イエメンの旅(2)---紅海沿岸の都市 ホティダ・ザビード・モカ

2008/05/20 - 2008/05/22

２００８年に訪れたイエメンの旅行記です。

2021年3月　スエズ運河で日本の会社が所有する大型コンテナ船が座礁して、スエズ運河を塞ぎ、イエメン西南の紅海を往来する多くの商船が立ち往生する事態になりました。また、スエズ運河を通過する船は、イエメン南側のアデン湾を通りますが、その地域は、2008年当時、海賊が出没する危険地帯でもありました。
現在、イエメンは、ISが入っての紛争状態が続いています。いろいろと問題のある地域です。

当面この国を訪れることは困難ですが、13年前に出会ったイエメンの人々や子供達に思いを馳せながら、蔵出し画像で旅行記を綴ってみました。

表紙の写真は、かってコーヒーの積出港で栄えていた港町モカの街並み。

エリア ホデイダ(イエメン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ハジャラから山岳要塞都市を眺めながら山を下り、紅海沿岸の港町ホディダに向かいます。

途中のレストランでジャンビアダンスを見たり。。。

民族音楽を聴いたりします。

沿道のマンゴーなどのフルーツ店を覗きます。店番のお兄さんは、素足なんですよねぇ。。。

紅海沿岸の港町ホディダに到着。
整った街並みのストリートです。

こちらも。

紅海沿岸の港に来ました。

紅海沿岸から戻った小型漁船が多数停泊しています。

フィッシュマーケットに来ました。

今朝捕れた魚たちが並んでいます。

こちらはサメみたい。

フィッシュマーケット周囲を散策します。
一輪車が活躍しています。

手作りの籠を売る少年。。

壺の中身は何なんでしょうか。

脇道に入ります。
異国情緒一杯・・・・こんな街並みが続く通りをまた歩いてみたい～よぅ。。

こちらも。人気のいないストリート。。

こちらも。広場にサッカーボールが転がっています。

今は紛争が続くイエメンですが、広場で出会った子供たち・・・元気に成長しているといいですが。。。

ラクダを使って油を絞っている小屋を覗きます。

紅海沿岸から少し内陸に入ったイエメン最古の都市ザビードに来ました。
広場に面して宮殿のような白亜の建物が建っています。

ザビードは１３～１５世紀にかけてイエメン王国の首都でした。　モスクのミナレットが散見されます。

白亜のドームやミナレットのあるモスクが見られます。
ここザビードは、1993年世界遺産に登録されていますが、建物の荒廃が進んでおり、また、保存体制が貧弱であるとして、2000年に危機遺産となっています。

こちらは白壁の家々が並ぶ通り。

脇道に入ります。
この街に住む人たちの生活がちょっぴり垣間見られます。

こちらも。

イケメン男衆は水たばこで談笑中・・・

住人の足はオートバイ。通りを挟んで建っている住居は、ほとんど平屋建です。

こちらも。

扉の装飾がお洒落。。。

炎天下の街歩きです。

ザビードの街を囲んでいた城壁やゲートが一部残っています。

城壁の上から街中を眺めています。

山羊さんもいるわ。。。

レンガを積み上げた壁。

2階建ての建物があります。裕福なお宅なのかなぁ。

白のミナレットと白壁に囲まれたモスク。
手前右側のドーム状の建造物は井戸です。

こちらもモスク。

教育・宗教の中心であった立派なモスク。
かって、モスクに付属してあった神学校は、アラブ世界初の大学だったとか。

こちらも。

こちらも。

壁の上部に装飾されている幾何学模様に注目。

モスクの中を覗きます。
埃っぽい外の風景とは異なる宗教の世界があります。

ザビードの城壁。

日陰のある商店街。壁に掲げられた絵画がいいねぇ～。

商店街を抜けて行きます。
バナナやマンゴーなど豊富に売られています。

こちらはオレンジ、隣はカボチャかスイカ。
どのお店も値札表示がありませんが。。。地元の人にとっては問題ないのかも知れません。

紅海沿岸を南下して、かって、コーヒーの積出港として繁栄していた港町モカに来ました。

コーヒー・ビジネスで財をなした商人の館です。
今は廃墟同然ですが、窓の上、コーヒー豆を表しているという３つの穴が面影を残しています。。。。

商館が並ぶ廃墟ストリート。。。

こちらも。

こちらも。

こちらはかろうじて街並みが残るストリート。

コーヒーの積出で栄えた港町も、今は野良犬が歩く廃墟同然の街になっています。
それでも、モカ・コーヒーとして、この街の名前が残っているのは救いです。

モカの郊外の風景。
白亜のモスクとさまようワンちゃんたち・・・寂しいねぇ～。。。。

テーブル・マウンテンを眺めながら内陸の街タイズに向かっています。

2008年に訪れた街々ですが、ツアー会社の添乗員Yさんが作ってくれた旅の記録を読み返しながら旅行記を綴っています。コロナ禍で海外旅行ができないこの頃ですが、イエメンは再訪したい国の一つです。

2021年4月記