食べるのと変わらなかったような… -
「姉戸川温泉」
最近の愛読書である「日本百ひな泉」で第88位として紹介されている温泉です。近くには電車の駅もある、住宅地の中の銭湯的な温泉でした。外観も中も昭和な雰囲気が漂っていました。 -
お湯はヌルヌル・トロトロ系で若干、硫黄臭がしますが、基本的に無臭でした。ヌルヌル・トロトロ度合いは奈良田温泉、中山平温泉と比べると落ちますが、いい線行ってました。ぬる湯であったため、いつまででも入ってられるいいお湯でした。もう少しゆっくり出来たら良かったんですが…
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泉質もさることながら、このドバドバ投入されるお湯の量と勢いは圧巻でした。
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そのお湯の投入口の上方を見ると、これまたとても無骨な作りで、ひなびた温泉心をくすぐられました。
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姉戸川温泉を出た後は、永遠と下道をひた走り、恐山には15時20分過ぎに到着しました。
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天気予報ではこの日は晴れの予報でしたが、着いた時には曇っていました。晴れているより、雲っていた方が寂しさが増して、恐山の雰囲気に合っている気がします。
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「恐山温泉 宿坊吉祥閣」
宿坊は恐山の入口の門を入って、右手奥の方にありました。事前に聞いてはいましたが、お寺の宿坊とはとても思えない立派な建物でした。 -
入口を入ったところです。まず目を引くのは正面奥のケースに入った観音像。まあ宿坊だから仕方ないか。興味津々で辺りをキョロキョロ見回してしまいました。
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恐山スリッパ。ただのスリッパですが、恐山と書いてあるだけで、特別なスリッパのような気がしました。でもこれ欲しいかも。
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受付カウンター前のスペースですが、ここまで大きな施設だとは想像していませんでした。それにしても、恐山になぜこんな巨大な宿坊が?
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私たちの部屋は2階でした。研修施設のようでした。
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友人と二人で泊まりましたが、12畳と4畳半の部屋を貰いました。恐らくこの間取りしかないのでしょう。「館内の案内」を見たら、全部で25室ありました。靴箱の番号を見たら420番まであったため、最大420人収容なのでしょうが、この部屋にも最大で10人近い人が寝るのでしょう。どう考えても宿坊に420人も泊まるとは思えませんので、恐らく修学旅行か何か集団旅行にでも使えるように建てられた施設なのでしょう。
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「宿坊のきまりごと」
部屋のテーブルに置いてあったものです。チェックイン時には気にも留めませんでしたが、夕食時に色々と注意事項の説明を受け、改めて興味を持ち、部屋に戻ってきてから撮ったものです。 -
お部屋で少し休んだ後に早速内風呂に行ってみました。菩薩像以外は普通の旅館の内風呂と同じなのですが…。ちなみに、内風呂は宿泊者しか入れません。
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内風呂ですが、想像以上の大きさと風情のなさに正直ビックリしました。ちなみに露天風呂もありましたが、お湯が入っていませんでした。
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お湯も意外でした。純粋な硫黄泉を想像していましたが、何か泥臭い匂いが混じっていました。風情もなくお湯もイメージしていたものとは違っていましたが、湯温もちょうどいいし、他に人がいなかったため、とても快適でした。
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洗い場もこの通りの広さでした。一度に50人位入ることを想定しているのでしょう。
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内風呂の次は外湯の「花染の湯」に行くことにしました。男性が入れる外湯は、「薬師の湯」「冷抜の湯」「花染の湯」の3つですが、「花染の湯」は今回初めてでした。3つの外湯の中ではビジュアル的に一番良いため楽しみにしていました。
「花染の湯」は宿坊の更に奥の、物寂しいところにありました。周りには秋田県の後生掛温泉や蒸ノ湯温泉で見かけたような泥湯の穴があちこちに開いていて、内風呂のお湯と同じ匂いがしていました。 -
「花染の湯」は小屋の中ですが、この小屋が風情があって好きです。
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「花染の湯」
ここだけ3つの湯船が連なっていて、ビジュアル的にはベストな湯船でした。お湯も蔵王温泉や須川温泉のようなピュアな硫黄泉を想像していましたが、内風呂と同じような匂いのお湯でした。確かに内風呂のすぐ近くですし、泥湯が湧いているところからも近いですから、それも納得なのですが… -
「冷抜の湯」
「花染の湯」からはサクッと出て、次は「冷抜の湯」に行きました。泥臭い匂いはそれほどでもありませんでしたが、純粋な硫黄の香りとは違うように感じました。蔵王温泉のようなお湯だったと記憶していたため、ちょっと意外でした。 -
夕食は17時30分からでした。宿泊者が1ヶ所に集まって食べる的なことは聞いていましたが、まさか「いただきます」と「ごちそうさま」を一緒にやるとは思ってもみませんでした。17時20分頃には食堂に集合するるよう館内放送が流れました。下の写真の「食事五観」を住職さんが読み上げた後に食事でしたが、コロナでなければ全員で唱和するのだそうです。
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その夕食ですが、これが精進料理なのでしょうか? 確かに肉も魚も入っていませんが、普通に美味しく頂けました。ちなみに飲酒は禁止ですが、部屋で飲むことは禁止されていません。
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で、食事が終わって最後に住職さんから、「箸は明日の朝食の時も使いますので、部屋に持ち帰って下さい!」
全く想像していなかったため、不意打ちを喰らいました。他の皆さんも「まさか」と言った唖然とした顔をしていました。こういった驚きも宿坊ならではということで、とても新鮮な驚きでした。 -
夕食後、ロビーに戻ってきた時に撮ったものです。何だと思いますか? 靴箱なんですが、とても綺麗に見えました。番号が振ってあったため、最後の番号を確認してみたら「420」でした。420人分の靴箱があるということは420人が泊まる想定なのでしょう。
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翌日です。「朝のお勤め」が6時30分からでしたが、6時00分には起床の館内放送が流れました。写真右の長い建物は「朝のお勤め」の場所である「地蔵殿」に繋がる廊下です。この廊下を通って地獄殿に行きました。
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地蔵殿に繋がる廊下ですが、綺麗だったため、何枚も写真を撮ってしまいました。
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「地蔵殿」
「朝のお勤め」は写真正面の「地蔵殿」で行いました。宿泊者全員の名前が読み上げられ、ご祈祷をしてもらいました。 -
「本堂」
地蔵殿から本堂を移り、法要等が執り行われました。「朝のお勤め」は30分と聞いていましたが、結局40分位掛かりました。 -
「朝のお勤め」の後、地獄を少し散歩してみました。朝の6時から一般に解放されていますが、朝方に訪れる方が多いのか、夕方以上に多くの方がいらっしゃいました。
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朝食も普通に美味しく頂けました。
さて食べ終わった後、お箸はどうするのだろうと、ワクワクしながら住職さんの話を聞いていましたが、やっぱりというか、記念に持ち帰ってもいいと言われました。もっと意外なことを言われるのではと期待していたんですが… -
「薬師の湯」
友人がまだここに入っていなかったため、朝食後に入ってみましたが、なぜかここのお湯だけ、ピュアな硫黄泉でした。舐めてみたら、レモン水のような酸っぱいお湯でした。他のお湯はあれ?なところもありましたが、やっぱり恐山温泉のお湯は最高でした。 -
チェックアウト前に、館内に掲示してあった観光案内を見ていたら、食事の時に説明をしてくれた住職さんに話し掛けられ、色々と観光のアドバイスをしてもらいました。当初は大間から仏ヶ浦に向かい、下北半島をくるっと一周する計画でしたが、無理と言われ、仏ヶ浦は諦めました。それから12年前に通った時には未舗装路であった国道284号線が今年の春に舗装されたと聞き、驚きました。
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恐山を9時00分前に出て、大間には10時30分に着きました。左の石碑は12年前に来たときもあったような。
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「魚喰いの大間んぞく」
そんなに混んではいないと思いつつも、食べログの点数も高かったこちらのお店に一応予約していきました。 -
「3色マグロ刺身定食」
せっかく大間まで来たので、ケチらずにこれにしました。3,400円+税ですので、一切れのサイズも大きいのかと想像していましたが、東京で食べるのと同じサイズでした。
で、肝心のお味ですが、流石に大トロはそれなりに美味しかったです。ただ、中トロと赤身ははっきり言って、いなげやで買った方が美味しいです! まあ、私にはスーパーの刺身で充分ということなのでしょうが、取り敢えず大間でマグロを食べたということで。実は大間のマグロでなかったりして… -
サイドオーダーで注文したものです。左がほほ肉のステーキですが、これは美味しかったです。他はレバーですが、一度食べれば十分なお味でした。
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「薬研温泉 晃山楼」
ランチの後、例の国道284号を通って薬研温泉に抜けました。国道284号は、12年前に通った時には未舗装でしたが、今回は何の苦労もなく通り抜けられました。前回は深夜に薬研温泉の横を通りましたが、とてもインパクトのある温泉名であったため名前も覚えていました。 -
で、肝心のお湯ですが、何の変哲もないただのお湯でした。もちろん温泉ですが、香りも味も色もないお湯は苦手です。取り敢えず、何となく気になっていた温泉に入れただけで満足でした。
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夕食は、新幹線で弁当でも食べる予定でしたが、八戸駅で時間が余ったため、駅のレストランでラーメンを食べました。海藻ラーメン、美味しかったです。
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18時12分発の「はやぶさ42号」で帰京しました。帰りは行き以上に空いていました。
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