2021/07/19 - 2021/07/19
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ウェンディさん
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この旅行記のスケジュール
2021/07/19
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朝8:30、知床五湖フィールドハウスで、森歩きの基本を教わったら、知床五湖ハイキングの始まり
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ネイチャーガイドツアーは5000円/一人。知床に詳しいガイドさんのお話を聞きながら歩くのは楽しい
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鹿が森の中から出てきたり、木にくまの鋭い爪痕があったり、時間は朝の方が動物に会える確率が高いかな
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知床二湖の湖面には睡蓮が咲いていた
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一湖は高架木道から眺める景色も地上遊歩道から眺める景色も双方、おすすめ
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この旅行記スケジュールを元に
2021年の夏休みは知床へ。
11年前の雨の知床でのリベンジとして8日間知床三昧を計画し、ひたすらアウトドアな毎日を過ごしました。
知床旅・・・といえば観光で有名なのは、知床五湖。
知床五湖はガイドブックを見ても、パンフレットを見ても必ず写真が載っている場所で、世界遺産;知床に来たならば行くべきところ・・・と云われているポイントの一つです。
でも、実はこの有名な知床五湖は羆(ヒグマ)の生息区域内にあり、特に観光シーズン最盛期である初夏は羆の活動が活発な時期で、子育て中の母熊はそれは危険な生き物。
その生息域内に私たちが迂闊に入り込もうものならば、大惨事を招く可能性もあります。
ですから、私たちが訪れた7月は、自然豊かな知床五湖の最深エリアには、一般観光客はパーミット(許可)無しには入ることはできまないのです。
では、何のためにわざわざ遠路はるばる北海道の知床へ?
一般観光客は許可なしには知床五湖の奥には入ることはできませんが、その許可は比較的簡単に“あるもの”を使えば得ることができます。
その“あるもの”とは、プロの力。
知床の自然の酸いも甘いも知り尽くしたネイチャーガイドの案内で、知床五湖の自然を楽しんできました。
☆★☆2021年7月知床旅のスケジュール☆★☆
□7/17 羽田発 JAL朝便で 女満別へ
小清水原生花園 カムイワッカ湯の滝
しれとこ村つくだ荘 宿泊
□7/18 羅臼岳トレッキング
地の涯(はて) 宿泊
■7/19 知床五湖 ガイド・トレッキング
ホテル季風知床 宿泊
□7/20 海獣クルーズ(羅臼)
地の涯 宿泊
□7/21 羅臼湖トレッキング
海中温泉 探索
らうす第一ホテル 宿泊
□7/22 乗馬(外乗)
野付半島
清里イーハトーブホステル 宿泊
□7/23 斜里岳トレッキング
ホテル山水美肌の湯 宿泊
□7/24 網走観光
女満別発 PEACHで成田へ
☆★☆2021年7月知床旅行記☆★☆
【1】贅沢三昧☆知床8日間CREWG旅
https://4travel.jp/travelogue/11703470
【2】絶景の代償
https://4travel.jp/travelogue/11704548
【3】クジラ跳ね マグロ飛ぶ羅臼
https://4travel.jp/travelogue/11705600
【4】シマウマが駆ける コロボックルの森
https://4travel.jp/travelogue/11708848
【5】ネイチャーガイドと歩く知床五湖
https://4travel.jp/travelogue/11710995
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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怒濤の羅臼岳のトレッキングから始まった知床旅。
羅臼岳では下山途中で熱中症を発症してしまい、往復10時間弱のロング・トレック。
トレッキング翌日の体は筋肉痛で全身バキバキで、熱中症の余波で体内温度も下がらず、私の身躰は全く使い物にならない状態だった。
そんな日は、のんびりと愉しむアクティビティ・・・ということで、この日は知床五湖のトレイルを歩くことにした。羅臼岳 自然・景勝地
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イチオシ
知床五湖といえば有名なのが湖越しに見える知床連峰の姿で、羅臼岳、サシルイ岳、硫黄山などが湖に映る光景は知床の代名詞ともなっている。
旅行記の冒頭文で、知床五湖を歩くにはパーミット(許可)が必要であると書いたが、例外があり、この写真の光景を見ることのできる展望台までならば許可を得る必要はなく、誰でも行くことができる。ネイチャーガイドのツアーはおすすめ by ウェンディさん知床五湖 自然・景勝地
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駐車場から始まる全長800mの高架木道を歩いて行けば、その先には一湖を見下ろす展望台があり、湖面に知床連峰が絶景絶景が広がる。
ただし、一般観光客が許可なしで歩けるのは此処;知床五湖の内の一湖の端だけで、知床五湖の最深部である二湖-五湖(4つの湖があるエリア)へは、入ることはできない。(クマの活動期が終盤に入れば、二湖-五湖のトレイルも一般開放されるが、クマの出没情報があると終日閉鎖となり、夏の終わりでもかなりの確率で連日のようにクマが出没する) -
一湖の先に繋がる道には一方通行のゲートがあり、その先にある4つの湖への道は閉ざされている。
ゲートの先には知床の深い森が広がっているのに、そこを訪れずに帰るだなんて、せっかく知床五湖に来ているのに湖の1/5しか見ないなんて、何をしに知床に来たのか・・分からない。
だったら、知床の自然を知り尽くしたプロのガイドさんに頼んで、禁断のエリアへ行こうよ♪ -
私たちのような一般観光客は、ヒグマの活動期は個人では一湖から四湖のエリアへは入ることができないのだが、知床財団が仲介するプロのネイチャー・ガイドが引率するガイド・ツアーならば、禁断エリアである一湖から四湖のトレイルへと入ることができる。
もちろんガイド・ツアーの参加には人数制限があり、希望日に空きがあるとは限らないが、ツアー自体は毎日、朝8時から開催されているので、あらかじめネットから予約をすれば大丈夫。 -
ガイド・ツアーにはプライベート・ツアー、グループ・ツアーの2つがあり、プライベートは費用が高すぎて手が出ないが、グループ・ツアーならば一人5000-5500円/2時間。
二人で参加したら2時間で約1万円だから、決して安くはないが、知床の自然を守るための寄付も含むと云うことなのでこの程度の金額は相応なのだろう。
(写真:パーミット申請書、申請者名は引率者であるガイド氏となる) -
私たちも知床へと到着した日の夜に、天気予報とにらめっこをしながらガイド・ツアーの日程を調整し、ネットで予約をした。
そして、この日、朝8:30に知床五湖の駐車場でガイドさんと待ち合わせをし、ガイド・ツアーの参加者8名と合流した。
(写真:無事に入手できた知床二湖-五湖への立入認定書) -
知床五湖のガイド・ツアーに参加する場合、歩く順路は、湖の通し番号順の一湖→五湖ではなく、五湖→一湖となる。
これは、一湖のほとりにあるゲートが一方通行であり、一湖側からの入場ができない様にしてあるため。
このゲートの双方通行を可能とすると、間違えて(わざと)一湖側から禁断のエリアに、許可証を持たずに、個人のみで入り込んでしまう方がいるからという話だった。
ガイド・ツアーの参加者は、参加時間ごとに知床五湖フィールドハウスに集められ、トレイル(トレイルと云うほど大げさな山道ではなく基本は歩きやすい遊歩道だ)を歩く際の注意点、ヒグマと出会った時の対処法などのレクチャーを受けてから、ガイド・ツアーのスタートとなる。
スタートは、知床五湖フィールドハウスの専用の出口から。
(写真:ガイド・ツアーのスタート地点。トップを歩くのはガイドの松田さん) -
ガイド・ツアーで先頭を歩くのはネイチャー・ガイドで、ガイドが一番前を歩くのには理由がある。
もちろん、ガイドが案内するのだから先頭を歩くのは当然なのだが、案内以上に大事なのは、森の中の音。
私たちが入る二湖から五湖のエリアはヒグマが生息する森の中なので、彼らが発する活動音をガイドはいち早く察知し、その時々に応じた対応をとらなければならない。
私たちに森の中のことを説明しながらも、ガイドの耳アンテナは360度の方向性で音を探っていて、少しでも森の中で動物の気配を感じると、まずは参加者を立ち止まらせ、おしゃべりをやめさせて、周囲の安全確認をする。 -
ガイドは唐辛子スプレー缶をヒグマ対策用に必ず携行しているが、このスプレーはあくまでもヒグマが襲いかかってきた時の最終手段で、このスプレーを使用するのは、人間自身も生きるか死ぬかぐらいの瀬戸際の状態の時。
唐辛子スプレーがクマに対し威力を発するのは、クマが至近距離である1-2m以内にいる時のみで、スプレーを押す自分自身もクマの爪で怪我をする可能性を考慮しながら使用しなければならない。
また、トレイル前方の5mや10m先にクマを発見した空と云って予防的にこのスプレーを撒いても、刺激臭でクマを怒らせ、さらに攻撃性を強めるだけで、人間側にはなんのメリットもない。
ガイドの仕事で一番大事なのは、森の中のクマの気配をできるだけ早く察知し、遠くに見つけた場合にはできるだけ静かにその場から後退して、クマからの距離を保つこと。
私たちがクマのテリトリーを侵害しないことだ。
だから、ガイドの耳は野生動物が森の中で枝を踏む時に発するポキリという軽い音に対して鋭敏に反応し、視界にクマが見えていなくとも、背丈ほどもある笹の向こう側にクマが潜んでいる可能性を絶えず考えながら私たちを案内している。 -
トレイルは木道がメインで、木道がある場所では私たちは木道を外れて歩いてはいけない。
この木道は人間が歩きやすいために設置してあるわけではなく、自然を守るために存在し、私たちが歩くことで大地を踏めば、大地に芽生えたばかりの小さな命はそのたびに踏み潰され、新しく命を再生させることができなくなる。
それを防ぐために、知床五湖の散策路には木道が敷かれている。
そんな木道の上のあちこちには、森の住人たちの落とし物があちこちに。
この落とし物は小さなイタチ科動物のもの。
ちょっとゆるめのウンチだが、自分の縄張りをマーキングするためにわざわざ木道の上の目立つ場所に落としてある。 -
森の中には多くの木があるが、根が持ち上がって今にも倒れそうな木がトレイルのすぐ脇に。
確か冬の暴風雪のせいで斜めに倒れてしまったそうだが、樹の勢いは衰えていないので、このまままた根付くのではないかという話だ。 -
イチオシ
対して、こちらの樹はもう枯れて何年もたってしまった木だが、その根から木の幹を覆う堅い樹皮は腐ることもなく、その姿を何年もさらしているという。
-
この倒木はもうかなり前に倒された木で、昭和時代の知床の開拓民が家を作るときに切り出したのではないかと云われている木だ。
苔を纏った堅牢な幹は腐ることもなく、その昔に、知床でも開拓により多くの樹木が伐採され、森林の存亡が危惧されるほどの危機の時期があったことを教えてくれる。 -
この写真は、巨大化した水芭蕉の群生地。
水芭蕉なんて本州でもあちこちにあり特に珍しくもないのだが、実は水芭蕉の根はクマの大好物で、春先になると、この辺りは水芭蕉目当てのクマが多く出没するそうだ。
今年の夏は例年を超える異常な暑さのせいで、木の実の生育があまりよくなく、もしかすると食料を十分に調達できない個体が水芭蕉の根を食べに来ている可能性もある。
水芭蕉エリアは湿地帯なので、クマが来ていれば大きな足跡があるからすぐに分かるということで、この日はそのような足跡は近くには見当たらずに一安心。
歩いていて、いきなり熊が水芭蕉の真ん中で座っていたら、びっくりするからね。 -
そんな話を聞きながら、最初にやって来たのは五湖。
この日の朝の空は雲が厚く、知床連峰の姿が見えないのが残念。 -
五湖の周囲の木々には見所が満載。
対照的な二本の樹だが、この二本は知床の自然の奥深さと、野生動物保護の難しさを物語っている。 -
左の幹の上部に視線を動かすと、幹に斜めや縦に刻まれた筋状のものが目に入る。
これはヒグマの爪痕で、けっこう幹の上の方までその爪痕は続いている。
知床のヒグマは木登りが得意で、かなり高いところまで上手に登るそうだ。 -
イチオシ
幹の下方にも更に多数の爪痕があった。
さすがに300kgを超える巨大な雄クマはあまり高いところまでは登れないとのことだが、200kg程度の若雄や雌ならば、するすると上手に木登りをするのだって。
でも、降りるときってどうやって降りるのだろう?
身軽な猫ならば、木から頭を下にしてするすると降りてくるが、まさか数百kgの体重のクマが頭を下にして降りてくるとは思えない。
クマが樹から降りる時は、登るときの姿勢のままお尻からずり落ちるように降りるそうだ。
爪を強く木の幹に突き立てブレーキ代わりにして降りるらしいが、なんだか爪がひっくり返って剥がれちゃいそう。
爪が剥がれたら、大惨事よね、きっと。 -
こちらの木は、樹皮が剥がれて丸裸になってしまい、その命を維持することができなくなり、あとは自然に倒れるだけ。
樹皮が失われる原因を作ったのは、知床の原野に生息する鹿。
餌の少ない冬に、鹿は木の幹の肌を剥いで食べ、その命をつなぐ。
しかし、その食べ方が木の生命維持の範囲を超えてしまうと、木は命を失う。
国により保護されている知床の鹿は最近はその個体数が増え、もしかしたら森の適性数をオーバーするくらいまで増えているかもしれない。 -
そんな五湖周辺の森を観察する。
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なんとなく鹿がワルモノ的な話になり、鹿に対しネガティブな印象を持ってきた私たち。
そんな気持ちで五湖を眺めていたら、森の中から突然、鹿が駆け下りてきて、皆の視線は立ち枯れの森の木々から鹿へ一気に移動。
あれれ・・・、さっきの鹿ワルモノ説はどこへ行ったの?というくらい、私を含め、皆が鹿に注目する。 -
イチオシ
鹿は湖の中をチャプチャプと歩く。
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そして、ゴクゴクと湖の水を飲み始めた。
これにはガイドさんもびっくり。
夏の鹿は水分たっぷりの青い草をたくさん食べるので、水分補給は草だけで十分なはずなのだが、今年の夏の知床は最高気温が30℃を超える日の連続で、鹿たちも喉の渇きが強いのではないかというガイドさんの推測だった。 -
鹿の背中に白の斑点があったのでバンビちゃんかと思ったのだが、それなりに成長している個体だとのこと。
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鹿の背中の白斑は子鹿に多く見られるが、夏には夏毛として成獣にも出てくる模様だ。
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この白斑は、森の中で天敵の肉食獣(知床ではヒグマ)からカムフラージュするための迷彩模様で、背中の白い斑点は森の中に入ると木々からこぼれ落ちる木漏れ日と区別がつけにくくなるそうだ。
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最初の鹿が現れてすぐに、もう一頭が現れ、こちらは本当のバンビちゃん。
ということは、お母さん鹿も近くにいるかも・・・
と待機していたら、 -
ママ鹿の登場。
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お母さん鹿は首に発信器をつけていて、耳には識別タブ。
どうやらこのファミリーは、生息調査の観測対象の一家だったらしい。 -
お母さん鹿は湖の水は必要としていないらしく、岸辺の草を美味しそうに頬張ってから、
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子供たちの後を追いかけるように、去っていってしまった。
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四湖への途中で、キツツキが開けた孔が鳥の巣になっている木を教えてもらった。
でも、現在は、この巣は放棄されてしまったそうだ。
その理由は人間。
昨年はコロナの感染拡大で、知床のガイドウォークもほとんど実施されず、森の中はその昔の原始の森に近い、動物たちだけの森だった。
だから、トレイル沿いの樹にも野鳥が営巣していたのだが、今年は感染防止対策を万全に整えガイド・ツアーも再開し、6月以降は観光客もそれなりに森に入っていて、巣がある辺りは、毎日、多くの観光客が通り、巣穴の近くで賑やかに過ごす。
そんな環境では子育てはできないと、鳥たちは判断し、この場を去ったようだ。
コロナの影響って、思いもしないところまで波及しているのだね。 -
この日は空の雲が晴れずに、知床連峰の姿は雲の向こうで、四湖の湖畔にもリフレインは得られず、残念。
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三湖のほとりにあったのは、幹の中心部が大きく裂けた木。
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その幹は中心部がまるでへらで抉られたかのように抜け落ちていているのだが、樹皮部分はしっかりと残っている。
木の枝には青々とした葉が茂り、木は健康そのもの。
先ほど一湖のほとりにあった木は樹皮が鹿などによって囓られ、立ち枯れていたのに、三湖の湖畔の幹の中心部分が失われてしまった木は、元気に生きている。
二つの木の命を左右したものは何なのか。 -
人間だったら、外側の皮膚が多少だめになっても、体の皮膚の下の中心部が無傷ならばなんとか生きられる可能性があると思うのだが、樹木はその反対で、外側がやられてしまうと枯れてしまう。
木の中心部を失った大木が元気に生を紡いでいるその理由は、木の導管(どうかん)と師管(しかん)が無事だから。
根から吸い上げた水や養分を樹の上部へと運び、葉へと循環させるために樹木に必要なのが導管と師管と呼ばれる水と栄養の通り道で、人間で云えば動脈と静脈みたいなもの。
この二つの管があるのが樹皮の直ぐ下で、食害にあった木は樹皮と共に生命維持のために必要な導管と師管も食い破られ、必要な水分や養分の循環ができなくなり、結果としてその命を落としている。
そんな話をガイドさんから聞きながら、私が考えていたのは、この話を人間に置き換えると、かなりスプラッタな光景だよな・・・。と。
鹿が人間を食べたいと思わなくて、本当に良かった。 -
こちらの木は、幹の表面に数メートルの長さの大きく避けた傷。
まさか、巨大な熊が登った後に滑り降りる時に、鋭い爪で幹の表面を引き裂いた!?
残念。
この裂傷を作ったのは、冬の寒さ。
幹表面の水分が冬の寒さで凍り付き、体積が膨張した氷が樹皮の表面をビリリと切り裂いたそうだ。
このような縦の傷は、木の生命線である導管や師管を傷つけることは少ないため、木は痛くも痒くもないそうだ。 -
二湖へとやってくと、ようやく空の雲にも切れ間ができ、湖面が明るいブルーに。
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知床五湖のそれぞれの湖には撮影ポイントがあり、皆で譲り合って写真を取り合う。
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イチオシ
二湖の風景は今までの湖とはちょっと異なり、なんとなくカナディアン・ロッキーの湖に近い雰囲気。
外来植物が今は名物 by ウェンディさん知床二湖 自然・景勝地
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二湖の湖面には、今までの湖では見なかった睡蓮の花の姿。
睡蓮はもともと知床に生息していた植物ではなく、開拓民が二湖へと持ち込んだ外来種。
でも、今は二湖の風物詩となってしまっている。 -
二湖と一湖はほぼ隣同士と云って良いほど近く、二湖から5分も歩かないで一湖へと到着した。
知床五湖の5つの湖には少しずつ標高差があり、一番標高が高い場所にあるのが五湖で一番標高が低いのが一湖だ。
それぞれの湖は表面上では川などでは繋がっていなく、それぞれが単独の湖とされていのだが、一湖の湖面には睡蓮の花が咲いている。
二湖と一湖は接していないのに、二湖にしかないはずの睡蓮の花が湖の湖面に咲いている謎。
多分だが、地下の部分で五湖から流れ出した水は、四湖の水と混ざり合い、三湖や二湖を経由して一湖へと浸みだしているのではないかと推測できる。 -
一湖まで来たら、ガイド・ツアーも終盤で、高架木道が目の前。
高架木道の下部にはパルス式で高圧電流が流れていて、クマなどの危険な動物が高架木道の上へと上がれない仕組みになっている。
パルス式の電流は人間が1秒ほど触れたとしても、感電死するほどの強さはなく少しビリリとするだけらしいが、クマに対してはその忌避効果は絶大だとのことだ。 -
木製の階段を上り、ゲートをくぐったらガイド・ツアーは終了で、ここからは高架木道の上から一湖の景色を愉しむ。
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高架木道へと出た時にはまだ空には雲も多かったが、
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イチオシ
30分もすると雲がなくなり、知床連峰の姿がくっきり。
これぞ知床という景色が目の前に広がっていた。 -
パノラマにすると、目で眺める景色に近いかな。
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高架木道を歩いていても、
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一湖の展望台から見ても、青い空と湖と山
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朝の曇り空が嘘のような景色が広がっていた。
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高架木道を歩いて駐車場に戻るのだが、
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あまりに美しい景色に、目は釘付け。
知床国立公園 自然・景勝地
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羅臼岳から硫黄山までが、青空をバックにくっきりと浮かび上がり、
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一湖の湖面には知床連山のリフレインが映り、揺れる。
時刻は午前11時半。
これ以上、時刻が遅くなると、気温の上昇に伴い立ち上る水蒸気が大気中に広がり視界がだんだんぼんやりとしてくるので、ギリギリの時間に雲が晴れてくれて、本当に良かった。高架木道からでも見える唯一の湖 by ウェンディさん知床一湖 自然・景勝地
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この日の午後も、のんびり日和で、知床五湖近くのフレペノ滝へと歩いていってみることに。
フレペノ滝は知床入りした初日に行こうとしたのだが、その日の午前中にヒグマの目撃情報があり、トレイルが立ち入り禁止で歩くことができなかった。 -
幸い、この日はクマ情報もなく、トレイルはオープン!
草原の1本道を歩いて行く。
フレペの滝への道は草原道で、朝や夕方ならば鹿やクマに出会う確率も高いのだが、日中は気温が暑すぎて野生動物は森の中の木陰で休んでいて、草原には出てこない。
人間だって、炎天下を片道30分弱歩くのは、結構大変だった。 -
イチオシ
滝を眺める展望台には東屋があり、崖から白い水のラインが幾筋も流れ落ちる勇壮な滝の姿を見ることができる。
このフレペの滝だが、実は不思議な滝でもある。
不思議なのは、滝上の草原には川の流れはなく、崖を流れ落ちる滝水がどこから供給されているのか分からないところ。滝水はどこから流れ出しているのか by ウェンディさんフレペの滝(乙女の涙) 自然・景勝地
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たしかに、どんなに目をこらしても草原には、水の供給源となる川は見当たらない。
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そこで、滝が流れ始める岩肌を目をこらして、よく見てみると・・・、
滝水が岩の壁面から湧き出すように吹き出しているのが分かる。
一説によると、フレペの滝の滝水は、知床五湖などの川を持たない湖の水が地下水脈や土の中を通って崖へと浸みだしているのではないかと云われているが、その真相は明らかにはなっていない。 -
誰も来る人のいないフレペの滝の東屋で、体を横たえてリラックスタイム。
草原を吹き抜ける風が、寝転ぶ私の睡魔を誘う。
昨日の羅臼岳登山の余韻を引きずりながらの、知床五湖のガイド・ツアーへの参加。
ガイド・ツアーの行程はのんびりとしていて歩くのも苦にならなかったが、やはり、体は疲れている。
遠くに人の声が聞こえた・・・と気づいて目覚めたら、ゆうに40分は刻が進んでいた。
知床の崖の上で40分も昼寝ができるなんて、知床Only8日間の旅だからできる贅沢な過ごし方。
観光地をスタンプラリーのように巡る旅も悪くはないけれど、私が好きなのは、目的地でのんびりとした時間を持てる旅かな。
前の旅行記:【4】シマウマが駆ける コロボックルの森
https://4travel.jp/travelogue/11708848
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