シニア夫婦日帰り旅　島根　有福温泉

2021/07/13 - 2021/07/13

　残念ながらコロナのため、遠くへの旅行はかないません。が、大都会のように蔓延しているわけでもないこの辺りから、観光客の少ない山の中の温泉へ車で移動するのならばと思い、島根県江津市の有福温泉を目指しました。有福温泉は、石見の湯めぐりガイドブックによると、「純源泉かけ流しで、１万年前の雨水が湧き出る奇跡のお湯と言われています」だそうです。pH値の高いアルカリ温泉で、いわゆる美肌の湯です。これは是非行かねばと車を走らせました。

エリア 江津・有福温泉(島根)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

　国道9号線をひた走り、浜田まで来ました。丁度お昼時でした。浜田漁港まで行ったり、ネットで探したりするのですが、めざしたところが定休日だったりでなかなか見つかりません。車で街中をぐるぐるしていると、お寿司屋さんを見つけました。「むさし乃」です。

　店内。カウンターと、奥の方は座敷の小部屋がいくつかあるようでした。カウンターでいただきました。かなりお年を召された優しそうな店主と奥様らしい人が対応されました。

　夫は鮨の盛り合わせ

　鮨盛り合わせには、お吸い物もついていました。

　私は海鮮丼。どちらもおいしくいただきました。食べ終えてお店を出るときには、お客さんでいっぱいになっていました。ナイスタイミング。

　目指す有福温泉までもう少し走ります。この辺りの高速山陰道はまだ全線開通ではなく、９号線を走ったり、建設途中のためか無料区間になっている高速道（？）を走ったりしました。一般道で行けたはずなのですが、迷って違う方向に行ったあげく高速に乗ってしまい、結局、江津西ICで降りて有福温泉に向かいました。帰りは一般道を走りました。

　有福温泉に到着です。ここは「さつき湯」前の駐車場。10台くらいは入るでしょうか。３つの共同浴場「御前湯」「さつき湯」「やよい湯」がみな近くにあるので、ここに車を置いて３つのお湯を歩いて見てみることにしました。それにしても、車も来ないし、誰も歩いていない。

有福温泉 温泉

　正面に見えるのが江戸時代からある築200年の木造３階建ての「三階旅館」です。もとは殿様の隠居の館として建築されたものでした。「御前湯」は右端にちょっと見えています。

　中央に見えるレトロな建物が「御前湯」です。

　この階段を上がります。

　折り重なるように建物があり、

　真正面から「御前湯」をとらえることができません。

　ここを目指して来たのですが、残念ながら火曜日は定休日でした。事前のリサーチ不足でした。

　階段を上がり、上からの一枚。

　左側の瓦屋根の建物が「やよい湯」です。入り口はこの裏側です。この道が有福温泉のメインストリートですが、前を歩く夫以外に人通りはなし。

　「やよい湯」の背面。とても小さいお湯らしく、入口側に回るも、誰もいません。ここは金曜日がお休みですから入浴できるはずですが、、、

　「さつき湯」です。ここにはちゃんとおばさまが座っておられました。ここで「やよい湯」の管理もしているそうです。入浴券は入って右側にある自動販売機で買います。400円でした。どの共同浴場もみんな入浴料は400円です。どなたか入浴しておられるか尋ねると、男性側におひとりだとか。

　女性用脱衣所。ロッカーは結構な数ありましたが、誰もいません。このドアの向こうに湯船があります。

　中は綺麗です。浴槽はちっちゃい。3人も入ればいっぱいでしょう。お湯がジャンじゃんあふれ出ていました。

　カランはこの２つと左側にもう１つの3つだけです。また、シャワーはこの写真に見えるひとつだけ。でも、リンスインシャンプーとボディソープは置いてあります。

　浴槽は深いです。源泉かけ流し、加温加水無しで、とても熱いお湯でした。42～43℃はあるのでは？とっても良いお湯です。つるつるスベスベで、まさに美肌の湯、気分最高です。毎日、最後にはお湯を全部抜いて掃除して帰ると言われていました。そして、朝にお湯を再び貯めるのだそうです。あがる頃に地元の老婦人がおひとり入って来られました。一人でゆったりできました。

　帰り道、景色のよいところに道の駅がありました。「ゆうひパーク浜田」です。

ゆうひパーク浜田 道の駅

　かなり大きい道の駅です。

　こちらは休憩コーナー。吸い寄せられるように奥に行くと、

　日本海の絶景です。かなり高いところに建っているようです。

　向こうに見える浜田漁港は、ランチ場所を探している時にうろうろしたところでした。

　浜田マリン大橋がきれいに見えました。ここは釣りスポットのようです。

　正面の建物はお土産品販売コーナーです。山陰のお土産がいっぱい並べてありました。ソフトクリームを食べながら少し休憩した後、また車を走らせて無事帰宅しました。有福温泉はこんなに泉質の良い美肌の湯なのに、平日とはいえお客さんが少なすぎます。いや、私としては少ない方がいいんだけれど、このまま廃れていかないでねと、少々複雑な気持ちになります。次は「御前湯」目指して再訪したいと思います。