2021/04/23 - 2021/04/24
564位(同エリア593件中)
タブラオさん
半年以上前の旅行記にて失礼します。4月の金曜日に午後休を取って、一人で田沢温泉ますだ旅館に泊まってきました。この旅館は、最近のマイブームの「泊まれる文化財の宿」を調べていて見つけました。これだけではもったいないため、翌日は近くの戸倉山田温泉に行ってきました。
で、どうだったかというと、ますや旅館は、私が泊まった文化財の宿の中では最も手が入っていない部類の旅館でした。古いお寺にでも泊まっているようで、生の文化財に直に触れている感じが、逆に好印象でした。お風呂は正直期待していませんでしたが、一応硫黄泉ですのでたまご臭がしていて、いい感じでした。それから食事も意外と凝っていて、満足のゆく内容でした。また翌日日帰り入浴した戸倉山田温泉も、個性のある温泉ばかりで、それなりに楽しむことが出来ました。
田沢温泉は東京からのアクセスも悪くないですし、こじんまりとした温泉街ですが、風情もありますので、混んでない時期を狙って、是非また泊まりで行ってみたいと思います。
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14時04分発の「あさま615号」で上田に向かいました。この日は午後休を取り、一旦自宅に帰ってお昼を食べてから出発しました。
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上田駅で16時13分発のバスに乗り、終点の青木バスターミナルまで向かいました。青木バスターミナルから旅館までは旅館の車で送迎してもらいました。
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「田沢温泉 ますや旅館」
ここも登録有形文化財の旅館です。 -
玄関を入ったところですが、雑然としていました。
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登録有形文化財のプレートが玄関のショーケースの中に飾られていました。
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複数の建物を通路で繋いでいるため、中は迷路のようでした。
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お部屋は2階ですので、この急な階段を上っていかなければなりません。ちなみに夕食は部屋出しでしたので、料理が出来上がる毎に若いお姉さんが運んできてくれましたが、毎回息を切らせていて気の毒でした。従業員の方も大変です。
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元々、コロナ対策で宿泊者数を絞っているそうですが、この日は平日のためか宿泊者は3組だけだったそうです。コロナ対策もあり、フロアで宿泊者が重ならないように工夫してくれました。
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最もベーシックな部屋を予約しましたが、2階で一番良い部屋にしてくれました。写真は居間&食事の部屋です。これと寝室の二部屋がありました。
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この部屋は二方向を広縁に囲まれていました。外からの光で障子が綺麗でした。
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別の方向から撮ったものです。冬場はこたつの部屋もいいかもしれません。
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寝室です。最初から布団は敷かれていました。下のフロアも同じ部屋に宿泊客が入っていたのでしょう。会話の内容がわかる位、筒抜けでした。
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広縁と応接セット。広縁を歩くと、床が波打っていたり、ミシミシ音がしたりと、かなりくたびれた感じでした。でも逆に文化財の宿に泊まっている感はありました。
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広縁の窓をガラガラと開けて、メイン(?)の建物を撮ったものです。この手の建造物が好きで最近泊まることも多いですが、こうやって眺めているのも好きです。
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広縁からの景色。新緑が綺麗でした。
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お部屋で一休みした後、早速お風呂に向かいました。
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お風呂に向かう通路
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田沢温泉は2回目でしたが、前回は相当前ですのでお湯がどうだったかは覚えていませんでした。一応硫黄泉のようですが、旅館の建物メインということで、お湯は余り期待せずに行きました。
今となっては余り覚えていませんが、若干色が付いたお湯でした。硫黄の香りは強くありませんでしたが、いい感じの微たまご臭だったような気がします。 -
露天風呂ですが、内風呂と比べてぬるかった記憶があります。
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田沢温泉の温泉街を少し歩いてみました。前回泊まったのは「和泉家旅館」でした。とても古い旅館であったと記憶していましたが、建て替えられてしまい、今は新しくて立派な建物になっていました。
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「有乳湯」
田沢温泉の共同浴場です。前回来た時は共同浴場に入った記憶がありますが、もっと古かったような…。今回は入りませんでしたが、入っておけば良かったかな。 -
「ますや旅館」の建物を外から撮ったものです。右側の建物が私が泊まった建物で、左側の建物が広縁から見えていた建物です。手前の小屋のような建物がちょだと邪魔です。
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私が泊まった建物を正面から撮ったものです。こういった古い建物は貴重です。ずっと先まで残して欲しいものです。
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「ますや旅館」を入口側から撮ったものです。
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夕食ですが、ご主人がずっと(確か)ホテルオークラで働いていらっしゃったとのことで、料理がとても凝っていて、器も綺麗でした。
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食事は部屋食でした。離れの2階でしたが、係のお嬢さんが出来上がる度にハアハア言いながら運んできてくれました。
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左下は鯉です。甘露煮ではなく、また違った味付けでした。大昔に来たときには鯉汁か何かを食べた記憶がありますが、鯉は田沢温泉の定番なのでしょう。
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デザートも綺麗でした。
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食後、縁側に出て、障子を閉め切り、暫く外を眺めていました。
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翌朝ですが、建物に朝日が当たって綺麗でした。
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朝食は、1ヶ所に集まって食べましたが、隣とは衝立で仕切られていて、コロナ対策もしっかり取られていました。
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ご主人に「藤村の間」に興味があると話したら、宿泊していた方がチェックアウトした後に見せてくれました。
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チェックアウトしたばかりの状態でしたが、それでも中を見せてくれて、とても感謝しています。
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島崎藤村の泊まった部屋にはそれほど興味はありませんが、太宰治が泊まった部屋にはいつか泊まってみたいと思っています。
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おまけで、ご主人のマセラティ。この車で送迎してくれたら最高だったんですが…
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さて翌日ですが、一旦上田駅までバスで出て、戸倉駅に向かいました。近くまで来ましたので、以前に行って好印象だった新戸倉温泉にまた行ってみることにしました。
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「姥捨駅行きのバス」
実際にこのバスに乗ったのか、たまたま停まっていたバスの写真を撮ったのか覚えていませんが、その昔、この姥捨駅行きのバスに大勢のお婆ちゃんが乗り込む姿を見た友人が、シュールな光景だなあと思ったそうで、その話を覚えていたため、すかさず撮りました、 -
「万葉超音波温泉」
とてもインパクトのある温泉名ですが、別に超音波を発しているとか放射能が含まれる温泉というわけではないようです。 -
外観も中もとても昭和な雰囲気な温泉でした。
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写真はHPから拝借したものです。硫黄臭もあってなかなかのお湯でした。この日は3ヶ所に行きましたが、ここが最も好印象でした。
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「戸倉観世温泉」
今回2回目でしたが、近くまで来ましたので、寄ってみました。 -
同じく写真はHPからのものです。緑色のお湯が特徴的で硫黄臭もします。緑色のお湯というと、インパクトのある温泉が多いですが、ここのお湯は少し薄いような気がしました。もちろん素晴らしいお湯には変わりありませんが…
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「戸倉国民温泉」
なぜ国民温泉かわかりませんが、この地域の温泉は大袈裟な名前の温泉が多い気がします。 -
その佇まいと「ほんものの温泉」という、うたい文句に少し期待しましたが、なぜかここだけ硫黄臭は全くせず、特徴のない何だかイマイチな温泉でした。
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最後に、戸倉駅前の「戸倉上山田温泉」の看板をパシャリ。昭和な雰囲気が残っていて、気に入りました。
この日はこれ以上に欲張らず、サクッと帰京しました。
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