2020夏～秋　北海道にプチ移住【休日のお出かけ編】⑤日帰りで行く日本一の秘境駅・小幌

2020/10/06 - 2020/10/06

2020年の夏～秋は諸事情により北海道にプチ移住してました。
休みの日はできるだけ出かけてたので一応旅行記に残しておきます。
※今回は鉄分多め
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10月初旬にはお仕事自体かなり落ち着いてきて、終わりに近づいたこともあって急な休みが多くなった。この日も急に「明日はお休みで」って言われたんよね。

もう「急な休み」にもすっかり慣れてたので、「休みになったら行ってみたいリスト」ってゆうのを予め作ってました(笑)
そう、急な休みが来るの、待ってました・・・(´ー｀)ﾆﾔﾘ

というわけで、そのリストの中から今日は「日帰り秘境駅」プランを選択。
せっかくの平日で天気も下り坂やから行くなら今日しかないなって。
※できるだけ人が来なさそうなシチュエーションがよかった。

今回行く「小幌駅」は日本一の秘境駅って言われてる、ほんまに陸の孤島みたいな場所にある駅やねん。でもその手の方々には有名すぎる駅やから、秘境感があんまりなさそうでそこまで興味持たれへんかったんやけど、せっかく苦も無く行ける環境なので行っておこうかなって。

ついでに温泉もからめて、楽しい旅になりました～

エリア 虻田・豊浦(北海道)

正直今日のプランは仕事終わりの半日でも行ける旅程。
でも次いつ半休になるかわからんし、休みもどれだけあるかわからんし、仕事もそろそろ終了やし・・・とか考えて決行することにした。

お昼過ぎに最寄りバス停を出発して、伊達紋別駅には13：00頃着。
で、ここから乗る気車の時間は14：32発。
昼間はバスと列車の接続がイマイチなんよねー

まーだまだ時間があるから、以前から気になってた駅近の喫茶店に行ってみることにした。
やってきたのは徒歩3分の【チロル】さん。

この時間はお客さんが他に2名ほど。
サラリーマン風の方と地元のおっちゃんと、そして鉄子（私）。

壁際にぎっしり漫画！！
時間忘れて読んじゃいそうｗｗ

お昼軽めやったのでもうちょっと食べておくことにした。
タマゴサンドとホットコーヒーをいただきまーす

タマゴサンド、懐かしい味で美味しい(´-｀*)

丁度いい時間になったし、そろそろ駅に戻りましょー
伊達紋別周辺は今のところ天気いいな。
でも今日は下り坂って聞いてる。

切符を買ってホームへ。
日本一の秘境駅までは860円。
どうしてもピントが駅に合ってしまうｗ

あ、今日はこのタイプかー
そこそこ乗ってたけど海側ボックスが空いててラッキー♪

乗り込んでもまだしばらく発車しない。
どうやら特急待ち合わせするみたい。

ぼーっと座ってたらなんと隣ホームに入線したのは豪華なクルーズトレインのTRAIN SUITE 四季島じゃないか！！
急いで後ろのデッキに移動＝З

そういえば駅で白い制服着た駅員さんとか居てはって不思議やったんよね。
台車押してるポーターさんみたいな人もいたし・・・

四季島・・・楽しいやろうなぁ～
私には高額すぎて眺めるだけやわ(´・ω・｀)
でもまさか四季島を北海道で見るなんて！新幹線以外も青函トンネル通るんやな。
遠い世界すぎて知らんかった。。。

数人席を立って写真撮ってた。
その内2人は確実に鉄ちゃんやと思う。
もしや・・・目的地同じやったりして・・・？！

14：32　出発～
海を眺めながらのんびり行きまーす。

天気予報どおり、遠くの空が怪しい雰囲気やね。
土砂降りじゃなければいいんやけど。

海沿いに点在する町の横を通り過ぎて・・・

大岸駅に停車。

大岸駅らへんからどんどん秘境感が増して行く気がする。

礼文駅に停車。

ここからは海を離れて内陸部へぐい～っとカーブしながら走る。
この辺の眺めもかなり好き！

さーて次やな。そろそろ降りる準備を・・・
って周りを見たらさっきの鉄ちゃんぽい2人も降りる準備しとるやないかーいｗｗ
あーこれ絶対予想的中やｗｗｗ

先頭に集まる鉄男に鉄子。
トンネルを越えた場所でスピードダウン・・・

はい到着～
15：14　小幌駅　初上陸！

記念に降りた瞬間急いでステアングル。

今日の仲間はこちらのお二人。
思ったより少なくてよかった＾＾；
因みに乗る人も、滞在してる人もいなかった。

数週間前にここを通ったときはかなりの人がいたからさ、そんなんやったら嫌やな～と思って人の少なそうな日を狙ってたんよね。

さっさと移動して写真撮りまくりつつ発車待ち。

※ここから駅の写真ばっかり続きます
※適当に飛ばしてください

バイバーイ(´▽｀)ﾉｼ

トンネル出た場所のホームで3人降ろして、またすぐトンネルに消えていく。
坪尻と結構似てる雰囲気やな。
スイッチバックがないだけって感じ。

上下で使うトンネルが違うみたいやね。

さーて、散策タイムスタート♪

まずはこちらが駅前広場。（海側）
ピクニック出来そうな感じ。

駅前広場にはこうゆう仲間たちもいるらしい。怖っ(ﾟДﾟ;)

広場から駅のホームを☆

なかなか複雑に見えるね。
もっとシンプルな感じやと思ってた。

上下でホームが違うみたいやから乗り場に注意やな。
そもそも本数少ないから間違ったらシャレにならんよなー(´ー｀)

室蘭方面行のホームの駅名標を☆

最初は有名すぎてそんなに興味も沸いてなかったんやけど、

すっかり好きになりつつある。爆

昔はこの辺にも集落があって、漁が盛んやったらしい。
今でも釣りのお客さんが来たり、この近くにある祠も有名で、年に１回お祭りもあってそのころは人も結構来てたとか。

それに昔は有人駅やったんやって。
鉄道にとって重要なポイントやったんやろうね。

こっちは函館方面行のホーム。

近くの浜辺の方に住んでた人も居て、その人達は列車が来ない間はトンネルを通って隣町まで行ってたらしい。たしか山陰本線の餘部もそんな感じやったよな。あの橋を渡って、トンネル越えて隣町まで行ってたって。

完全に隔絶されたような感じ。
霧雨も降り始めて雰囲気満点すぎるｗ

来てみて良かったー！
人気なのも頷けるすばらしいロケーションやわ( *´艸｀)

薄汚れたホーロー看板（褒めてる）

他のお2人も思い思いに写真撮りながら過ごしてらっしゃる。
お互い邪魔しないように・・・

再び海側の駅前広場。
この先に続く獣道が駅前大通りってことにしとこう。

今日はそんなに時間もないし行かへんけど、この先の海の方にいつか行ってみたいので、誰か一緒に行きませんか(・∀・)？

今日は駅を堪能することに徹します。
こちら構内踏切。停まる気車は少ないけど特急はそれなりに通過するので渡るときはご注意ください。

実はさ、朝の気車に乗ればここで7時間滞在ってゆうのもできたんよ。
でも初めてやし、秘境駅初心者やし、7時間過ごせる自信が持てなくて半日プランにした。

もう一度全体図。

函館方面のトンネル。
あの上のとこ、登れそうやな・・・登らんけど。

踏切わたって今度は海側をパチリ。
あの小屋は駅舎でも待合室でもなく、何かの設備らしい。

どうもこの駅に雨宿りできるような場所はないらしい。
屋根のある建物は全てドアが開いてないし、ホームも屋根がない。
因みにトイレ設備もない。なるほど、さすが日本一の秘境駅(´ー｀)

昔はちゃんと入れる小屋？（もしかしたら旧駅舎？）があって、そこにに住み着いてる「小幌仙人」と呼ばれる方もいらっしゃったらしいけどね、それももうなくなったらしい。

色々と奥深い駅やな・・・

室蘭方面の駅名標の足元に、

ゴミば・・・じゃなくて駅ノート入れ？を発見。

開けてみたら色々入ってた(ﾟДﾟ;)！！

せっかくなので撮ってもらうｗｗ

鉄男さんの一人がフレンドリーな方で、証拠写真の撮り合いが始まる(笑)
私はこのあと秘境駅証明書をもらうからどうしても駅名標と写真撮りたかったんやけど、自撮りが下手すぎて困ってたんよね。仲間がいてくれて良かった。爆

ちゃんと日付も変えられるなんてクオリティ高いなｗｗ
作ってくれた方、感謝してます。

中はこんな感じ。
周辺地図やら色んなものがあります。

ノートをパラパラ見てみたら、ここまで歩いてくるツワモノが結構多くて、世の中変態だらけやなって改めて思った。
私なんてまだまだ・・・(´ー｀)

もうすぐ帰りの気車が来るはず。
大人しく室蘭行のホームで待機。

こちらが時刻表。
余白の美。

室蘭方面のホームの裏手にある建物は詰所のような雰囲気やけど、「機器室」て書いてる。（もちろん入れない）
非難したいときが来てもどうしようもないみたいやから、そういう面では坪尻よりも難易度高いかも。坪尻は逃げ込める駅舎があるからまだマシやね。
長時間滞在するなら食料とかその他色々装備と覚悟が必要かもしれない。

函館方面をパチリ。

鏡を発見したのでもう一度ステアングル。

このあとはさっき写真撮ってくれた鉄男さんとおしゃべりしてた。
どうやらもうすぐ特急が来るらしい。

ゆうてるそばから来た！！
バシバシッ

バシバシバシッ

鉄さん「次は函館行がくるはず・・・」
私「了解です！」

2人「来たーー！！」

バシバシッ

バシバシバシッ

行っちゃった～

鉄さん「あのタイプはもうすぐ置き換えだから最後に乗っておきたくて・・・」
鉄男さんも関西出身の方らしく、今回は特急おおぞらメインの乗り鉄旅に来たらしい。帰る前に時間があったから小幌に行っておこうかなって思って訪問したそう。ここに来るのは2回目やねんて。小幌も前回はこんなに有名になる前で独占状態やったらしい。

喋ってる間にお迎えが来ちゃった。

楽しい小幌時間やったな♪
名残惜しい気持ちいっぱいで乗り込んだ。

帰りも海側のボックスで。
で、すっかりお話し相手になった鉄男氏と相席で旅と鉄道の話で盛り上がるｗ

さて、私は豊浦駅で一足先に下車。
どうぞ関西までお気をつけて(´▽｀)ﾉｼ

バイバーイ(´▽｀)ﾉｼ

16：01豊浦駅　着

どんよりしてるものの、豊浦は雨は降ってへんかった。
開放感あるホームやからここは晴れた青空が似合うやろね。

跨線橋から、函館方面を。

かなり立派な跨線橋やね～
豊浦は利用者も多いみたいやわ。
伊達紋別ほどじゃないけど町も大きめ。

待合室はこんな感じ。
無人駅でびっくり。てっきり有人やと思ってた。

駅ノートもあった。

こちら駅前の様子。
広場ってほどのものはなくて、すぐ目の前に大きな通りが横切ってる。

駅舎外観はこんな感じ。
どっかの役場とか公民館みたい。（褒めてる）

さてさて～
これから温泉に行こうと思います♪

駅からグーグルマップを頼りに海の方へ。

徒歩10～15分くらいで天然温泉【しおさい】に到着～
https://shiosai-spa.com/

かなり広めで人も少なくてゆったり入れた。
お風呂は和風と洋風があって、この日の女湯は和風の方。
お湯は硫酸塩泉でカルキ臭もほとんどなく、優しい感じでよかったなぁ～
特に露天風呂がめっちゃ気持ち良かった♪
海が見えるし＾＾

宿泊もできるみたいやね。
ここからバスに乗ることもできるけど、電車で帰りたかったからちょっと時間的にバタバタやったのが残念かな；

豊浦駅に戻ってしばらくしたら気車が来た。

2両で来て、ここで切り離しをして、、、

1両は長万部方面へ。
そして残ってる方は室蘭へ折り返す。
私はこの東室蘭行きに乗ります。

じゃじゃーん

記念に到達証明書をゲットした☆彡

これは小幌の駅名標と一緒に証拠写真を撮って、それを「しおさい」か道の駅豊浦のレジで写真データを見せればもらえます。
てか北海道3大秘境とかあったんや。へー(・∀・)ﾆﾔﾘ

半日やけど充実してたな～
やっぱり駅は実際降りてこそ、訪問してこそやと思うわ。
はじめはそんなに興味もなかったのにすっかり楽しんで好きになってるもんなｗ
でもそれが旅の醍醐味やんな～。実際に行ってみる。これでしょこれ。
そしてお気に入りを見つけてリピートする。
どこに行っても好きな場所があるって幸せやんな～
また行けますように☆

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ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
おしまい。

この旅行記へのコメント （4）

• Tagucyanさん 2021/05/24 22:34:11

  来たーっ

  ステファニーさま
  こんにちは
  
  伊達紋別からそんなに遠くない小幌駅、とうとう行って来たんですね。
  調べてみたら、今は伊達方面から明るいうちに訪問しようと思ったら、あの一択なんですね（もうひとつ７時間パターンというのもありますね　笑）　もう１本遅くなったら日が暮れちゃう。夜のあの駅はどんな感じなんでしょう（汗）
  
  考えてみれば、フォートラでこの駅をじっくり見たのは初めてかも知れません（私が知らないだけかも知れませんが･･･）。雨が降っても逃げる場所がなくてトイレもないんですね。山の中のトイレも水道もない無人駅は、この前西青山駅（近鉄大阪線ですよ～）で経験しましたが。
  でもそれを差し引けば、静かで良さそうですね。こういうところに来る同業者さんはみんな心得ていてお互いに干渉しないようにしているのもいいですね。
  
  それだけで終わらないところがさすがですね。温泉につかって、証明書ももらって、列車の分割も見られて。いろいろと充実した半日休みのようでした。
  
  ---
  Tagucyan

  S...t...e...Pha...n...i...Eさん からの返信 2021/05/25 22:26:00

  行ってきました〜

  Tagucyanさん、こんばんは〜
  
  満を持して（？）行ってきました(´▽｀)ゞ
  さすがに秘境駅って言われるだけあって本数も少ないのでああなりました。
  長万部からだとまた違う時間で昼間に滞在できるみたいですよね。その場合もそんなに待ち時間なかったはず。。。
  7時間パターンは、悩んだ結果、諦めました。私にはまだハードルが高いですｗｗ
  夜だったら・・・・(´ー｀)ちょっとしたホラー体験ですよね。
  
  小幌駅はそんなにシンプルな駅でもないのに、人が滞在するとか利用するのに必要な設備はほぼ皆無でした(笑)
  あの小屋は作業員さん達のためのもので旅客用ではないですしね。
  長期滞在したりそれこそ夜を越すには相当の準備と覚悟がいりそうですｗ
  近鉄の西青山駅もよさげですよね〜
  でもあそこも夜は怖そうですねｗ
  
  駅巡りで出会うみなさんは結構そうゆう暗黙の了解というか、そんな感じの方が多いですね。静かにじっくり見学出来てありがたかったです。
  
  豊浦の温泉は前から行ってみたいと思っていて、丁度「到達証明書」も発行してもらえる場所だったので、絶対小幌駅訪問とセットにしようと思ってたんです♪
  最初はそんなに興味が無かった小幌駅でしたが行ってみてほんまに良かったです！
  
  ステファニー

• まるきゅーさん 2021/05/24 20:44:06

  小幌雰囲気最高ですね～

  はじめまして。
  まるきゅーと申します。
  小幌駅雰囲気最高ですね。
  でも夜に行ったらどうなるか...
  同レベルの大畑（肥薩線）に行った時はそこまで怖くはなかったですが...
  車で行けるのと行けないの違いがありますけど。
  昔居た仙人は16年頃に無くなっているらしいです。
  そして小幌駅に来るキハ40（小幌～豊浦で乗ってた車両です）については今はすべてH100系に置き換わっているのでこの風景がこの後貴重なものになるとおもいます。
  豊浦って無人なんですか!?
  切り離しどうやってやっているんだか...
  似たようなケースですが簡易委託駅（業務委託駅）の外房線誉田駅では車掌がやっていましたがまさかの立ち会いなしでしたかね。
  これからもよろしくお願いいたします。

  S...t...e...Pha...n...i...Eさん からの返信 2021/05/25 22:07:50

  完全に聖地でした。

  まるきゅーさん、はじめまして！
  コメントありがとうございます＾＾
  
  夜の小幌駅は怖そうですね〜；
  まるきゅーさんは夜に大畑駅へ行かれたんですね。
  まだ行ったことなくて行ってみたいんですが、夜はなるべく避けたいです(´ー｀)
  でも小幌にしろ坪尻にしろ、車で行けない駅の秘境感はすごいですね。
  
  そして北海道のキハ40・・・
  あの辺はすっかり置き換わっちゃったんですか(ﾟДﾟ;)!!
  ほんまにあのタイミングで行っておいてよかったです〜；
  
  豊浦駅が無人なのは私もびっくりでした。
  たしかに作業的に大丈夫なのか不思議ですね・・・
  切り離しは運転手さんと車掌さんでやってたんでしょうか。
  切り離す瞬間は見てなかったので確かではないんですが、作業員さんがいらっしゃったのかもしれないです。たまーに作業員さんも一緒に汽車に乗ってたりしますよね。
  
  外房線誉田駅でもにたような切り離しがみられるんですね！
  他にも意外とそうゆう駅があるかもしれないですね〜
  
  こちらこそよろしくおねがいします＾＾
  
  ステファニー