今年見付けた三枚畑の枝垂れ桜が4、5分咲きです

2021/03/29 - 2021/03/29

　開花が遅かった上倉田第三公園に植えられた3、4本のソメイヨシノも昨日の雨で花が散り始め、排水溝の周りに流されて積もっている。また、入口にはスズメに食いちぎられた5枚の花弁がくっ付いたままの花がたくさん落ちている。今年見付けた三枚畑の枝垂れ桜は開花が進んでいるだろうと思っていたが、それほどでもない。家の前の道路でゴミを箒で掃いているご婦人が居るので、「ここの枝垂れ桜のある家の方ですか？」と尋ねてみると、「家のものです。」と返ってくる。
　この八重紅枝垂れ桜は6年前に移植したもので、宮城県の植木職人が植え替えた。その当時、気に入った樹齢40年程度の枝垂れ桜を選んだのだという。それならば、空に向かって真っすぐに伸びた姿も納得できる。「主人は馬鹿が付くほどの桜好きで、宮城県の出身で、東北大学のキャンパスや塩竈神社には枝垂れ桜が植えられていて、小さな頃からそんな環境で枝垂れ桜を見ているので、道楽で植えた」という。枝垂れ桜の文化がある地域で育ったので、横浜では考えられないような立派な八重紅枝垂れ桜になっているのだ。
　話をした後で、八重紅枝垂れ桜を見させて頂いた。4、5分咲きといったところで、上の方がもう少し開花すれば満開になる。この八重紅枝垂れ桜が満開になるのを待っている人もいて、「満開になったら電話して」と言われているのだという。奈良に住む画家で、この桜を描くのだという。
　桜は庭のほぼ真ん中に1本だけ植えられているが、この場所はこの小田急団地に引っ越して来た当初は駐車場だったところで、持ち主が手放すということで購入したのだという。町内会が配布する店の広告ばかりの町内地図には未だ「P」と記載されていて、桜を移植する前のままになっている。道路から少し入った場所なので道路沿いの電線にも邪魔されない。
　今後もこれまで以上の陽気が続く予報だ。満開となるのは今日か明日か、あるいは明後日か？満開となる時期にもう一度訪れることを約束して引き上げた。
（表紙写真は三枚畑の枝垂れ桜）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

三枚畑の枝垂れ桜。

三枚畑の枝垂れ桜。

三枚畑の枝垂れ桜。

三枚畑の枝垂れ桜。

三枚畑の枝垂れ桜。

三枚畑の枝垂れ桜。ピンボケだ。

三枚畑の枝垂れ桜。ピンボケしているが八重だ。