真夏のシチリア島西海岸6日間【6】ニューシネマパラダイスで見たチェファルーヘ。

2016/08/11 - 2016/08/16

旅4日目

午後はチェファルーヘ。

チェファルーでは本日3カ所目の世界遺産を訪れました。
「パレルモとアラブ・ノルマン様式建築群とチェファルー、モンレアーレの大聖堂」が、世界遺産に登録されています。

チェファルーは映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地になった場所でもあります。

バカンス客であふれる海岸は、映画のような情緒は感じられませんでしたが、夏の真っ青な地中海と、石畳の街並みに洗濯物がはためいていた風景が、とてもよかったです。

チェファルーは『イタリアで最も美しい村』のひとつにも選ばれています。

【旅程】

1日目：アリタリア航空で成田→ローマ→パレルモ。陸路でトラーパニへ。トラーパニ（泊）
2日目：午前：エリチェ＆トラーパニ散策。午後：ファビニャーナ島へ。ファビニャーナ島（泊）
3日目：午前：ファビニャーナ島。午後：トラーパニ散策後パレルモへ。パレルモ(泊)
★4日目：午前：モンレアーレ＆パラティーナ礼拝堂。午後：チェファルー。パレルモ（泊）
5日目：パレルモ散策後、アリタリア航空でパレルモ→ローマから
6日目：成田着。

エリア チェファル(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

午後は列車で約1時間、チェファルーヘ！

『チェファルー』は映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地で有名な街。

私も映画を見てその存在を知り、いつか行ってみたい！と思ってました。
今日は「いつか」が現実になり、とても嬉しい^^

パレルモ中央駅 駅

ホームにあった「スリに注意」の看板。

とってもイタリアらしい^^;

出発の10分前に乗り込んだら、既にどの車両も人で一杯でした。
日本の通勤列車並み。

ドア付近も人がいっぱいで、さらに人が乗って来て押されてぎゅうぎゅうで出発。
しかもエアコンがなくて暑い！

シチリアの夏は暑い、そうだこの日は特に暑かった。蒸し風呂状態でした。

途中で人が降りて、やっと通路に立つことができました。

車窓はパレルモ周辺の海。
パラソルの砂浜が何か所も見えて。綺麗な海で泳げる場所たくさんあっていいな～。

車窓：シチリアの海は本当に綺麗。

この時、4人掛けの席に座ってたおばあちゃんが、何やら「＊＃＄％」とひとり大きな声と身振り手振りですごく怒ってた。
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私はイタリア語はわからないけど、怒っているのだけは理解できて、ちょっと「怖いな～」と思ってました。こういう時日本なら、なるべく関わらないでいよう、と言う空気が流れるけど、、、
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ここは南イタリア。
同じの席の人たちが次々に「＃＄％＆」とおばあちゃんに話しかけ、5分もたたないうちにすっかり仲良くなって楽しそうにおしゃべりしてた。知らない者どおしとは思えないぐらいの勢いで。
↓↓
2019年の寝台のギャルとおばあちゃんと言い、イタリア人のコミュ力の高さを感じた一場面でした。

ちょっと遅れて到着。
アナウンスがない電車で、ちょくちょく駅に止まり、どこがチェファルーかわかりにくかった。

ほとんどの人が降りたのがチェファルーでした。

チェファル駅 駅

実は、1つ前の駅で降りてしまい、「ココじゃない！」と気が付いて慌てて再び乗りました。

その駅が「ラスカリ駅」で、映画の中でトトとアルフレードがお別れした駅だったのです！「２度と戻って来るな」と言うセリフであの涙してしまうシーンです。
帰国して知ったので、その場では感動を味わえずでしたが。

自分が映画の中のあの駅に降り立ったかと思うと嬉しいかぎり(≧▽≦)

まず、旧市街に行って美味しいランチを食べる予定！

電車から降りた人々が同じ方向に歩き出したので、それについて行きました。きっとみんな旧市街に行くだろうな～と思って。

しかし！
たどり着いたのは、ビーチでした。

イタリア人はチェファルーに泳ぎに行く、と言うよりか焼に行くんですね。

チェファルー海岸 海岸・海

恐ろしく『密』です。

チェファルーで海を見ながら、『ニューシネマパラダイス』のエンリオ・モリコーネの音楽と映画に思いを馳せよう！！と思ってたけど。。

全然映画の雰囲気はありませんでした＞＜

ブルーの陶器が可愛かったなぁ。

ここに来るまで、ものすごく暑くてヘロヘロになりながらこの写真を写したのを思い出しました。

旧市街からはだいぶ逸れてしまったので、来た道を戻ってから進まないといけません。
しかも上り坂＞＜

旧市街に到着！
お腹ぺこぺこです。

ランチは行きたいお店があったので、地図を見ながら探しました。

しかし！こういう路地にあるお店だったけど、閉まってたと言う。

シエスタ（お昼休み）だったかな？？潰れてなくなってたかな？？
楽しみにしてたのに残念。

ちょっと逸れると洗濯物を干してる民家の通り。

細い路地がたくさんあり、怖い感じはなく安心して歩けます。

街並みはとてもいい感じなのですが、
日陰を歩かないと、殺人級の強い陽射しです((((；ﾟДﾟ)))))))

電車から降りた人が、真っ先にビーチに行ったのがよくわかる。
昼は街歩きには、暑すぎるのです。

日陰を探せ～！
夫の体調も万全ではなく心配でした。

日陰で休む人々。

結局、カフェやお土産屋が立ち並ぶ通りでお店を探すことに。

ランチは『Al Porticciolo』

もうランチ終了時間で、何軒か断られたけどココは入れてくれました。
ヨカッタ～^^

海が見えた～！

お店の中は薄暗く縦に長いつくりで、イタリア人ツアーの団体さんがいました。
一番奥までずんずん歩くと外に出られるようになっていて、目の前に海！

まさか海に通じてるとは思わなかったので嬉しかったな～。

地中海を見ながらランチ。
とても幸せなひと時。

ココから見る海が真っ青で、本当に綺麗でした。

向こうまでずっーと地中海！
地図で見たらティレニア海です。

お隣のお店もこんなふうに海が見えます。
頼りなげな構造です^^;

「ボンゴレ」たのみました。

１皿が日本のふたり分。
量が多いと麺が伸びてそうなイメージですが、しっかりアルデンテ。

アサリとオリーブオイルが美味しかった^^

「海の幸のスパゲッティ」

魚介の味がぎゅっと詰まってて美味しかったなぁ(≧▽≦)

帰国して他の方の旅行記読んでたら、このお店でコレを食べてる方がいて、「美味しかった」と書いていて何か嬉しかった^^

お店を覗きながら街歩き。

「イタリアで最も美しい村」だけあって、石畳の街並みが美しい。

チェファルーはプーリアのようにシエスタで全部お店が閉まることはなかったです。

写真：シチリアのピアスは大きいのが多い気がする。

マグネットいろいろ。

シチリアの陶器がたくさんあったお店。

写真のいちごのお皿か、

ブドウのお皿か、黄緑のお皿か迷って、黄緑のお皿を購入しました。

今もテーブルの上に置いて毎日目にしてます^^

海の生き物たち。
シラクーサにもあったな。

エリチェにもあった赤い陶器だけのお店。

チェファルーの大聖堂（カテドラル）
世界遺産です。

午前中行ったモンレアーレの大聖堂と同時期1131～1145年築。

チェファルー大聖堂 寺院・教会

中へ。

ルッジェーロ2世が嵐の海で助かったことに感謝して神にささげられた大聖堂とのこと。

大聖堂の中は涼しかった。

正面に黄金のモザイク。
同じ時期に同じ王様に建てられただけあって、モンレアーレ大聖堂と似てます。

「全能のキリスト」

私が持っている写真集「世界のモザイク」にも掲載。
実物が今、目の前にある(≧▽≦)

木の天井。

午前中見た２か所ほど、豪華な感じはなし。

今日見た中では『パラティーナ礼拝堂』の眩いばかりのキランキランな世界が一番見ごたえありました。

ステンドグラスが、他の教会とは違うデザイン。

この旅で覚えた「コズマーティ様式」のモザイク。ビザンチンとイスラムの融合した様式。

旅から5年経った今もコレが好きです^^

中庭の回廊（キオストロ）も見学。

この柱はイスラムっぽいと思ったけど、ロマネスク様式らしい。

空想の生き物のような彫刻。

今日一日で、シチリアでしか見られない「アラブ・ノルマン様式」の建築をたくさん見ることができて満足です！

大聖堂を出て、ドゥオーモ広場で休憩。
このお店のデザートを外で食べてる人がたくさんいたので、食べてみました。

ヨーグルトのアイスだったかな。
美味しかった^^

あちこちで見た植木鉢。
よく見たら、デザインが色々ありました。

こちらはオレンジ。

チェファルーってこういうイメージなのかな。

後ろに描かれてるのは大きな岩山。
実物もすごい存在感！

コチラです！今までも何枚か写真に写ってます。
昔は海賊からの攻撃に備えて岩の上に街があったそう。

今は頂上から見た景色がよく写真で紹介されてます。
素晴らしい眺めですが、あまりの暑さに断念。

民家の通り。
洗濯物を干してるベランダの下を通るのが楽しい(^^)

ベランダの下側が特徴的。

お土産屋の通り。
夕方になって人が増え始めました。

どこかエアコンがきいたお店ないかなー、と探してたのですが見つけられず。
この暑さでエアコンがないと、中は空気が熱を持っていて外よりムッとしています。

みんな楽しそうだったな～。
ヨーロッパのリゾート地独特の明るくて幸せな雰囲気で溢れてました。

長年、大勢の人に踏まれてツルツル光っている石畳がとてもいい感じ。

冷たい水が流れてる場所がありました。

『中世の洗濯場』
チェファルーは神殿跡があるほど、古い街なのです。

ワンコも水を求めていた。

こっち向いた～^^

シチリアの伝統菓子『カンノーリ』のお店。

明日は帰国だし食べて帰ろう！と言うことに。

コチラです。
中にリコッタチーズのクリームが入った甘ーいお菓子。

海岸まで歩いてきました。
夕方でも海で遊ぶ人多し！

チェファルー海岸 海岸・海

あっちの端まで行ってみよう！

歩いてきました。

この力強い青い空と海が、シチリアらしくて、たまらなく好きです(≧▽≦)
生命力感じます！

向こう側を眺める…
映画の風景、こんな感じだったような。

山と海と旧市街、チェファルー美しい(*‘∀‘)

それにしてもスゴイ人…
海岸線の端から端まで密集する人々がわかるでしょうか？

いつになったら、こんな光景をふたたび見られるのでしょう。

旧市街の中心に戻って来ました。

夕方になると幾分か涼しくなりました。

でも体はエアコンでキーンと冷えたトコロを求めていたので「エアコン」「エアコン」とお店探してました。なんて軟弱なんだ(/_;)

でもないんです！！

外観が新しそうでも、エアコンはない。

やっと見つけたコチラのお店。

貴重なエアコン完備！！
ここでしばらく休憩。

絞りたてオレンジジュース飲みました！

この一杯がとんでもなく美味しく感じたことを今も鮮明に覚えてます。

その後、18:38発の電車でパレルモに戻りました。

帰りの電車はエアコン付きで涼しかったです^^