アメリカ国立公園巡り 2019年GW その7コロラド州を経て帰国

2019/05/04 - 2019/05/06

2019年のGWはスーパーGW

アメリカ国立公園巡り 2019年GW その1
https://4travel.jp/travelogue/11490168

アメリカ国立公園巡り　2019年GW その2ウインドケーブ国立公園&マウントラシュモア
https://4travel.jp/travelogue/11493507

アメリカ国立公園巡り2019年GW その3 バッドランズ国立公園＆デビルズタワー
https://4travel.jp/travelogue/11691933

アメリカ国立公園巡り2019年GW その4 セオドアルーズベルト国立公園
https://4travel.jp/travelogue/11692338

アメリカ国立公園巡り2019年GW その5 大移動
https://4travel.jp/travelogue/11692897

2019GW アメリカ国立公園巡り その6 ネブラスカとカンザス州
https://4travel.jp/travelogue/11698171

の続きです。今回で2019年の「スーパー」GWも最終回になります。


既に上記の旅行記にも書いた通り季節外れのSnow storm（雪を伴う嵐）でロッキー山脈地方は大雪。

当初は単純にノースダコタ州まで南北移動の予定でしたが、降雪地帯を避け東に大きく迂回することに。結果的に未踏の州に足を踏み入れる「州潰し」をすることにしました。

その結果ミネソタ、アイオワ州、ネブラスカ州、カンザス州に足を踏み入れ、いよいよ帰国の途に発つこともあってコロラド州へ。

エリア コロラドスプリングス(アメリカ)

またしても遅起き、朝食提供時間終了ギリギリに駆け込み

シリアルとトーストの朝食。ワッフルメーカーがあればなぁ。

バーリントンのインターの前の道。インターステーツハイウェイのインターチェンジの周りはどこもこんなモーテルとガソリンスタンド、ファーストフード店のセットがあります。アメリカって広いけどこの辺りのコンセプトは画一的というか、どこの街に行っても代わり映えがあまりしません。

長かった旅行も実質今日が最終日。明日は朝空港で車を返すだけで、かつ今回は燃料タンク1回分込みのプランで借りているので、いかにタンクが空に近い状態で返すか、が鍵。というわけで、満タンにはせず定額20ドル分給油しました。

バーリントンはコロラド州の街ですが、

せっかくカンザス州に寄ったのでインターチェンジ一つ分戻り、カンザス州境を超えた所にあるビジターセンターに寄りました。

裏にセンターピポッドの真ん中の軸の部分が。
ここから大きな車輪付きの腕が伸び、散水して農業をしているのですが、上空から見ると半円や円形に見えます。

I70をこのままいけばデンバーに着きますが、寄り道するためにライモンという街で降りてUS24を走ります。

今から考えたらデンバーの街を歩いてもよかったんですけどね。

旧道といった感じで、谷あり並木道ありです。

ランチはタコベル。
今回の旅行のランチもこれで最後と思うと感慨深いです。

タコベル（に限らないけどファーストフードのタコス）は、タコス一つ一つが小さく個数指定できるので、お腹の減り加減に対応できるのが良いですね。

陸上競技や水泳とかの高地トレーニングで有名なコロラドスプリングス郊外のガーデンオブザゴッズに到着。

まずはビジターセンターからの眺め。

ここは無料で見学できます。
園内は周回道路があるのでそこをドライブするわけですが

ガーデン オブ ザ ゴッド 砂漠・荒野

意外に駐車場が無く、またスペースも小さいので、駐車場待ちが発生してストレスは溜まります。

本当は車で回るのでは無く、1箇所に置いたらハイキングするのが楽しいでしょうが、時間的に余裕がないので、停められた場所で、その周辺を歩いて回るということになりました。

こんな奇岩が切り立っています。グランドキャニオンやモニュメントバレーとかとはまた違う魅力があります。

ガーデン オブ ザ ゴッド 砂漠・荒野

日本ならラクダ岩とか名付けられそう

こんな感じの岩の造形美の中を歩いていきます。岩が切り立っているのでロッククライミングとかも盛んなようです。

国立公園ではないからか、見る方もかなりカジュアルなノリ。

若干混雑しているのがマイナス要因ではありますが、早朝とかに撮った写真を見るとまた違うイメージなので、人手を避けた時間帯が良いのかも。

ガーデンオブザゴッズを見終わった後は、コロラドスプリングスの町からデンバーを目指して、南北に走るI25を走ります。

今までマイペース（早い遅い含めて自分のペースでの意）でUS国道を主に走ってきましたが、
インターステート高速道路は、交通量、車線数も多く、また飛ばす車やトラックも多いので神経を使います。

何しろ流れ自体が結構早いんです。

最後の夜はデンバーのクアーズスタディアムで、大リーグのコロラドロッキーズvsアリゾナダイヤモンドバックス戦を観戦することにしています。

球場に近づくルートを誤った上に駐車場の選択を誤ったりで、かなり遠くに停めてしまいました。

大リーグの球場の場合、エンジェルするのアナハイムスタジアムなど、郊外にあってアクセスは車オンリーを想定している球場は安くはないけど高くはない駐車場が準備されています。

一方大都市の街中にあるヤンキースタジアムなどは地下鉄で来ることが前提で、駐車場は準備されておらず周りの駐車場はイベントパーキングということで高くなります。

デンバーは折衷型というか、ちょっと離れたところにシャトルバスで結ばれている駐車場がありますが、今回は時間がないので近くに停めたい、でも高くないところ、、、と思っていたらオフィシャルの駐車場より遠い所に停めてしまいました。

かなり歩いてやっと球場に。

結果的に需要と供給の関係もあり、中途半端に近いところはやはり高かったけど、球場に一番近いところが案外安かったです。恐らく強気プライシングしたら皆手前の少し遠い所に停めて、近いところは逆に入らなくて試合も始まってしまったし、値下げしたのかと。

チケットはMLBの公式サイトで購入し、スマホに送られてきたバーコードをかざして入る方式ですが、なぜかうまく読み込まず、あっちへ行け、いやこっちだとたらい回され、

コロラド ロッキーズ スタジアム・スポーツ観戦

結局球団オフィスにて紙の券で対応される事に。同様の人が沢山いて、みんな呆れるしかない、って感じです。

アメリカって時々こういうふうに凄く進んだシステム入れておきながら、運用がグダグダってケース割とあるような気がします。

上に上がっていく途中で見た下段最後尾の位置からはこんな感じで見えます。もう試合始まっています。

でもって上段の私の席からの眺めはこんな感じ。

球場まで予想以上に歩くことになったことに加え、入るのに手間取ったおかげで、席に着いたのは3回終了時。

しかもその時点で、7-0でホームのロッキーズが負けており、スタジアムの観客も選手もテンションダダ下がり状態。

これは望遠でズームしているからではありますが、なかなか臨場感があって良い席でした。

野球場のスタンドの勾配は、緩ければ後ろの方の席は遠くなるが、キツければ危険かつ角度がつきすぎてしまうので「程よさ」が求められますが、ここは私の好みにあってました。

ブレてしまいまいましたが、バックスクリーンはロッキーの森をイメージしたかのような作りで木が植えられています。

ビジョンはロッキーの山を表現してかなり変形的

イニング間の余興はダンスパフォーマンスとか。

腹ごしらえのスタジアムフードはホットドッグ

2階席のスタンド裏はコンコースになっていて、ポール際まで行けます。かなり高いこともあって眺めが良いです。

スタジアムグルメは割と充実。

しかもコンコースはスタンドの反対側も開放的で景色がびっくりするほど良かったです。

デンバー中心部方面の眺め

日が沈みつつあり、カクテル光線が美しくなってきました。

ロッキーの山並みも見ることができます。

試合の方は3回終了時点で7対0で、地元ロッキーズはもうやる気なしモードで淡白にサクサク試合は進みます。スタジアム近くには試合前に着いたのに駐車場探したチケットを巡るゴタゴタで、席につけたのはその3回終了時。

しかもロッキーズが1点をとるとその度に1点返される展開だったこともあり、試合の面白さ、という点では生観戦した野球の試合では一番面白くなかったかも。

ま、野球ってスポーツはこういうこともあります。

セブンイニングスストレッチも、盛り上がらなかったなぁ
https://youtu.be/_H0mnx-2ToM

スタンド裏からのデンバー市街夜景モード。

試合終了時のスコアボード。

クアーズスタジアムは新クラッシックボールパーク趣味で作られており、球場そのものは、その良さが楽しい球場でした。

ノベルティグッズ売り場。イマイチ思い入れがないしデザイン的にも惹かれるものはなかったので何も買いませんでした。

試合後のスタジアム散歩。1階席のバックネット裏からの眺め。

コロラド ロッキーズ スタジアム・スポーツ観戦

ライトの外野スタンド中段からの眺めはこんな感じです。

帰りはオフィシャル駐車場までのシャトルバスが無料なので、そこから歩けば歩く距離が少なくて済むかと思ったのですが、フェンスに囲われ、外に出られる出口がかなり球場寄りにしかなく、時間的には素直に歩いた方が早かったです。

車に無事戻り、この時点でまだ宿を取っていなかったので、ネットで宿探し。その後デンバーの街を少し走ってみてから宿に向かうことにしました。

派手派手ライトアップされたデンバーユニオン駅。本当は駅の周りとかもっと見たかったのですが、車だとそもそも近づくだけでも苦労する、駐車するのはもっと、、、だったので、

デンバーの中心部は電車もあるのでむしろ車だと小回りがききません。またいつかデンバーの街は改めて観光に来てみたいところです。

最後の宿は少しいい所にしようかとも思いましたが、出発は早朝で勿体無いのと、良いところは駐車場が別途かかったりして高くなるの（おお、このブランドでこのお値段なら安いじゃん、と飛びつこうとするとしても駐車場とかリゾートフィーとか足されると萎えてしまうんです）で、やはりちょっとケチってしまい、空港近くの安めの宿に。

アメリカって社会を反映したいると言って仕舞えばそれまでだけど、ホテルも食事場所も上と下はあっても中間がなくてその差が大きいんですよね。

Best Western Premier Denver East ホテル

なんか身体がほてってしまい、いかにも人工的に色付けましたって感じのアイスを食べて就寝。

帰国日。デンバーからLAX時間がないので食べないつもりだったけど、貧乏性ゆえ食べない理由もないので10分で朝食をかき込み、

ホテルをチェックアウトしました。

20分ほど走り、無事ハーツの営業所に返却。燃料は残量警告ランプが点灯したものの、あと47マイル走れた程度の残りだったので、計算はまあまあ上手くいった、と考えて良いでしょう。

よく走ってくれたシェボレー・インパラ。1週間共に過ごして、走行距離は2928マイル（4684キロ）。結局ニューヨークからサンフランシスコに相当する距離を走りました。良き相棒と別れるのは寂しくなってしまいます。

デンバー国際空港はレンタカーの営業所がかなり距離的に離れたところにありバスで移動する訳ですが、8：00発の便に無事乗り遅れることなくチェックインができ、セキュリティに向かいます。

ご覧の混雑ぶりで焦りましたが、幸いスタアラゴールドはプレミアムレーンを使わせてもらえました。それでもラウンジなどに寄る時間はなく、

デンバー国際空港 (DEN) 空港

慌ただしくゲートに向かいます。（通常運転との声が聞こえてきそうですが）

無事LAXまでのフライトに乗り遅れることなく搭乗。
これで帰国ミッションは半分終了したも同然。

右側の窓際席を取っていたのですが、これが正解。

大平原がロッキーの山並みと出会うポイントを過ぎて

ロッキー越え。

足元に見えるのはモニュメントバレーじゃありませんか。
この先ずっと機窓にへばりついていました。

やがてグランドキャニオン上空へ

スケール半端無いです。

いわゆるグランドキャニオンのメインのエリアの上空。

下の突き出たところがヤバパイポイントで、右側の一直線に切ったような谷がノースリムへのトレイルがあるブライトエンジェル川と思われます。

グランドキャニオンを過ぎると雲に覆われてしまいましたが、それまでは機窓に齧り付きなフライトでした。

LAXに定刻に到着。
自分のスーツケースも運び出されているのが見えます。

LAXはターミナル間の移動が時計回りに一方通行で、当然ターミナル間連絡バスも一方通行。

今日はまだ空いているので、バスもまだ流れているかもしれませんが、夕方の混雑時などは全く動かなくなってしまうので、特に左手方面(時計回り)の移動は結局歩いた方が早いということになります。
新交通システムを作るようですが速くなんとかしてほしいレベル。

いつものうんざりするセキュリティを通過し、

帰国便機材が到着してきたことを確認し、

ロサンゼルス国際空港 (LAX) 空港

LAXのトムブラッドレーターミナルではアメリカ最後の食事としてPizza800のピザを食べることを良くします。この時も買ってラウンジに持ち込み

頂きました。ラウンジだと飲み物を別途頼まないで済むので安く上がります。

時間になりお馴染みの777-300ERに乗り込みます。

いつも、帰る時、帰国便の機内に入る瞬間ホッとするんですが今回は長く、孤独な旅だったせいか、いつにも増してホッとしました。

帰りは元々プレエコで予約していました。こんなどピークではアップグレードは降りてこようにもなく大人しく当初の席で帰ります。

ややジャンキーな機内食をいただき、

ビジネスクラスのデザートのおこぼれ制度でビジネスクラスのデザートをいただきます。

映画、「運び屋」を見たくらいで後は爆睡。

夕方成田着。改元記念スーパーゴールデンウィークも満喫することができました。
今回の旅で新たに足を踏み入れた州はネブラスカ、サウスダコタ、ノースダコタ、ミネソタ、アイオワ、カンザスの6州。残りあと15州となり、近い将来に全州制覇を目指したいものです。

成田国際空港 空港