2021/07/16 - 2021/07/16
729位(同エリア1484件中)
Reisさん
7月中旬の金曜日に休暇が取れたので少し遠出がしたくなりました。これまでに一度も行ったことがない青森県に行ってみたいと思いました。最近は体力低下のせいですぐに疲れてしまうので、あちこち動き回るのはやめるつもりだったのですが、せっかく青森まで行くのであれば、津軽か下北半島へ足を延ばしてみたいと思いました。迷った末に下北半島へ行くことに決め、青森市内とむつ市内のホテルを予約しました。
また、往復の新幹線は「えきねっとトクだ値」を利用して25%割引でチケットを購入しました。以前、山形を旅行した時はネット予約したつもりで手続き完了していなかったという失敗をしたので、今回は入念にチェックしました。
第1日目は青森市内観光にあてます。八甲田丸とねぶたミュージアムをメインとして、のんびりと街並みを眺めたりして過ごし、市内のホテルに宿泊することにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【2021年7月16日】
大宮駅を6:57に出る新幹線はやぶさ1号に乗車。平日に出発したためか車内はほとんど空席だった。9:49に新青森に到着。実は青森県に入るのは初めてである。青森と言えば本州の最北だが、大宮から3時間もかからずに到着してしまった。改めて新幹線は速いと実感する。新青森で奥羽本線の普通列車に乗り換えて6分で青森駅に到着した。新青森駅 駅
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青森の駅舎は工事中だった。駅を出るときに一人のお婆さんに呼び止められ、切符の自動券売機の利用方法を尋ねられた。訛りが強く聞きづらかったが、東北に来たことを実感した。
青森駅前は閑散としていた。2軒ほどリンゴ屋があり青森らしさを感じたが、かつてはもっと多くの店があったらしい。目の前に立派な橋が見えるのでそちらへ向かって歩いていくと広場がありそれに面してA-FACTORYという物産店がある。倉庫のような建物でレストランやカフェも併設されていて洒落た店だ。あとで時間があれば寄ってみようと思う。 -
A-FACTORYの先には海があり、青函連絡船で使われていた八甲田丸が停泊している。そしてその手前には青函連絡船青森桟橋可動橋の一部が残されていた。ここから連絡船へ線路がつながり貨車が積み込まれていたのだろう。八甲田丸は船内の見学ができる。すでに開館しているようなので行ってみることにした。ちなみに入館料は大人510円。私はあまり考えることなくチケットを購入したのだが、あとでよく調べると「ねぶたの家 ワ・ラッセ」とのコンビチケットもあってこちらを利用すると別々で買うより200円安くなるようだ。
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ちょうど団体客と重なってしまい、さほど広くない見学コースで面倒なことになってしまったが、先を通してもらえた。当時の様子を再現したジオラマや写真を見ていると青函連絡船を利用して北海道へ行っていればよかったと感じる。飛行機や新幹線は速くて便利なのだが、その分旅情は失われてしまったのだと思う。
ブリッジ、通信室を見学し甲板に出てみる。天気に恵まれ港から遠く水平線まで見渡すことができた。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
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エレベータで1階まで降りると、そのには鉄道車両などが展示されている。興味深かったのは「控車」という貨車。これは鉄道連絡船に積み込むときに可動橋先端部から船体にかけて重量の重い機関車がのると、可動橋と船体接続部が不安定になり脱線の原因になるため、それを防ぐために使われたとだとか。こんな車両があることは初めて知った。
さらに地下1階(海底部)に降りるとエンジンルームがある。八甲田丸には1600馬力のディーゼルエンジン8基が搭載されているそうだが、そのうちの4基を見学できる。狭い空間に大きなエンジンが並ぶ光景は迫力がある。この八甲田丸はゆっくりと見学しても1時間くらいだった。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
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八甲田丸の見学を済ませた私は青森駅から正面に延びる新町通りを歩くことにした。時刻は正午少し前なので、早めにランチをとっておきたい。新町通りから中央古川通りを右に入りしばらく進むと「青森魚菜センター本店」がある。入口には「のっけ丼」の看板や幟が出ている。「のっけ丼」というのは、丼を持って市場をまわり自分で具材を選び自分でオリジナルの海鮮丼を作るというもので、以前にテレビか何かで見たことがあり知っていた。ちょっと中を覗いてみてもし良ければここで昼食を済ませてしまおうと思った。
青森魚菜センター 本店 市場・商店街
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「青森魚菜センター」の中は多くの店があったが、客の姿はまばらだった。平日の昼頃はこんな具合なのだろうか。通路の一部に飲食のできるスペースがあり、そこで「のっけ丼」を食べている人が何人かいた。
青森魚菜センター 本店 市場・商店街
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入り口の近くにある案内所で食事券を購入する必要がある。10枚つづりで1500円と5枚つづり750円の2通りがあったが、私は1500円を購入した。最初に食事券1枚と丼に入ったご飯を交換。その後、市場内を回って好みを具材を食事券と交換していくのだ。
青森魚菜センター 本店 市場・商店街
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写真のとおり「のっけ丼」が完成。基本的には具材1つにつき食事券1枚だが、もちろん高価な具材は2枚、3枚と交換になる。中にはお得なセットを用意している店などもあった。
青森魚菜センター 本店 市場・商店街
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食事をすませて再び散策を開始する。駅とは反対の方向へ歩いていくと青森県庁があり、その東側には「青い森公園」という公園がある。木陰がありベンチも置かれているので休憩をしていこうかと思ったが、ちょうど昼休みの時間なのか多くのオフィスワーカーがくつろいでいる。県庁で働く人たちであろうか。
青い森公園 公園・植物園
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青い森公園の200メートルほど北に善知鳥神社がある。かつて青森は善知鳥村という名であり津軽藩が開港した際に青森に改称したのだそうだ。この善知鳥神社は青森市発祥の地と呼ばれている。
境内には2,3人が参拝に来ていたがとても静かだった。赤い鳥居をくぐった右手には池がありコイが泳いでいた。善知鳥神社 寺・神社・教会
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再び青森駅の方へ戻り、最初から行こうと決めていた「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ向かう。建物の外観はとてもモダンで良く目立つ。入館料は620円だが、大人の休日倶楽部会員は550円の団体料金で入館できた。
ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
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ここ「ワ・ラッセ」は簡単に言うとねぶたのミュージアムである。中でも一番の見どころは実際に祭りに出たねぶたが数多く展示されているホールだろう。実際に見るねぶたはカラフルで美しい芸術作品だ。祭りにはなかなか行けないが、ここは常設展示なので、いつでもねぶたの世界を体感できる。
ちょうどこの日は小学生が校外学習で来ていたようで、ねぶたの前で記念写真を撮ったり、ハネトの体験をしたりしていた。ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
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結構歩き回ったので少し休憩をしたくなった。先程散策している途中に気になった喫茶店があったので行ってみることにした。外観は昭和初期に建てられたような古びた商店のようだが、ユニークな字体で「COFFEEマロン」と大きく書かれていて目立つ。
喫茶 マロン グルメ・レストラン
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ビルの1階ではコーヒー豆を挽いているようで、いい匂いが漂ってくる。階段を上がった2階が喫茶店になっているようである。店内には古時計がいくつも壁にかかっていたり、昭和の時代にどこかで見かけたような人形などが置かれていたり、とてもレトロな雰囲気を醸し出す空間となっていた。
喫茶 マロン グルメ・レストラン
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人気店のようで中途半端な時間にもかかわらず大勢の客がいたが、窓際のテーブル席が空いていたので、そこに座りたくさんあるメニューの中からブレンドコーヒーとモンブランを注文した。ゆっくりとくつろいでいたら眠くなってきてしまった。そういえば朝からかなり歩いている。
喫茶 マロン グルメ・レストラン
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そろそろホテルにチェックインできる時間になったのでホテルで休むことにしよう。その前に少し買い物でもしていくことにする。翌日の朝は早い時間に出発し食事の時間はなさそうなのでパンと飲み物を少しばかり買い込もうと思った。コンビニで買ってもよいのだが、地方のデパートを覗いてみると普段は見慣れない商品などが見つかり面白いのだ。新町通りに面して「さくら野百貨店青森本店」があったので地下の食品売り場で、青森県民のソウルフードとも言われる工藤パンの「イギリストースト」などを買い込んだ。
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さくら野百貨店 青森本店
イギリストースト 108円
人間失格カステラ 162円
走れメロス黒糖カステラ 162円
萩原牛乳 78円
いろはす 98円
合計 608円しんまち商店街 市場・商店街
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今回はリッチモンドホテル青森を予約しておいた。駅から離れているが、比較的安い値段で予約ができた。コロナウィルスも関係しているのかもしれない。
そういえば、チェックインの際に住所を証明する書類の提示を求められた。運転免許証なども携帯しておらず困ってしまったが、次回利用するときに確認するとのことで無事にチェックインできた。ただ、次にこのホテルに宿泊する機会はあるのだろうか。青森に来ることすらないかもしれないが。リッチモンドホテル青森 宿・ホテル
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シングルルームは他のリッチモンドホテルと大差なく安心して宿泊できる。窓からは青森市街のビル群をかすめて青森港の海がわずかに見える。
リッチモンドホテル青森 宿・ホテル
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夕食の候補はいくつかあったが、いずれも青森駅の近くだった。そこでまたまた駅方面へ歩いていくことになる。日が傾きかけた新町通りを歩く。今日だけで何度歩いたことだろう。
しんまち商店街 市場・商店街
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青森駅前の広場に突き当たる少し手前に「お食事処おさない」という大衆的な食堂がある。入口の黄色い看板には大きくホタテが描かれている。通りから店内を覗いてみると結構繁盛している様子。事前にこちらを候補としてピックアップしていたのだが、ここでよいだろうと思い入店した。
お食事処おさない グルメ・レストラン
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こちらの店はとてもメニューが豊富で、特にいくつかの定食やかつ丼、かつカレー、ラーメンなどは税込500円となっていて、かつ丼を食べようかと思ったが、せっかく青森まで来たこともあるので、「ほたて貝焼みそ定食」(1100円)を選択した。
ほたて貝焼みそは、みそ貝焼とも呼ばれ、江戸時代に陸奥湾の漁師がホタテの貝殻を鍋代わりにし、かつおや焼き干しのだし汁、ホタテや地元の食材、味噌や溶き卵を入れて煮込んで作られていた郷土料理だそう。こちらの店は皿がアルミのようだが、ホタテの貝殻の形をしていた。味噌汁にもホタテが入っており満足度は高い。これまでホタテは特別おいしいものとは思っていなかったが、青森に来てその認識は完全に覆された。実においしい。お食事処おさない グルメ・レストラン
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昼は「のっけ丼」、夕方には「ほたて貝焼みそ」と青森らしい食事をとって満腹になってしまったのだが、最近は健康のことを考えて食事は控えめにする必要があり少々罪悪感がある。「まあ、たまにはよいだろう。その分歩けばよいだろう。」などと考え、ホテルへ向かって歩き始める。
夜店通りという通りに入ってみたが、午後7時だというのに人の姿がほとんどなくまるでゴーストタウンのようである。 -
リッチモンドホテルの近くにあった廣田神社へ寄ってみた。近くを国道4号線が通っていて自動車の音はするものそれ以外は静かだった。
ホテルに着きシャワーを浴びてくつろいでいたらそのまま眠ってしまった。早朝に起きて、一日中歩き回ったのだからやむを得ない。気づかぬうちに体力は衰えているのだ。
続く廣田神社 寺・神社・教会
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