アルテピアッツァ美唄へ　北海道旅2021夏vol.3

2021/06/27 - 2021/06/27

富良野から新千歳空港へ向けレンタカーで移動。途中、美唄市の「アルテピアッツァ美唄」を訪問しました。

「アルテピアッツァ美唄」はかつて存在した炭鉱街の小学校跡にあります。美唄市出身でイタリア在住の彫刻家、安田侃の彫刻が屋外、屋内に展示されています。7ヘクタールの大きな敷地の中に散りばめられた約40点の作品は、自然に溶け込みつつ、存在感とパワーを感じさせてくれます。入館料は寄付のみ。集う人々は自由なかたちでアートに触れることができる素晴らしい場所です。

vol.1麓郷編　https://4travel.jp/travelogue/11701873
vol.2富良野市街編　https://4travel.jp/travelogue/11702771
vol.3アルテピアッツァ美唄へ（本編）

【旅程】
・6月25日（金）成田→新千歳空港→岩見沢→三笠→富良野
・6月26日（土）富良野
○6月27日（日）富良野→上砂川→美唄→新千歳空港→成田
（道内はレンタカーで移動）

エリア 美唄(北海道)

vol.2 https://4travel.jp/travelogue/11702771 からのつづき。
富良野から芦別、赤平、歌志内、上砂川を経由して美唄市へ向かいます。

上砂川で休憩。上砂川は倉本聰脚本のドラマ「昨日、悲別で」（日本テレビ）の舞台となりました。悲別駅のモデルとなった上砂川駅は平成6年に函館本線上砂川支線と共に廃止されました。

旧上砂川駅 (悲別駅) 名所・史跡

国鉄時代に活躍していた荷物車と車掌車が展示されています。

上砂川は「北の国から’98時代」でシュウ（宮沢りえさん）が住む街としてロケが行われました。ロケが行われたしシュウの実家は取り壊されてしまったようです。

富良野から2時間弱でアルテピアッツァ美唄に到着。訪問した2021年6月27日時点では緊急事態宣言若しくはまん延防止等重点措置の対象市町村に住んでいる人は入場をお断りしていました（私の居住地は訪問当時これらの地域外でした）。よって日曜日にもかかわらずとても空いていました。

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館

アルテピアッツァはイタリア語で、訳すと芸術広場。旧栄小学校の校舎、体育館、校庭、周辺の森がアート空間になっています。以下紹介する作品は作家名を書いているもの以外は安田侃の作品です。

まずはアートスペース（旧体育館）へ。入り口には募金箱があり、少しばかり寄付しました。

広い体育館の中には6点の彫刻が展示されています。

手前の白い彫刻は「めざめ」。

屋外の作品を鑑賞します。「妙夢」

「天翔」

「生誕」

「水の広場」と「天モク」「天聖」
（モクは「さんずいにノと木」の漢字）

「帰門」

小学校の校庭は「トリフォリオの広場」と名付けられています。

「天モク」

「天秘」

ギャラリー（木造校舎）に入ります。

「天秘」

「めばえ」

左から「妙夢」、「風」、「相響」。年季の入った木の床に置かれた白大理石の作品は小さいものの、存在感がありました。

2階のギャラリーでは2つの企画展が行われていました。「立体のある教室」は山本和子、丸居眞記、亀治中正子の作品が展示されていました。

「絵のある教室」は小輪瀬護安、いのとみか、石田悦子の作品が展示されていました。

再び屋外の作品を鑑賞します。「胸いっぱいの呼吸（いき）を」

「真無」

森の中の作品を目指します。熊生息地域の看板、注意事項が書かれています。

熊が出てきても不思議ではない笹藪を進みます。日本一危険な美術館かも知れません。

「ひとつがふたつ」

「天聖」、「天モク」

「意心帰」

一通り作品を鑑賞しました。カフェアルテでランチ＆休憩とします。

カフェ アルテ グルメ・レストラン

フォカッチャとアイスカフェラテをいただきます（1,300円）。「真無」がある「音の広場」を眺めつつ、寛ぎのひととき。

満たされた気持ちでアルテピアッツァ美唄を後にしました。秋や冬に再訪したいと思いました。

高速道路は使わず岩見沢、長沼経由して千歳へ（約80km、1時間40分）。給油してレンタカーを無事返却。送迎バスで空港に向かいます。

ターミナル内のルタオでヴェネチアパルフェをいただきます（600円）。人気のチーズタルトがトッピングされています。ミルク感たっぷりのソフトクリームとの相性は抜群。新千歳空港でおすすめのスイーツです。

ルタオ 新千歳空港店 グルメ・レストラン

17時30分発成田空港行きのピーチ582便に搭乗します。

新千歳空港 空港

新千歳空港を離陸、帰途に。次回の旅は秋になるかなぁ。（おわり）