クイーンビートル博多湾周遊で夢見る釜山旅行＆福岡空港でおやつタイム【福岡のりものトライアスロンその２】

2021/07/23 - 2021/07/23

　昨年、博多～釜山航路でデビューだった新型高速船「クイーンビートル」は、現在博多発着の遊覧船として暫定就航しています。まだまだ海外旅行が見通せぬコロナ禍だけど、せめてもと新造船を体験に来ました。
　クイーンビートルのカフェバーでお腹もいっぱいになったところで、船内を一巡りしてみましょう。

エリア 博多(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 船 私鉄

　座席はスタンダードクラスとビジネスクラスの２等級だけど、スタンダードクラスでも、ビートルのグリーン席を越えるゆとりがあります。これならのんびりできそう。
　窓が大きいのも、我が子は気に入った様子。船体が大きくなった分、窓側席の比率はぐっと減ったので、よい席はお早めに。

クイーンビートル 乗り物

　天井のモニタには操舵席からの景色が流れます。日韓航路に復帰したら、ビートルのように映画が流れるのかな？
　ビートルの所要時間は３時間。映画１本見るには手ごろで、楽しみにしてました。３時間４０分ともなれば、短めの映画なら２本流せちゃいそうです。

　最前部には天窓があり、スタンダードクラスの客席の明るさに一役買います。

　ラゲッジスペースがぐっと増えたのも特徴で、鍵付きロッカーもあるので、ちょっとお高めのものでも安心。行商にも使えちゃうかも。

　歩き回れる船になったので、以前のビートルにあった免税店が復活しました。飛行機と違って、商品を手に取り選べるので、好きな人にはたまらんだろうな～
　今日のところは消費税がかかる国内航路なので、スルーしました。

　自分の自転車を持ち込めるのも、日韓双方のお客さんに喜ばれそう。韓国側のサイクリングロード整備は急速に進んでいて、その気になれば釜山からソウルまで行けます。
　自転車なんて貧乏人の乗り物、日本でこんなに自転車が走っているのにビックリ…なんて認識だった20年前の韓国を知っていると、隔世の感があります。

　フロア間にエレベーターはなく、階段と、広々としたスロープで結ばれています。実用性に加え、フリースペースのような意味合いもあるんじゃないかな。

　なんせ子どもらは、ここが一番喜んでいたので。

　最上部に上がると、展望室が待っていました。多彩な施設で、３時間40分の長旅を飽きさせない工夫が詰まっています。
　所要時間は、同じくゆとりを前面に打ち出していた在来線時代の博多～鹿児島間の特急「つばめ」と同じ。クイーンビートルは、つばめのコンセプトを受け継いでいると言えるかもしれません。

　扉を開ければ、外気に触れることができます。ビートルでは絶対にかなわない芸当です。
　博多湾だから風も穏やかだけど、玄界灘ではどうなんだろう。少なくとも冬場は、外に出るのは難しいんじゃないかと思うけど…

　今日のところは、海風が気持ちいいです。

　スタンダードクラスのフロアにはキッズスペースがあり、子連れ旅でも安心。
　このテの施設って親子同伴が条件ってことが多いけど、クイーンビートルでは「大人禁制」になっているのが特徴です。

　設計コンセプトを見たわけではないけど、見知らぬ子ども同士（それも言葉が通じぬ者同士）触れ合うことで、社会性を身に付けてほしいって思いが込められているんだろうな。
　怪我やトラブルを避け「必ず保護者同伴で」としている施設が多いことを考えると、思い切った決断だと思います。

　我が子も放り込んでみたけど、滑り台の下で立ち止まってしまいブーイングを浴びそうだったので、早々に呼び戻しました。

　船内探検したらエエよ。パパが一緒やけん。

　一方、中でうまく遊べているっぽい２人のパパは、のんびり休憩タイム。よかねえ。

　子どもから目が離せない父子旅。海の中道も…

海の中道海浜公園 公園・植物園

　シーサイドももちの車窓も、チラと眺めただけで終わりました。

シーサイドももち海浜公園 公園・植物園

　１時間半の航海はあっという間！ これなら子連れでも、釜山までの３時間４０分を楽しく移動できそうです。
　日韓の無条件な往来が再開されたら、すぐにパスポートを取って乗りにこようね。

博多港国際ターミナル 乗り物

　ターミナルからの帰路のバスは、狙い通り連接バスが来てくれました。

路線バス (西鉄バス) 乗り物

　うねうねと曲がり、窓が大きくて車窓も楽しい連接バスはきっと子どもらも楽しいはず…と思っていたら、１人は「寝ていい？」とわざわざ申し出てスヤァ。
　日ごろ昼寝はめったにせず、夜もなかなか寝ない子らしいのに、よほどクイーンビートルが楽しかったかな？

大博通り 名所・史跡

　親戚の家に行くという熊本の同期と分かれ、再び親子２組で今度は地下の乗り物へ。
　３歳にして地下鉄初体験だったそうで、トンネルの中に駅があるの？ と不思議そうにしていました。

福岡市地下鉄 空港線 (1号線) 乗り物

　２駅・５分で福岡空港に到着。乗り継ぎホールでエレベータに乗れば、地下鉄を降りて数分で展望デッキです。

福岡空港 空港

　ここまで都心から近ければ、気軽な子どもの遊び場ですね。実際、軽装の親子連れも多いです。

福岡空港 国内線展望デッキ 名所・史跡

　展望デッキのビアマルシェ「ソラガミエール」でおやつタイム。

福岡空港ビアマルシェ SORAGAMIAIR グルメ・レストラン

　ビアマルシェという名前だけど、カフェメニューもあるし、お子様向けの食事もあるので、家族連れで気軽に入れます。

　あ、いや、確かに親父２人の目当てはコレですけど。
　コロナ関連の制限はない時期で、二人ともワクチン２回接種済みではあったけど、念のためちょっと離れて飲みました。

　お昼寝を飛ばした子ども２人も、暑い中子どもの手を引いた（上にアルコールを注入した）大人２人もぐったり。
　久留米までの高速バスは、４人ともほとんど記憶にありませんでした。

空港バス (福岡空港) 乗り物