＃4アールヌーボー探し2004正月～ドナウベントの街歩き～

2004/01/01 - 2004/01/07

くろねこツーリストのしるくんが2004年の正月に行ったブダペスト5連泊のツアー。
滞在３日目は、ドナウベントの街めぐり。おやつには念願の栗のスイーツをいただきました～♪

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
1月1日　成田空港からフランクフルトを経由しブダペストへ
1月2日　ブダペスト市内街歩き
1月3日　バスでバラトン湖畔へ、ティハニ修道院などを観光
1月4日　バスでドナウベントへ、センテンドレなどを観光
1月5日　ブダペスト市内街歩き
1月6日　ブダペスト空港からチューリッヒ経由
1月7日　成田空港着

エリア ドナウベント(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

６時半に起きて７時過ぎごはんへ。出発するヒトが多いのか朝いちばんなのにすんごい混んでいて、大好きなブロッコリーと人参のにんにく炒めが売り切れ状態…。
と、この日の朝ごはんは好きなおかずにありつけなかったため、ケーキに走ったのでありました。いろいろあって連泊でも飽きませんね。

部屋に戻って外を見るとぱらぱら雪。

Hotel Budapest ホテル

窓の外には雪印のゆき～！
東京モンでして、こういう雪って東京ではお目にかかれないので、テンション上がっちゃいます♪

本日は９時出発でブダペストから30kmほど上流のドナウベントの街を散策です。

出発時点の気温はマイナス６度。
ツアーバスは、まずはスロバキアとの国境の街、エステルゴムへ。

どーんと高さ71.5ｍのドームがそびえるシンメトリーなエステルゴム大聖堂。
ハンガリーのカトリック教会の総本山です。

エステルゴム大聖堂 寺院・教会

大聖堂の中は時間が早かったためか、ツアーのわれわれだけで貸し切り状態。
カトリックの教会なので中は壁画や柱の装飾など、豪華な感じですね。
こちらはティハニの修道院教会と異なりホンモノの大理石製。なのでか、底冷えする気がします。さむっ。

100フォリント払って地下の墓所へ。壁の厚さが17ｍ！という説明だったんですけど、正面に見えている窓のところがそんなにあるかなあ…。

あ、ここにも指輪をくわえた鳥が。からすだよね…？！

上に戻るとミサが始まっており、信者の方以外は前の方へは行けなくなっておりました。そうだ、日曜日だった～。
司祭さんの読む聖句（だと思う）がちっとお経っぽい。音の印象が似た感じなんですよね。

大聖堂の後ろ（？）側のドナウ河が見える高台へ。
対岸はスロバキア。
そして、橋ができていた！　びっくり！
2001年にできたんですね。前回来た時には「第2次世界大戦で壊されたままです」と説明きいたところだ。

ちなみに、1999年8月に来た時の様子がこちら。
橋脚のみ見えています。
ん～、同じ社会主義のチェコスロバキアとハンガリーの国境だったので、西側との国境に比べれば再建されそうな気がするんですけど、されなかったんですよね。
それが一緒にＥＵに加盟、ということになって再建されたとか。ヒトやモノの流れ、という点では橋が無いとねえ、ということなんですね。ふ～む。大人な事情なのか。

大聖堂のそばにはホットワインの出店。飲める方はここで温まっておりました。２ユーロというメモが残ってるんだけど、フォリントではいくらだったんだろう。
現地ガイドさんの曰く、入っているのは胡椒とシナモンとあとは日本語では言えないものデス。
まあ、怪しいものが入っているということではなく、ハンガリー人のガイドさんが知らない日本語のスパイス、ということかと思いますけど。

ビシェグラードの中腹で写真タイム。
ぐーぐるマップで見てみると"Danub's Knee" Car Panorama Lookoutだった感じ。
夏だと、青い空とあふれる緑とゆったり流れるドナウ河が一望！なんだろうな～。冬だとどんより…で。

遠くに見えるはHigh Castle。ガイドブックで要塞跡と紹介されているところだ～。
ビシェグラードという名前はよく考えたらとってもスラブ的。なんとかグラードって各地にありますよね～。有名なところではレニングラードとか。って、もうこの名前じゃないか。

丘を下ってドナウ河沿いのRenaissanceというレストランでお昼。
中世のテーマパークといった雰囲気のお店です。

ルネッサンス 地元の料理

ぼんやりとした「中世」イメージですけど、お店の方は皆さんこういったカッコ。リュートの演奏付き♪です。
ナプキンが四角い紙や布ではなく、布の前掛け状のもの。焼肉屋さんっぽいヤツです。それも中世風だったのかなあ。

ボケボケでごめんなさい。
前菜は玉ねぎのクリームスープに、メインは巨大ロールキャベツ。サワークリームを自分で好きなだけのっけて～♪でした。
デザートはチョコアイスとラズベリーアイス。
こちら、器も素焼きっぽいもので、そこも「中世」なのかな。カトラリーは金属の使いやすいものなので、さすがにそこは違ったようです。

お店にあったのぼりにも指輪をくわえたからすくん。
ライオンは二股しっぽだ…。どういう由緒なのかしらん。

レストランの前の道から北側を見たところ。奥にレンガのアーチ。これもビシェグラードの遺跡の一部なんですかね。
左に見えている船付き場あたりは、今はかなりキレイになっている感じです。

昼食後はセンテンドレの街へ。
駐車場のそばでとっても気になった建てかけの家。
どうみても、ただレンガを積んで壁塗って…に見えるんですけど…。三匹の子豚のレンガの家っぽいなあ。
ん～、地震があったら一発で崩れそうな…。大丈夫～？

センテンドレはセルビア人がつくった街なんです、と現地ガイドさんの説明。（ここでなぜか「セビリアの理髪師」を思い出す我ら。セルビアとセビリア、ぼ～っと聞いてるから区別が付かなくなってるな…）
ん～、ハンガリーっぽくない、というニュアンスがあるのでしょうか。
芸術の街として有名で、小さな街に当時でも15以上の美術館がある、とのことでした。

センテンドレ 散歩・街歩き

コヴァーチ・マルギット美術館へ。陶芸家の個人美術館です。
オフシーズンのためか、われわれのツアーで貸し切り状態～。
全体的に細長い人物像という印象。彩色テラコッタのような陶器です。フツウの人々のフツウの風景、といった感じかな。
ツアーで入ったので定かではありませんが、入場料は600フォリント。

このあとちょこっとだけセンテンドレの街でフリータイム。

コヴァーチ マルギット美術館 博物館・美術館・ギャラリー

河が見えるところへ。
わ～、氷が流れてる…。
ぐーぐるマップで見たら、このあたりってドナウ河の中にセンテンドレ島があるんですね。なので、ここで見えている対岸は島なのか。

センテンドレは細い路地が多く、ぷらぷらするのが楽しい街♪
猫も多そうだにゃ～♪

お、いたいた♪

ここにもねこ～。

いや～やっぱり、寒いのでこの季節だとぷらぷらはしにくいかな～。夏なら外でぼ～っとしているのもいいんだけど。

４時半すぎにはホテルへ。
ごはんまで時間があるので、ホテルのカフェでお茶タイムにすることに♪

これを食べたかったんですよ～♪
ハンガリー語でgesztenyepüré、ゲステェネェピュレー。栗クリームです♪
冬しかないらしい！ということで、探しておりました。英語メニューだとチェスナットピューレ。マロンピューレじゃないですよ。

モンブランの上だけ、ともいいましょうか。といっても黄色くなく、日本だと和栗モンブラン、といった感じの色。
お酒きいてた～。結構こってり。
ごはん前ということもあり、３人で１皿いただきました。一人だと多すぎかも、ですね。
栗クリームは500フォリント、カプチーノは400フォリントでした。

Hotel Budapest ホテル

１時間ほどの食休みをはさんで、ホテルのレストランで夜ごはん。朝ごはんと同じ場所です。
前菜は胡麻ドレッシングのかかったミックスサラダ、メインはこちらのポークカツ。付け合わせはミートソースとチーズがかかったパスタ。サラダ菜だけのサラダも付いていました。甘めのドレッシングがおいしかった♪
デザートはスポンジケーキにチョコソースと生クリームがかかったもの。ガイドブックに載っていたSomlói galuskaショムローイ・ガルシュカかな。しっかりデザートまで完食いたしましたよ～。そりゃ、甘いものは別腹ですから！