2021/07/04 - 2021/07/05
45位(同エリア318件中)
かっちんさん
オホーツク海から内陸に入った「滝上(たきのうえ)町」は、明治38年(1905)に開拓がはじまります。
「滝上郷土館」には開拓当時から今日に至るまでの膨大な郷土史料が展示されています。
展示物は町民から譲り受けた貴重なものが、約1万点以上収蔵。
復元家屋、農耕用具、復元ハッカ蒸留釜、林業・農業用機具類、国定教科書や文化資料、SL-39628、ラッセル車、鉄道設備機具などが見られます。
開館は5月~10月。毎週月・火・祝日は休館。
料金は150円。
場所は「たきのうえホテル渓谷」の目の前です。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・滝上町観光協会「滝上町郷土館」
・北海道文化資源データベース「滝上郷土館」
・滝上町「農業」
・「滝上町郷土館」の展示説明
・趣味の部屋ブログ「 蒸気機関車の仕組み(構造)-5-クロスヘッド、連結棒と動輪」
・渋沢社史データベース「サッポロビール120年史」
・味の素、戦争被害と復興への意欲「DDTの生産」
・機関車データベース「 39628」
・ウィキペディア「国鉄9600形蒸気機関車」「百円紙幣」「百円硬貨」「サッポロビール」「行李」「国鉄キ100形貨車」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
滝上町郷土館
郷土館の建物と、SLが保存されている円形の建物。 -
SLの動輪
屋外にSL-9600形の動輪が展示されています。
大正2年(1913)~昭和16年(1941)までの間に、川崎造船所で796両製造され、日本の代表的貨物機関車として活躍した9600形の動輪。
奥側の動輪のバランスウエイトに「大大」?と読める刻印が・・・
ナンバープレートは名寄市保存SL-59601を複製したプレート。 -
館内の案内図
展示は郷土資料館、生活歴史館、SL館に分かれています。 -
滝上町のジオラマ
滝上町は、渚滑川の上流部にあり、北見山脈の中央で、三方の山に囲まれている平坦な地です。
ジオラマの中央に天塩岳に源を発した渚滑川(水色)がサクルー川、オシラネップ川等の各支流を集めて貫流した地勢であり、これらの流域が農耕適地となっています。
渚滑線(点線)は渚滑川と並行して敷設されています。 -
昭和30年代の住居分布
滝上町で農業最盛期は住居が多かったことがわかります。
以前は水田が多く見られましたが、現在は水田が無く、畑作や酪農が中心となっています。 -
滝上町人口の推移
大正7年は4,920人。昭和30年が最高時の13,464人。
その後、徐々に減り始め、令和3年は2,467人。 -
郷土資料館の展示
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馬橇
木材の積出しは馬橇で。 -
自転車で引っ張るリヤカー
以前は荷物の運搬に使われていました。
最近、クロネコの宅急便でも似たようなものを見かけます。 -
開拓時の住居
家の中央に炉をつくり、炊事や夜冷えをしのぐため焚き火をたいていました。 -
鉄道備品、郵便
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小学校の用品
終戦後のランドセル、合図の鐘、絵の具皿、卒業証書
鉄筆、印、はかり、大正期の児童用石板 など -
かき氷機、小形印刷機
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懐かしい「百円札」
昭和40年代後半に北海道、九州を旅行した時、まだまだ流通していました。
100円硬貨は昭和42年から発行されています。 -
懐かしい「サッポロビール瓶」
昭和40年(1965)に発売された栓抜き不要の「サッポロストライク」。
昭和38年(1963)に発売された「サッポロジャイアンツ」。総容量は大びん3本分に相当。 -
発電機の銘板
大正14年(1925)に運転を開始した「滝の上発電所」の日立製水車・交流発電機の銘板。
平成25年(2013)に機器の更新があり撤去されても銘板は残っています。 -
石油ランプ
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アルミ製弁当箱と竹かご弁当箱
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ドカ弁の弁当箱
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医療器具
聴力検査に使用する「精密用オージオメータ」。奥には「心電計」。
右側に味の素の消毒薬「DDT」。戦後、日本で蔓延していたシラミ、ノミ、ハエなどを撲滅するため、GHQによる要請でDDTを生産しました。 -
映像・音響機器
中央にあるのは「活動写真映写機」。 -
柱時計
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竹製の物差し
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丸い輪っかの「フラフープ」
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昭和初期のスキー板と竹ストック
左側には、1972年札幌冬季オリンピックに使用された「聖火棒」。 -
イチオシ
真空管ラジオ
ナショナルスーパー、ゼネラルスーパーラジオなど。 -
大正初期のラジオ
チューナーとスピーカーが別々。 -
レコードプレーヤー
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「農村有線放送機」の操作部
昭和30年頃に使用。 -
制御部(有線放送機)
表面はスイッチや出力確認メーターなど。 -
操作部の内部(有線放送機)
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イチオシ
真空管オンパレード(有線放送機)
真空管は主に出力の増幅に用いられます。 -
「柳行李(やなぎこうり)」
衣類や身の回りの品の収納や、旅行用の荷物入れなどに用いられました。 -
レトロな「キャッシュレジスター」
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汽車運賃の移り変わり
昭和54年の運賃は、昭和49年と比べ2~3倍高くなっています。
高度経済成長期の時代と赤字解消のための値上げですね。 -
記念切符
「保存SLを尋ねて北の旅シリーズ」の記念急行券は、SLと地域の名所をテーマにしています。 -
薬の看板「宇津救命丸」
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イチオシ
ハッカ蒸留装置の「ハッカ釜」(近代化産業遺産に認定)
質の良いハッカを生産するには、雨が少なく、栽培中は温度の高い、良い土地が必要で、北見を中心とする地方はハッカ栽培に適しています。
滝上ではも明治39年(1906)頃よりハッカ栽培が行われています。
ハッカの刈取りは、毎年1回、9月頃に行い、刈取ったハッカを乾燥させて蒸留器につめ、脳油分をとり、これを冷却させて水とハッカ取卸油に分けます。
現在は重油ボイラーによる近代的な加工施設となり、蒸留の高能率化がはかられています。 -
ハッカ油とハッカ脳
工場ではハッカ取卸油からハッカ油とハッカ脳をつくり、 メンソレータムや仁丹などの薬に使用したり、歯磨き粉や化粧品、酒などの日用品に使用されます。 -
尋常小学校の児童机
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イチオシ
黒マスクの「ラッセル車」
SL館に来ています。
柵があって正面から見渡すことができないので、別のラッセル車を後述します。 -
ラッセル車
正式にはラッセル式除雪車「キ277」。
製造銘板は、「舞鶴 飯野車両 昭和28年」。
「キ277」は自力では動けないので、後押しするSLを連結し、除雪列車を再現しています。 -
ラッセル車の後面
屋根には空気圧縮用の大きなタンクを搭載。 -
同形式のラッセル車(2011年7月29日に別海町を訪問)
旧標津線西春別にある別海町鉄道記念館にある「キ276」。
くさび形になった前頭部で線路上の雪をすくい上げ、左右に付いた翼のようなもので線路の外側にはね飛ばして除雪します。
翼は空気圧によって動かします。
別海町鉄道記念館は旅行記にしているのでご覧ください。
『町営バスで広大な別海町を満喫し、鉄道記念館を訪れます(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/10918929 -
イチオシ
SL-39628
大正8年(1919)川崎造船所で製造された9600形SL。
稚内、深川、名寄で活躍し、昭和50年(1975)廃車。
その後、滝上町郷土館に無償貸与され保存されています。 -
赤ナンバープレート(SL)
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機関室(SL)
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運転席(SL)
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鉄道発達図
オホーツク海沿いの名寄本線、内陸部に入る渚滑線は大正中期に開業。
滝上町は渚滑線の終点。
開拓移住者は明治40年以降、増えています。 -
渚滑線に使われていた「行先板」
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これは何?
傘立てのように何かを立てる道具かな・・・ -
イチオシ
ポツンと立つ赤い郵便ポスト
今は使われてなさそうです。
郷土館をあとにし、ホテルに帰ります。 -
たきのうえホテル渓谷
おとぎの国のような建物。 -
夕食(ホテル)
2泊目の夕食。 -
ヤマメ(夕食)
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豆乳海鮮鍋(夕食)
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ご飯(夕食)
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翌日の朝食
これはビッフェ形式で好きなだけ食べられます。 -
お膳に盛られた料理(朝食)
コロナ感染防止であらかじめお膳に盛られています。
郷土館では滝上町が発展してきた歴史を知ることができました。
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