2019/10/18 - 2019/10/22
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摂津の国のマーガトロイドさん
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一度やってみたかった太平洋フェリーと新日本海フェリーの乗り比べ。そして目指すは秋の北海道。
JR北海道の「事実上」完乗を目指す旅。
日本海縦貫線を駆け抜け奥羽山地を越えて仙台へ向かう1日目と2日目、今話題の日高本線と長万部のかにめし、函館本線の山線を行く3日目、根室線滝川~富良野間に乗り車でダムを巡る4日目、そして日本海を行く最終日。
そんな塩分と鉄分を同時に補給する欲張りな5日間の様子をご覧あれ。
使用した列車などは以下の通り。
1日目
新大阪2010頃(定刻2006)→のぞみ56号→2023頃(定刻2021)京都
京都2041頃(定刻2038)→特急サンダーバード47号金沢行→2321(定刻2256)金沢
2日目
金沢613→臨時はくたか452号→716上越妙高
上越妙高732(定刻725)→特急しらゆき1号新潟行→842(定刻834)長岡
長岡1005→Maxとき307号→1028新潟
新潟1057→特急いなほ3号酒田行→1246鶴岡
鶴岡1349→普通酒田行→1405余目
余目1412→快速最上川新庄行→1452新庄
新庄1517→つばさ150号→1603山形
山形駅前1608→宮城交通高速バス→1721仙台駅前
仙台1729→普通東塩釜行→1746陸前高砂
陸前高砂駅1811→宮城交通仙台港フェリーターミナル行→1825仙台港フェリーターミナル
仙台港1940→太平洋フェリーきたかみ→1100苫小牧港
3日目
フェリーターミナル1125→道南バス苫小牧駅前行→出光カルチャーパーク
苫小牧1223→普通鵡川行→1253鵡川
鵡川1302→普通苫小牧行→1333苫小牧
苫小牧1418→特急スーパー北斗14号函館行→1558(定刻1547)長万部
長万部1639→普通小樽行→1950小樽
小樽1956→普通新千歳空港行→2040札幌
さっぽろ→麻生行→北24条
4日目
北24条604→真駒内行→609さっぽろ
札幌635→特急ライラック1号旭川行→727滝川
滝川733→普通富良野行→842富良野
富良野909→快速滝川行→1012滝川
滝川1032→特急ライラック16号→1059岩見沢
岩見沢1105→区間快速いしかりライナー手稲行→1126野幌
野幌1731→区間快速いしかりライナーほしみ行→1747札幌
札幌2005→普通新千歳空港行→2038恵庭
恵庭2049→快速エアポート200号新千歳空港行→2054千歳
千歳2151→普通新千歳空港行→2155南千歳
南千歳2205→新日本海フェリー連絡バス→2250頃苫小牧東港
5日目
苫小牧東港2330→新日本海フェリーすずらん→2030敦賀港
敦賀港2035頃→福井鉄道バス敦賀駅行→2045頃敦賀駅
敦賀2108→特急サンダーバード48号大阪行→2202京都
京都2210→のぞみ129号→2223新大阪
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
最終日の旅は苫小牧東港から。
南千歳から50分バスに揺られて苫小牧東港に到着。到着次第すぐに乗船手続きを始める。乗船開始は23時かららしい。 -
ターミナルには今から乗るすいせんと相棒のすずらんの説明がある。
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そのすいせんは乗船手続きが開始された。
北海道に別れを告げる。 -
今夜の部屋はこちら。インサイドながら窓のあるステートルームAだ。一応窓があるので電波は受信できないことは無いがこの航路基本的に午後3時頃までは圏外が続くので意味はないかも。
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一応窓はこんな感じで向かいの部屋が見えないようにはなっている
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エントランスに一度出て最上階から見下ろす。
やっぱりこの吹き抜けがないと船旅感は出ない… -
だいたいの通過予定時刻はご覧の通り。
筆者がネットを調べた限りこの情報は事前には見当たらず(舞鶴~小樽航路はあるんだけどね)船内で初めて知った。 -
船内のインフォメーションボードもあるが…敦賀発しか書かれていないorz
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ともかくデッキへ出る。貨物メインの航路だけありトラックも数多い。
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岸壁では陸上作業員が出港の準備を始めている。北海道ともこれでお別れ…
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タラップが上げられる。いよいよ出港だ。
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美しい月が北の大地と海を照らす。
この夜は星がとてもきれいだったがデジカメでも撮れないので写真は無い。 -
船が転回していく。苫東厚真火力発電所が見える。ここが北海道の電力の要であることは2018年の地震で明らかになった。
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先程までいたフェリーターミナルがもう離れている。
出港の放送が同時におやすみ放送だが筆者は出来る限り見送る方針。
船で北海道を離れるのは初めてだ。 -
出港20分後にはもう苫小牧東港が遠くなってきた。苫東厚真火力発電所の煙突も遠くなってきている。
楽しかった北海道との別れを惜しむ気持ちも強い。 -
苫小牧市街地も見えるがかなり遠い。そもそも苫小牧東港は苫小牧市じゃないしね
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一方苫小牧東港のコンテナふ頭はガントリークレーンが明るく照らされていた
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もちろん遠くからでも分かりやすいONEコンテナもいる
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時刻は23時51分。これが北海道を写した最後の1枚だ。
この後は風呂に入る。太平洋フェリーと違って航海中いつでも入れるわけではない。0時半で閉まってしまう。
風呂から上がって少しゆっくりしているともう1時半。
恵山沖30kmまで来た。
そしてよっぽど疲れていたのだろう。珍しく電気を消すことも忘れてそのまま寝入った。 -
7時半能代沖80kmで目覚める。この時点ではまだ電波は来ている。
それにしてもトイレが非常にうるさいw
8時になっておはよう放送。秋田県入道崎沖という案内があった。
この時には電波は来なくなった。まあそれもそうだろう。
なんせ日本海を突っ切っているのだから。むしろよく能代沖80Kmで電波が来ていたものだ。
冬場は荒れる日本海を突き抜ける様子は名前とは裏腹に女番長そのものw -
見渡す限りずっと海。
だが太平洋フェリーと違って他の内航船や外航船を見かけることがあまりないのは仕方ないとはいえ残念…
9時半の時点で由利本荘沖130km。もちろん圏外。 -
10時過ぎにすずらんと酒田沖140kmですれ違う。女番長の見せ所だw
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新日本海フェリーは大型フェリーでは一番の高速船なのでほとんど外には出られず船体後方のデッキのみである。
ということで太平洋フェリーのように船体右舷にすれ違いを眺める人がいるということはない。 -
この通り人はいないw
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ただしこのように後部デッキにはそれなりの数の人々がすれ違いを見送っている。
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すずらんは波をかきわけ一路北の大地へと向かっていく。
そして筆者の乗るすいせんも北陸へ向かっていくのである。 -
すずらんを見送るともう一面の大海原。
特段何かをやる予定も無い。のんびりとした時間が過ぎていく。 -
この後は少しの間誰もいないフィットネスルームで体を動かしてしばらく寝る。
…というか寝たつもりはないが気付けば12時前だった。
昼食を食べてデッキに出る。 -
12時半には佐渡島沖80km。快晴の日本海クルーズ。海の青さが2時間前とはまるで異なる。
実は一瞬電波が入った。
再び風呂に入って風呂上がりにアイス…今のところダメ人間まっしぐら。
でもそれでいいんだろう。阿賀野プレイでもいいじゃない、どうせ普段は高性能を求められるのだから。 -
遥か向こうに佐渡島が見える。80km先の佐渡島が見えるということでいかに空気が澄んでいるかお分かりいただけるだろう。
そこから1時間後の13時半には能登半島沖70kmまで来た。とってもとっても高性能である。 -
14時能登半島50km沖で電波復活。デッキに出てみると能登半島が見えてきた。
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舳倉島沖を進む。久々に陸地の建物を見かけるw
カメラでズームしてみると防波堤や灯台らしきものも見える。 -
真っ青な日本海を進めば15時半頃には能登半島が見えるようになった。
久々の本州である。 -
隠れた能登半島の名物、風力発電所の風車も見える。
この辺りの海岸は能登金剛と呼ばれている。Hey!提督! -
青い内航船とすれ違い。奥に見える海岸線は引き続き能登金剛デース!
ということは… -
15時50分頃には志賀原発も眺めることができた。だいたい約15km。
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16時過ぎにはかほく市沖を進む。かほく市の白尾海岸はかつて「加賀岬」が存在した。
船内にはドッグランもある。
だが問題はこの場所、一般客は立ち入れないはず…どうやって入ったんだ…
そう思って凝視していると黒い犬がやたら吠えてくる…
しばらくして再びデッキに出ると犬と飼い主は姿を消していた。 -
16:51 金沢沖30kmで近海郵船のつるがを追い抜く。近海郵船のHPにある通り「視認しやすいオレンジ色」の船体だ。
この「つるが」も敦賀~苫小牧航路に就航しているが、新日本海フェリーと異なり苫小牧西港に入港する。 -
そして西を向くと日本海に夕陽が沈むところを見ることができる。
この夕焼けを眺めようとデッキに出る客も多数見受けられた。 -
17時も過ぎるといよいよ夕陽も日本海の彼方へ…
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北を向くと夕闇が急速に迫って来る。
筆者もこれを最後にデッキへ出ることはなくなった。 -
夜になり日本シリーズを見ているともう福井沖まで来た。下船の準備を始める。
19時15分には越前町沖5km。船内エントランスのテレビでも日本シリーズ。
昼間はここでラグビーワールドカップが放送されていて見入っている人も多かった。 -
結局使わなかったが船内レストランのメニューはこんな感じ
-
19:40 杉津沖まで来た。
写真では見にくいが北陸道の杉津PA、すなわち旧杉津駅が海からでも見える。
杉津から眺める昼間の日本海の様子は北陸トンネル旧線廃線跡の旅(2018/8/4)を参照。
直後に下船案内の放送があった。
太平洋フェリーと違って新日本海フェリーは車に乗ったまま下船できるとか。
ただ「本日は」の注釈つきだったのでいつもではないのかも。 -
いよいよ敦賀港に到着。本州に帰ってきた。
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敦賀港の目の前から連絡バスで敦賀駅へ。臨港トンネルを抜けたら赤レンガ倉庫。以前訪れた敦賀鉄道資料館はライトアップされていた。
ここまで来れば(敦賀には以前来ている。北陸トンネル旧線廃線跡の旅(2018/8/4)参照)だいたい分かる。
敦賀駅にはおよそ10分で着いた。 -
ということで敦賀駅に到着。バスに乗っていた客はほとんどがみどりの窓口に吸い込まれて大阪方面への特急券を買っていたが筆者は前日のうちにサンダーバードの特急券は購入済。
改札を通り抜けてホームに並ぶ。しばらくしているとフェリーの連絡バスで見た顔の客も来た。 -
駅名標は青色。一気にJR西日本管内まで戻ってきた。ここまで来れば「普通は」新大阪まで乗り換えなしで帰れる。
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福井行きが停車している。
この直後に大阪方面からの新快速が到着してきたがスーツケースを持った客もいる乗り換えの人々が急いで521系に乗り込んでいった。
福井行きはきちんと新快速からの乗り換え客を全員待ってから発車した模様。
敦賀駅の構造上、どうしてもこのような「敦賀ダッシュ」はよく見られるのでどうやら駅員との連携があるようだ。
ちなみにこの時間に敦賀に到着する新快速には乗ったことがある(小浜・舞鶴バイト遠征1日目(2017/7/8)参照)が、新疋田発車後に敦賀駅では接続の福井行きとホームが離れている為乗り換えの客は先頭車に来るようにという案内があり車内を大名行列状態で数名が歩くという光景があった。 -
10分後に長浜行きが到着。こちらはほぼ空気輸送。
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長浜行き到着の5分後にサンダーバードが到着した。
自由席は意外に座れた。
車内は幼い子供連れの夫婦がいた他はほぼ単身客。
一応琵琶湖側に座っていたがもう日没後なので車窓はトンネルと外の区別もつかない。ただ走行音で違いが分かるのみだ。
京都まではほぼ1時間。長等山トンネルを過ぎると北陸ロマンが流れ、自動放送が京都到着を告げる。
筆者も降りる準備をする。え?新大阪まで乗らないのかって?京都からは… -
恒例の新幹線で帰るw
一見無意味に見えるかもしれないが乗継割引の関係で京都で新幹線に乗り換えた方が直通より特急料金は安い。 -
広島行きの最終新幹線なのでそこそこ混んでいるがどうせ次の新大阪で降りるので関係ない。
本当なら自由席も多く、ガラガラのこだまが一番いいが本数が少ないので仕方ない。 -
ということで特筆することも無く新大阪に到着。
ここからはいつものルートで帰宅。今回の旅は終わり。
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旅行記グループ
2019年北海道遠征
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