2021/03/20 - 2021/03/20
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motogenさん
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日課としている散歩でゼンマイを見つけた。
(と、思った)
妻と二人、喜び勇んでちぎり採って、重曹で二日にかけてアク抜きし、鍋の中で料理寸前。
「どうせなら、ワラビも欲しいね・・」
「そういえば獅子ヶ鼻公園にあったよね・・」
「もう生え出しているんじゃない?」
そんな話となって、獅子ヶ鼻公園に行ってみることになりました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
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-
公園の駐車場は車がいっぱい。
こんな田舎なのに春になれば、たくさんの人が集まって来るんだね・・ -
お洒落なハイキング姿の女性たちが、お洒落な車から降り立ちます。
コロナ騒動で、休日にはみんな田舎を目指すようだ。 -
前を歩くのは、はしゃぎ回る子供たちを連れた若夫婦。
いいですねぇ。 -
この道は昨年の5月に歩いた遊歩道。
「神道修成派大元祠」の鳥居を横目に奥に進む。 -
そうだ、私たちはハイキングではなく、ワラビ採りに来たんだ。
周りを探すと、ワラビは見つからないが、ゼンマイはたくさんある。
(と、私たちは思っている。) -
ジャンパー姿のこのおじさん、もしかしたガイドさんかな?
ガイドさんなら何でも知ってるはず。
「ワラビ、もう生えてますかねぇ・・」
そう尋ねると、
「ワラビねぇ・・ここら辺じゃ、見かけないが・・」
とあやふやな返事。
あれっ? -
ゼンマイはそこら中に生えている。
(と、思っている。)
ワラビだってあるんじゃない? -
あるはずのワラビは見つからず、景色にみとれた。
遠州地方の自慢の風景だ。
何度見てもわくわくし、ワラビはなくても元気が出てきた。 -
その周囲にもゼンマイはある。
スクスク育ってるなぁ・・
(と思っている) -
小さな広場までやって来た。
脇道は「蟻の戸渡り・浮き石コース」の道なき道。
恐怖の岩登りが待っているコースだ。 -
さて、ここからどうしよう?
「蟻の戸渡り・浮き石」は昨年体験したからなぁ・・
戻ろうか・・
と思った矢先、リュックを背負ったおじさんたちが奥へ進んで行く。 -
そこには「野草の道」「入口」と書かれた朽ちた杭が立っていた。
その名前に魅かれて、おじさんたちの後を追う。 -
すると分岐点。
「八畳岩・釣鐘岩」と書かれた道が本道で、「奥山洞穴」が脇道だ。
「洞穴」までは150mとなっている。 -
「八畳岩」は昨年登ったから、今日は「奥山洞穴」に行ってみよう!
ここでワラビ採りが、洞穴探検となってしまった。 -
「急坂・気~つけヤ!!」の注意看板。
何だか面白くなってきたぞ。
と同時に、大変なことになりそうという予感。 -
たいした坂ではなかったが、片側は深い谷。
滑り落ちなきゃ大丈夫だと心を落ち着け、
前進すると、 -
途中から看板通りの急坂となり、
-
木や草につかまって滑り降りる場所まで現れた。
-
崖のような場所まであって、どうしようかと立ち止まる。
-
最近の私たちは、こんなことばかりしている。
-
あれっ?
行き止まり? -
下をのぞくと、そそり立つ岩が見えた。
底の方がえぐれている。
ああ・・これが洞穴なんだね。
洞穴じゃなく、窪みなんだ。 -
木の根っこにつかまって降りていく。
-
窪みの下は、風化した砂が敷き詰められている。
おっとっと・・滑る、滑る!
どうしてこの窪みができたんだろう?
ここだけ風化しやすかったんだろうか? -
窪みの奥行きは数メートル。
洞穴と言うには物足りないが、滑り落ちたら命がないスリルがあって、来た甲斐あったと自己満足する。 -
妻も後からついてきて、天井に頭をぶつけて苦笑い。
-
さあ、帰ろうか・・
戻りかけると案内板が目に入った。
「ここは前奥山洞穴です。」
「奥山洞穴は隣」 -
なんだ、そうだったのか。
崖端まで進んで下を見ると、 -
崖を伝う細い通路があった。
-
ロープが張ってあるが、なんとも頼りないロープ。
-
ここまで来たからには行くしかないと、覚悟を決めて、
-
どうにかこうにか進んでみると、10mほど離れた所に「奥山洞穴」が見えた。
-
今度は崖登り。
-
おおっ!
これがそうか! -
奇妙な形をした窪みが多数ある。
岩は堆積岩。
粘土や砂や礫が堆積したもの。
部分的に石灰質や火山灰の土砂が堆積したものまである。
風化浸食され易さの違いが、このような洞穴を作ったのだろうか。 -
ハートマークを付けた祠があった。
なんだこれは!
こんな異国のシンボルが、山の神を祭る祠に飾られているなんて!
ああ・・嫌だ、嫌だ。
ネコも杓子も、「愛」だ「縁結び」だと軽はずみに喜ぶ。
それでいて独り身で暮らす人が多いのだ。 -
ぽっかり空いた無数の穴は、納まっていた岩石が抜け落ちた跡。
そこに切り株の木片が、訪問者の記念品となっている。 -
「何が、あるの~?」
遠くから妻の声。
「祠があるよ~・・危ないから、来なくていいよ~」
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