和歌山アドベンチャーワールド 蔓防前日！！ 楓浜ちゃんに会いに白浜へロングドライブ決行です！！

2021/04/04 - 2021/04/04

緊急事態宣言の狭間で動いている昨年から今年に掛けてのレッサーパンダ紀行、今月からはそこに”蔓防”なるなんともまったりとした、しかし、内容的には緊急事態宣言とさして変わらない言葉遊び的な制限まで出て来てしまいました。
もう大概疲れたし「そんなん無視無視！！」と言う気になりそうな時もありますが、基本的には仕事上の事はともかく趣味や遊びで社会的要請を無視するのは自身が許さず、明日からの蔓防期間も県境を越えた動物園巡りは自粛するつもりです。

そんな蔓防前日の今日は和歌山アドベンチャーワールドへ遠征です。
実は昨日、伊勢遠征を行い伊勢シーパラダイスと鳥羽水族館を回って来たこともあり、2日連続のロングドライブをちょっと躊躇した瞬間もあったのですが、楓浜ちゃんの観覧整理券も事前に取っていたこともあり決行としました。

これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 南紀白浜(和歌山)

明日からの居住県の蔓防を受けて、散々迷った挙句に今日は和歌山アドベンチャーワールドを訪問しました。
迷ったのは昨日、鳥羽水族館と伊勢シーパラダイスを訪問して、さすがに2日連続のロングドライブに躊躇があったから・・・。

そんなこんなで家を出るのが遅れ、アドベンに到着したのは10時30分頃でした。
年パスがあるので提示して入園です。

入園してエントランスドームすぐ右のウエルカムルームへ。

まずはライラちゃんと麦君にご挨拶です。

食後の毛繕いに専念中のライラちゃん。

アドベンの常連さんから「ライラちゃんのお腹の毛が広範囲に抜けている」との情報を頂いていたので確認したいのですがこの体勢では難しいですね。

息子の麦君も毛繕い中でしたが、少しだけ顔を向けてくれました・・・が、仏頂面（苦笑）

おはよう、麦君。

ウエルカムルームからレッサーパンダ屋外放飼場へ。

おっ、父息子3匹が出ていますね！！

お父さんのシンシン君。

”世界一可愛いレッサーパンダ”のニックネームを持つライラちゃんを奥さんに持つシンシンくんですが、特にライラちゃんを凌ぐ可愛らしさを見せるキューティお父さんです。

長男のマルル君。

ファンの方はよくご存じのことですがアドベンはジャイアントパンダ以外の名前を公表してないので誕生当初はファンから”息子君”と呼ばれていましたね。

三男の仁君。

この子も誕生当初はファンから”三男君”と呼ばれていましたね。
昨シーズンは初めて繁殖のステージに立ちました、残念ながら結果は残せませんでしたが着実に経験値を上げています。

おや？　マルル君がバックヤードを気にしだしましたね。

どうやらキーパーさんがバックヤードの入った様です。

木の上でまったりしていた仁君も降りてきました。

「そろそろ交替？？」と色めき立つ父子。

待っているだけでは間が持たなくなってきた3匹・・・てんでばらばら、でも、お互いの距離感を気使いつつ放飼場を走り回ります。

仁君。

お目目の大きいイケメン君です。

マルル君。

マルル君はお母さんとお父さんを平均的に受け継いだ感じかな？
人工哺育で育ったこともあり優しい雰囲気の子です。

シンシン君はいつものルートを颯爽と駆け抜けていました。

広い「意味では常同行動の一つだとは思うのですがその移動距離がとても長くバリエーションもあり悲壮感は感じません・・・他の個体にも言えることですがこの放飼場は走りたくなる感じがある様です。

扉の桟に前足を掛けて向こうを覗くマルル君。

この行動はマルル君が子供の頃からやっていた動きですが、一時は体調不良などで動きがわるくなりあまりやらなくなっていました。
でも、ここ最近は以前よりしっかりと長い時間桟にしがみつくことが出来ていて、体調の良さを感じます。

レッサーパンダの交替がなかなか行われないのでお隣のパンダラブへ。

お水を飲む彩浜ちゃん。

「飲んだよ～」といちいちお客さんに報告する彩浜ちゃん。

さすがまだお子ちゃまとは言え”プロのジャイアントパンダ”です（笑）

パンダラブの次はウエルカムルームへ。

ライラちゃんは毛繕いを終えてまったりさん。

とっても可愛いお顔をこちらに向けてシャッターチャンスをたくさんくれますが、今回もお腹の様子を見せてくれません。

麦君もまったりしていました。

麦君もウエルカムルーム暮らしが長くなってますね、そろそろ配置転換や他園への移動が取沙汰されてもおかしくない時期かな？

メジャー家系だけになかなか繁殖ステージに立つのは難しいかもしれませんが・・・。

ウエルカムルームの窓からレッサーパンダ放飼場を見ると先ほどまで掛かってなかった掲示が出ていたので行ってみると雨のための展示休止のご案内でした。

レッサーパンダは雨の為にバックヤードに戻りましたが、ジャイアントパンダは引き続き展示です。

ジャイアントパンダを過保護にしないのはアドベンの凄いところではありますが、まあ、雨だからと言ってレッサーパンダを収容する必要もないのですけどね・・・。

ブリーディングセンターへ。

雨ざらしの中でスヤスヤお昼寝中の結浜ちゃん。
ジャイアントパンダ的にはよほどの雨でない限り我関せずですね。

良浜ママは庇の下で軽く雨宿りしながら竹の葉を食べていました。

こう言う擬人化したくなる仕草、行動が彼女らの愛される所以ですよね。

ウエルカムルームでは麦君がご飯中でした。

見難いですがライラちゃんのお腹の様子を見ることが出来ました。

後に常連さんからお聞きしたところ、治療などのために剃ったことはないそうで、治療のために使用した薬剤の後遺症の可能性があるとの事でした。
アドベンの医療レベルは国内最高クラスですので信じてお任せしたいと思います。

この後、14時45分から楓浜ちゃんの観覧時間になるのでブリーディングセンター周辺で過ごすことにしましょう。

ここのところはレッサーパンダ放飼場に定期的に張り付くことが多く見れていなかったマリンライブを観覧します。

やはりアドベンのマリンライブはすごいなと見る度に思います。

マリンライブ後はメディカルセンターへ。

ウサギちゃんが治療（健診かも）されていました。
PC上に表示されていたカルテを見るとこの子のお名前はチロルちゃんのようです。

保育室にはワオのご家族。

なぜこちらにおられるかと言うともちろん子育て中だから。

どうやらママが2匹と少し大きい子が1匹、そして、生まれたてのおチビちゃんがいる様です。

ママのお腹に張り付くおチビちゃん。

このお母さんは双子を育てていました。

育児室にはサーバルさん。

お肉を咥えて誇らしそうにモデルウォークしていました。

14時45分になりいよいよ楓浜ちゃんの観覧時間となりました。

ブリーディングセンター屋内展示室のエントランスに書家・北原美麗さんによる楓浜ちゃんのお名前の書が飾られていました。

こう言う時間制の観覧の場合、往々にしてお相手がお昼寝してたりするのがあるあるですが・・・楓浜ちゃんは起きてたけどなぜか壁を見ていました（苦笑）

壁の向こうにママかキーパーさんの気配を感じたのかな？

楓浜ちゃんは昨年の11月22日生まれ、もちろんお母さんは良浜ちゃん、お父さんは永明君。

ご両親の年齢を考えると楓浜ちゃんがこのペアの最後の子供になるんでしょうね。

おっ、こちらを向いてくれた！！

そして、センターに向けてトコトコ歩いて行きます。

実は直に会ったのは今日が初めてなのですが想像以上に足腰がしっかりしていて驚きました。

”楓浜”と言う名前は一般公募から選考委員が選んだ3つの名前候補を更に一般投票して決められ、「秋に色づき美しく変化する楓（かえで）のようにたくさんの人に愛され、あたたかく見守られる存在に育ってほしい」と言う願いが込められています。

可愛い楓浜ちゃん、これからも元気にスクスク成長してね。

ブリーディングセンターからレッサーパンダ舎に戻ると雲雲（ユンユン）ちゃんが出ていました。

どすこい体型（別名、愛され体型）の雲雲ちゃんですが、換毛が始まっているのか今日はどことなくスレンダー。
雲雲ちゃんは換毛の激しさで知られる家系の子なのですがこの子だけは不思議といつでも綺麗な毛並なんですよね・・・不思議。

レッサーパンダ途中雨天のための展示休止がありこのまま雲雲ちゃんが最後までの展示となりました。
后ちゃんに会えなかったのは残念でしたがこればっかりは仕方ありません。

さて、帰ろうかな・・・とパンダラブに目を向けると・・・！！

なんか彩浜ちゃんがはっちゃけてました！！

途中、Y字の部分に綺麗に挟まり抜けないと言う芸（ほんまに芸なのかも？？）で観客の大爆笑をかっさらってました。

そして、最後は出初式！！

見てる方は大爆笑しながらもハラハラしましたが、緊急事態宣言前最後の動物園訪問を楽しく終えることが出来ました。

緊急事態が明けたらまた来るからね！！