2019/01/12 - 2019/01/14
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温味楽さん
この旅行記のスケジュール
2019/01/12
2019/01/13
2019/01/14
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こんばんは。さて今年の8月はどうしようもない状況になってしまいましたね…更に北海道を含めた日本全国も猛暑ということと、自身の足に全治1か月の疣が出来てしまったこともあり、避暑地等に行って大自然の中を長時間歩くことも困難になってしまいました。
そして私自身のワクチン接種が来月頭には完了しそうなことから、今年の夏は「セミロックダウン」(年始頃に行った外食等の自粛)をモットーに、昨年とは打って変わった静かな夏を送る事に決定。よってネタが乏しい状況なので2019年に旅した「四国113系ツアーの参加記」をご紹介致します。
JR四国のツアーは気合の入り方が半端なく、この113系ツアーの際もMT54の爆音が堪能できるモーター車への乗車が確約できる「モハプラン」があったり、途中駅での手動ドア開閉など見どころが盛りだくさんでした。
東京から四国までの道のりは新幹線や飛行機を使わずに行ったがためにとても遠く、夜行バスやフェリーを使って行くなどかなりの弾丸旅になりました。それではしゅっぱ~つ。
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★13:25
旅の出発は中央道の日野バス停から。今は廃止になってしまった「中央道昼特急」に乗車です。 -
2階建てバスの最前列から眺める、風光明媚な中央道の車窓は最高です。
八ヶ岳 自然・景勝地
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夕暮れ時の車窓を愛でながら、中央道をひたすら西へと進みます。
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★16:20
山梨県の境川で1回目の休憩を、長野県の小黒川で2回目の休憩タイム。
小黒川は中央道経由で東京→大阪へ向かうJRバスの乗務員交代の拠点にもなっており、昼夜問わずここで運転手さんが交代します。小黒川パーキングエリア 下り グルメ・レストラン
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高速バス旅の醍醐味、SAグルメもじっくり満喫。
小黒川パーキングエリア 下り グルメ・レストラン
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★17:10
恵那山トンネルを越えて、東海地方へ入る頃には日没を迎えました。
その後小牧JCTから名神高速に入りますが、まだまだゴールの大阪までは200キロ弱あります…恵那山(岐阜県中津川市) 自然・景勝地
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★19:00
大垣の南西部にある養老SAに到着したのは19時。すっかり日は落ち、そろそろ長距離の夜行バスが走り出す時間になって来ました。養老サービスエリア 道の駅
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ここではやや長めの休憩があったので夕食タイムに。海鮮丼を食し、バスに戻って大阪までラストスパートです。
養老サービスエリア 道の駅
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★21:00
長い高速走行を終え、梅田へのアクセス道である「新御堂筋」に入ったのは何と21時。江坂駅 駅
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輝く街のネオンが、大阪らしさを感じさせます。
新大阪駅 駅
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★21:15
遅い時間なので混雑することもなく、大阪駅のBTに到着。今では中央道の2階建てバスは河口湖までしか行っていないので貴重な体験となりました。
その後は阪神電車に乗り換え兵庫方面へ。大阪駅JR高速バスターミナル 乗り物
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★22:00
既に22時を回っていますが、フェリーの発車時刻は日付をまたいだ後…魚崎駅 駅
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という訳でそれまで時間を潰す必要があり、神戸の新交通システム「六甲ライナー」と「ポートライナー」の乗り潰しを行うことに。
マリンパーク駅 駅
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六甲ライナーはマンションの脇を通る区間があり、その区間ではマンションの内部が見えないよう、窓ガラスが曇るようになっています。
マリンパーク駅 駅
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夜景の美しい街神戸らしく、最前列からの展望もとても綺麗でした。
六甲ライナー 乗り物
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その後は住吉からJR電車に乗って三宮へ。
六甲ライナー 乗り物
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★22:58
大分時間を潰しましたがそれでもまだ23時。やっぱり1時発は遅すぎるなあ…中公園駅 駅
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そんな訳なのでポートライナーの乗り潰しを終えた後、中公園からフェリー乗り場まで「歩いて」行くことに。
神戸大橋 名所・史跡
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橋からの夜景はご覧の通りで最高です!東京のレインボーブリッジと違って行き止まりの島なので、交通量も少なく静かで良いですね。
神戸大橋 名所・史跡
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★23:30
橋を歩いて渡り終えると、ようやく23時半になりました。神戸大橋 名所・史跡
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後はフェリーターミナルで余った時間を待つことにしましょう。
神戸三宮フェリーターミナル 乗り物
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雑魚寝席だと列に並ぶ必要があるのですが、今回は個室を予約したのでまったり。
神戸三宮フェリーターミナル 乗り物
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24時を過ぎても起きてるなんて、夜行バス利用ですらないなぁ…
神戸三宮フェリーターミナル 乗り物
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★25:00
そして0時半過ぎにようやく今宵の寝床へ。+2500円で利用できるシングル個室はなかなか快適ですが、乗船時間が短すぎて熟睡は不能。仮眠時間が欲しいものです。ジャンボフェリー (直島ライン) 乗り物
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★5:30
昨日は一睡もできなかったにも拘わらず、今朝も5時前に起きないといけないという、なかなか鬼畜なジャンボフェリー。安さを求めるならアリですが、夜は熟睡して翌日アクティブに活動したい私はもう使いたくないです…ジャンボフェリー (直島ライン) 乗り物
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そしてツアー列車もこんな時間に出るはずもなく、店も開いていない時間。もはや娯楽は「撮り鉄」くらいしかありません。
特急うずしお 乗り物
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高松駅周囲をプラプラしながら、陽が昇るのを待ったのでした。
JR高徳線 乗り物
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★7:50
受付を済ませて高松駅の構内へ。丁度「サンライズ瀬戸」が停車中で、これに乗っても来れたのですね。高松駅 駅
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表示板にはしっかり「MT54ツアー」の文字が。こんな表示を出すことなんて、もう2度とないかもしれませんね。
高松駅 駅
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乗車する113系がやって来る前、快速サンポートの運用に入る113系が停車中。この列車も坂出まではかっ飛ばすので、アツい走りが期待できましたね。(※現在は引退済み)
高松駅 駅
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★8:20
そしてツアーのお供となる113系が入線。四国の113系は3編成あり、それぞれの編成で青・ピンク・黄色と違う色をまとっていました。高松駅 駅
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車内も大幅にリニューアルされており、なんだかかつて中央線を走っていた「183系」のような、殺風景ながらも落ち着いた雰囲気。
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そして定刻8時半、高松駅を出発。四国の特急チャイムが流れて旅が始まりました。
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こちらは先頭クハのトイレ前ボックス席。「クハモハ映え」スポットって何?
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そこは四国のゆるキャラ「れっちゃ君」がボックス席に座っていて、記念撮影を楽しめるスポットでした。なんか良いですね。
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★8:40
いきなり最高速度で爆走し、端岡駅で停車時間。ここでは臨時特急「四国まんなか千年ものがたり」に追い越されますが…端岡駅 駅
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何とその先の「鴨川駅」でそれを抜き返し。こんなデッドヒート、滅多にない物でしょう。
鴨川駅 駅
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さてここで、113系のトイレに行ってみました。リニューアルされてるとは言え、昔ながらの和式トイレのままで古さは隠せません。
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手洗い器の水洗が自動水洗になってたのは、リニューアルの効果でしょう。
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個室内も薄暗く、これはやっぱり「国鉄」の便所です。
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窓はピンクのラッピングのお陰でこの通りのピンク色。113系らしい懐かしさも残る、四国113系のトイレでした。
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★9:25
坂出・多度津と経由し、土讃線と別れた先の海岸寺駅に到着。海岸寺駅 駅
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この先は単線区間ということで、特急列車の退避のために各駅10分前後の停車時間が多数あります。ドア開放されるので、外に出て撮影できるのが嬉しいですね。
海岸寺駅 駅
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こちらは四国名物の「中間車掌室」でのドア扱い。こんなシーンに人だかりができるのも、このツアー列車ならではですね。
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★9:45
詫間駅の停車時間では、クハモハ映えスポットにいたれっちゃ君もホームへ下車。113系の顔と一緒に撮影することができました。詫間駅 駅
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予讃線のスピードスター・8000系「しおかぜ」が猛スピードで113系の脇を通過。8000系は振り子式の電車で、最高速度も曲線通過速度も113系とは別次元の速さでかないませんねぇ。
高瀬駅 駅
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★10:30
観音寺駅など特急停車駅を通過した後、伊予三島駅に到着。ここでは短いホームに入線し、一部のドアしか開かない為ドアは手動扱いに。伊予三島駅 駅
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その為発車時間よりやや早く戻る旨のアナウンスがありました。
伊予三島駅 駅
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長い停車時間の間に、新型特急「8600系」が発着していきました。
伊予三島駅 駅
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そして発車時刻の少し前に車内に戻り、ドアの前に待機。さてこのドアをどうやって閉めるのかというと…
伊予三島駅 駅
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何と表示器の付いたドアカバーを開けて、中央にある赤いコックを操作して開け閉めをするのです!
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こんな光景、ツアー列車でないと見ることは不可能でしょう。乗務員さんがコックを操作すると一気にドアが動いて閉まりました。貴重なシーンを見れて満足です。
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MT54の爆音を轟かせ、予讃線を時速100キロで爆走していく113系。もう最高の一言です。
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関川駅では交換待ちを行うのですが、ホームのない一線スルー側の線路に停車して退避していました。
関川駅 駅
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★11:25
往路の終点駅伊予西条の1駅手前の中萩駅に到着。駅の前に鳥居があって良い味を出している駅でした。中萩駅 駅
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何度も特急の退避を繰り返し、ゆっくりと進んで行く113系での旅。鉄道旅の良さが存分に詰まっています。
中萩駅 駅
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★11:35
四国113系の運用エリアの最西端であった、伊予西条に到着。ツアー列車もここで折り返しとなります。伊予西条駅 駅
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この辺りの普通列車の主力車両、7200系や7000系と並んだ113系。日中時間帯に入る定期運用はないのでかなり貴重なシーンです。
伊予西条駅 駅
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30分程停車した後、折り返し高松へ戻っていくのですが復路は琴平を経由していきます。復路の座席は山側だった往路と変わって海側になったので、車窓も期待できそうです。
伊予西条駅 駅
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そして伊予西条発車後、お弁当の配布がありました。ちゃんと113系のイラストまで描かれていて、気合入ってる~
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中身はごく普通の幕の内弁当ですが、これが無難に美味しいのですよね。お腹も満たされたし、復路の旅も存分に楽しんで行きましょう!
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★12:40
復路の関川駅はホーム側の線路に停車。ということでドア開放が行われました。関川駅 駅
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ここでは特急列車の通過と…
関川駅 駅
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貨物列車の通過がありました。
関川駅 駅
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線形の良い区間では最高速度で爆走し、予讃線を東に進みます。
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ですが特急の合間を縫って走るのは往路と変わらず。
伊予土居駅 駅
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いくつかの駅で特急列車の通過をやり過ごして行きます。
伊予土居駅 駅
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その後僅かな区間ですが、海沿いの区間を走行。今日は天気にも恵まれ最高した~
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★14:05
多度津駅からは少しだけ土讃線を走行し、金比羅山の最寄駅琴平へ。多度津駅 駅
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流石に金比羅山をお参りする時間はないので、駅での撮影タイムがもっぱら。
JR 琴平駅 駅
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レトロな雰囲気も残る駅構内に似合う…とは言えないかな。塗装が派手過ぎて。
JR 琴平駅 駅
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改札外からも、113系を眺めてみました。
JR 琴平駅 駅
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こちらは土讃線を四半世紀にわたって攻め続けた振り子特急の「2000系南風」。
113系の後を追うように姿を消して行きましたが、劣悪な線形での高速走行は爽快そのもの。後継の新型特急も振り子特急となり、2000系の血はしっかりと受け継がれています。JR 琴平駅 駅
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後は高松へ向けてラストスパート。「ワープ四国名物・丸亀駅通過」を経て…
丸亀駅 駅
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★15:50
本州へ向かう瀬戸大橋にもつながる、宇多津駅に到着。ここでは最後のサプライズがあるということで、113系が良く見えるベストポジションに待機。坂出駅 駅
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そう。岡山からやって来た「115系」と並ぶシーンが繰り広げられたのです!良い感じに日差しが差して、旅の終わりに最高の光景でした…
坂出駅 駅
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そして間もなく高松に到着となりますが、車内アナウンスに耳を傾けていると衝撃の内容が…
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そう。このツアーの運行から2か月後の3月に、今回乗った113系が引退してしまう事実が発表されたのです…つまりこれは、JR四国の所有する電車から「MT54」を積んだ電車が消滅してしまうことでもあるのです。
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★16:24
こうして8時間にも及ぶ113系との長旅は無事フィナーレ。そして私が四国の113系に乗ったことも見たことも、これが最後となりました。いやいや素晴らしい爆走をありがとう!高松駅 駅
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後はホテルに泊まらずに帰るのですが、まだ時間があるのでバス等に乗って「あかね温泉」に立ち寄り湯へ。今日も車中泊で風呂には入れないので、スッキリできました。
あかね温泉 温泉
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入浴を終え、駅に戻って夕食タイム。折角の「うどん県」なので讃岐うどんは欠かせないでしょ!ということで駅近くの「めりけんや」に入店。讃岐うどんはリーズナブルで美味しく一石二鳥のグルメですねぇ。
めりけんや 高松駅前店 グルメ・レストラン
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★18:20
高松駅に戻って列車の旅を再開させます。高松駅 駅
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ここから徳島まで、普通列車で移動します。車両は国鉄型の「キハ47」で、しかもタラコ色の車両もくっついていました。
高松駅 駅
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車内はリニューアルの手が入っていないので、113系よりも国鉄らしさが満点。
JR高徳線 乗り物
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殆どの方は特急を使ってしまうようなので終始超ガラガラ。但し滅茶苦茶遅いのがネックです。
JR高徳線 乗り物
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非力な車両なので運行速度も遅く、特急の足を乱さないよう途中駅での停車時間も長いです…
JR高徳線 乗り物
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ですが今回は急がない旅を楽しんでいる身。夜汽車の風情満点な、鈍行旅を存分に味わいます。
JR高徳線 乗り物
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デッキのドアはタラコ色に塗られていました。これはなかなか珍しいかも。
JR高徳線 乗り物
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乗客のほとんどいない駅にこだまするアイドル音。そこに俊足の特急列車が轟音を立てて通過していきます。
JR高徳線 乗り物
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★20:50
高松→徳島の距離は75キロ(東京からだと小田原よりも近い)のに、2時間たってもまだ徳島につかないキハ47の普通列車。表定速度は30キロ程度で、流れの良い一般道の車にも負けています。池谷駅 駅
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終点徳島の一駅手前の、佐古でも徳島線からやって来た「剣山」に道を譲る有様。これじゃあ実用性は「皆無」でしょう。
佐古駅 駅
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★21:15
徳島に到着したのは21時過ぎ。高松から2時間半余りの移動でした。これにて四国の鉄道移動は終了。徳島駅 駅
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その後徳島から海部観光の豪華夜行バス「マイフローラ」に乗車。
室津パーキングエリア 道の駅
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始発ではなく乗車後すぐに発車だったので座席の写真は撮れませんでしたが、寝返りを打てる幅広の座席で非常にゆったりしています。
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テレビもあるけど、夜行バスでは顰蹙を買うだけなので余り意味ないかな。
こうして113系に乗る為だけに、四国へ渡った「車中2泊の弾丸乗り鉄旅」は幕を下ろしたのでした。バスタ新宿 乗り物
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