2021/07/04 - 2021/07/04
31位(同エリア318件中)
かっちんさん
北海道「滝上(たきのうえ)町」は、流氷のやって来るオホーツク「紋別」から南西部に入った内陸部に位置し、周囲を山に囲まれ、その中央に天塩岳に源を発した渚滑川が流れています。
盆地特有の気象条件で、昼夜及び四季の寒暖の差が激しい気候です。
滝上公園の「芝ざくら」が全国的に知られていますが、もう一つ、自然を再現する花園として高橋 武市(ぶいち)さんの「陽殖園(ようしょくえん)」も見逃せません。
たった一人で大地に絵を描くように、木や花を植え、池を掘り道をつくり、約8万平方メートルの敷地に約800種類の季節の花々が春、夏、秋に咲き誇ります。
毎週訪れても違う花が満開になっていて、いつ訪れても新しい風景が見られます。
今年(2021年)で開園66周年を迎え、その間に花の品種改良を重ね、好みのピンクや赤色の花を生み出し、ひと味違う花を楽しむことができます。
北海道には花を栽培して見せる「○○ガーデン」が多いのですが、「陽殖園」は山の斜面に自然の力で育て管理しているので、ハイキングしながら花と出会える雰囲気です。
開園期間は4月29日~9月最終日曜日、開園時間は10:00~17:00、入園料1,000円。
休園日は火、水、木の週3日間。
毎週日曜日には高橋武市さんがユーモアを込め丁寧に園内ガイドしてくれます。8:30~10:00、料金2,000円。
今日は陽殖園の園内ガイドに参加するため、近くの「たきのうえホテル渓谷」に前日から泊まります。
ホテルとは1kmほど離れており、当日ホテルの車で送迎してもらいます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・ホテル渓谷が感じた「陽殖園」冊子
・たきのうえホテル渓谷のHP:陽殖園
・ノジュール「武市さんが造る山の庭」2018年、JUN
・ハルメクweb「北海道陽殖園|高橋武市さんの庭を訪ねる。」
・滝上町のHP、「陽殖園」
・かぎけん花図鑑「ニンドウ」「ウツギ」「タマザキクサフジ」「オニシモツケ」「カンパニュラ」「タニウツギ」「フウロ」「タニウツギ」
「ビジョナデシコ」「芍薬 ときめき」「ジギタリス」「コンフリー」
・松江の花図鑑「ノイバラ」
・LOVEGREEN「かきつばた(杜若)とあやめの簡単な見分け方」
・花と緑の図鑑「シレネ」「ミツバシモツケ」
・365花撰「シレネ・ペンデュラ」「ビジョナデシコ」
・季節のスケッチ、樹木の花「サクラバラ」
・NHKみんなの趣味の園芸「タニウツギ」「カラマツソウ」「ミヤコワスレ」「オオバナノコギリソウ」
・ガーデニングの図鑑「リシマキア・ヌンムラリアの育て方」
・ヤサシイエンゲイ「アメリカセンノウ(リクニス)」
・ウィキペディア「ヒツジグサ」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
陽殖園の地図
陽殖園は道の駅「香りの里たきのうえ」裏手の山にあります。
私たちは「ホテル渓谷」から出発します。
入園券は1日有効で、途中でトイレ休憩や昼食などで、「道の駅」や「ホテル渓谷」へ出ることができます。 -
陽殖園の入口
今日は日曜日の「園内特別ガイド」があります。
受付は8:20から、出発は8:30です。
料金は入園料込で2,000円。 -
園内の注意事項(陽殖園)
花、枝、茎、種子、苗などは持ち出し禁止で、帰りにカバンを開けて見せるルールになっています。
長い時間をかけて品種改良してきた貴重な植物が多いので。 -
受付所(陽殖園)
入園者は名前などを記入し、料金を支払います。
本日の園内ガイド参加者は15名ほど。
武市さんのプロフィール紹介の話から始まり、園内散策へ出発します。 -
最初は黄色い「ニンドウ(忍冬)」
花は時間が経つにつれて黄色から薄紫色に変化します。
別名「スイカズラ」。 -
白い花の八重咲き「ウノハナ」
一般名は「ウツギ(空木)」、別名が「ウノハナ」。
多数の小さな白い五弁花や八重咲きを咲かせます。 -
浅瀬に咲く「カキツバタ(杜若)」
用水池の浅瀬に「カキツバタ」が咲いています。
花びらの中央に真っ白な剣型の模様が特徴。 -
芳香のある白い花「ノイバラ(野薔薇)」
花は直径約2cm。花弁は倒卵形で、ふつう5個。 -
美しい彩りの「ルピナス」
青紫、紫、桃、橙、赤などが咲き誇ります。 -
ピンク集団の「ルピナス」
武市さんはピンクの色が好みなので、この場所に集めています。 -
赤い「ルピナス」
ピンクと紫のルピナスを交配していくと濃いピンクの品種となり、突然赤い「ルピナス」も生まれます。 -
ピンク色の「ウノハナ」
これも品種改良しながらピンク色に。 -
紫の貴婦人「エゾクガイソウ」
性格も真っすぐ素直かな。 -
白い「エゾクガイソウ」
白は珍しく、品種改良したものを増やしています。 -
イチオシ
象の鼻のように曲がる「エゾクガイソウ」
普通は真っすぐ穂状に伸びるのですが、たまたま曲がったものを集め増やしていきました。
遊び心満載の花園です。 -
イチオシ
元気に説明するガイド「武市さん」
80歳になった今でも一人で園内を歩き回り、植物を守っています。 -
白い葉の「ヤナギ」
初めて見ました。 -
ピンクの「バラ」
-
ふっくらした「クラウンベッチ」
一般名は「タマザキクサフジ(玉咲草藤)」、別名が「クラウンベッチ」
花はマメ科特有の口唇形で桃色の上弁と白いふっくらした下弁の小花を多数束生させて球状となっています。 -
ピンクの「シレネ・ペンデュラ」
サクラソウのような小花です。
別名は「フクロナデシコ」。花が終わった後に、ガクが袋状にふくらみます。 -
イチオシ
上品な「サクラバラ(桜薔薇)」
コウシンバラとノイバラとの自然交雑の自生種。
桜の花に似た薄紅色の大きめの花です。 -
薄紅色の「オニシモツケ(鬼下野)」
「オニシモツケ」は、草丈が2mほどに成長する大きな「シモツケソウ」。 -
青色の「カンパニュラ」
キキョウ科の釣鐘型の大きな花。
花色は、青・桃・紫・白など。 -
「タニウツギ(谷空木)」
花は紅色から淡紅色で、花冠の先端ほど紅色が薄くなります。 -
濃桃色の「フウロ」
色からフウロソウ科の「アケボノフウロ」だと思います。 -
花色の豊富な「ヒゲナデシコ(髭撫子)」
真っすぐ伸びた茎の先端に、多数の花が固まるようにして咲きます。
花色は豊富で、白・赤・赤暗色・桃・橙・紫・黒・複輪があります。
ガクが発達したものが髭のように見えるので、「ヒゲナデシコ」と呼ばれています。
また、ナデシコの仲間の中でも特に花が美しいことから、「ビジョナデシコ(美女撫子)」とも呼ばれています。 -
可憐な「ウノハナ」
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シックな色の「ウノハナ」
紅紫色のつぼみ。 -
薄紫色の「ボタンカラマツ」
花のように見える部分はしべ(花糸)で、ガクは欠落して花弁がありません。 -
「シャクヤク(芍薬)のときめき」
桃紅色地に白蕊の扇咲きです。蕊の基部に紅色がのります。 -
球状の「ウノハナ」
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紫色の「ジギタリス」
草丈が高く長い総状花序に斜下向きの筒状花を多数付けます。 -
トドマツの薪
武市さんの家の冬場に、ストーブなどの燃料になります。 -
上品な白い「カンパニュラ」
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野生の「アジサイ」
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満開の「ウノハナ」
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八重咲きの「ノコギリソウ」
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紫色の「カンパニュラ」
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白色と淡青色の混ざる「ミヤコワスレ(都忘れ)」
「ミヤマヨメナ(深山嫁菜)」の園芸品種。 -
イチオシ
ポツンとぶら下がる「タイツリソウ(鯛釣草)」
一般名は「ケマンソウ」で、別名が「タイツリソウ」。
ピンクの扁平な小花の先端が白。
後ろには青紫の「ミヤコワスレ」。 -
真っ赤な「ヒゲナデシコ」
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「エゾハルゼミ」の抜け殻
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「ハマナス」と「ノイバラ」を交配した花
いろいろチャレンジしている武市さん。 -
黄色い「センダイハギ」
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武市さん自慢の「ストローブマツ」
中学生の頃、行商でいつも乗っていたディーゼルカーの運転手からもらった「ストローブマツ」。
当時10cmの小さな苗がこんなに大きくなりました。 -
「ツルアジサイ」
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ピンクの「サクラバラ」
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花と樹木に囲まれる「散策路」
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「ルピナス」と「ノコギリソウ」
ピンクの花でまとめています。 -
八重咲きの「ノイバラ」
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「アヤメ」
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小学生の頃、水を汲みに来た「井戸跡」
祖父の代に岩手県から移住してきた開拓農家で育った武市さん。
やせた土地の農作業で苦労する両親の姿を見て、小学4年生から水汲みなど家の手伝いを始めたという。
家から井戸までの水汲みに2時間かかるので、毎日午前2時に起きて、朝、水を汲み、5時に野菜を売りに出る。
それから7時に帰って朝ご飯を食べ学校に行ったという。 -
淡紅色の「タニウツギ」
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小花が下向きに咲く「コンフリー」
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紅紫色の「ウノハナ」
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白い「ミツバシモツケ」
花は白くて細長い5弁の花びら。 -
「オオバナノコギリソウ(大花鋸草)」
直径1.5cmくらいの白い花が散らばるように咲きます。 -
高木の「サクラバラ」
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少しだけ顔を出す「ヒゲナデシコ」
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鮮やかな黄色の「リシマキア」
花は5枚の花弁を持ったカップ状で、花弁は鮮やかな黄色。 -
手作りの「小島池」
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イチオシ
自慢の「サクラバラ」
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イチオシ
美しい彩りの「ヒゲナデシコ」
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小高い「エリカ山」
昭和50年春に陽殖園が観光庭園として本格的に開園するきっかけとなった「エリカ山」。
春になると桃色の「エリカ」が小山全体に覆われます。
「エリカ山」は、山の中の平らな部分に一輪車で土を運んだ人工の山なんです。 -
「除虫菊」
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イチオシ
「トンボ池」の水生植物
黄色い「コウホネ」、ピンクの「ヒメスイレン」、白い「ヒツジグサ」の花が浮かんでいます。
「ヒツジグサ」の名の由来は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせるとか、花が閉じ始めると言われています。
現在の時刻は10時過ぎ。昼近くになると「ヒツジグサ」の花の数が多くなり、景色が変わります。 -
珍しい白い「フウロ」
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鮮やかな緋色の「リクニス」
一般名は「アメリカセンノウ」。原産地はアメリカではなくロシア南部。
茎の頂点にナデシコに似た小さな花がボール状にまとめて咲きます。
1時間半の充実した園内ガイドが終わり、入口に戻って来ました。
また別の時期に訪れ、違う花に会いたいと思います。
宿泊は「たきのうえホテル渓谷」がお勧めです。
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