2021/04/20 - 2021/04/21
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くうちゃんさん
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梅や桜の季節も過ぎ…4月も後半となりました。
春といえば、お花の美しい季節!
平等院には見事な藤棚があると教えてくださった旅の師匠に
予め 色々教わりながら 藤に逢いに行く事と致しました。
以前 平等院にご一緒したお友達も来てくださり
私は 前日より 旅をスタート!
今回は、光源氏の世界観や 雅な情景にも触れ
世界遺産の宇治上神社や興聖寺…そして
展望台を目標に、ちょっとしたお山も登る事に。
では行ってまいります!
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JR宇治駅にやって来ました。
当初 おけいはん( 京阪電車)で…と思っていましたが
美味しいパン屋さん モグモグベーカリーがJR近くにあると知り こちらへ。
以前 娘が 半年間 同じく宇治市の黄檗駅(おうばく)の方に通っていた際
よく買っていた たま木亭(パン屋さん)のお父様のお店です。
宇治通り商店街に昭和52年オープンされ、保存料や添加物を使われておられません。 -
お茶処 宇治に相応しく お茶を使われたパンが多いんです。
今回は 緑茶サンライズと
こちらの茶壺を購入。
抹茶餡と 抹茶羽二重餅が入っています。 -
源氏物語の最後の十帖の舞台が ここ宇治市!
宇治橋の西詰には 作者の紫式部の銅像があります。 -
宇治橋を渡り 宇治上神社(うじがみじんじゃ)にやって来ました。
世界遺産に登録されています。
平等院の鎮守社として長く崇拝されてきた神社です。
正式名称は 宇治離宮明神
明治維新後 宇治上神社と 宇治神社に分かれました。 -
平安末期の建築で 神社としては 最古のものです。
莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)…(応神天皇の息子で仁徳天皇の弟)
応神天皇
仁徳天皇を祀られています。 -
宇治七名水の一つ、 桐原水(きりはらみず)が湧き出ていて、
浄化の力が宿るとされています。
手を清めさせて頂きます。 -
国宝の美しいご本殿では日本最古の神社建築
1060年ごろのものとされています。 -
境内にそびえ立つ 立派なケヤキの木は
樹齢330年を数える御神木です。 -
可愛い うさぎみくじ!
宇治という地名は かつては 莵道( うさぎのみち) とも書いて 「 うじ」 とよんでいました。
うさぎさんは 昔から
情報を聞き流さない( 大きな耳)
前進( 後ずさりしない)
跳躍( 飛び回る) を意味する動物として、 リスペクトされていました。 -
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今回受けた花朱印
朱沙(辰砂)を材料にした印泥が使われています。
お花の咲き誇る季節にちなみ 色和紙に
お花の「はかなさ」を表現されているとの事。
薄紫色や 薄緑色などもございました。
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宇治上神社を出て少しいった所に
見事なけやき。
こちらも 宇治市名木百選の一つです。
昭和56年に推定樹齢300年と書いているので
もう340年位…長く この地を見守って下さっています。 -
現在地を確かめながら…仏徳山(大吉山(だいきちやま))の展望台を目指します…
う~ん まだまだ…とか言いながら。 -
ヤマツツジさん こんにちは!
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展望台でと思っていたけど、あまり遅く食べたら晩御飯に差し支える…
と言い訳を考えながら、モグモグベーカリーのパンを一口…あっという間に…全部!
もう少し頑張ろう! -
展望台に着きました。
宇治市内を見渡します…爽快! -
今度は 興聖寺を目指して 下っていきます。
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曹洞宗 興聖寺(こうしょうじ)です。
大吉山から来ると裏手に出るので 大きく回って山門へ。
正式名 佛徳山観音導利院興聖宝林禅寺 -
鐘楼
興聖の晩鐘として 宇治十二景の一つに数えられています。 -
このご時世 花水舎もよく見受けられるようになりました。
和みます~! -
入山献香料 500円
こちらでもいいのですが 山門横に自動販売機もございます。
お写真 撮って頂いていいですよ~と仰って頂きました。
有難いです、合掌! -
静かな心で木魚をさすりながら ひとつだけ願い事を念じて下さい…との事。
一つだけです! -
お庭を見渡せる所には椅子もあり 静かな時を過ごす事が出来ました。
たまたま この時は 一人で来られてる方が 3人のみでしたので。
心穏やかに ゆ~らりと。 -
「雪の琴坂 」植木美三郎さんのアクリル油彩~
琴坂は 宇治川沿いから山門に向かう坂道で
坂の両脇を流れる水のせせらぎが 琴の音のように
聞こえた事から「琴坂」と名付けられたとの事。
新緑や紅葉の季節も風情がありますが
雪景色は絶景…夢心地かと。 -
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山門を内側から 額縁として拝見。
絵画に日が差しているかのよう。 -
琴坂を下って来ました。
佛徳山龍門 宇治川沿いから来ると こちらから入る事になります。 -
ここからは ゆっくり~と
宇治川の眺めを楽しみながら…。 -
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中の島にある十三重石塔
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喜撰橋
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遊覧船の船着き場
お舟が のんびり。
忙しかったんだから しばし休憩…そんな時もあったっていいんじゃない。 -
舟の中から 宇治川沿いの景観を優雅に楽しめる…お値打ち価格。
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今宵のお宿…花やしき浮舟園さんです。
平等院の正面まで 徒歩で8分位。 -
ロビーでちょっと休憩。
宇治川沿いで癒されます。 -
お部屋は全室宇治川を一望出来ます。
この時期なので 予めお布団も敷かれています。
12畳のお部屋なので お布団も邪魔にならず、
途中で敷きに来られるより落ち着きます。 -
宇治川がお部屋から真下に見えます。
和むなあ~。
ここから鵜飼を楽しめたら最高!とか思いながら…。 -
早速 大浴場へ。
お客様が少ないようで 貸切状態で伸び伸びと~。
お風呂は 北海道上ノ国町でしか採掘されない
世界でも稀少なブラックシリカという石が使われていて
血流を良くしてくれるそうで、確かに いつまでもぽっかぽか!
ただ一つ難点といえば この時期発生するトビケラという虫がいるので
露天風呂には入れるんですが、入りませんでした。 -
廊下に無料のマッサージ機が一台
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いよいよ夕食タイム!
1階のレストランは奥に細長く、私は奥のカウンターで頂きます。
他の方々は 手前の半個室風のテーブルなので
奥のカウンター辺りは 私一人…またまた伸び伸びと~!
提供して下さる女性がとても感じよく 話も弾み 素敵なディナータイムとなりました。 -
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デザートが来る頃 外は真っ暗!
京会席は彩りも良く とても美味しゅうございました。 -
朝ごはんも昨夜と同じ席で…。
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チェックアウト後 お友達との待ち合わせ場所の
平等院の藤棚に向かいます。
大人600円…鳳凰館にも入れます。
早速 藤棚が目に飛び込みました! -
優雅で気品を感じます
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阿字池の向こうに平等院鳳凰堂
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藤棚と平等院両方を…と思う事は 皆同じで
皆様同じ辺りより 譲り合いながらの撮影! -
ヤマブキを眺めながら やっぱり山吹色やなあと お友達と笑いながら…。
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浄土院阿弥陀堂は 鳳凰堂の西に位置します。
平等院の塔頭で 明応年間(1492~1501)に 浄土宗の栄久上人が平等院修復の為に開創されたそうです。
穏やかな表情で 膝を組んでおられる救世船乗観音菩薩様がおられます。
旅人…とは…
人生そのものが 旅!その旅を見守って下さり 有難うございます。 -
阿字池に睡蓮…和みます。
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鳳凰堂の内部拝観券 大人300 円
人数制限があるので 時間指定があります。
拝観をされる方は 先にお買いになって下さいませ。
私達は 直前に行ったので しばらく待つ事に。 -
木陰で ちょっと休憩…集合時間まで。
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極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂の内部に入り
ご本尊の阿弥陀如来様(仏師定朝(じょうちょう)作)を間近で拝ませて頂くことが出来ました。
また 周りの雲中供養菩薩像や 壁扉画も 説明を受けながら拝観。
寝殿造りは南向きですが 鳳凰堂は東向きに建てられています。
それは 極楽浄土が西方向にあるとされているので 正面から拝むと 阿弥陀如来様が西方におられるようにとの事で 東向きに建てられたようです
…と 師匠に教わりました。 -
名残惜しかったのですが、平等院を後にして…
お昼ご飯は 宇治平等院表参道の和夢茶さん!
山菜とろろつけ汁で頂く 抹茶うどん。
山葵も抹茶入りで
つるつるっと美味しいです。
ご馳走様でした。 -
ささっと…食後の マンゴープリンとコーヒーを
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宇治橋を渡り京阪電車側へ。
源氏物語ミュージアムにやって来ました。
平成10年開館。綺麗な建物です。
入館料は 大人600 円 -
復元模型や映像を通じて源氏物語と平安時代の文化に親しめます。
お部屋ごとにテーマがあり、
「平安の間」では 平安京と光源氏がテーマです。
寝殿造りの屋敷では 平安時代の装束に身を包んだ女性が碁に興じています。 -
実物大と思われる牛車が展示
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映像も随時 流れています。
宇治十帖シアターでは 定期的に20分間の映画も上映されていて
この日は 白石加代子さん語りの結構激しい映画が!
大人ばかりだったからでしょうか。
後でパンフレットを拝見したところ、ネコが光源氏に恋をした可愛いアニメもあるようで ほっと致しました。 -
こちらは「架け橋」という空間で 平安京の都から宇治へと向かう 当時の道程を感じながら渡っていきます。
平安時代 都から宇治へ行くには 牛車に乗っても
6時間かかったとか…。 -
宇治の邸を訪れた薫(光源氏の息子)が琴と琵琶を奏でる 大君( おおいきみ)と中君(なかのきみ)の姿を垣間見るシーンです。
ちょっとややこしいのですが…薫は 実は柏木の子 だったと…複雑!
薫は姉の大君に惹かれ、匂宮(光源氏の孫)は中君と結ばれるけれど
大君が病で亡くなると 薫は 大君そっくりの異母妹 浮舟を宇治の邸で囲います…が、そこに 匂宮が薫を装って浮舟の寝所にしのんで来る…
という内容の物語を 先程の映画で観たわけです。 -
香壺( こうご)と練香( ねりこう)
この時代 香りの文化は仏教とも深く関わっています。
今回の旅は 師匠のおかげで より実り多いものとなりました。
まだまだ 規制の多い時期ではございますが、
皆様共々 心穏やかに日々過ごせますように。
有難うございました。
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