宮古列島①

2009/08/11 - 2009/08/15

前の年に沖縄本島と初めて訪れた「久高島」に続き、翌年初めての宮古列島に上陸。この年は夏と冬に2回に分けて訪れる。宮古島は今まで訪ねた島々と違い、起伏が無い平坦な島であった。でも海は宮古ブルーと言われるくらい綺麗な色を醸し出していた。
いつも沖縄に行くときは本島の知人に会うために本島経由で島に行く。この時も復路に本島南部の糸満漁港に寄る。糸満の漁師は果敢で、昔からサバニ（小さなくり舟）で遠征漁業を行っていた。本島の宿はその頃の定宿〈光の家　アネックス〉1泊なんと￥2,000-ほど。（今も変わらないようだ）沖縄ではいつも夜遅くまで飲んだくれてるから、寝られさえすれば良い。それは宮古島でも一緒で、当時宮古島にも知人がいて夜は飲み歩いていた。
宮古島の宿泊先は〈民宿　津嘉山荘〉。ここの主人は健康自然食を提供していて、その頃に農林水産大臣賞、国土長官賞を受賞したほどの料理の腕前であったが、街に繰り出し夕食を取らなかったのはあとの祭り。

同じ年の冬には宮古列島の神の島「大神島」に向かう。宮古島本島で大神島に接している〈狩俣〉〈島尻〉を含めて、『祖神祭（ウヤガン）』と言う前年に行った久高島『イザイホー』に似た秘祭が行われているそうだ。（狩俣、島尻はもう今は後継者の問題で行われていない）
大神島は、夏に宮古島を訪れた時に地元の人（島尻）から最後の夜に聞いた島。是非すぐにでも再訪しようと決めた島だ。

8/11日　ANA123便　　羽田～那覇
　　　　 NU0561便　　那覇～宮古島

レンタカーで東平安名崎、うえのドイツ村、来間島などまわる。

ホテル　ニュー丸勝　泊

8/12日　西平安名崎、与那覇前浜でまったり

民宿　津嘉山荘　泊

8/13日　JTA568便　宮古島～那覇

光の家　アネックス　泊

8/14日　旧海軍司令部壕、糸満漁港などまわる。

光の家　アネックス　泊

8/15日　ANA996便　那覇～羽田

エリア 宮古島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

沖縄本島より宮古島に向かう

「ビンビンと　蝉の声似た　エンジン音」　　西輝

沖縄の蝉の声は、本土の蝉と比べて力強い。

初めに訪れたのは日本百景にも選ばれている「東平安名崎」

この沖合に散らばっている石が、1771年（明和8年）に宮古島を襲った大津波にもたらされ打ち上げられた石、津波石と言われる。

宮古ブルーな海

ここは宮古島？

ここは〈ドイツ商船遭難の地碑〉がある場所に造られた〈うえのドイツ文化村〉

明治6年7月2日、中国の福州を出発したドイツ商船R,Jロベルトソン号がオーストラリアに向けて航行中、台風に合いサンゴ礁で座礁し遭難。そこに宮古島の人たちが生存者8名を37日間に渡って手厚くもてなし帰国させた。
ドイツ政府はこのことに感激し、皇帝ウイリアム一世の命によって明治9年に博愛記念碑を立てさせた。

博愛記念の名前からきているこの古城のイメージの建物が〈博愛記念館〉

博愛記念館の中

修道院の祈りの場のよう

敷地内には本物のベルリンの壁も飾ってあった

うえのドイツ文化村から海を臨む

来間島
誰もいない海岸

島のシーサー　4連発

島のシーサー　4連発

島のシーサー　4連発

島のシーサー　4連発

宿泊先「津嘉山荘」のシーサーはゴジラ似

民宿の部屋の入口
いつも民宿などに泊まると、愛くるしいヤモリがチチチと鳴いている。初めて沖縄に来た時に聞いたこの声は鳥かと思った。

民宿の庭の島バナナ

翌日は、島の北西にある西平安名崎へ。

宮古島と池間島を結ぶ〈池間大橋〉

日本の在来馬の一種「宮古馬」

白砂が延々と続く正に宮古ブルーで有名な「与那覇前浜」

与那覇前浜でまったりする

初めての宮古島をあとにする

沖縄本島は数えられないほど行ったが、まだまだ訪ねていない場所がある。その一つだった「旧海軍司令部壕」
沖縄戦において旧海軍によって構築された壕。今もほぼ当時のまま残されていて、全長450ｍ中300ｍを見学出来る。当時撮影が禁止だったのか、あるいは生々しさゆえ写真を撮らなかったのか写真は残っていない。

戦時下当時も深紅のアカバナは、そこで起こっている事を見ていたに違いない。

写真を撮るのは少し気が引けたが、初めて沖縄に行った人が驚くお墓、亀甲墓(亡くなったら母の胎内に戻る、子宮をイメージした形）や破風墓（破風屋根が付いた墓、昔は王族しか作れなかった）は家の様に大きい。また墓の形とは関係なしに『門中墓』と言われて父方の血筋を持つ一族が入る墓と言う概念もある。
中国から入ってきた亀甲墓は、台湾の島〈小琉球〉でも見かけた。

沖縄のお線香（ウコー）は黒く平べったいのでこの形状から平ウコーまたは黒ウコーと呼ばれている。
写真の黄色い紙は、あの世のお金「ウチカビ」。銭形の押し印がされているので打ち紙＝ウチカビです。

こちらが当時結構利用していた宿〈光の家　アネックス〉
共同トイレ、共同シャワー、クーラーはコイン式で完全個室です。

夏の太陽を見上げるとオオゴチョウの花が！

糸満漁港

沖縄の漁師の代名詞である「糸満海人」は古くからサバニ（木製小型舟）で遠く遠征漁港をしていた。

糸満漁港

旧暦5月4日に行われる「糸満ハーレー（爬龍船によるレース）」は有名。

沖縄にしか無いファーストフードの店「Jef」
ここではゴーヤバーガーなどが食べられる。

他に沖縄限定では”ルートビヤ”などで有名なのが「A&W」
アイスクリームのお店「ブルーシール」などありますね。

そんなこんなで、2009年の沖縄夏の旅は終わった。