石切山脈に行った後に、映画「永遠の０」のロケ地、筑波海軍航空隊記念館を訪れてみました。

2021/07/31 - 2021/07/31

石切山脈の見学を終え、そこにあったこちらのパンフレットで筑波海軍航空隊記念館が近いことを知り、足を延ばしてみました。
ここはヒット映画の「永遠の０」のロケ地でもあります。

エリア 笠間(茨城)

• 交通手段: 自家用車

筑波海軍航空隊記念館に移動しました。道路の看板に「永遠の０」ロケ地と書かれており、連れのついて行ってあげるよ、との態度が明らかに豹変。古くから岡田准一オタなのです。
こちらは号令台です。

筑波海軍航空隊記念館 美術館・博物館

筑波海軍航空隊記念館の建物。戦前の建物が残されています。

記念館に入ってみましょう。

記念館の表札

ペリュリュー？そういうマンガがあるのですね。

入館料を支払い入ると戦争中の航空機の残骸がありました。
こちらは写真からみると紫電改でしょうか。

奥にもプロペラやタイヤの残骸。

水戸歩兵第二連隊の展示もされていました。

武運長久と書かれた日章旗

太平洋の西端に浮かぶパラオのペリュリュー島。
パラオは第一次世界大戦後に国際連盟によって日本の委任統治領となり、1922年南洋庁がコロール島に設置されて内南洋の行政の中心となっていました。
日本が国際連盟脱退後に巨大な航空基地を設置して守りを固めていましたが、反攻攻勢を取るアメリカ軍はフィリピン攻略のため、どうしてもここの航空基地を潰しておきたかったため、海兵隊を上陸させました。

絶対防衛圏に組み入れられ、アメリカ軍の上陸を予期していた日本は、満州に展開していた関東軍の最強部隊といわれた歩兵14師団を配置。その中核が水戸歩兵第二連隊でした。

500個所以上におよぶといわれる洞窟には縦横に坑道を掘り要塞化を進め、従来のバンザイ突撃といわれる突撃を否定して、持久戦に備えた強固な陣地を築きアメリカ軍の上陸に備えました。

歩兵第2連隊連隊長中川州男大佐の写真。
大本営情報参謀堀栄三の情報に徹底的な島の要塞化を図り、アメリカ海兵隊の海兵第一師団を壊滅的な打撃を負わせることに。島の要塞化を図り上陸してきた米軍に対して地下で頑強に抵抗する戦術は、これ以降硫黄島や沖縄と続きました。残留した日本軍将校によりベトナム戦争のベトコン戦術に繋がります。

ペリュリュー島の戦いで生還したした兵士は10,000万人強のうち34名のみ。
あまりにも凄まじい激戦振りが理解できる数字です。
海兵隊はあまりにも凄まじい激戦が続き、投降したした日本兵を射殺することが続いたそう。そのうち22名が終戦後も降伏せず戦っていた将兵。12人が負傷して身動きが取れず助け出された将兵。

海軍の軍装

日章旗

隣の建物へ

重厚な階段

海軍機の部品が並べられていました。

映画やドラマで使われそうな階段ですね。
永遠の０でも使われていたそうです。

２階に上がるとペリュリューという原画展が開催されていました。

いろいろありましたけど、あまり貼ると著作権の問題がありそうでここまで。

ロケシーンが再現された部屋、ここは海軍病院を復元したものらしいです。

昔の病院ってこんな感じでしたね。

司令部の部屋だったかな？

会議室でしょうか。

Z旗、奥にはアルキメデスの大戦のポスター

戦中の海軍飛行兵徴募のポスター

海軍志願兵徴募のポスター

海軍志願兵徴募のポスター

予科練のポスター
飛行兵に憧れて多くの若者が集まったのでしょうね。

軍用機の写真

階段を下ります。

外に出ました。司令部の正面入り口。

前がアスファルト舗装されてしまっていますが、当時は円形の車返しがあったのでしょうね。

建物裏の奥に行ってみます。

訓練や戦いで亡くなった将兵の供養塔がありました。

この旅行記へのコメント （2）

• ラムロールちゃんさん 2021/10/12 13:49:24

  永遠の0、観ました、読みました

  てくてくさま
  
  こんにちは。
  これは見応えがありますね。
  
  奥様、岡田准一さんオタ(≧▽≦)
  横顔がうかがえて、なんだか嬉しいです。
  
  マンガは私も知りませんでした。
  
  ラムロール

  てくてくさん からの返信 2021/10/12 14:17:00

  Re: 永遠の0、観ました、読みました

  ラムロールさま
  
  こんにちは。
  毎度のようにコメントをしていただきありがとうございます。
  映画観たなら楽しめそうな場所です。模造でもいいから海軍機が飾られていたならもっと雰囲気が出ていいのですがね。
  てくてく