2021/09/02 - 2021/09/05
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トゥーバーズさん
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この旅行記のスケジュール
2021/09/02
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車での移動
談合坂サービスエリア
2021/09/03
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車での移動
セブンイレブン波田赤松店
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大黒岳
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この旅行記スケジュールを元に
「今頃はESLプログラムのお宿があるんだね」
「何それ?」
「平たく言うと英会話学校のお宿だね」
「へー英語しか話さないの?」
「滞在中、全部自然に英語で通せるとしたら魅力的かな」
「Covid-19で海外行けないから、そういう機会もいいかもよ」
「外国人スタッフもいるみたいだし、確かに海外気分かも。行ってみようか」
「どこにあるのよ?」
「乗鞍」
「えー、また登山?!月山も初級だって言ったけど、大変だった!」
「乗鞍は本当に初級中の初級だよ。しかもライチョウがたくさんいる」
「ライチョウ?!それってかわいい子よね!」
今回の旅のテーマは、
”まるで海外に行ったような気分で国指定天然記念物のライチョウのカワイイ写真を撮ってくる旅"
2泊3日のショートトリップ、前編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夜中の談合坂サービスエリア。
三連休で乗鞍に行こうと予定はしたものの、この週末は10日間予報では雨ばかり。直前になっても6時間毎に晴れになったり雨になったり。予定が立たないまま、出発の日を迎えました。
運転中も時折小雨が降り、ワイパーを時々動かしながらの運転です。 -
今回はレンタカーは三菱ミラージュをお借りできました。
出発時の予報は各所まちまちで、雨というところもあれば晴というところもあり。一番信用したところでも乗鞍畳平は3日が雨のち曇時々晴。4日が雨。5日が雨のち晴。一番好天の可能性が高いのが今朝で、それでも訳の分からない微妙な天気ということらしく…
どう転ぶかわかりませんが、とにかく2日の夜中に出発して、朝に乗鞍高原に着き、天気が保つようならアルピコ交通の畳平行きバスに乗る予定です。
ライチョウは、北アルプスにすむ国指定天然記念物です。私たちでも知ってるくらい有名な鳥さんです。
ついこの間ヒーヒー言いながら月山を登っただけでアルピニストでもなく、カメラもよくわからない旅行者が簡単に会えるような鳥なのでしょうか?
「いたた…」
「腰痛いの?歩ける?」
「歩けるんだけど、捻ったり、車の振動でピキピキ痛い」
「どうしたんだろうね?」
「寝違えたか、軽いぎっくり腰?」
「ぎっくり腰なら、布団から起き上がれないよ。脂汗しか出ないし、背中が板みたいになって歩けない」
「そういうのは無いわね」
「歩けるならとりあえず大丈夫かな。温泉ゆっくり浸かりなよ」
「そうね、温泉も楽しみ」
歩けるのですが、腰の具合が微妙な嫁です。 -
途中、どうしても眠くなり、みどり湖PAで仮眠を取った私たち。ちょっと寝過ごしてしまい朝6時前にようやくセブンイレブン 波田赤松店に辿り着きます。
だいたいこの辺りが、国道158号で乗鞍高原に向かう前に立ち寄れる最後のコンビニです。乗鞍まであと30分はかかります。
「ご来光バスは無理にしても、ほんとは6時の便に乗りたかったんだけど。しまった寝過ごした」
「仕方ないよ~、眠かったんだもん」
「次の時の便には余裕で間に合うと思うし、天気予報だと9時頃から晴れてくることになってるから丁度よかったと思うしかないか」
「そうよ。事故を起こしたら元も子もないんだから。腰も痛いんだし、いたわってよ」 -
道の向かいの謎のオブジェ。
コンビニの隣のりんご直売店こばやしさんの宣伝みたい。ちょうど道の左右に直売所があります。 -
前川渡の交差点を曲がってヘアピンカーブを駆け上がり、朝6時40分頃乗鞍高原に到着しました。バスが発着する観光センター前の駐車場に車を停めて、バスの切符を購入します。
乗鞍岳はマイカー規制がかかっていて、自動車では山に登れません。岐阜県側は濃尾バスが「ほおのき平」、長野県側はアルピコ交通が「乗鞍高原」に駐車場付きのバスセンターを設けています。車でなければ158号沿いの新島々や平湯温泉が上高地や乗鞍行きのバスセンターになっています。今回私たちは、微妙に距離が近い長野県側の乗鞍高原を利用します。乗鞍観光センター 名所・史跡
-
乗り場の切符売り場は有人の販売所と自動販売機とあります。朝早くでも人がおられるので、どちらでも購入できます。
アルピコ交通のバスは一律1人往復3000円での運行です。
値段は岐阜県側濃尾バスの方が安くて、1人往復2500円。ただし東京方面から車を使ってのアクセスだと、ほうのき平の発着所に行く前に通る安房トンネル通行料に片道770円かかるのがミソです。人数やアクセス方法で微妙に高かったり安かったりです。
出発時刻はA日程ならアルピコ交通6時10分。濃尾バスは6時38分なので、少しアルピコの方が早いです。駐車場はほうのき平はめちゃくちゃ広いので、昨今はキャンプ気分で盛り上がってるみたいです。
どちらも駐車場の横に日帰り温泉に入れる温泉施設もついていて食事のできる場所もあり、どちらも遜色はありません。 -
時刻表もチェックします。
所々AとかBとかあるのは、運行パターンです。乗鞍便は前日夜の天気予報が晴れだとA日程。だいたい1時間に1本バスが出ます。予報が雨だとB日程。こちらは2時間に1本バスが出ます。
聞いてみたところ、今日はB日程とのこと。
そうなると次の出発は8時です。予期していたとは言え、ちょっと間があいてしまいました。 -
時間もあるのでバスが来るまで、駐車場の周りで鳥さんを探してみます。この時間帯で高原ですから、何かしら撮れるかもと思って待っていたところ、キセキレイが来てくれました。
-
逆光で写真写りは今ひとつですが、道の向こうの枝にアオゲラが来ていました。
「これ、アオゲラだよ!」
「カラスじゃないの?」
「頭も赤いし、羽の模様も写ってる」
「ほんとだ!」
「すごいじゃん!」
まさかのレアモノに、登る前からテンション上がっています。 -
待つうちに綺麗に晴れ上がりました。
「さすが晴れ男ね!」
「良かった~」
顔を出した青空にホッとします。 -
8時のバスがやってきたので乗り込みます。
-
バスはいくつかの乗降場所を経由して、乗鞍エコーラインを山頂の畳平に向かって走ります。
-
森の中を抜けていく間、朝早かったこともありうつらうつらと居眠りしていました。
-
バタバタバタバタ…
大粒の雨音で目が覚めました。青空で乗鞍高原を出発したはずが、山頂近くに来る頃には大雨になっていました。
「いつの間にか大雨ね」
「まずいね。うちは雨装備は無いよ」
「しばらくしたら止むんじゃない?さっきまで青空だったし」
「だといいけど」 -
重苦しい空気のまま、バスは乗鞍山頂、畳平バス停に到着します。雨が降っているので、一緒に乗ってきた方々とすぐに畳平のバスセンターに避難します。
畳平 自然・景勝地
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外の様子をたまに見にいきますが、雨は一向に止みません。
登山者の中には、雨の装備に着替えてカッパを着て頂上を目指す人たちもいますが、私たちは雨の装備は持ってきていません。止むのをただ待つほかありません。 -
バスセンターの一角にネイチャーセンターがあり、いろいろな情報を載せてくれていました。気温8度!さすが標高3000m、一桁です。
それとボードの下に気になる情報が…「自然情報掲示板」?乗鞍岳 畳平バスターミナル 乗り物
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掲示板はネイチャーセンターカウンターの斜め向かい。少し離れたところにありました。なんと、ライチョウ目撃情報の手作りマップがありました。目撃した場所にシールが貼られているので、とても参考になります。
マップを見ると、山頂への登山路の途中、バスセンター裏のお花畑、少し離れた大黒岳に黄色い印が集中しています。 -
雨が止まないので、お土産物やさんをウロウロ。
「あ、かわいい~」
「雷鳥の軍手だね」
一つ550円。思わずお買い上げです。
そうこうするうちに、雨が小降りになってきて、ボチボチ出発する人たちも現れてます。あたりが騒がしくなってきました。 -
私たちも少し遅れて外に出ます。気温はボードの通り8度。駐車場のあたりは濃い霧に包まれています。
バスセンターこら持ってきた散策地図を見ながら、どう回るかを相談します。
「思ったより寒いし、周りも全然見えないし、こんなんでライチョウ出るの?寒いだけよ」
「バスのアナウンスでガスの時にハイマツから出てくるからライチョウって名前がついたって言ってたしさ。この霧なら可能性はあるんじゃない」
「いつ雨降るか分からないし、遠くには行きたくないわね」
「さっきのライチョウマップではすぐそこで沢山目撃されてるから、まずお花畑をぐるっと回ってみようよ」
「賛成!」 -
バスセンターから階段を降りていくと、ライチョウの碑があり、そこから通称「お花畑」というエリアに入ります。
バスセンターのすぐ裏の窪地を木道の周回路で散策できるようになっていて、ライチョウの目撃情報も最もたくさんあったポイントです。 -
お花畑に降りていくと、ミヤマキリンソウが霧の中咲いていました。
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木道の脇の岩が霧で霞んでぼんやりと見えています。
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木道の周りはライチョウの目撃が多いので、霧が出るとハイマツから出てくるという話を信じてライチョウを探します。
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見えるのは霧ばかり。何か動いてくれれば…との願い虚しく、ハイマツの上をただ風が吹くばかりです。
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目の前こそ見えていますが、遠くは真っ白。
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この霧の中、山頂に向かった方たちは大変だったと思います。
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テーブルみたいな岩があったので。
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いつもは木道でぐるっと回ってこれるのですが、木道の改修工事をしているところで、一部通行止になっていました。ここから先は旧木道で立入禁止になっています。折り返して戻ります。
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高山植物のトウヤクリンドウもしとどに濡れていました。
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ウメバチソウでしょうか。
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ぐるっと回って畳平の駐車場に戻ってきた私たちの前に影が飛び出しました。
霧の中でぼんやりですが、イワヒバリじゃないかと思います。 -
駐車場を歩いて、次は大黒岳に向かいます。霧がますます濃くなってきます。
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登山道の入り口の角に展望台があります。ここの目の前に鶴ヶ池が広がっているはずですが、何も見えません。
「地図だとこの先池を巻いて、すぐ大黒岳の登山道に行くはず」
「こんなんじゃライチョウ見えないわよ、寒いし」 -
目の前に鶴ヶ池が…あるはずなんですが。
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ハイマツがあるとライチョウの姿を探します。
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トウヤクリンドウがいっぱい。足元はなんとか見えます。
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ライチョウいないかな~?
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いっぱい赤い実がなっています。
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鶴ヶ池を回り込んで、大黒岳近くの「2716mバス停」にまでやってきました。
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ここからは山登りです。びゅーう、びゅーうと風が吹きつける斜面を必死になって上がり始めます。
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霧なのか雨なのかよくわからない霧雨と強い風で、洒落にならない寒さです。
「さ、寒いっ!もう帰ろうよ」
「すぐ頂上だし。もう少し頑張ろう」
声をかけ合いながら一歩一歩登ります。あまりの寒さに、嫁は朝買った雷鳥の軍手を使っています。 -
風が強くなってきて、ハイマツが這ってる理由がなんとなくわかる気がします。冷たいし、寒いし、ヘバりつきたくもなります。
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ハイマツに松ぼっくりがなっていました。
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赤い実。コケモモですよね?
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イワツメクサだと思うのですが、風で千切れんばかりになっています。
登るうちに本気で寒くなってきます。
ほぼ夏装で、上はショッフェルの防水ジャケットに長袖のスコーロンをミドルレイヤー、下はトレッキング用のパンツといった感じで準備をしてきたのですが、直前に天候の万が一を考えてミドルレイヤーをPatagoniaのR1エアに切り替えたのが結果的に正解でした。そのおかげでなんとか耐えられました。 -
大黒岳の山頂になんとか到着。何もない頂上はすごい風で、霧雨が渦を巻いて流れています。一休みするのに小屋の屋根の下に入ります。
「助かった~、風がすごいね」
「すっごい渦巻いてるよ」
「どうした晴男、パワー落ちてるわよ」
「はは、とりあえず今のところ霧雨だから酷く濡れてないけど。時間の問題で下半身は濡れそうだね」
「もう帰ろうよ。風が強いと鳥さん出ないじゃない。ライチョウだって鳥さんだから一緒だよ」
「そうだね。今日は諦めるか」
「バス代高いけどまた来ようよ」乗鞍岳 自然・景勝地
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小屋の天井のコンクリートから鍾乳石が下がっていました。そういえば最近は環境問題というとCO2の話ばかりですが、酸性雨なんていうのもありました。
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山頂には標高の杭が一本。ライチョウおりません。
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近づくと2771m大黒岳の文字が読めました。一応一つ山に登ったよ!ってことでバスセンターに戻ります。
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冷たい思いをしながら、畳平バスセンターの駐車場に戻ってきました。山頂にある乗鞍神社の中社があります。
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バスセンターはcovid-19対策のため、訪れた時は飲食提供をしておりません。時間はまだ12時少し回ったくらい。次のバスは13時5分で、まだほぼ1時間あります。
体も冷えていましたし、何か温かいものでも食べたくて、斜め向かいにある銀嶺荘さんの2階のレストランに伺うことにしました。乗鞍山の宿銀嶺荘 宿・ホテル
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天ぷらそばと山菜うどん。それと甘酒を頼んでホッと一息。戻ってくる途中にズボンが濡れていて、ストーブがあったのでその周りであたたまります。
「あー生き返る」
「寒かったねえ」
「濡れて足が寒い。失敗したね。ベースレイヤー履いてきた方が良かった」
「そうね、寒すぎだわ」
「いきなり天気予報外れてるけど、明日も予報は雨みたい。可能性があるとして明後日かな」
「はー、まずは温かいうちにいただこうよ」 -
13時5分にバスが来て、予定よりだいぶ早いですが撤収します。一緒の便で、きた登山の方たちも結構もどってこられていました。
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バスは来た道を降り、程なくバスセンターに。お宿のチェックインまではまだまだ時間もあります。そこで冷えた体を温めるのに温泉に向かうことにしました。
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乗鞍高原から上高地乗鞍スーパー林道で山の中をおよそ20分。天下の名湯、白骨温泉の立ち寄り湯、白骨温泉公共野天風呂に伺います。
白骨温泉 温泉
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門を潜って谷底へ降りていきます。
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ザーっと、川の音が響きます。
「腰は大丈夫なの?階段辛くない?」
「ちょっと痛いけど大丈夫。腰を捻らないように降りてるから」
乗鞍で歩いて、嫁の腰の痛みが少し強くなった気がします。 -
階段を降りたところに雰囲気のあるお風呂の小屋があります。
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入湯料520円お支払いして湯舟に向かいます。
入り口に国特別天然記念物の球状石灰石が置いてありました。 -
「じゃあ、あったまっておいでね~」
渓流沿いの湯船は開放感もあり、硫黄の匂いが強い温泉も柔らかく、気持ち良かったです。 -
白骨齋藤売店も近くにあって立ち寄りました。白骨温泉まんじゅうを購入したかったのですが、今はやめてしまったとのことです。
代わりに長野県の味噌屋さんのまんじゅうが置いてありました。残念です。 -
冷えた体を温めて乗鞍高原に戻る途中、ロードサイドにキセキレイが来ていました。
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上高地乗鞍スーパー林道、元有料道路だけあって白骨温泉のある谷地からぐーっと上がって見晴らしの良い所を走ります。途中に少し止めれるスペースがあったので、低く山にかかる雲の様子など撮影してみたり。
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帰り道。猿の群れに遭遇しました。雨が止み、餌を求めて下山してきたのでしょう。ゆっくり徐行して近寄ります。
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車が近づいていくと、大勢の猿たちが崖の上に移動していきます。
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ゆっくり進んでいることもありますが、かなり大きな群れです。結構な数が順繰りに道を渡っていきます。
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群れの中には、親子でしょうか?まだ小さくて~可愛い子猿も何頭もまざっています。
「見て!子猿がいるの!」
「ほんとだ、まだ小さいね」
「猿は苦手だけど、子猿は別よ。かわいい~!」 -
うじゃうじゃ猿の群れがいるので、ゆっくりしたスピードで進んでいくと、気分はサファリパークです。
夢中で写真を撮っていた嫁が、何かを見つけました。
「何かいる!ちょっと、車ちょっと戻して!」
「何??」
旦那が後続車がいないのを確認しながら、ゆっくりと車をバックしたところ、この子がすぐ横の木の枝で一頭呑気に座っていました。 -
木の実か何かを食べているようです。枝の上から逃げようともしません。
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イチオシ
さっき崖をあがっていった子よりは、ちょっと大きくなってはいますが、まだ子供のお猿です。
子供のお猿は、インドネシアの子を見たことはあるんですが、こんなにかわいくなかったです。温かいところのお猿はスリムで、こんなに丸くてフカフカした感じじゃありません。
世界中に色んなお猿の仲間はいるでしょうが、ニホンザルってめっちゃかわいいお猿なんじゃないでしょうか? -
これまで何度も山で猿の群れとは遭遇してきましたが、普通は逃げますし、まじまじ観察できたことがなかったです。
お猿も子供は可愛い!
表情豊かです。 -
こっちには気が付いているはずなんですが、警戒している感じがなくリラックスした感じです。
しばらく子猿のパントマイムショーをご覧ください! -
うぷぷっ!
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イチオシ
一人のんびりお食事中です。
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イチオシ
手に持った実をじーっと見てます。
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イチオシ
ぱくっ
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よほど気に入ったのか、美味しさが表情に直に出ています。
おばあちゃんの表情みたいにも見えて、かわいすぎます! -
ん-可愛い!あんまりにものんびりしているので、群れとはぐれていないか心配です。ちゃんと山に帰ってね~
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白骨温泉から乗鞍高原に戻り、ほとんど乗鞍観光センターのすぐ目の前にあるノーススター アルパインロッジさんに到着です。今日から2泊。連泊でお世話になります。
国内で海外旅行気分を楽しめるお宿です by トゥーバーズさんノーススター ロフト 宿・ホテル
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「は~い、ないすとぅみーちゅー!」
チェックインをMr.Turnerと英語で済ませて、二階のお部屋に荷物を運びます。
ちょっと合宿所みたいな造りでワクワクします。
途中でオーナーの方が対応してくださって、彼は日本人なので日本語で、近所で鳥さんを見られるような林はないかと聞いてみました。
2箇所教えてくださったのですが、一つは白樺峠。
乗鞍高原近辺のワシタカ類が、上昇気流に乗って山を越えていく場所なんだそうです。多い時には1日3000羽が観察できるんだとか。
もう一つが、牛留池。
こちらは、池の周りは林のなかの遊歩道になっていて、小鳥とかがいるみたい。 -
お部屋は山の名前がついていて、私たちの部屋はマウントクック。なんか聞いたことがあるなと思ったら、別名アオラキ山、ニュージーランドの山でした。一度いってみたい南島のお山です。さて、引き戸を開けるとお部屋が見えてきます。
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おお~、なかなか良い和室です。清潔感もあって、広々。布団はセルフサービスですよ。
「さて。今日は夕飯は外だし、雨もなんとか止んでる。まだ時間は全然あるから鳥さんでも見に行こうか」
「そうね~、でも鷹の峠は貰った地図でもすごい外れだし遠そう」
「そのへんの敷地の林でよかったんだけどね」
「牛留池ってなんか聞いたことがあるのよね、鷹っていうより小鳥の気分だし」
「じゃあ牛込池に行ってみよう!」
一息ついたらキーデポジットをして、牛込池に出発です。 -
向かってみると、車で3分ほど先の休暇村のすぐ裏ッ手に牛込池がありました。
「なんだ、休暇村の裏じゃない」
「ほんとだ。乗鞍高原の新しい観光スポットにしようと観光協会が力を入れてるっていってたけど、休暇村に近いってのがあるのかな?」
「休暇村に泊まってたら、裏庭の散歩よね」
「ちょっと鳥さん探すには林が深いと思うけど、面白そうだ」
池の周りは綺麗に歩道で整備されてるみたいです。 -
休暇村の駐車場からすぐの所に看板がたっていて、右手が牛留池です。
左にいくと善五郎の滝に行くみたい。
「善五郎の滝っていうのも、聞いたことがあるわね」
「後でそっちも歩いてみようか」
テクテクとまずは池にむかって散策に出発します。 -
湿地の中を、木道が続いています。滑らないように加工されていたり、よく作られていて歩きやすいです。
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木道をしばらく歩くとモサモサの葉っぱの群生があります。
「ねえ、もしかしてこれが写真にあった水芭蕉?」
「水芭蕉って育つとこんなに大きくなるんだね」
「なんかイメージとちがーう、化け物みたい」
「時期によってはお花も咲いて綺麗なんじゃないの」
「そうかもしれないけど、ちょっとショックだわ」 -
オレンジのキノコを見つけました。
ウルトラマンに出てきた怪獣、ピグモンやガラモンみたいです。 -
ふと目の前が開けて牛留池に到着です。緑に囲まれた静かな池で湖面に綺麗に林が映り込んでいます。
雨混じりの天気でこれだけ綺麗なので、晴れていれば青空と乗鞍岳が映り込んでもっと綺麗だと思います。 -
テラスが作られていて、どの山がどれかプレートが置いてあります。
牛留池 自然・景勝地
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池のほとりも真緑の苔で覆われています。
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雲が被さっていて、どの山かよくわからないのは残念ですが、パンフレットに載るような風景を堪能しました。
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湖畔に、テレビ番組にも紹介されたというねじねじの木がありました。真ん中を通り抜けしたくなりますが、立ち入り禁止のロープが張られています。
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雨が降った直後の林には、キノコがたくさんはえてきていました。
中には食べれそうなのもチラホラ。 -
クリタケっぽいけど…わかんない。
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うーん、ハイイロシメジ?
実験で食べてみる勇気もなく、見つけてもほっておきました。
でも以前に乗鞍高原のペンションで裏の林に生えたキノコのスープがとても美味しかったので、どれか一個くらいは食べれるやつだったのかもと思うともったいなかった気もします。 -
これは似たようなのを群馬の山でも見かけたような…
キノコの知識がないのが悔やまれます。
食べられなさそうかなーと思って採ってきませんでした。 -
ぐるっと牛留池を周回して、そのままさっきの別れ道から善五郎の滝を目指します。
途中、ホテルや駐車場を抜けて、さらに林の中をかなりの距離歩いて行きます。エコーラインの途中から別の散策路があってそちらだと15分程で行けるのですが、牛留池からだと倍ほどかかります。 -
途中から崖にへばりつくような遊歩道に変わり、小大野川の谷底に向かって長大な階段を降りると、どうどうと音を立てて流れる滝の流れる姿が見えてきます。
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谷底に降り切った所に滝見台が設置されていました。
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雨天続きで水も比較的多く流れていて、滝壺にある滝見台は、ひっきりなしに滝から細かい霧が降り注ぎ、流れてきます。
全身で霧雨を受けて、歩いてきて火照った体がひんやりと冷やされて気持ちいいです。善五郎の滝 自然・景勝地
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善五郎の滝を後にします。来た道を戻るのに、今度は階段を上ることになり、結構キツイです。少しあがった所で橋があり、休憩がてら川を振り返ると淵が青くて驚きました。
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晴れてたらもっと綺麗な青だったんでしょう。滝の謂れにある、善五郎さんを淵に引き込んだという大岩魚も、あながち民話じゃないような。そんな感じの青さでした。
思ったより滝まで時間がかかり、崖を登るうちに薄暗くなり始めます。 -
善五郎の滝から戻って、お腹も空いてきたのと宿の方から無料入湯券をいただいたので、ご飯とお風呂を楽しみに乗鞍高原温泉湯けむり館に伺いました。
湯けむり館 温泉
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ピザやパスタをレストランで注文できます。
海外気分の旅行だからというわけではありませんが、今日の晩御飯はピザ!キノコの入ったきこり風ピザとジャガイモの入ったじゃがピザをいただきます。 -
こっちはじゃがピザ。マッシュポテトがチーズの脂を吸って、良い味になっていました。
食べながら、明日の予定の相談です。
「明日どうするの?」
「天気次第だけど、晴れれば乗鞍岳。雨なら行かない」
「朝までわかんないってこと?
「さっき見たら空に星が出てるし、予報はあまり当てにならないから、とにかく朝5時に起きてその時点で動くとなったらすぐ動くだね」
「雨なら白馬のPatagoniaアウトレット行きたい」
「大町は結構遠いけど、雨だとアウトドアはキツいものね。それに今回持ってこなかったキャプリーンのタイツがあるといいね」
「下で晴れてても頂上どうなるかわかんないしね」
「今日は残念だったけど、こうなることも考えて、今回はウロウロ動かず乗鞍高原に連泊する計画にしてる。もし温泉巡りに色気出して中房温泉に移動してたら、燕岳でライチョウチャレンジになるとこだし。まだ想定内」
「燕岳は初級じゃなかったでしょ!」
「そうね。腰はどうなの?」
「白骨温泉で少し良いかと思ったけど、やっぱり角度でピキピキするのよ」
「普通に歩いてるけどね?善五郎の滝の階段も心配したけどヒョイヒョイ歩いてたし」
「腰が痛いって言ってるのに燕岳なんて無理よ」
「そうならなかったってだけでもツイてるんだよ。明日雨だったとしてもね。明後日の朝からに備えろってことだよ」
なんとなく方針?というか気休めの予定も立ったところで、楽しみにしていたお風呂に入ってお宿に戻ります。 -
乗鞍高原温泉は過去何回かきたことがあり、温泉をとても気に入っています。ここのお湯もお肌ツルツルになります。
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白濁した酸性硫化水素泉でpH3.1とかなりの酸性泉なうえ、湯川源泉からの距離も7kmもあるのです。でもなんでかここの温泉はお肌に良いのです。私たちは夫婦共に肌にトラブルを持っているのですが、肌と合うというのかなんというのか。下手な高pHのアルカリ泉より遥かに肌が落ち着きますし、効果が長く続く気がしています。
-
湯けむり館からお宿に戻る途中、空を見上げてみると星が出ていました。明日の予報は元々雨で夜も雨です。星など見えるはずもないのですが、今は晴れているのです。
本当にライチョウを見つけられるのかしら?
まだ初日が終わったばかりです。
諦めずに頑張ると星に誓って、気持ちも新たに仕切り直したところで翌朝以降。
後編に続きます。
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この旅行で行ったホテル
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乗鞍山の宿銀嶺荘
3.13 -
長野 の旅行記
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旅行記グループ VISIT NORIKURA!ライチョウを探す旅
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