2019/10/25 - 2019/10/27
132位(同エリア389件中)
さとうさん
2019年6月から日本人の観光目的のブラジル入国にビザが要らなくなったので、ブラジル側のイグアスの滝を見に2泊3日の旅行へ。ブエノスアイレスからプエルトイグアスへ飛んで、タクシーで国境を超えて、フォス・ド・イグアスに宿泊。
行きの飛行機が午後発だったのが早朝発に変更になったので、ブラジルに行く前にアルゼンチン側の滝もまわることができました。ブラジル編とひとまとまりになっていた旅行記を分割して再編集。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
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例によってFlybondiで、ブエノスアイレスのエロパロマル空港からプエルト・イグアス空港へ(新型コロナによるロックダウン以降、エロパロマル空港は商用便が廃止されています)。
着陸間際の空港付近は、水をなみなみと湛えたパラナ川流域の眺めが素晴らしいのですが、残念ながら通路側の席でした。1時間50分のフライトの予定が、1時間半足らずとさらに早く到着。赤土のイグアスの大地。亜熱帯地方のイグアスなのですが、飛行機を下りたた瞬間、意外に乾燥してカラッとしてるなと感じました。イグアスの滝国際空港 (IGR) 空港
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空港からタクシーで直接イグアスの滝公園へ。700ペソ。
写真がぶれてしまいましたが、入場料は、一般が800ペソ、メルコスール(南アメリカの国々)の人たちが640ペソ、そしてアルゼンチンに住んでる人は410ペソでした。割引のためにIDカードを見せたら、窓口のおねーさんに「今日誕生日じゃない」と気づいてもらえました。今年も誕生日が週末と重なったので、恒例のバースデイ旅行です。イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園
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今回はブラジル側がメインなので、サクッと悪魔の喉笛を見るだけの予定です。
悪魔の喉笛へはトロッコ電車に乗っていきます。入口(入場して500メートルほど)にあるセントラル駅から乗車しても、列車は30分に一本で、しかも中間のカタラタス駅で下車して列車を乗り換えねばならず、時間を大きくロスします。悪魔の喉笛が混み過ぎないようにする時間調節になっていると思うのですが、裏技があります。
最初のセントラル駅に付く前に右に曲がると遊歩道があり、歩いてカタラタス駅にたどり着け、直接悪魔の喉笛行きの列車に乗ることができます。 -
これがそのショートカットの遊歩道。15分ほどでカタラタス駅にたどり着けます。
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と、トロッコ列車に乗ろうと思ったのですが、すでにすごい行列。あまり時間をかけたくなかったので、悪魔の喉笛はあきらめて、徒歩でまわれるアッパーサーキットの遊歩道へ。
滝の上遊歩道 散歩・街歩き
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最初の滝が見えてきました。
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水しぶきひかえめ。10月は雨季で一年で最も降水量が多いはずなのですが、今年のイグアス地方は記録的な少雨だそうです。
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滝越しに、ローワーサーキットを歩く人達が見えます。
前回訪れたときにはローワーサーキットも歩いたのですが、午後だったので、太陽の傾きでほとんどの滝が日陰になってしまいました。ローワーサーキットも昼までに訪れるのがよさそうです。イグアスの滝、アルゼンチン側だけでも一日では足りませんね。 -
遊歩道に沿って歩くと、次々に滝が見えてきます。
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水量があるともっと水が吹き出しているはず。
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ここもなみなみと水が張っているはずなんですが。
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これなんか田舎の小川のいち風景ですね。
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アッパーサーキットの一番の見所の滝。少し時間が早かったのか、前回見られた虹が見られませんでした。
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アップで。
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水面が下がってたくさんの岩が顔を出しています。
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滝の水が落ち始めるところ。水量が少ないのでさらさらと流れています。
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朽ちた鉄道の跡が。建設用でしょうか、昔はもっと線路が張り巡らされていたのでしょうか。
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この滝も水量があれば水音も迫力があるのになー、と残念に思いました。どうしても前回と比べてしまいます。
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天気がいいのが救いです。みずみずしい緑。
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遊歩道は弾力のある作りで、人が歩くとボヨンボヨンとたわみます。写真を撮ろうとすると揺れまくるので、通行人が通り過ぎるのを待って一枚。
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奥に見えるピンクの建物は、ブラジル側にあるベルモントホテルのはず。イグアスの滝公園の敷地内に立つ唯一のホテルです。アルゼンチン側にはグラン・メリアホテルがあります。
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川にはナマズ。
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上を見ればオオハシが。
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紫色がきれいなヒョロヒョロの花。
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真っ赤な木の実。
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ここも岩がかなり顔を出していて、こんこんと湧き出る川のかんじが皆無です。
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金網ばりの鉄橋が透けています。
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というわけでアッパーサーキット終了。悪魔の喉笛は見られませんでしたが、飛行機のスケジュールが変更になったおかげで予定外のアルゼンチン側のイグアスを見られて満足。
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と、カタラタス駅に戻ってくると、悪魔の喉笛行きの列車待ちの行列がかなり短くなっているではありませんか。これは行くしかない。さっそく乗車します。
線路沿いには管理者用に車道が走っていて少しひらけているのですが、電車を追いかけるようにたくさんの蝶が乱舞していて幻想的なのです。歩行禁止なのですが、ときどき歩いている人がいます。 -
ゆっくりと20分ほど(たぶん)で悪魔の喉笛駅に到着です。
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駅から20分ほど歩きます。
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太陽がほぼ真上に来ています。マンガの集中線のようですね。
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大きめのナマズが。
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ティラピアっぽい魚も。
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悪魔の喉笛が見えてきました。前回はもっと遠くから重低音が響いていたのですが、今回はここまで近づいても音がしません。それほど水量が少なめです。
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もうすぐです。
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見えてきました。
悪魔の喉笛 滝・河川・湖
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展望台になっているブリッジへ。いつも混雑していますが、一方通行で、気長に待っていると人垣に切れ目ができて滝の目の前へ。
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水量が少ないとはいえ、やはり大迫力。虹が見えました。
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滝が流れていく先は、水煙がもうもうと続いています。滝の内側に巣を構えているツバメたちがすごいスピードで乱舞しています。アマツバメと言うそうです。
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どアップで。モロモロモロモロといつまでも湧き上がる水しぶき。じーっと眺めてるとだんだんヘンな気分になってきます。
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モロモロに集中して目を凝らすと、何を見ているのかわからなくなってきます。
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おおかたの人はセルフィーを撮ったり、連れや恋人との撮影に興じているのですが、こうしてただただ延々と落ち続ける爆流を見続けている人もたまにいます。それだけ迫力のある、他では見られない風景です。
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滝壺を見下ろしてみます。フェンスがしっかりしているので、あまり怖さを感じません。
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引き返します。予想外にアルゼンチン側も堪能できました。悪魔の喉笛やその他の滝のインパクトが強いのですが、水をなみなみとたたえたイグアス川の眺めも、ハイキングコースとしては極上だと思います。
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ふたたびトロッコ電車でカタラタス駅まで戻ります。途中、対向車待ちで停車中。
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珍しい小さな蝶が止まってくれました。
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正門に戻ってきました。イグアスの滝からプエルトイグアスのバスターミナルまでバスに乗ります。180ペソ。エントランスの建物に向かって一番左側にある部屋でチケットを購入します。20分おきに出ているので時間を気にせず見学できます。
ターミナルからはタクシーでブラジルとの国境を超えました。900ペソまたは70レアル。アルゼンチン側の出国手続きは必須。高速の料金所のように乗車したままで、運転手がパスポートのやり取りをしてくれます。ブラジルへの入国手続きは任意なので、運転手に止まってもらうようお願いして、下車して窓口で手続きします。 -
1月2月の夏休みのころのイグアスの眺めを写真で見ると、豪雨の後のように赤茶色の水がもうもうと湧き上がっていました。ちょっとおどろおどろしいですが、まだ見たことのない猛々しい眺めも見てみたいです。
それとは別に前々から見たいと思っているのが、毎月満月とその前後の5日間しか開催されないナイトツアー。今年の夏休みの行き先はイグアスも候補だったのですが、感染者はアルゼンチンでも最も少ないものの、医療体制が貧弱で旅行にはCOVID-19の陰性証明書が必要だったので面倒でやめました。
早く収束してほしいものですが、現在のアルゼンチンは、ブラジル・マナウスとイギリスの変異種による感染が拡大中で、日々感染者数の最高を更新しています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- polodaddyさん 2021/04/18 11:39:10
- 随分水が少ないイグアスもあるんですね?
- イグアスと云えば茫々と流れる莫大な水量のイメージでしたが、こんな水位が低い時期もあるんですねぇ。
私達が行った時はそれは凄い爆流で大変でした。調子に乗って滝に突入するボートツアーまで試しましたがそれはそれで良い経験になりました。
あの後、GoProみたいな防水カメラが必要だと痛感しました。
私達はブラジル側は未体験ですが、当時イグアスでアルゼンチン側からブラジル側を眺めた時の気持ちは今でも変わりません。やはりブラジルも中進国の罠に嵌ったか?
アルゼンチンも左派の政権になってまた不安定化している様ですが、ラ米は何時まで経っても学習出来ませんね・・・。(笑)所詮食料資源の搾取先ぐらいにしか中国から見られていない筈なので。。
- さとうさん からの返信 2021/04/18 23:22:27
- このときは珍しいくらいの少雨だったそうです
- Polodaddyさんご無事でなによりです!滝突入のボートツアーに参加されたとのこと、リア充ですね。
ブラジル側は、歩ける距離はアルゼンチン側よりもずっと少ないのですが、ヘリでの上空からのツアーがあるので、また別の楽しみかたができそうです。プエルト・イグアスは小さいので、村というかんじですが、国境を超えてフォス・ド・イグアスはかなり大きくて大都会に感じました。
ブエノスアイレスは先日夜間外出禁止令が出されました。2月にようやく再開した登校授業も中止されたのですが、大統領の独断のようで、市長と州知事が反論会見するというグダグダっぷり。メキシコはデータで見ると落ち着いてきていそうでうらやましいです。引き続きお気をつけください!
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