ベトナム 魅惑の古都ハノイと神秘の湾ハロンを巡る旅②

2014/10/12 - 2014/10/14

ベトナムのハノイ市とハロン湾に行って来た際の記録です。
今回はカンボジアのアンコール遺跡群とセットのツアーに参加した為、ベトナムの他の都市へ行く事は出来ませんでしたが、これはこれで内容の濃い旅行となりました。
大変満足の行く内容ではありましたが、ホーチミン、ダナン、フエなど、いつかまたベトナムを訪れてみたい、そんな思いの残る旅でもありました。

ベトナム2日目はハノイ市内の観光です。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 航空会社: ベトナム航空

まずは文廟にやってきました。
儒教の開祖である孔子が祀られており、合格祈願の定番スポットだそうです。
日本で言うところの太宰府天満宮でしょうか。
この白い門は「文廟門」と呼ばる、文廟の入口にあたります。

文廟 (孔子廟) 寺院・教会

文廟門を抜けると道の先に見れる門は「大中門」で、その門へ続く赤レンガの道は「皇帝の道」と云うそうです。
現地ツアーガイドの人が、それはもう熱心に説明していました。

大中門の上には水が溢れる水瓶と鯉の彫刻があり、後漢書に記されている「滝を登った鯉が竜になる」とか云々の内容を表しており、「登竜門」の語源とされているとのこと。

また門です(笑)
これは「奎文閣」と呼ばれ、10万ドン札に描かれ、ハノイ市章のモチーフでもあるそうです。
門というよりは東屋のような感じですね。
円形の窓が印象的です。

奎文閣をくぐると池があり、その池を囲むように石碑が沢山並んでいました。
石碑に刻まれているのは、確か官僚試験の合格者の名前だったと思います。

更に4つめの門「大成門」をくぐると、境内にあたるのでしょうか、広場となっており、どこか大学の入学式だか卒業式だかが行われていました。
この文廟はベトナム最古の大学でもあり、このような学校行事が良く行われるとのこと。
アオザイ姿の可愛い女学生達が沢山いて、皆快く記念撮影に応じてくれました。
この奥が「拝堂」、そして孔子を祀る「大聖殿」です。

大聖殿には孔子像が祀られており、この像に対して自然とお辞儀するよう意図して高い敷居の先に設置されているそうです。
この写真は孔子ではなく、その弟子。

文廟の後はホーチミン廟の前を通り、西湖畔を経て鎮国(チャン・クオック)寺へ向かいます。
西湖はハノイ市で最も大きな湖だそうです。

タイ湖 (西湖) 滝・河川・湖

鎮国(チャン・クオック)寺は西湖に浮かぶ島の上に建てられていますが、歩道で繋がっており徒歩で向かいます。
手前に門が見えて来ました。
正門は閉じられており、右の勝手口のような扉から中に入るそうです。
ゾルディック家の試しの門みたい(笑)

鎮国寺 寺院・教会

本堂。
チャン・クオック寺はハノイ最古の寺院だそうですが、意外にも参拝客が少なく、静観な場所でした。

釈迦の遺骨を納める為の「仏舎利塔」、ですが釈迦の遺骨は無いとの事。
この寺院の中で一際目立つ存在です。

チャン・クオック寺の後は昼食となりフランス料理でしたが、正直に言うと…不味かった(汗)
ベトナムはフランス占領下だった時代の名残で、フランス料理の店も多いそうです。
次のツアーはシクロによるハノイ市街地散策。
待ち合わせ場所は、これまたフランス統治時代に建設されたオペラハウス前でした。

ハノイ歌劇場 劇場・ホール・ショー

シクロとは人力で走る三輪自転車のような送迎車です。
操縦者の前に乗客が乗る為、視界が広がり観光にはうってつけ。
オペラハウスからリータイト通りを進みます。
左手に見えるのはハノイ公園の噴水、観光地というよりハノイ市民のための公園といった感じだそうです。

ベトナム中央銀行、日銀のような場所ですね。

11世紀から13世紀頃まで、200年強続いた王朝である李朝の初代皇帝、李太祖象。
シクロの運転手が一生懸命ガイドをしてくれてましたが、言葉が全く通じないので全て後からネット検索で得た知識です(笑)

李太祖像 モニュメント・記念碑

ガイドは通じませんが、写真を撮影するポイントを通る際は後ろから肩を叩き、方角を指で示してくれたので充分に楽しめました。
こちらはインドシナ戦争で殉職した戦没者記念碑。
簡単に言うとフランスからの独立戦争ですかね。

戦没者記念像 モニュメント・記念碑

急に庶民的な通りに入りました。
ここはハンダウ通り、通称シューズ通りと呼ばれるそうで、なるほど靴屋が沢山並んでました。
上を見上げると、もうね、電線の量が物凄いんですよ。
写真には写ってないけど、「全部使われてるの？」と思うくらい。
シクロ散策は、この一帯が一番面白かったです。

ディンティエンホアン通りを真っすぐ進み、突き当りのドンキンギアトゥック広場がシクロ散策の終了地点でした。
いやー、楽しかった！

ホアンキエム湖を一望できる「City View Cafe」で一休み。
詳しくは覚えてませんが、ここで出された飲み物と軽食は美味しかったです。
ここから見える島内の玉山祠が、今回ハノイの最終観光地です。

シティ ビュー カフェ カフェ

緑色した湖面の上を、ハック橋で渡り寺へ進みます。

ホアンキエム湖 滝・河川・湖

この寺で有名なのは、この大きな亀の剥製。
約半世紀前までにこの湖で生息していたそうですが、この地に伝わる竜王の使いの亀ではないかと当時言われていたそうで、現在はこのような形で祀られているそうです。

玉山祠 建造物

その伝説とは中国の明朝に支配されていた15世紀頃、後のベトナム王朝である黎朝の初代皇帝が、明軍を討伐した際に使用した宝剣を引き取りに来た亀という内容で、その時の様子が表された石碑もありました。

という事で、ベトナム観光はハロン湾とハノイ市で無事に終了。
翌日からはカンボジアのアンコール遺跡群観光の予定となっており、前日の内にカンボジアへ入国します。
ノイバイ国際空港からシェムリアップ国際空港へは、約2時間のフライト、あっという間ですね。

カンボジア①へ続きます。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港