2021/06/13 - 2021/06/14
192位(同エリア891件中)
たれたびさん
きっかけは、5月半ばに流れた1本のニュース。
「三浦半島・油壺にある京急マリンパークが9月末で閉園」
旅行記にはしていませんが、マリンパークは何回か訪れたことがあり、古いものの味わいのある水族館だなと、結構お気に入りのスポットでした。閉園の報せを聞き、これは最後に一度お別れに行かねば、と思い足を運ぶことにしました。
油壺、というか三浦半島は、県内とはいえ低年齢の子連れにとってそれなりに遠いので、マリンパークに隣接する同じ京急グループ経営のホテル観潮荘に泊まることも多く、今回もそうすることに(観潮荘に泊まるとマリンパークの入園券がついてくるのも魅力(^_^) )。
感染リスクの軽減も考慮し、子どもたちの小学校が代休となる日・月を選んで計画を決行します。
ちなみに写真はマリンパークのシンボル、サメの泳ぐ円形大水槽です。
お供はいつも通り子どもたちの手下のカビコンさんです
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回のスタートは小田急江ノ島線の湘南台駅から。
小田急沿線から京急線に乗り換えというと、南武線から川崎や横浜線(または相鉄線)から横浜の乗り換えルートが浮かびがちですが、湘南台から横浜市営地下鉄で上大岡に抜けるルートで進みます。
比較的人も少なく、小田急沿線から三浦半島に向かう時の裏ルート?として活用できます湘南台駅 駅
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上大岡から快速特急に揺られて30分ちょっと。終点三崎口にとうちゃくー。
〝赤い電車”で有名な京急だけど、どちらも、赤くないじぇー(^^)
(後で知ったのですが、青い電車と黄色い電車の並びはかなり珍しいそうで、偶然ながらいい写真が取れました)三崎口駅 駅
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マグロの街、三崎らしくマグロのれんでお出迎え!
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たいへんだ!駅名もマグロに乗っ取られてるじぇ!
(見づらいですが、三崎マグロ駅になってます) -
三崎口からバスに揺られること20分。目的地の油壺マリンパークに到着。
三崎口から先も、油壺や城ヶ島など主要方面へは頻繁にバスが出ているので公共交通機関でも十分回れます。かの有名な”みさきまぐろきっぷ”もこの辺なら乗り放題です京急油壺マリンパーク 動物園・水族館
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コロナの影響なのか、わりと唐突な発表となった閉園のニュース。さよなら需要に火がついたようで、雨が降りそうな日曜日午後ながらたくさんの人で賑わっていました
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入口すぐのタイル画。
50年以上前の開設当初からのものでしょうが、人魚の優雅なたたずまいが素敵でした。閉館してもどこかに保存されるといいな、と思うくらい -
近隣のえのすい(新江ノ島水族館)などと比べると、施設はかなり古いけど、展示は充実。生き物たちのコンディションも良いように感じました
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アオリイカとコウイカのペア。子どもたちが最近Switchのスプラトゥーン2にハマっており、イカを見ると親近感がわきます(^ ^)
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クラゲの状態も上々。大きくて傘もきれい。管理がアレだと傘が破れてたりするからなー
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これ、いつ来ても工夫してるなーと思う撮影スポット。子どもたちの前の水槽越しに撮影できて、お魚と一緒に写ってる感を演出できます。たぶん反射(映り込み)がないように水槽のガラス面にも何か加工がしてあるのでは?
他の水族館では見たことがなくて面白いなと思います -
マリンパークのシンボルとも言える、サメが泳ぐ円形大水槽。一周50m以上はあるのでしょうか。出来た頃は東洋一の大水槽とかきっと言われてたのでしょう。とても広くて大きい(が、古い。これをリニューアルするとなると資金的に厳しいのだろうなぁ)
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水槽には一定方向の水流があるらしく、皆同じ方向に泳いでいます。ぐーるぐるぐーるぐる。そのうち鮫バターができそう(笑)。サメの泳ぐスピードにあわせると早足くらいになっていい運動になるじぇ(^_^)
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屋外にも展示が多数。ペンギンは結構近いです。ガラス越しではないので、ちょっと生ぐさい生き物の匂いや息遣いも感じられてなかなか醍醐味があります
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そして力を入れてるのが、コイツらコツメカワウソ。いつ見ても可愛いなー。人だかりが絶えません
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挟まってしまった枝を取るのに夢中な子。残念ながら取ろうとすればするほど奥に挟まっていくドツボなパターンに。取れないことに気がつかず、30分ぐらい健気にえいえいと頑張っていて、みなさん生温かく見守っておられました(^^;)
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Zzz…
遊んで寝て、遊んで寝て、
いいなぁ -
このふたりは可愛かった。皿のカリカリご飯を食べてるのだけど、視線は別のところに集中。ヒトがテレビ見ながらポップコーン食べてるのと同じようになってました。ふたりで食べてるので、ときどき皿の位置が動いてしまい、あれ、あれと手でお皿を探しているところとか、キュン死しそう(^_^;)
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コツメカワウソの展示のそばには、かわうその森という整備された森が。
絶滅されたとされるニホンカワウソが、再び暮らせるような環境を願って作られたビオトープのようなものです。三浦半島では昭和初期までニホンカワウソが見られたとのこと。人工的に整備された空間とはいえ、この環境が閉鎖後はどうなってしまうのか、気になります -
その向かいではアシカのもぐもぐタイムが始まります
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お姉さんから魚をもらって、もう終わりだよーと言われると、サクッと水中に帰って行きました。かしこい
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今回、なんとも心残りだったのはこちら。
イルカ、アシカのパフォーマンス。閉園さよなら需要の大混雑とコロナ禍の入場制限が重なり、13時過ぎにマリンパークに着いた時点で整理券がすべて配布終了。残念ながら見ることが叶いませんでした
(この写真は2017年来訪時のもの。以下2枚も同様です) -
油壺のパフォーマンスって、他所では見られないミュージカル仕立てなんだよなぁ。この時は確か桃太郎で、かなりベタな内容なんだけど、動物の動きと台本が絶妙にマッチするよう仕立て上げられ、これがとても面白いのです
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屋内施設ながらプールも大きく、派手なパフォーマンスが好きだったのですが、残念ながら最後に見れず。
閉園までこの状況は続くと思うので、見たい人は早めに着いて整理券ゲットがおすすめです -
展望台からは相模灘が一望。天気が良ければ遠く富士山まで望めるそうです
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ちなみに油壺マリンパーク、水族館だけど屋外の部分が広くて、ベンチや子どもの遊具も大変多くゆったりできます。この開放感好き。
さすがに16時すぎると、人もだいぶ減ってきました。名残惜しいですが、私たちもお土産を買ってマリンパークを後にします京急油壺マリンパーク 動物園・水族館
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さて、マリンパークを後にすること徒歩1分。
今夜のお宿にあっという間に到着(笑)。
今夜のお宿はマリンパーク隣接のホテル京急油壺「観潮荘」さん古いけど、それはそれで楽しいお宿です by たれたびさんホテル京急油壺 観潮荘 宿・ホテル
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実は、マリンパーク閉園のニュースを聞いたとき、同じくらい古ーいこちらのお宿も同時に閉鎖かと思いました。それもあってやって来たのですが、どうやら観潮荘さんは営業継続だそうです。
お部屋はこんな感じ。道路側のお安いお部屋です。清掃は行き届いて綺麗だけど、全体的に漂う昭和テイスト。ちなみにお風呂は今時珍しいタイルばり(大浴場があるので使わないけど)。スイッチ類も開館当初からこのまま?みたいなレトロなものがそのまま使われています。
ちなみに海側のお部屋はリニューアルされて綺麗かつ眺望も良いので、初めて泊まるならそちらがおすすめです -
お風呂(去年から温泉になった)に入ってしばらくゴロゴロしたら、ばんごはーん。特別コースの三崎マグロ会席をチョイス。赤身、中トロ、大トロのお刺身を中心に三崎で取れたマグロづくしの内容です。
先日の休暇村富士で頂いた清水本マグロづくしのコース*よりお値段が安い分、量も少ないですが、これはこれで満喫できます
*富士山麓で動物まみれの家族忘年会(1/2 富士サファリパークと清水本マグロ満喫編)
https://4travel.jp/travelogue/11670381 -
コロナ対応のため、20時強制終了&アルコール類提供なし。
お魚は緑茶と相性が良いので(お寿司もそうですよね)、さほど問題はなく美味しくいただきます。
こちらはカジキマグロのステーキ。さっとあぶっていただきます。バターとの相性もよく、パクッといただけます。でもやっぱりビール欲しい(>_<) -
マグロのあら炊き。大鍋で炊いているせいか、しっかり味が染み込んで美味しゅうございました。いろいろな部位が入っていて、私のはモロ脂身だったので流石によけていただきましたが。
ちなみに下の坊主の卵アレルギー対応もしてもらえました。
が、事前のメールや当日のフロントでは卵除去で話がついていたのに、なぜか厨房に伝わったのは加熱処理してください(つまり生卵以外ならオッケー)、と。茶碗蒸しがあってビックリ。伝言ゲームのどこかで間違いが生じたのでしょうが、あぶない、あぶない。
(丁重に対応いただけたので特に気にはしていません) -
食事処からの眺望。
都心から1時間ちょっとの風景とは思えないです。神奈川の海といえば、鎌倉・江ノ島から大磯あたりまで連なる砂浜のイメージが強いので(箱根駅伝でよく映る風景)、少しリアス式っぽい風光明媚な景色がとても素敵でした。
ちなみに海側のお部屋からの眺望も大体こんな感じです -
翌朝の朝食。
わりと品数多いかな。焼魚がマグロ(の漬け焼き)なのと、すき身が付いてマグロ丼ができるのが嬉しい、お腹が喜ぶ朝食です -
10時にチェックアウトしたら、三崎口に引き返し、今日は鎌倉に向かいます。
久里浜で京急からJRに乗り換えます久里浜駅 駅
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スタンプ台発見。JR東日本さん、最近スタンプ台に力を入れ出した気がします、、、と思って調べたら、首都圏地区は去年リニューアルしたみたいです
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途中の逗子駅では連結シーンも見られます。後ろから増結車両がやってきて、駅員さんの手旗信号に合わせてゆっくり進み、
逗子駅 駅
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ガッチャン。一緒に見に来た坊主も大興奮していました。
少し前までは小田急でも相模大野や新松田でよくやっていたのですが、最近はほとんど見られなくなり、久しぶりの光景です -
久里浜から30分ほどで鎌倉に到着。久里浜ではしとしと降っていた雨も上がって、まずまずのお天気。しばらく来ないうちに駅がキレイになったような
鎌倉駅 駅
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小町通りをテクテク進みます。月曜の午前中とあって、通りの人もまばら。確か最後に来たのがコロナ前だから、お店も無くなったり入れ替わっていたりと、ずいぶん変わっていました
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小町通りを踏破して鶴岡八幡宮についたじぇ
鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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太鼓橋を渡って少し進んだ源平池の奥の方、よーく見るとハスの花が開いていました。午後になるとしぼんでしまうので、少しトクした気分
鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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大きな参道の人影もまばらです。今までだと必ず左右3軒ずつくらい出ていた銀杏屋さんとか綿あめ屋さんの出店も今はなく、ただ広いだけで寂しい( ; ; )
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そんな中、素敵な花手水が。
最近流行っているらしいですが、見るのは初めて。なんというか、映えますね(^_^) -
大石段下の舞殿。かつて静御前が舞を納めた地に建てられています。
実は我が家が十ウン年前に結団式(世間的には結婚式ともいう(^_^.))をあげたのが此処。
360度衆人環視にさらされながら三三九度と誓詞奏上をやらかした甘酸っぱい思い出が( ̄▽ ̄;)
そんなこんなで年に1回くらいは、まだ解散してないぞーと報告のために鎌倉詣を続けております鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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(360度衆人環視のイメージ例です。あくまでイメージ例ですって(^^; 基本的には自分たちのことでいっぱいいっぱいでしたが、視線は感じました)
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2010年に倒れてしまった大銀杏です。根本からひこばえが出て来て大きく育っています。親銀杏というそうで、
鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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そのひこばえから状態のいいものをとって、新たなご神木となった子銀杏。
大きく育っていました。前の大銀杏のように500年、1000年と見守っていただきたいものです -
本宮にお参りします。12時近くなって少し人が増えて来ました。どこかの中学生の修学旅行(遠足)もちらほら
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やはりおみくじをひきたい子どもたち(^。^)
コロナのせいか、ジャラジャラと数字のついた棒を引いて、巫女さんにおみくじを渡してもらうのは無くなってました。全てセルフサービスのものだけに -
帰り道。さっきみたのと反対側の源平池でもハスのつぼみが膨らんでいました
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帰りは段葛を通って行くじぇー。
やっぱり人いねーな鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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段葛を途中で脱線して、このお店に引き寄せられます(^_^)
うちの近所でも売ってるのだけど、ここに来るとやはり立ち寄ってしまいます豊島屋 本店 グルメ・レストラン
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店内も七夕仕様でした
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鎌倉駅に戻って、そのまま大船ー藤沢経由で小田急に乗って家路につきます
藤沢駅 駅
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帰る前に藤沢駅でお買い物。駅ヨコのフジサワ名店ビル地下には湘南の美味しいお魚や野菜を売っている店がたくさん。ビルは凄まじく古いので、心配無用と注意書きが(笑)
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お店の中はこんな感じ。少し古ーい市場な感じがあって、見て回るだけでも楽しい
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というわけで、1日半の油壺ー鎌倉プチ旅行無事終了!
油壺マリンパーク、今風のシュッとしたキレイな水族館とは違うのですが、あのレトロ感とかパフォーマンスのベタさとか、全体的に愛おしい感が強く、このまま保存しておきたくなる何かがありました。まあ、ボロいし、リニューアルできるほどの収益はないだろうし、人口減やレジャーの多様化を考えると閉園は仕方ないのでしょう。さよなら、油壺マリンパーク。
ちなみに写真はおみやげの豊島屋の鳩サブレ(本店限定パッケージ)と日影茶屋の大福。大福うまかったじぇ! -
あと、おまけに鎌倉駅前の豊島屋(支店)で買った鳩の焼印つき食パン(たぶんここしか売ってない)。これ、なかなか美味しくて大当たりでした。オススメです!
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ホテル京急油壺 観潮荘
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