最新鋭のイージス艦！弓張岳から海を見てみよう

2021/06/08 - 2021/06/09

佐世保ふたたび
(前回：船と艦の街・佐世保に潜む意外な日本一 https://4travel.jp/travelogue/11332334 )

今回は佐世保の景色を眺めに行ってきました。
街を見下ろす弓張岳展望台からは自衛隊基地・造船所などお船がたくさん見えました。

大村線キハ66乗り納めも兼ねています。

この日、6月8日は佐世保にゆかりあるとある軍艦のメモリアルデーというのが主な旅行のきっかけでしたが、天気も良くいいものがたくさん見られました。

エリア 佐世保(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

佐世保へは特急で向かいます。いまだに「つばめ」の印象が強い787系でした。

鳥栖9:14>>特急かもめ9号長崎行き>>肥前山口9:41
1枚目の写真で違和感を感じた方はさすがですね、長崎行きの特急かもめです。
そんな簡単には佐世保に行きません！

長崎本線と佐世保線の分岐駅である肥前山口で乗り換え。
ここは最長片道乗車券の終点としても有名なのですが、地元自治体の要望で江北駅に名称変更が決まっています。

江北駅 駅

肥前山口9:44>>佐世保線早岐行き>>早岐10:34
もうじき新幹線が開業する武雄温泉駅。

早岐駅に到着。諫早方面大村線は乗り換えです。特急「みどり」と「ハウステンボス」が分割する駅ですね。
どうしてわざわざ普通列車を乗り継いできた理由がここにあるのです。

早岐10:52>>快速シーサイドライナー佐世保行き>>佐世保11:05
この青色のディーゼルカーに乗りたかったんですよ。
キハ66系という車両でこの6月末で引退が決まっています。乗り納め、というか乗るのは初めて。

早岐駅 駅

車両の見た目の割には高馬力のエンジンをうならせながらスイスイ進んで佐世保に到着。

佐世保駅 駅

引退記念乗車券、発売前だった…。

日本最西端のJR駅です。この木の看板、前に来たときは自立してたんだけど壁掛けになっちゃったな。

とりあえず佐世保バーガー。うまし。

ログキット 佐世保駅店 グルメ・レストラン

佐世保駅は港が本当に近くて毎回驚く。

海沿いをずっと歩いて米軍基地を過ぎるとごっついクレーンと赤レンガ倉庫が見えてきます。

佐世保重工業(SSK) 名所・史跡

大戦中は海軍の兵器庫で魚雷や弾薬を保管していたんだとか。
今もきれいなので海上自衛隊が何かに使っているんでしょうね。

自衛隊基地からさらに進むと佐世保重工業という造船所があります。
巨大なドックで船を建造していますね。この第4ドックは海軍工廠時代の第7船渠で戦艦武蔵も訪れたとか。
ところで係船索バリバリで注水していますけどなんかあるのかな？

ほかのドックには点検中のLNG船がいました。

足場ですごいことになっている護衛艦。

ここ佐世保重工業は海軍時代から長く続き、戦後も佐世保の経済をけん引してきましたが、不況により新造船事業からの撤退が決まっています。寂しいな。。。

小腹がすいたので市街地の方へ戻って佐世保バーガー。

ヒカリ 本店 グルメ・レストラン

やはり、ヒカリ本店のバーガーに限る！
そして写真がへたくそ。

さてバスに乗ります。

松浦町中央公園口14:41>>西肥バス弓張岳展望台行き>>弓張岳展望台14:58

ついた！乗客は1人でした。

これが弓張岳からの景色！

ちなみにアニメブレイブウィッチーズの聖地だよ。

弓張岳展望台 自然・景勝地

あ～やっぱり、佐世保重工のドックにいた船は今日が出渠日だったようです。
タグボートにひかれながら岸壁へ移動中。
佐世保で新しい船の誕生が見られるのもあとわずか。

今朝はいなかったのに佐世保駅前に帆船が来ましたね。
さすがに帆はしまってあるのでエンジンで来たのかな。

そして、お待ちかねの佐世保基地の護衛艦隊です！
左から「あしがら」、「はぐろ」、「きりさめ」、「いせ」です。
「はぐろ」はこの年の3月に就役したばかりのピカピカのイージス艦。ひとつ前の世代になる「あしがら」とよく似ていますが、いろいろパワーアップしたらしいです。

別の岸壁には補助艦艇がいました。大きいのは「しもきた」。

対岸の針尾送信所の無線塔も見えました。この距離でもわかるのは高さ136mあるから。
あの「ニイタカヤマノボレ」を送信したといわれています。

さらに天気が良かったので大島造船のクレーンも見えちゃいました！

別アングルの展望台からは九十九島が見えます。

そして軍港付近の山のお約束、高射砲の跡です。日本遺産ということであちこちに解説のパネルが立っています。
このほかにもあずまや広場があったり公園として整備されています。

弓張公園 公園・植物園

しかしバスは1日5本！土休日はなんと4本！
駐車場があるのでみんな車で来るんでしょうね。地元民は遠足で登るとか。

少し下って別の場所へ移動します。

鵜渡越園地です。

こちらからも九十九島がよく見えます。

よくみたらイージス艦？っぽいのがいました。

山頂の展望台は観光客が何人かいましたし案内板などよく整備されていましたが、鵜渡越園地は比べると寂しい感じ。
というのも市街地の方は開けておらず、周りは森で眺望が限られています。
ただし歴史はこちらの方が古いのですが、理由はわかりますか？

山道を下ると少し視界が開けた場所がありました。

別角度から護衛艦隊！

鵜渡越園地の案内にあった親鸞の像です。意外と遠かったよ。
途中には昭和天皇(当時は皇太子)が来るのに合わせて作られた展望所がありましたが木々で眺望ゼロ。ちなみに昭和天皇は来なかったらしい。

さて、鵜渡越園地の方が歴史が古い理由ですが、軍事施設(佐世保の軍港)が見えないからでした。
なので当時はこのあたりが観光地だったようです。

弓張岳展望台から下ってきたバスに乗って下山します。
うど越17:08>>西肥バス佐世保駅前行き>>宮田町17:22

ありゃ、追加でイージス艦1隻が港に向かっているじゃないか。
展望台から見えたやつかな？

バスを乗り換えて次の目的地へ。
宮田町17:29>>西肥バス教育隊前行き>>福井市小学校上17:49

つきました。海軍墓地です。

東公園 / 佐世保東山海軍墓地 公園・植物園

多くの軍人、軍属の方が祀られています。各艦船ごとの慰霊碑もあります。
訪れた当日はこの中の1隻の慰霊祭が行われたとか。「飢えた狼」で知られるあの船です。

慰霊碑の前で合掌。
横にあるのは退役した護衛艦「ちくご」の錨だそうです。

近くには防空壕の跡がいくつもありました。

佐世保駅前に戻って今夜の宿にチェックイン！

ホテルリソル佐世保 宿・ホテル

なんとホテルの廊下の突き当りから駅と港が見えるじゃないですか！

一番手前がイージス艦「あしがら」、一番奥にはあとからやってきたイージス艦「ちょうかい」
手前には帆船のマストが見えます。

帆船が気になるので駅近くの岸壁にやってきました。正体は海王丸でした。

今夜は海王丸を見ながら晩御飯とします。

やっぱりレモンステーキ！五番街にある専門店レモンドレイモンドです。
スマホで注文というシステムに田舎もんはビビってました。

結構歩いて疲れたので、この日は早々に休息。

このホテル朝食がサービスだったのですが、サービスとかいうレベルじゃないんだな。このほかにご飯、みそ汁、レモンステーキが付きます。

佐世保を離れる前に港をうろうろ。

弓張岳を背景に一枚。

「しもきた」の格納庫が半開きになっていて、見てはいけないものが見えてる気がするぞ！

というわけで艦艇三昧の佐世保旅行でした。