2019/10/18 - 2019/10/22
60位(同エリア70件中)
摂津の国のマーガトロイドさん
- 摂津の国のマーガトロイドさんTOP
- 旅行記159冊
- クチコミ128件
- Q&A回答0件
- 97,581アクセス
- フォロワー9人
一度やってみたかった太平洋フェリーと新日本海フェリーの乗り比べ。そして目指すは秋の北海道。
JR北海道の「事実上」完乗を目指す旅。
日本海縦貫線を駆け抜け奥羽山地を越えて仙台へ向かう1日目と2日目、今話題の日高本線と長万部のかにめし、函館本線の山線を行く3日目、根室線滝川~富良野間に乗り車でダムを巡る4日目、そして日本海を行く最終日。
そんな塩分と鉄分を同時に補給する欲張りな5日間の様子をご覧あれ。
使用した列車などは以下の通り。
1日目
新大阪2010頃(定刻2006)→のぞみ56号→2023頃(定刻2021)京都
京都2041頃(定刻2038)→特急サンダーバード47号金沢行→2321(定刻2256)金沢
2日目
金沢613→臨時はくたか452号→716上越妙高
上越妙高732(定刻725)→特急しらゆき1号新潟行→842(定刻834)長岡
長岡1005→Maxとき307号→1028新潟
新潟1057→特急いなほ3号酒田行→1246鶴岡
鶴岡1349→普通酒田行→1405余目
余目1412→快速最上川新庄行→1452新庄
新庄1517→つばさ150号→1603山形
山形駅前1608→宮城交通高速バス→1721仙台駅前
仙台1729→普通東塩釜行→1746陸前高砂
陸前高砂駅1811→宮城交通仙台港フェリーターミナル行→1825仙台港フェリーターミナル
仙台港1940→太平洋フェリーきたかみ→1100苫小牧港
3日目
フェリーターミナル1125→道南バス苫小牧駅前行→出光カルチャーパーク
苫小牧1223→普通鵡川行→1253鵡川
鵡川1302→普通苫小牧行→1333苫小牧
苫小牧1418→特急スーパー北斗14号函館行→1558(定刻1547)長万部
長万部1639→普通小樽行→1950小樽
小樽1956→普通新千歳空港行→2040札幌
さっぽろ→麻生行→北24条
4日目
北24条604→真駒内行→609さっぽろ
札幌635→特急ライラック1号旭川行→727滝川
滝川733→普通富良野行→842富良野
富良野909→快速滝川行→1012滝川
滝川1032→特急ライラック16号→1059岩見沢
岩見沢1105→区間快速いしかりライナー手稲行→1126野幌
野幌1731→区間快速いしかりライナーほしみ行→1747札幌
札幌2005→普通新千歳空港行→2038恵庭
恵庭2049→快速エアポート200号新千歳空港行→2054千歳
千歳2151→普通新千歳空港行→2155南千歳
南千歳2205→新日本海フェリー連絡バス→2250頃苫小牧東港
5日目
苫小牧東港2330→新日本海フェリーすずらん→2030敦賀港
敦賀港2035頃→福井鉄道バス敦賀駅行→2045頃敦賀駅
敦賀2108→特急サンダーバード48号大阪行→2202京都
京都2210→のぞみ129号→2223新大阪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日目の旅は太平洋フェリー「きたかみ」から始まる。
5時40分六ヶ所村沖で起きる。朝日を眺めに行く。
まだ太陽は出ていない。 -
北の海の風が吹いて来る。
寒いが遠くに来たことを感じさせる風である。 -
雲の間から光が見え始めている。地球にこれほどの光を与える光源はひとつしかない。
-
太平洋の水平線上に巨大な光源が上がってきた。
これが太陽である。少なくとも我々が生きている間、この光源は永遠に輝き続ける。
ちなみにこの写真が翌年の年賀像(年賀状ではない、基本的に年賀状の代わりにこの年賀像を作成している)となった。 -
太平洋に輝くご来光…
これまでフェリーからのご来光は何度か見たがその中でも最も美しいご来光だった。 -
太平洋フェリーのファンネルと朝日が見事に輝く。
6時になり朝風呂がオープンするので冷えた体を温める。
いつものことながら高齢者が多いw
結構朝風呂は混み合うのである。 -
722 尻屋崎沖でおはよう放送。
遠くに尻屋崎が見える。 -
波の荒れる津軽海峡を行く。
初めて先代「きたかみ」に乗った時の船員いわく「ああ津軽海峡だな」と感じるそう。 -
津軽海峡は国際航路。大型タンカーも来るし…
-
(デジカメのズームから考えて)10km以上奥にはフェリーも見える。
どこの船かは読み取れないが航路的にはシルバーフェリー? -
SINE MAERSKが満載のコンテナとともに津軽海峡を横断していく
-
はるか遠くに北海道が見えてきた。
苫小牧まではまだまだ先だがいよいよ遠くに来たと感じさせられる。 -
遠くからシルバーフェリーが来た。船名は…
-
「べにりあ」だ。
東日本フェリーの系譜を引き継ぐ最後の船だったが2021年6月をもって引退した。
ということで乗れなかったのに撮れた写真ということになる。
引き裂いた波が吠え震える海峡に…あれ?なんか違う? -
べにりあと別れを告げて再びきたかみは北上していく…
-
一度部屋に戻って荷造りなどをしておく。窓からは太平洋が望めるのでここからでもいいのだがやはりついつい撮影はデッキに出る傾向があるw
-
10時にもなるともう北海道もよく見えるようになる。
いよいよ北海道にやってくるのだ。 -
沖合を貨物船が通過していく。船名は読み取れず…
-
シルバーフェリーのシルバーエイトともすれ違う。太平洋フェリーに乗ったのに乗ったことのないシルバーフェリーの写真が増えていくw
-
こちらは誰もすれ違いは眺めていないようだ。
放送もなければマリントラフィックでもにらめっこしていないと気付かないだろう…
…筆者もマリントラフィックとにらめっこしてようやく気付いたのだからw -
はるか遠くに煙突が見える。あれが苫東厚真火力発電所。
2018年の胆振東部地震で北海道を全道ブラックアウトさせた要因といえば分かりやすいだろうか…
ちなみに新日本海フェリーの苫小牧東港はあの苫東厚真火力発電所のすぐ近くにある。 -
最後にもう一度海を眺める。こう見るとまだまだ海の上のように見えるが実際は苫小牧港の手前である。
そうこうしていると海上のシネマが船旅の終わりを告げる。
エントランスのテレビではちょうどラグビーワールドカップが放送されていて何人もの客が見ていた。
車に同乗の人はタラップからの下船としつこいほど自動放送が流れるw
太平洋フェリーは下船時に挨拶がある。
だいたい最後に拍手するツアー客が出るが今回はいなかった。 -
ということで苫小牧港に到着。前回は雪の中だったが今回はそんなこともない。
-
きたかみは名古屋港が船籍。こう見えて名鉄グループである。
-
分かってはいたことだが、苫小牧ではバスまで少し時間があるのでポートミュージアムを覗いて行く。
前回は気付かなかった…結構わかりにくい場所にあるのでずっと筆者の貸切状態だった。 -
まずは苫小牧港の紹介から始まる。北海道の玄関口といえば圧倒的に新千歳空港というイメージが一般的だがここも立派な玄関口である。
-
海図も展示されている。
これは東京湾のもの。 -
こちらは三陸海岸。まさに太平洋フェリーで前夜航海したエリアだ。
-
そしてそのエリアは東北の地震で大きな被害を受けたエリアでもある。
仙台港は今からでは信じられないような状態になっていた。 -
先代きたかみが津波を乗り越える様子…海の上なら津波も高波なのだがこれは見るからに恐ろしい…
-
そして北海道では胆振東部地震も忘れられない。
2018年の旅行記に記載しているが、沼ノ端駅では号外が貼り出されていた。
完全停電中も非常用発電機があり業務は行えてフェリーは通常運航だったということがなかなかの驚き。 -
苫小牧港といえばさんふらわあのイメージも強いと思うが関西人の筆者にはある意味最も縁遠い航路かもしれない…
というか太平洋フェリーが素晴らしいので太平洋フェリーになるからな… -
フェリーの模型も置かれている。シルバーフェリーもいれば…
-
太平洋フェリーもいる。だがこちらは初代いしかり。
-
少なくとも1990年代以降は「いしかり」「きそ」「きたかみ」のローテーションである。
これは太平洋フェリーだけでなく他社の分もあった。 -
日本沿海フェリー…強烈なやつも置いてある
-
床には苫小牧港の航空写真が貼られている。
こうして見ても苫小牧東港は遠いw -
窓からは近海郵船のひだかも望むことができる。
近海郵船は新日本海フェリーと似たような航路を進むが苫小牧ではこちらの苫小牧港に入港する。 -
小規模ながらなかなかだったポートミュージアムを後にして苫小牧駅行きのバスに乗る。
どうなんブス?と聞かれても… -
そうではなく道南バスで苫小牧駅方面へ向かう
-
ところが…出カルチャー…じゃなくて
苫小牧からどうしようと思ったが出光カルチャーパークで降りて郵便局に寄る。明らかに周りの客が「ここで降りるの?」みたいな顔をしていたがこちらにも色々計画があって降りているw
苫小牧でコインロッカーに荷物を突っ込もうかと思ったが色々考えた末にやめる。 -
とりあえず苫小牧駅に入った。目当ての列車はまだだが改札が始まっているのでとりあえずホームへ。
-
とりあえずホテルのある札幌へ向けて731系…
-
に乗らず日高本線に乗り込むw
日高本線を往復するだけならコインロッカーに入れなくてもよいかという判断である。 -
窓側をゲットできた。しばらく苫小牧の市街地を進む。
かなり走って千歳線や室蘭本線と別れ、原野を進み始める。
窓を開けてしばらく走ると勇払に到着。
苫小牧は隣駅だがここまで13.1kmもある。御堂筋線だと千里中央~淀屋橋間(13.6km)に相当する距離を走っている。
ちなみに御堂筋線なら24分、日高本線だとノンストップで11分で走り抜ける。 -
北海道らしくどこまでも広がる原野。
窓も開ければ秋の北海道の空気が広がってくる。 -
そんな中に突然コンテナが姿を現す。
お分かりかと思うがこの辺りが苫小牧東港に近いエリアとなる。 -
そんなコンテナヤードの横をキハ40はのんびりと走り抜けていく。
しばらく走ればまた原野に戻る。 -
今回は勇払で切符を分割している。帰りの切符は鵡川発南千歳行きだが結構な大回りをしているw
-
勇払からの切符は大阪駅で発券。
勇払までの切符(森ノ宮駅発券)と発券駅をわざわざ変えているのは気分…というのもあるがこういう乗車券の分割はルール上OKだがJR西日本ではあまりこういう切符は出してくれないのである。(発駅外での発券は基本的にしてくれない)
しかし特急券(区間は同一でなくても良い)とセットであればこういう発駅外発券の切符も出してくれるのでそうして発券している。 -
終点の鵡川に到着した。
もう隣の汐見駅に列車が来ることはない。 -
なぜなら当時は鵡川より先は代行バスとなっていたからである。
今はその代行バスが代替バスとなっている。 -
鵡川から先の線路を眺める。もう二度とこの鉄路を列車が走り抜けることはない。
-
その代替を務めるのがJR北海道バス。
ちょうどよく駅前にバスが停車していた。
実はまだJR北海道バスには乗ったことが無い。 -
戻りの苫小牧行の列車も停車している。
終着駅の雰囲気はあまりない(笑) -
優駿浪漫仕様のキハ40が停車している。
最近では室蘭本線などでも運用されているが本来の日高本線でももちろん運用されている。 -
ということで発車時刻も近いので再び戻りの苫小牧行きに乗り込む。
-
戻りも窓側。各駅で駅名標が撮れる位置に停車していた。
-
北海道の玄関口(ただし非推奨)浜厚真駅。乗降客はさすがにいない。
-
車掌室型の駅舎は生では初めて見た。
時折牧場があり馬がいる辺りも日高本線らしい。 -
浜厚真駅を過ぎた所に苫小牧東港ターミナルが見える。
一応浜厚真駅から徒歩範囲にはあるのだが…途中の道のりを見るにとても歩きたいようには見えないw -
時折牧場があり馬がいる辺りも日高本線らしい。
戻りの浜厚真~勇払間で2回鹿が出る。目の前にいたw
トラックの運転手も動画を撮っていたw -
再び苫小牧に戻ってきた。ホッキのまちが変な文字に見えたが気にしないw
そして苫小牧・室蘭方面はやはりスケートよりアイスホッケーらしい。
苫小牧駅では乗り換え時間があるので駅前のドン・キホーテに立ち寄りつつ時間が余ったので某所に電話。 -
苫小牧からスーパー北斗に乗る。当時はまだスーパー北斗だった。
時速130km運転はなくなったものの室蘭本線は結構飛ばす。 -
倶多楽火山が遠くに見える。
なんとなく桜島にも見えるw -
伊達紋別に到着。「伊達」なのでこの街では何を食べてもゼロカロリー(ry
-
洞爺の手前に来ると遠くに有珠新山らしき火山のような山も見える。
途中の小幌駅に撮り鉄がいたw
トンネルを抜けて静狩で停車。
離合待ちもないのに…というか複線なのになぜ止まると思ったら放送が入る。なんと長万部でポイントが動かないとかw
新疋田の一件といい今回は呪われているのかw
今度は約5分で運転再開。
向かいの客が車内で通話してやがる…それはそうとその客は「北斗星に乗ってる」と言ってたが星はいらんwそれ別列車w
長万部には11分遅れで到着した。 -
長万部で乗り換え。乗り換え時間は40分ある。
-
となれば食べるのは長万部名物かにめし。苫小牧で電話していたのはかにめしで有名な「かなや」である。
電話を事前にしておけば取り置きしてくれるとのことで、到着が閉店ギリギリになることもあり事前に取り置きを依頼していた。
閉店ギリギリだが取り置きを依頼していたツーリング客なのか、結構人はいた。 -
車内で食べるわけにもいかないので駅の待合室で食べる。
待ち時間が食べきるにはちょうどいい時間。
実はこれが人生初の駅弁w -
再び長万部駅に戻ってきた。ここからは…
-
キハ150系に乗り込んで山線経由で小樽へ向かう。しかし客層の悪いこと悪いこと。
-
黒松内を過ぎると一気に夕暮れ。
熱郛で日没。今日は夜明けから日没まで見ている。 -
まだまだ走りニセコに到着。
駅名標はニセコの二段構えw -
黒松内やニセコで客は降りるがやはり倶知安は久々に明るい街ということもあり少々客が入れ替わる。倶知安では20分停車w
気付けば5分遅れていたらしい。長時間停車のある然別で遅れを回復する。
車内ではradikoでHBCラジオの「ファイターズDEナイト」を聞いていた。
オフシーズンでも毎日ファイターズの番組がある辺り、北海道の本気ぶりが見える。
これに限った事ではないが、特に北海道、広島、福岡の地元球団への熱の入り方は他の地域を大きく上回る。
これを見ていると在阪メディアの阪神応援も「ビジネス」でやっているようにしか見えなくなる。
…というか近年の阪神の不調は確実にファン、マスコミ、OBの悪影響だったのだろうとこのコロナ戦争下のペナントレースで思う。 -
山を越えて日本海側の余市に着いた。倶知安ともまた違う明るい街。余市からは比較的市街地も続くエリアになる。
-
長万部から3時間、ようやく小樽に到着。
小樽からは自由席のUシートで札幌へ。
腹痛と闘いながら乗る…この辺りではトイレに行って後続の列車に乗るかなど色々考えていたがせっかくuシートに乗れたのだからと札幌まで乗り通すことにした。 -
もう個人的にこの辺りでトイレに行けば良かったかなとかも思いつつ札幌へ…
-
もちろん札幌駅に着いた途端速攻でトイレへ…
-
トイレを済ませたので軽く撮り鉄…すっかり735系もおなじみの存在になっている。
-
特急車もすっかり新塗装だらけになってきた。光って見えないがスーパーとかちである。
-
どこかのエロい補給艦…
-
ではなくカムイも当時はまだ満員の客を乗せていた。
-
札幌駅のテレビでもラグビーワールドカップの中継が放送されていて、写真の通り通勤客が何人もテレビに見入っていた。
風の吹き抜ける札幌駅、もうストーブが入っている。 -
札幌に来たらみよしのということで去年12月のリベンジでみよしのへ。ホテルのある北24条に店舗があったのは好都合。
-
みよしのといえばカレーと餃子。これだけ食べても結構安いという満足ぶり。
このまますぐ近くのホテルに入りこの日の旅は終わり。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
長万部(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019年北海道遠征
0
86