2021/03/01 - 2021/03/01
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Octtaさん
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JR東日本が発行する普通列車乗り放題の「北海道東日本パス」を使用した旅行記です。
こちら一応「ポケモントレインに乗る!東北ひとり鉄道旅」からの続きになっておりますが、盛岡から出発の旅だと承知していただければ単体で読めます。
首都圏発だとあまりと役に立たない旅情報なんであしからず。
宿泊したんで目的地は青森になってますが東北旅行記なのに当日北海道へ向かうなど行き当たりばったりなので明確な目的地はないという旅行記です。青森市街は寧ろほぼスルーです。
なお毎度ながら日時はテキトーです。
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おはようございます。こちら朝6時の盛岡駅東口でございます。こちらの出口、殆どオフィスとビジホしかなくまだ人はまばらでございます。
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まずはともあれ盛岡散歩です。盛岡といえば北上川とこの岩手山ですね。
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そして盛岡ならではというか岩手ならではの宮沢賢治像。特にここの石像は岩の温かみが柔らかい印象を生み出していて見入ってしまいました。
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しばらく歩くと啄木新婚の家でございます。啄木は有名な「はたらけどはたらけど~」など清貧なる生活を嘆いた詩もありますが実際は遊び呆けていたなんて話もあります。
こちらも結婚式の日に帰ってこず新婦が新郎不在の結婚式を挙げたなんてエピソードが記してあり朝から驚いてみたり。 -
北上川側の辺りまで戻ってきました。盛岡駅側がよく整備されていてちょっとしたデートスポットのようなところに腰かけて川のせせらぎと鳥の鳴き声に耳を傾けます。
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しかし私もそんな清純な人間ではありませんので(笑)、鳥の鳴き声でお腹の鳴る音を止められはしません。
というわけで岩手のソウルフード、福田パンの直売店で買ってまいりましたコッペパンを頬張ります。 -
あまりにもボリューミーだったんで2回に分けて食べました。
いやこちら舐めてました。私、コッペパンは学校給食で記憶が途切れてますけどこのコッペパンはショートニングの安っぽい香りとスカスカの思い出とは無縁です。
甘みと程よい塩味、もっちりと中身の詰まった1度食べたら忘れられないコッペパンです。特に名物のあんバターはジャンキーながらもう最高です!
岩手の人はこちらが手軽に食べられるとは羨ましい限り。 -
さて腹も満ちて今日もたくさーん電車に乗ります。
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さて上の写真を見てJRじゃないと思った方、正解です。
今日はIGRいわて銀河鉄道という地元自治体などが経営する鉄道に乗ります。こちら新幹線以外だと1番楽に鉄道で青森に行ける手段なのです。
しかしかの有名な18きっぷでは乗れず多くの18きっぱーが岩手から青森に行くのに苦心します。 -
しかし今日持っているのは「北海道東日本パス」なので乗れます!やはり東北旅するなら安いし18きっぷよりこっちの方がいいです。
車両は乗り入れ先の青い森鉄道(こちらも本来は18きっぷで乗れない)の可愛い車両です。 -
こちらベースは「走るプレハブ」と悪評高い701系ですが魔改造してあり柔らかいボックスシートが着いています。
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途中東北新幹線でも最も乗降数が少ないとされるいわて沼宮内(ぬまくない)駅を通ります。
某サイトの記事で「いわて沼宮内はいわてこわくないみたいで可愛い」と書いていたライターさんがいて私もこの駅の名前かわいいなあ、なんて思いながら眺めます。
まあ私が新幹線でも在来線でもこの駅で降りることは無いでしょうが… -
1時間ほど走りここは青森県…といいたいところですが、残念こちら岩手県二戸市 金田一温泉駅です。
途中下車する予定はなかったのですが、盛岡→八戸でストレートに移動するなら正直新幹線乗った方がいいわけです。フリーきっぷの醍醐味は途中下車ですのでいかにも温泉に入れそうなこちらに降りてみました。 -
美しい田園風景が広がります。鈍行で長距離を移動する旅はどうしても電車の都合上便利な大きな街で降り立つことが多いですけど、こういった風景を直に感じながら歩くのは良いリフレッシュになります。
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途中日帰りの営業時間でない旅館に立ち寄ったりしまして4kmくらい歩かされましたが、こちらの緑風荘で一風呂浴びました。
地元の方と少しお話したんですけど予定もそこまで決めず鈍行で旅してると言いましたらたいそう変な目で見られました(´ノ`*) -
さて良い湯に浸かった余韻もそこそこに、乗り遅れないように戻りまして今度はIGRの車両です。こちらはそこまで改造されてなくいつもの701系でしたね。
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てなわけで八戸到着!初の青森県です!
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ピンぼけしてますが八戸でなんと青い森鉄道のキャラクター「モーリー」のストラップを買ってしまいました。
この気の抜けたキャラクターデザインがどストライクでして…反射材が付いてるのでこの後暗い道を歩く時も安心(?)です。 -
八戸の軽い観光をするのにもうってつけということで八戸線に乗ります。といっても終点の久慈まではもちろん乗らず八戸港にほど近い「鮫駅」まで乗ります。
はい、そうです。本音は鮫駅ってなんやねん!っていう興味だけで乗ってます(笑) -
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途中八戸市街を抜けこんなかっこいい駅名の駅もとおりすぎます。駅が白銀でしたら途中下車してたでしょう(^ω^)
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ほんとにサメなんて駅あるのかよ?って思ってましたけどありました。
鮫です。 -
周囲はThe 漁港ですね。
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そしてサメ駅らしくサメくんがちゃんと居ますよ!
ただ私は前日梅水晶としてサメくんの軟骨を食べたもんで複雑な気持ちですが。 -
また折り返しの列車で八戸に戻ります。このE131のライトブルーが漁港に映えていい眺めです。
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福田パンのコッペパンはボリューミーでしたけどさすがに2時をすぎてお腹ペッコペコです。
というわけでメッツだかメトロポリタンだか忘れましたがJR系列のホテルに入ってるレストランに入ります。まあ外さないだろうという感じです。 -
せんべい汁とイカめし定食1100円なり。せんべい汁がしおからく粉物好きな私の舌に合いましておいしゅうございました。
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まだ時間があるので隣接の観光センターに足を運びます。ねぶたもいつか見てみたいものです。
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土産屋になんとおちょこ一杯の酒が100円で飲めるというすんばらしいサービスが!
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確か一番右のふたつ飲んだ気がします。飲み比べていると味が混じってきてもう何がなんだがわからんわけですが美味しいのでOKでしょう。
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これは帰りの電車で申し訳ないですがここからは下北半島を走る大湊線に乗ります。
お供は私が勝手に抹茶ミルクと呼んでいるキハ100系です。 -
さっきの土産屋で有料とはいえ酒の試飲だけするのもよくないけど今酒買ったらこの後の旅程に響きまくり!ということでりんごジュース買いました。
いつ飲んでもりんごのストレートジュースはうまいですね。 -
大湊線は海が見えたり
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風車の光景が美しいのですが、人の多かった往路では上手く撮れず…
復路での絶景は後ほど! -
1時間半ほど走り終着の駅の手前、下北駅に着きました。こちら本州最北端の駅として名高いです。
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下北で降りて本州最北端の駅!というモニュメント見てもよかったんですが、どうせなら滅多に来れない大湊線なので乗り通してみました。
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先程下北駅が最北端だよ~と言いましたが実はこちらの駅、微妙に位置がズレていて最北端を名乗れない悲しみを背負ってます。なのでてっぺんの駅という何とも言えない表現を使ってるのです(笑)
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ここから大間崎などにも向かえるのでロータリーは立派です。
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駅舎もなかなかです。
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駅内には下北半島の特徴を描いたパネルなどあります。
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いってきまーす。
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ということでまたお世話になります。
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快速運転であり観光客を多く詰め込んだ行きの列車に対してこちらはまばらな人でした。
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青森の横浜です。
さて、ここから絶景ゾーンが始まります。下北半島の風景を夕焼けと共にお楽しみください。 -
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1番にお気に入りの写真です。風車と夕焼け、言葉を失いました。アクセスはいいとは言いがたいですが是非一度天気のいい日に足を運ぶことをおすすめします。
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楽しかった時間もあっという間に終わり終点野辺地です。こちらで青い森鉄道に乗り換えて青森まで向かいます。
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新型車みたいですね。
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といっても中身は最近の硬い椅子のJR東の車両なもんで701系が恋しくなりますがね。
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またJRに乗り換えまして
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本日の宿泊地新青森につきましたとさ。
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駅舎はこんな感じ。19時を過ぎていたので閑散としています。
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そしてバイパスを歩いていきます。新青森何もねえみたいな事が言われてますけど駅から300mくらいで地方によくあるなんでも揃うロードサイド店があるので歩くのを厭わなければ案外不便しません。
ただ特に夜に歩いているアホなんてあんまりいないので寂しいですが。 -
丸亀なんかで無難にご飯を済ませても良かったんですけど、どうせならローカル店に入ろうとこちらのギンギラギンのお店へ。
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焼肉屋さんです。メニューのいかにもワードで作りました感が味があって好きです。
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センサーのせいでピンクぽくなってますがこの昭和のファミレス感がたまりませんねぇ。
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頼んだのが税込980円ポッキリで200gの肉が食えるカルビ定食。値段の割に肉は普通に食えますがご飯が言葉が悪いですが食べれたもんじゃなかったので図らずしも糖質抜きダイエットの人みたいにご飯以外を美味しく頂きました。
しかし不満かといえばそうではなく昭和レトロのたまらない雰囲気の中で腹いっぱいになった時点で元はとったもんです。 -
腹も充ちて本日のお宿に移動します。こちら快活CLUBです。
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鍵付きのフラットルームにしました。
基本私はビジホに泊まるのですがこの日だけネカフェに止まった理由はこちら。
①短時間滞在なのに新青森の宿が高かった
②青函連絡船に乗るのに1番近い泊まれる施設がこちらだった
③宿を出るのが午前3時なので24hフロントがやってるとこでないといけない
の3つです。とはいえあまり寝れないし普通に19時チェックイン→9時チェックアウトなどだと安ビジホの方が安いので普段は選びません。 -
というわけで午前3時から青森港まで移動します。ぶれてますけど時々ある街灯、通るトラックのみ以外は私しかいません。
なんだか寂しい上に万が一不審者が出てきたら逃げられないので民家のあるところ以外は歌を歌いながら向かいました(笑) -
さて快活CLUBから早足で約25分、青函フェリーのターミナルに来ました。
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パッカーンと空いた入口から入りますよ。
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テレビのあるラウンジに
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隣にはカップ麺も扱う自販機があります。
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さて殆ど寝れてないのですが心配ご無用、こちら一般席は長枕のついた雑魚寝スタイルです。閑散期でして5人でこちらの部屋×2を使いました。
ロッカーがなく怖いので一応貴重品の入ったポシェットを腰に敷いてウトウト。 -
また数時間後に戻るんですが一応青森を惜しんでかつ胃腸に優しい朝ごはんとしてファミマで買ったリンゴを食べます。
まあコンビニのなんでふつーです。 -
津軽海峡を通る間の美しい朝焼けです。こちらは青函トンネルを通る新幹線では味わえない風景でございます。
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うたた寝とネットサーフィンを繰り返していたらあっという間に函館に着きました。
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青森県出身のモーリーも北海道上陸できっと喜んでることでしょう。
それにしても海から渡る北海道は謎の達成感があってのよいです。 -
青森と同じく函館も市街まで離れています。ただ朝の3時ではなく9時という常識的な時間なのでバスがちゃんと出ています。
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函館駅に到着です。
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イカも歓迎してくれました( ´꒳` )
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あんまり観光地じみたところで飯食うのも…と思いますが初めての函館、滞在時間は3時間しかないので王道を貫きます。
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本当はほっきとかイカが入ってるのがらしいかもしれませんが、疲れた私にはこの痛風まっしぐら丼(笑)が宝石にしか見えませんでした。
本能のままかき込んでごちそうさん。 -
ここまで一連の流れと荷物を預け帰りのチケットを買ったら滞在時間は2時間程度になりました。
まずはこれに乗らないと始まらない市電に乗りまして -
着いたのは十字街です。洋風館めぐりをしてみます。
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標識にロシア語があるのがなんとも北海道らしいですね。
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洋風建築めぐりと言いながら急な坂を昇った入口ではお寺さんに迎えられました。
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まず最初に来たのは建物自体が十字架をかたどったセントヨハネ教会です。後で出てくる他の協会に比べるとモダンな感じですね。
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次に来たのはロシア正教会の教会です。
私がほかに知っている日本のオーソドックスの寺院は御茶ノ水のニコライ堂くらいなもんでなかなかレアな気がします。 -
説明があって。
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オーソドックスなんで十字架も少し違ったりします。
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こちらカトリック元町教会です。
教会内は撮影禁止ですけどイエス様が磔にされるまでの立体絵(? )がなかなか見応えありました。 -
かなり有名な建物の旧函館区公会堂。昨今は加工で二割増しな建造物が多い中写真で見るより現物のきらびやかさに圧倒されます。
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函館は坂と港の街というわけで坂上から眺める函館の町はサイコーです。
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こちらは元町公園から。こちらもなかなか素晴らしいです。ここでピクニックなんてしたら楽しそうです。
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膝がぴくぴくしながら横浜のようなレンガ造りの建物群まで戻ってきました。
横浜のようにオシャレなテナントが立ち並んでます。 -
ここでオシャレな飲み物でも…なんてならないのが私でして。北海道名物のガラナをまた函館名物のラッキーピエロで買うというコッテコテを実践してみました。
ほんとはハンバーガー食べたかったですけど痛風まっしぐら丼の後に食べる余裕は無いです(笑) -
さて短くも満喫した函館滞在も終わりが見えてきました。
こちらの函館ライナーに乗りまして -
新函館北斗に到着!苦行ですけど消える前にいつか北海道内の列車にも色々乗ってみたいですねぇ。新千歳から小樽までしか乗ったことないので。
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え?なんで同じ画像乗っけてんの?と思われるかもしれませんがこちら北海道新幹線のホームです。
さらになんでフリーきっぷだから新函館北斗から新幹線乗れないでしょ!なんて声があるかもしれませんが、実は使用した「北海道・東日本パス」は4000円課金すると新函館北斗と新青森間で空席に乗れるという制度があります。 -
11130円で7日間ずっと普通列車ほとんど乗れるきっぷに1時間分の特急券だけで4000円で課金するのが高いか安いかは賛否両論あるでしょうが、東京からだと片道23000円越えなのでお手軽北海道新幹線体験としてはありがたいものです。
まあさすがに往復8000円は払えないので往路は1500円のフェリーでのんびりきたわけですが… -
さあ入線してきました。旅行で乗る新幹線はワクワクしますね。これはあとから気がついたんですけど実はこの新幹線H5系です。初めて乗る北海道新幹線がレアなJR北海道所有のH5系とは恵まれています。
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遠く離れた北海道の地で電車で「東京」の文字を見るのはなかなか興奮します。これ乗って帰りたいですけどね(笑)
私の持ってる特急券だと指定席埋まってると立席なんですが、当然の事ながら新函館北斗の時点では埋まる訳もなく -
1時間お世話になる快適なシートです。毎度の事ながら北海道および東北新幹線は普通車でも快適なシートでありがたいもんです。
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列車が出発するとまもなく雄大な北海道の景色が広がります。
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そして駅名標見えないですけど北海道最後の駅、木古内駅を抜けると…そこは青函トンネル!と言いたいのですが、生憎明るい車内でトンネルの写真撮ると自分のマヌケな顔しか映らないのでぜひ乗って25分の青函トンネル旅をお楽しみくださいまし。
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青森県最初の駅は奥津軽いまべつ駅です。この駅は北海道&東北新幹線内で1番乗降数が少ないのだとか。
加えてかの有名な18きっぷでも北海道新幹線には乗れるのですがJRさんケチなので「奥津軽いまべつと木古内の間」しか乗れないんですよね。
しかし奥津軽いまべつにアクセスする方法、待ち時間、暇つぶしの施設全てにおいて奥津軽いまべつは18きっぱーの難関です。
まあ新幹線よりやっぱりフェリーのほうがいいですよ旅情もあるし貧乏旅なら(オイ) -
御託を喋りすぎましたが1時間あっという間で10時間ぶりに新青森に戻ってきました。
なかなか乗るのにハードルの高い現行の北海道新幹線区間に乗れて大満足です!函館も横浜が大好きな私としてはシンパシー感じて街歩きの楽しい街でした。
ここからも旅は続きますのでよかったら続きもご覧くださいまし。
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