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飛び地のため、国内線の飛行機で行きます。一番近い空路は、アルメニアとの紛争地ナゴルノ・カラバフ上空になるため、イラン上空を経由して到着します。もし通ったら、アルメニアに撃ち落されます。<br /><br />「カラバン」というサッカーチームと一緒の飛行機にのりました。このチームはすべてカラバフ地方に住んでいた人たちによって結成されているとチームオーナーが教えてくれました。チームオーナーが4歳の頃にアルメニアに占領され、バクーへの移住を余儀なくされたそうです。そのためが、中国のウイグル問題、日本の原爆といったことへの意識が強かったです。<br /><br />到着11:30。空港の人からはバスよりもタクシーを勧められ、タクシーでバスターミナルへ行ってもらいました。<br /><br />ホテルは高いところしか日本から予約できず、事前にネットで調べた結果、バスターミナル側にホテルがあることがわかったからです。<br /><br />バスターミナルホテルで宿を確保できました。英語がわからない人が多い中、根気よく話に付き合ってくれました。最終的には英語を話せる従業員と電話で通話して意思疎通をなんとか。このホテルは街はずれにありましたが、コンビニのような小さなショップもあり、便利でした。観光したい場所の距離や時間、タクシーの値段を聞くと、皆それぞれ違う回答が返ってきて不思議でした。<br /><br />オルドバードに行きました(残念なことに写真がありません)。<br /><br />古い町で、住居らしいところの2階に古いモスクがあります。ナウルズ(春分の日の祝日)には広場に集まってプレゼント交換をするそうです。<br />イランがとても近く、イランの国境を示す明かりが道路から見えます。アゼルバイジャンの人はイランにビザが無しで、女性はスカーフつけて入国できます。<br /><br />ナヒチェヴァン市内ではチェス会館があり、外に大きなチェス盤と駒で子どもたちが遊んでいます。国際大会が開かれていて、携帯を預けて見学できました。<br /><br />ナヒチェヴァンはヘイダル・アリエフ前大統領の故郷です。そのためか、建物に必ず大統領の肖像画がありました。<br /><br />19:50発でバクーに戻る予定が、天候のため24:00に搭乗手続きが開始され、24:26発となりました。バクーでは低空飛行なのか、家の上を飛んでいて、夜の明かりが花畑のようでした。<br /><br />深夜2:00に国際空港の方へ到着。3:00に28MAY駅行きのバスに乗り、タクシーを拾って宿へ行きました。

大統領の故郷、ナヒチェヴァン自治共和国

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2017/04/29 - 2017/05/08

41位(同エリア50件中)

旅行記グループ GW アゼルバイジャン

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shinoさん

飛び地のため、国内線の飛行機で行きます。一番近い空路は、アルメニアとの紛争地ナゴルノ・カラバフ上空になるため、イラン上空を経由して到着します。もし通ったら、アルメニアに撃ち落されます。

「カラバン」というサッカーチームと一緒の飛行機にのりました。このチームはすべてカラバフ地方に住んでいた人たちによって結成されているとチームオーナーが教えてくれました。チームオーナーが4歳の頃にアルメニアに占領され、バクーへの移住を余儀なくされたそうです。そのためが、中国のウイグル問題、日本の原爆といったことへの意識が強かったです。

到着11:30。空港の人からはバスよりもタクシーを勧められ、タクシーでバスターミナルへ行ってもらいました。

ホテルは高いところしか日本から予約できず、事前にネットで調べた結果、バスターミナル側にホテルがあることがわかったからです。

バスターミナルホテルで宿を確保できました。英語がわからない人が多い中、根気よく話に付き合ってくれました。最終的には英語を話せる従業員と電話で通話して意思疎通をなんとか。このホテルは街はずれにありましたが、コンビニのような小さなショップもあり、便利でした。観光したい場所の距離や時間、タクシーの値段を聞くと、皆それぞれ違う回答が返ってきて不思議でした。

オルドバードに行きました(残念なことに写真がありません)。

古い町で、住居らしいところの2階に古いモスクがあります。ナウルズ(春分の日の祝日)には広場に集まってプレゼント交換をするそうです。
イランがとても近く、イランの国境を示す明かりが道路から見えます。アゼルバイジャンの人はイランにビザが無しで、女性はスカーフつけて入国できます。

ナヒチェヴァン市内ではチェス会館があり、外に大きなチェス盤と駒で子どもたちが遊んでいます。国際大会が開かれていて、携帯を預けて見学できました。

ナヒチェヴァンはヘイダル・アリエフ前大統領の故郷です。そのためか、建物に必ず大統領の肖像画がありました。

19:50発でバクーに戻る予定が、天候のため24:00に搭乗手続きが開始され、24:26発となりました。バクーでは低空飛行なのか、家の上を飛んでいて、夜の明かりが花畑のようでした。

深夜2:00に国際空港の方へ到着。3:00に28MAY駅行きのバスに乗り、タクシーを拾って宿へ行きました。

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
3.5
ショッピング
4.0
交通
3.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス タクシー 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • 「7人の眠り男」の洞窟 :アシャーブ・ケイブ(The Cave of the Seven Sleepers)<br />イランからも巡礼者がくるところ。洞窟になっているところに野外モスクがあります。コーランにも記載されている聖地です。正直ドラゴンクエストの洞窟ダンジョンのようで大興奮しました。<br /><br />石の回りを3回まわり、コーランの文字に祈ります。洞窟に入ると、上から水が時々垂れるそうで、それが頭に落ちると良いそうです。<br /><br />アゼルバイジャンの子連れの女性が、私が日本人だと分かると「一緒に写真を撮って!」と言われました。後で子どもとも一緒に撮ってほしいといわれました。まるで芸能人のような扱いで、すごく恐れ多いことです。

    「7人の眠り男」の洞窟 :アシャーブ・ケイブ(The Cave of the Seven Sleepers)
    イランからも巡礼者がくるところ。洞窟になっているところに野外モスクがあります。コーランにも記載されている聖地です。正直ドラゴンクエストの洞窟ダンジョンのようで大興奮しました。

    石の回りを3回まわり、コーランの文字に祈ります。洞窟に入ると、上から水が時々垂れるそうで、それが頭に落ちると良いそうです。

    アゼルバイジャンの子連れの女性が、私が日本人だと分かると「一緒に写真を撮って!」と言われました。後で子どもとも一緒に撮ってほしいといわれました。まるで芸能人のような扱いで、すごく恐れ多いことです。

  • 洞窟からモスクを見下ろしてみる。

    洞窟からモスクを見下ろしてみる。

  • エリンジェ要塞<br />まるで聖剣伝説3のローランドのよう。要塞にの途中に水場があり、冷たい水で体を冷やすことができます。

    エリンジェ要塞
    まるで聖剣伝説3のローランドのよう。要塞にの途中に水場があり、冷たい水で体を冷やすことができます。

  • 登りきると、住居跡があり、さらに上にいくと湖のその先が見えます。向こうの、さらに向こうが見える、といった素晴らしい景観です。そこでデジカメの電池が切れました(号泣)。

    登りきると、住居跡があり、さらに上にいくと湖のその先が見えます。向こうの、さらに向こうが見える、といった素晴らしい景観です。そこでデジカメの電池が切れました(号泣)。

  • ホテルの周りにはレストランが見つからず、むしろ地元の人はここに集まってきます。

    ホテルの周りにはレストランが見つからず、むしろ地元の人はここに集まってきます。

  • レストランがあまりにタバコ煙臭くて悩んでいたら、ロビーに出ていいよ、と言ってくれてご飯をそこで食べました。<br /><br />メリジスープは舌ざわりがじゃりじゃりして、香草の味と他の味が混ざり合って、あまりにも口が合いませんでした。

    レストランがあまりにタバコ煙臭くて悩んでいたら、ロビーに出ていいよ、と言ってくれてご飯をそこで食べました。

    メリジスープは舌ざわりがじゃりじゃりして、香草の味と他の味が混ざり合って、あまりにも口が合いませんでした。

  • モミナハトゥン<br />ここを統治した人のお妃さまのお墓です。ターコイズカラーが美しかったです。公園の中にあります。

    モミナハトゥン
    ここを統治した人のお妃さまのお墓です。ターコイズカラーが美しかったです。公園の中にあります。

  • 側に羊などのかわいい生き物の石像がいます。

    側に羊などのかわいい生き物の石像がいます。

  • 池を超えると小さなバザールがあります。ピロシキはおいしいけど塩辛かった。シェキで食べたピロシキは最高でした。

    池を超えると小さなバザールがあります。ピロシキはおいしいけど塩辛かった。シェキで食べたピロシキは最高でした。

  • DuzDag(岩塩坑)<br /><br />治療院になっています。塩の出す何かで、その空気を吸って治すらしく、喘息に効くそうです。最初は匂いに違和感を感じますが、慣れます。とても涼しい空間です。<br /><br />一般公開しているのはこの通路だけで、扉の奥には部屋があり、警備員もいます。ご厚意で扉の中を少し見せていただきました。家の仕切りも恐らく岩塩で、まさに地下世界です。ゲームの地下にある町が、まさに現実に広がっています。

    DuzDag(岩塩坑)

    治療院になっています。塩の出す何かで、その空気を吸って治すらしく、喘息に効くそうです。最初は匂いに違和感を感じますが、慣れます。とても涼しい空間です。

    一般公開しているのはこの通路だけで、扉の奥には部屋があり、警備員もいます。ご厚意で扉の中を少し見せていただきました。家の仕切りも恐らく岩塩で、まさに地下世界です。ゲームの地下にある町が、まさに現実に広がっています。

  • 患者のための喫茶店もあります。

    患者のための喫茶店もあります。

  • ガラバガウラル廟<br /><br />残念ながら工事中で、来年完成するといわれました。参拝客が材料を持ち込んで料理をしたようです。ダンディール(ナン)を焼くための穴があります。

    ガラバガウラル廟

    残念ながら工事中で、来年完成するといわれました。参拝客が材料を持ち込んで料理をしたようです。ダンディール(ナン)を焼くための穴があります。

  • 人の出入りが多いパティスリーで購入。ひし形はシナモン味、緑茶色のパイもどきはピスタチオっぽくておいしい気もしますが、とにかく甘い。細長いお菓子は細長くてふにゃっとしています。<br /><br />どれもとってもオイリーで激甘でした。

    人の出入りが多いパティスリーで購入。ひし形はシナモン味、緑茶色のパイもどきはピスタチオっぽくておいしい気もしますが、とにかく甘い。細長いお菓子は細長くてふにゃっとしています。

    どれもとってもオイリーで激甘でした。

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