アラスカでオーロラ（４）オーロラ・プロローグとアラスカ州立大学北方博物館

2013/03/25 - 2013/03/30

★旅のアーカイブから★
去年に続いて今年もまた。ステイホームを求められているゴールデンウィーク。
嘆いてばかりもいられないので旅の備忘録を淡々と続けます。

ずっと憧れていたアラスカでのオーロラ。
成田空港からのチャーター直行便で行くツアーに参加しました。
雪深い温泉リゾートに泊まったり、セスナで北極圏を訪ねたり、犬ぞり体験をしたり。
お目当てのオーロラは旅の終わりに近づくにつれ、大ブレーク！
心に残る素敵な旅でした。

第４編）
滞在中のチナ温泉リゾート。３日目の夜、待望のオーロラを見ることができました。
でもこれはほんのプロローグに過ぎませんでした。
翌日、ノースポールという町でサンタランドに立ち寄ったあとでアラスカ州立大学フェアバンクス校へ向かいます。

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旅行時期2013年3月
投稿日2021年5月1日

エリア アメリカ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

３日目の夜。
チナ温泉リゾートのアクティビティセンターの建物内に休憩場所で暖を取りながらオーロラが出るのを待ちます。
リゾート内にある小型飛行機の滑走路がちょうどよいオーロラ鑑賞場所になっています。

誰かが「見えたよ！」と言うとみんないっせいに外へ出て空を見上げます。
建物の裏手のドアを開けると滑走路があるので、そこにパイプ椅子を持って座って写真撮影をします。
こんな風に昼間乗った小型機の後ろに少しづつオーロラが見え始めていました。

チナ温泉リゾート ホテル

外はマイナス２０℃。三脚に素手で触ると手が金属部分にくっついてしまって危険なので手袋は必需品です。
写真は明るく見えますが、まわりは真っ暗です。シャッターを長い時間開けて撮るので少ない光を取り込むことでオーロラを写し込むことができます。
（シャッター速度とか絞りとかについては、何度もアラスカに来ているというベテランの方が親切にアドバイスしてくれました。感謝です）

真っ暗な中で、みんな同じような防寒具を着て鑑賞しているので、声を聞かないと近くに誰がいるのかもわかりません。
でも、姿が見えないから恥ずかしさがなくなることと、一緒に素晴らしい時間を共有している興奮とから、誰彼かまわず気軽に声をかけあうことができます。

長時間外にいることは体への負担が大きいので室内に避難して暖を取っては、誰かの「また見え始めたよー」という声で外に出たりを繰り返します。
冷え切ったカメラを温かい室内に持ち込むと途端に湿気がついてカメラが不調になることもあるので、タオルなどに包んで急激な温度変化を避けます。
温度が低いとバッテリーの消費が異常に早くなり、私の持っていたカメラでは外で３０分くらい撮影するとすぐバッテリー切れになっちゃいました。予備バッテリーを多く持って行って正解でした。

３日目にして初めて見えたオーロラに感動もひとしおです

先ほどのベテランの方から聞いた話ですが、コンテストなどで入賞する写真はたいてい加工して見栄えをよくしてあるものなのだそうです。
なので、上の写真をほんの少しだけ加工して緑を強くしてコントラストや明度を変えてみました。
少しは見栄えが良くなったのかなぁ？
本格的にやるならもっとすごい機材がないと、なんでしょうね。

今回のツアーで同じグループになった酒飲みのAさん。私の隣で椅子に座ってあおむけに近いような形でオーロラを見ていました。
寒くなったので一旦室内に避難して３０分くらいして戻ってきたら、さっきとおんなじ格好をして微動だにしない！
やべっ！Aさん酒飲んで寝ちゃったのかな。と思って
「Aさん、Aさん」
と必死で呼びかけたら
「やあ。きれいだなぁ」
だってさ。
無事でよかったけどびっくりさせないでよ。真っ暗で顔が全然見えないから起こった喜劇？でした。

でも、本当にきれい。
初めてではないけどこれ以前に他の国で１回だけ見たオーロラはほんのさわり程度でしたから。

いつまででも見ていたいオーロラの夜空でしたが、午前３時を回って翌日に備えて退散することにしました。

この日のオーロラは１０段階で言うと３か４くらいに思えます。
（個人の感想です）
この後、日増しにブレークしていくオーロラのほんのプロローグに過ぎないことは後で知ることになりました。

４日目
チナ温泉リゾートを後にしてフェアバンクスへ移動します。
途中のノースポールという町にあるサンタランドに立ち寄ります。

おっきなサンタさんがお出迎え

トナカイ

店内にはサンタやクリスマスにちなんだグッズがた～くさん。

子供みたいにワクワク

駐車場に停まっていたアラスカナンバーをパシャリ。
雪にも強い日本車！たのもしい

町中にあった中華料理店でランチのあと。
アラスカ鉄道の踏切を渡ります

アラスカ州立大学フェアバンクス校にある北方博物館を訪れます。
アラスカを愛した写真家、星野道夫さんの展示がありました。

アラスカ大学 北方博物館 博物館・美術館・ギャラリー

展示してあった星野道夫さんのシロクマの写真をカメラに収めて。
ツアーの参加者に見せたところ、
「え、どこで撮ったの？？」
ってｗ

展示してあるはく製

移動してアラスカを縦断する石油パイプラインの見学

建設には日本の会社が大きく貢献したそうです。

また移動して先住民の像

今日は初日に休憩で利用したフェアバンクスのホテルに泊まって、深夜にオーロラ鑑賞に出かけます。

（つづく）