京都御苑の糸桜が得も言われず見事でした

2021/03/17 - 2021/03/19

京都御所の近く西陣に住まう友人の情報で御苑に出かけてきました。
明治維新で首都が東京になり御所の周りに屋敷を構えていた貴族たちが邸を後に移転しまいすっかり往時の華やぎがなくなったことを憂えた明治天皇が公園として整備されたのが京都御苑。丁度近衛邸後の糸桜が見頃でした。
同志社女子大の卒業式とて振袖姿の娘さんとご家族が式の後連れ立って観桜に来られていました。プロのカメラマンも何人か見かけました。
まだまだ遅咲きの梅も名残りの花を咲かせ、白蓮や紫色の木蓮がびっしりと花開いていたのがとても華やかで良かったです。
新しくできたというお茶寮で抹茶をたてて味わう体験もしてみました。京都駅から真直ぐ北の方に延びている地下鉄烏丸線の今出川通りで降りると御苑の北門から入れます、苑の中を巡った後は南西の蛤御門の弾の痕も見て、一駅南の丸太町烏丸駅から京都駅に戻りました。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昼前に家を出たので京都につくなり,さてランチを食べなきゃ！　と
ＪＲ京都のThe Cube エレベーターで食堂階まで上がります。
どの階もよく混んでいましたね。

京都駅 伊勢丹モールの食堂「ことこと」で やっと席を見つけてホッとしました。

京都ことこと グルメ・レストラン

和食ランチを頂きました。
野菜プレートはお代わり自由、（1プレート丸ごと交換）

天ぷらが軽く揚がった手頃な和食膳です

食事を終え 店の表で並んで待っている人達を見てお店に入ったタイミングは
危うくセーフだったんだと思いました。

駅の地下鉄烏丸線に乗って今出川に向かいます。

烏丸今出川駅で降りると直ぐに同志社のキャンパスが見えます。

同志社大学 今出川校地 名所・史跡

同志社大の建物を背に冷泉家邸

冷泉家の門口の桜が満開です。

冷泉家住宅 名所・史跡

北の「今出川御門」から入りました。移動しながら撮ったので随分傾いて見えます。

京都御苑 公園・植物園

出会い頭 いきなりの桜でしたね。開花時期はまだかもと思っていたので嬉しさひとしおです。枝垂桜はソメイヨシノより早く咲くのですものね。

明治維新後首都が東京になって朝廷に仕えた公家達も移住してしまった跡地を明治天皇が公園として整備されたと聞きます。小鳥たちの天国は維持されたのですね。

旧近衛邸跡地の糸桜が枝を広げ見事に花開いていました。

京都御苑 公園・植物園

優雅な心地に浸りました。

カメラスポットを交代しながら いつまでも立ち去り難く佇む人々

京都御苑 公園・植物園

幹の黒さが年代を感じさせます。

別の空間では豊かな緑一色の世界が広がっています

まるで舞を舞っているような風情です。

京都御苑は東西約７００ｍ、南北１３００ｍのほぼ長方形をしておりそのうち御所や、大宮、仙洞御所などを除いた約６５ha が「国民公園」として開放されています。

江戸時代には140以上もの宮家や公家の屋敷が立ち並んでいたと言いますからさぞや壮観だったのでしょう。

御苑が現在のように整備されたのは明治以降になってから。

豊かな自然と歴史に包まれた京都御苑は御所の由緒ある景観を保持するとともに
訪れる人々にとって自然に触れ、憩いの場として スポーツ施設として 多様な機能を
備えていることが実感できました。

滝の裏側に入ったかのよう。幸せに包まれる感動。

同志社大学の卒業式を終えた和服姿の娘さんと親御さんを何組も見かけました。
お祝に花を添える糸桜。

白っぽい糸桜の大樹

こちらはピンクが古木の幹に映えて、

花弁がびっしりと蜜についている様は形容しがたいです。

うつむき加減の花びら 重いのかな？

これは桜じゃないでしょう？

アップしてみます。木蓮？
木蓮(モクレン・マグノリア)は中国原産の落葉小高木です。花は、花の内側と外側の色が異なっています。内側は白い色をしていますが、外側はピンクから紫色です。花が咲き始めると葉が出てきます。木蓮(モクレン・マグノリア)は中高木なので、樹丈が5m前後位まで生長し、横にも枝を広げます。 また、木蓮(モクレン・マグノリア)は、特別に剪定をしなくても樹形が乱れにくい樹木です。生長が早いので、植付けをしてから数年でも4～5m位まで樹丈が伸びます。開花時期に葉が出てくるので、花と葉を同時に鑑賞することができます。また、寒さや暑さに強いので、育てやすい樹木です。



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モクレン、梅、桃。桜が一時にみられるとは思ってもいませんでした。
柴モクレンは白花を咲かせる「ハクモクレン」とは似ているようで別種です。違いは花色だけではありません。ハクモクレンは樹高が10m以上にもなる高木です。

今日来れて良かったね！

烏丸通に面した西側の最初の御門は高麗門で
「乾御門」です。
幕末の「禁門の変」では薩摩藩が守備していました。

京都御苑 公園・植物園

今日は御所に入らずひたすら烏丸通りに沿って 苑内西通路を南下します
(御所の塀沿いに皇后門~清所門~宣秋門へ移動)

京都御所 名所・史跡

桧垣茶寮で小休止しようと思います。

桧垣茶寮が一般財団法人国民公園協会　
中立売休憩所として最近新しくなりました。
駐車場も近くです。

京都御苑 檜垣茶寮 グルメ・レストラン

広く明るい屋内 トイレ おむつべっど バリアフリー 車椅子 完備

愉しみにしていた京好み御膳は団体さんがあったのか 売り切れでした。
ホテルの朝食がリッチだったのでさして空腹でもなく
代わりに抹茶体験をしてみました。小粒の和菓子が美味しくてびっくり。
綺麗に泡立てられるでしょうか？　　一人前\1000　

茶筅でカシャカシャと泡立ててみましたが昔のようにはうまくできなくて。。。。

人気の京御膳を頂くためには、今度来るときには朝食抜きで早めに来なくちゃ。

桃園に移動します。

木蓮(モクレン・マグノリア)は中高木なので、樹丈が5m前後位まで生長し、横にも枝を広げます。 また、木蓮(モクレン・マグノリア)は、特別に剪定をしなくても樹形が乱れにくい樹木です。生長が早いので、植付けをしてから数年でも4～5m位まで樹丈が伸びます

柴モクレンがきれいに咲いています。
木蓮(モクレン・マグノリア)は中国原産の落葉小高木です。花は、花の内側と外側の色が異なっています。内側は白い色をしていますが、外側はピンクから紫色です。花が咲き始めると葉が出てきます。

開花時期に葉が出てくるので、花と葉を同時に鑑賞することができます。また、寒さや暑さに強いので、育てやすい樹木です
白花を咲かせる「ハクモクレン」とは似ているようで別種です。違いは花色だけではありません。ハクモクレンは樹高が10m以上にもなる高木です。

陽光が気持ちいい

烏丸通から御苑内へのParking 案内

中立売御門

京都御苑 公園・植物園

御所の「宜秋門」
京都三大祭りの一つ・「5月15日の葵祭」の行列はこの門より進発します。

御所の塀は延々と続いています

御所 問合せは宮内庁京都事務所 tel [phone]

京都御所 名所・史跡

清水谷家の椋の木
「清水谷の家の椋」は、京都御所の南西にある樹齢300年の大木。
苑内でも数少ないムクの大木です。
かつて清水谷という公家の屋敷があった場所と言われていますが
御所の塀を背にしその姿は圧巻で ふと根尾の桜を思い出しました。
左手にちらと見えるのは御所の南西角の塀。

京都御苑 公園・植物園

蛤御門をちょっと出てみますと皇宮警察本部があって護衛官が立っていました。
蛤御門（はまぐりごもん）は、現在の京都御苑の外郭九門の一つ。本来の正式名称は「新在家御門（しんざいけごもん）」。門の形状は高麗門型の筋鉄門。

京都御苑 公園・植物園

元治元年（1864年）「禁門の変」
ここで明治維新にまつわる長州藩との激しい戦があったのですよね。
坂本龍馬のドラマで映像化されていましたっけ。

撃ち込まれた弾の跡が生々しく残っています

再び苑内に戻って桃園、梅林を見て歩きました。

一つの枝に白花と赤花が咲くといううのもありました。

楚々とした白花

花桃かな？

家族連れが集まってきました

愛らしい紅梅

それにしても広い苑です
若い親子連れがピクニックしています。。

ピンクが鮮やか、勢いも良い。

晩冬に咲く椿まで見られたなんてうれしい！

京都御苑 公園・植物園

白雲神社の幟が呼んでいるぅ~

鳥居をくぐりましょ。

「白雲神社は旧西園寺家の鎮守社です。
音楽の神様として妙音弁財天が祀られています。

白雲神社 (京都御苑内) 寺・神社・教会

白雲神社
京都御苑内に鎮座。旧西園寺家の鎮守社で、祭神は市杵島姫命、妙音弁財天とも称し、音楽の神様としても信仰されています。1224年（元仁1）、西園寺公経が北山殿（現在の金閣寺の地）造営の際に建立した妙音堂に由来するとされます。

手水鉢に落ち椿が一輪浮かんでいます。「一輪の効果」と言えば
秀吉が訪ねてきた朝 利休が屋敷の朝顔の花を全てきり去り一輪のみを活けてみせた
映画のシーンを思い出します。

奉納された絵馬は何やら賑々しい行列のような絵。

明治になって西園寺家は東京へ移り、妙音堂は廃祀の危機にあいましたが地元有志の尽力により存続することとなり、1878年（明治11）、かつての鎮座地名をとり現社
に至ります。

その後幾多の変転を経て、近古には赤八幡京極寺にもしばらく鎮座され、1769年（明和6）、西園寺邸の移転と共に現在地に移り再興、禁裏御祈祷所と定められ、また庶民の信仰も集めるようになりました。

御所のあの辺りは....仙洞御所があると思われます。

更に南下します

ヤングカップルの睦まじい風景
後ろの岩に何か記されてないか確かめたかったのですか遠慮しました。

此処にも見事な糸桜　　「出水のしだれ桜」
近くに小川が流れています

京都御苑 公園・植物園

薄いピンク

幹が若そうな顔をしてます。

桜も緑があっての人気。
下立売御門付近の楠

桜と相性のいい雪柳

向こうの建物は一体？

宗像神社の祭礼舞台かとも。

宗像神社 (京都御苑内) 寺・神社・教会

境内に設けられた「豊栄の庭」
四季折々の景色が素晴らしいそうですす。

この先の本殿の方へ行きます。

早くも連翹が咲き乱れ。

宗像神社本殿
昨年 博多へ行った折に、宗像大社にお参りしました。

社殿の奥に見えるのが
楠の大木　樹齢600年余？
100歳まで生きられますように・・・・

「宗像神社」は3人の女神を祀り「白雲神社」、御苑の南に建つ「厳島神社」とともに御苑三大神社の一つ。

宗像神社 (京都御苑内) 寺・神社・教会

末社が並んでいます。

まさに三春の一画

「花山稲荷大明神」
藤原北家「花山院家」ゆかりの神社で火伏の神として崇められています。

御苑の北から南まで1.3ｋｍはありますが歩きに歩いて疲れてきました。
御所内は勿論　名だたる宮家跡「厳島神社」など見残したところは数々ありますが
またの機会にと決断して京都駅まで帰ることにしました。