2021/03/03 - 2021/03/05
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miharashiさん
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2021年は、引き続きコロナ禍の中、2度目の緊急事態宣言とともにスタート。海外旅行が出来ないので、たまったマイルを使うためにも、北海道でスキーをするチャンスをうかがうが、なかなか宣言が解除されない。3月になると、北海道には珍しく晴れマークが連続で並ぶ予報。旭川行きの便が大幅に減便されているせいか、直近では解除前の一日しか空席がなく宣言が明ける予定の7日以降も空席がない。年齢的(二人とも73歳)に今回を逃すわけにはいかないと、フライングぎみに解除予定より数日早く出発することにした。しかも欲張って富良野、ニセコ、ルフツの3か所を滑る予定に。旅の途中で宣言が解除されるはずだったのが、それも延長。結局、宣言下の7泊8日のスキー旅行になってしまいました。第一部は、富良野エリアでのスキー旅行記です。(表紙写真は、富良野スキー場北の峰ゾーンからの富良野市街の眺め)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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富良野にはかつて夏と秋に来ているが、冬に来るのは初めて。今回無理に富良野を旅程にいれた目的の一つは、夜のニングルテラス。倉本聰氏がプロデュースした森のショッピングロード。
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中でも行きたかったのはドラマ「優しい時間」の舞台となったカフェ「森の時計」。
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1日目。朝5時半に起床し朝食をすませて、6時15分発のバスで最寄りの駅へ。6時45分発羽田行きのバスに乗り、少し渋滞していたので、8時過ぎに羽田到着。ANAのカウンターでチェックインし、スキーとバッグを預ける。今までは空港までスキーをプライオリティパスのクーポン券で宅配してもらっていたが、2月でカード使用を停止したので、使えなかった(クーポンは入手済みだったが、無駄におわってしまった。1年間パスを全く使わずに無駄をしてしまった)。昨日北海道は大雪に見舞われ、欠航が相次いだが、はたして今日はどうか? 不安を抱きつつ、電光掲示板を見ると、今のところ11時15分発旭川行きは欠航になっていない。
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2時間半くらい時間があったので、Power Loungeへ。手持ちのクレジットカードが使えたのでほっとした。コーヒーを飲みながら出発を待った。
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11時15分発旭川行きはほぼ定刻通り、満席の乗客を乗せて、出発。ぎりぎり数日前に予約したので、窓側の席は取れず、満足な写真は取れず、これが唯一撮れた富良野の街。
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予定よりも少し早く旭川空港には12時50分に着陸。滑走路脇の雪も深かった。
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旭川空港は小さな空港で、預けた荷物もすぐに出てきた。ここからは2時20分発の富良野行きバスに乗る。チケットはカードでも現金でも買えた。私たちは美瑛・富良野行きのチケットをカード専用で片道一人840円で購入。バスが来るまで1時間半近く待つことに。一階に着いたので、2階に食べるところがあるのに気づかずに、同じ階あったコンビ二で肉まんを買い食べた。ついでに2日分の昼食用パンを買っておいた。
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空港には美瑛にある青い池の写真が貼られていた。本当はここにも行きたかったが、昨日の大雪では、青い水も深い雪で覆われただろうし、雪道でそこまでたどりつくのもたいへんだったかも。(写真はポスターから借用)
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待っているうちに周りは私たちと事務所の職員以外だれもいなくなり、閑散としていた。事務員さんが私たちを心配して、何度も声掛けをしてくださった。優しい人たちだった。
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バスは大雪のため、20分遅れて空港に着いた。最寄りのバス停まではペンションからお迎えが来ることになっていたので、電話で遅れることを伝えておいた。
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道路の周りは一面雪。遠くに十勝連峰。
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美瑛。夏は一面緑の丘だが、今日は雪。
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やがて富良野スキー場の北の峰ゾーンが見えてきた。
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富良野市内は除雪が追い付かず、雪道だった。雪で道幅が狭く、運転しづらそうだ。
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富良野駅から三つ目のバス停(基線、きせん)で下車。ペンションからは奥様がお迎えにきていた。写真は乗ってきたバス(ふらのラベンダー号)。
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5分ほど走り、今夜の宿、ペンション「いつか富良野へ」に到着。このペンションは富良野ゾーンと北の峰ゾーンという2つのスキー場のちょうど中間地点にある別荘地にあり、ニングルテラスに近いので選んだのだった。
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部屋の中。共同バス/トイレだが、コロナの影響か、今夜の客は私達だけなので、貸し切り状態。夕飯までに時間があったので、ニングルテラスに行こうと思っていたが、宿のご主人から夜のほうがいいといわれたので、夕食を早めにしていただいて夜訪れることに。
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一日目の夕食。奥様の創作料理だという。どれもおいしかった。
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夕食後、新富良野プリンスホテルそばのニングルテラスへ。当初は歩くつもりだったが、とても無理だと言われ、車で送ってくださった。宿から5分ほどで到着。入場無料。
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上記写真の向かい側には新富良野プリンスホテル。
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入口には案内図。アイヌ語で「ニン」は「縮む」、「グル」は「人」という意味のアイヌ語で、「ニングル」は「小人」を意味するという。15棟のログハウスが立ち並び、クラフト作品が展示販売されている。
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中はライトアップされていて、雪が深く、まるで北欧のお伽の世界に迷い込んだようだ。
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きれいに除雪されてはいたが、昨日は大雪にみまわれ大変だったと想像される。一日早かったら、ここには来れなかっただろう。手前が「雑木林の家」。奥が「風の家」。
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風の家の展示品。風車が並んでいた。夜8時近くだったので、ほとんどのお店はクローズされており、中を覗くだけだった。オープンしていたのはわずか2店のみ。買わないのに入りづらく、通り過ぎてしまった。
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新富良野プリンスホテルのお客さんが主に訪れるところだと思うが、今夜出会ったのは数名のみ。
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COFFEE HOUSE チュチュの家の屋根の上もすごい雪。
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「森の皮工房」
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クレヨン工房。奥はペーパーワークの家。
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階段を上がった先にもお店が。
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ドラマ「優しい時間」のカフェ(森の時計)を探していたら、ようやく案内板を見つけた。
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「小鳥の家」のかわいい小鳥たち。
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カフェへの長い雪のトンネル。
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ニングルテラスの一番奥にひっそりとたたずむカフェ「森の時計」。ここが2005年にスタートした倉本聰さんの「優しい時間」というとドラマの舞台となったカフェ。主人公寺尾聰が経営し、長澤まさみが従業員として働いたカフェだ。二宮和也も寺尾さんの息子役で出演した。ドラマは見ていたが内容は忘れてしまった。でも、素敵なカフェでこんなカフェでコーヒーを飲んでみたいと思ったものだ。
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飲み物オーダーストップが8時で閉店が8時45分。ギリギリで間に合い、宿でコーヒーを飲んできたばかりだったので、私は紅茶。主人だけがコーヒーをいただいた。私たちが今夜最後の客だ。ドラマで見たカウンター席とミルを撮影(コロナ禍のため現在はカウンター席は座れないかも)。
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店内。窓の外の雪の深さがわかるだろうか?
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かさに穴の開いたライトだったので、撮影しておいたら、ペンションの食堂にも同じライトが使われていた。ご主人に聞いたら、このカフェの設計者とペンションの設計者が同じ人で、同じものを注文したとのこと。
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カフェから戻る途中。カフェだけ訪れるのであれば、この道をまっすぐ行けばすぐだった。なお、ニングルテラスのビデオ映像は以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=yo_KTfg9p4I -
二日目、1回目の朝食。自家製パンと舞茸のキッシュが最高。私も10年以上パンを焼いているので、おもわずレシピを聞いてしまったくらいおいしかった。
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富良野スキー場のゲレンデマップ。スキーエリアは、左側(南側)の富良野ゾーンと右側(北側)の北の峰ゾーンの二つがある。両者の間には連絡用のゲレンデとリフトがあり、富良野からはスキーで、北の峰からはリフトで、もう一方のゾーンに移動することが出来る。
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まずは新富良野プリンスホテル前の富良野ゾーンから滑り始めることに(宿のご主人のアドバイスに従って)。宿のご主人にゴンドラ駅まで送っていただいた。リフト券はシニア一日券一人4800円(通常シニア1日券は5400円)。ペンションで安く買えたので、よかった。ホームページにはリフトは9時営業開始とあったが、8時半には動き始めていたようだ。まずはゴンドラに乗車。
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ゴンドラ頂上駅を降りたところで、十勝連峰をバックに記念撮影。天気は快晴で、天気予報を見て来た甲斐があった。
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ゴンドラ頂上駅からは、コースが二つに分かれていて、右方向は初級者用(D1,D2)、左方向は中級者用(A1)となっていた。最初は初級者用のコースを滑り、2回目は中級者用を滑ることにした。写真は、二回目に滑った中級者用のコースA1。私たちの独占状態だった。
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滑り始めると、思ったほど斜度はきつくなく、あっけなく初級者用コースとの合流点に着いた。
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その下は、広々とした初級者用のコース(B1)が続いている。
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十勝連峰を前にして颯爽と滑り下りるスキーヤー。
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B1の途中で振り返って。
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B1の下には、さらに広々した初級者コースC1が続いていた。富良野ゾーンの雪質はとてもよく、ゲレンデも空いていて、非常に快適な滑走が楽しめた。斜度もきつくなく、初級者でも十分楽しめるゲレンデだった。
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富良野ゾーンを堪能したので、今度はもう一方の北の峰ゾーンのゲレンデを滑ることにした。そのためには、ゴンドラで上がった後、連絡コースに入る必要がある。写真はその出だしの部分。連絡コースは左方向へ続いているが、最初は歩かなければ進まないような平坦なコースが長く続いていた。
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ペンションのご主人からは、連絡コースは非常に楽なコースだと聞いていた。実際には、最初にほぼ平坦なコースが続き、その後は結構な急斜面が待ち構えていて、幅も狭く、シニアの私達にとっては楽に滑れるコースではなかった。コースの最後は、再び平坦になり、そこから連絡用のリフト乗り場まで、かなりの急斜面を下りて行く必要があった。ゲレンデマップでは中級者用となっているのも納得のコースだった。
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急斜面を下ったところにあった連絡リフト乗り場。北の峰から富良野に戻るときには、このリフトに乗る必要がある。
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連絡リフト乗り場からは、長い初級者用コースF1を滑り下りて行く。やや狭く雪面が凸凹していて、あまり快適な斜面とは言えなかった。滑る人が少ないのも一因かもしれない。
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F1の下の方の林間コース。斜度もかなり緩やかになってきた。F1は距離もかなり長く、雪面も固かったので、最後の方はかなり足に来てしまった。
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F1の最後。前方に見えるのは富良野プリンスホテル。
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北の峰にもゴンドラはあるが、それに乗るといきなり頂上まで上がってしまい、頂上からは、狭い中級者用コースを滑らなければならない。そこで、富良野プリンスホテルの前を通り過ぎ、写真に見えるリフトで上がり、ゲレンデの途中から滑走を開始することにした。
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リフトから撮影した北の峰の下の方のゲレンデ(初級者用のF5&F6)。ゲレンデはガラガラ状態。
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最初のリフトを降りたところで、昼食タイム。写真はそこから見えた上の方のゲレンデ。右側は、中級者用のG3で、左は中級者用のG2。G3は幅も広く、斜度もそれほどでもないように見えたので、そこを滑るつもりで、二番目のリフトでさらに上まで上がることに。
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リフトから降りて、G3の方向に向かうが、滑り出しが下がみえないくらい斜度がきつかったので、あきらめて、初級者用のG1に続く連絡コースを滑ることにした。
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G1の途中、ゴンドラの下をくぐったところで記念撮影。ゲレンデの下方に富良野の街並みがきれいに広がって見えていた。
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G1からさらに初級者用のG5を下ると、トイレと休憩所があったので、そこで小休止。休憩所の中は私達のほかに誰もいなかった。ちゃんとしたレストハウスがないのには驚きだった。
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北の峰の雪面は、固くて凸凹があり、コンディションはあまり良くなかった。滑走が長い分、足にもかなり負担がかかるので、北の峰は1回滑っただけで、早々に富良野に戻ることにした。再び北の峰のリフトを2回乗り継いだあと、連絡リフトまでの初級者用コースを滑り、連絡リフトで富良野ゾーンへと戻る。北の峰のゲレンデはほとんど人影も見当たらず、最後まで閑散としていた。
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連絡用リフトを下りた後、中級者用のD3で富良野のゲレンデに入る。やはり北の峰よりずっと滑りやすいゲレンデだった。
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富良野ゾーンの最後の滑走中に撮影したビデオ映像から。このころになると、足の痛みも出はじめ、先も長いので、1回下まで滑り下りて、本日の滑走は終了にした。時刻は午後2時ごろ。結局今日の滑走時間は5時間に満たなかった。
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宿に電話して、ゴンドラ駅まで迎えに来てもらう。写真は富良野・ドラマ館。昨夜は閉まっていて入れなかったので、帰り際にわがままを言って、車を停めてもらい、中を見学させてもらった。
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テレビでは北の国からの五郎さんの映像が流れていた。お店の壁には、ドラマ「優しい時間」の出演者の写真も。
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ドラマ館というよりも土産店だ。これからもスキーを持っての移動があるので、軽いハーブティーだけを購入。
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2日目の夕食は魚料理がメイン。新鮮な野菜の生春巻きやケーキがおいしかった。大満足。小食の私たちにちょうどいい量で、よかった。 さらにネットでアンケートに答えるだけで富良野産赤ワイン一本をいただけることを宿で教えていただき、飲むことができた。ふだん白しか飲めない私たちだったが、おいしくいただけた。ありがとうございます。
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3日目の朝。宿の食堂&居間の壁にはドライフラワーのリース。
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窓から見える雪景色も素敵。
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そのときちょうど小鳥が餌を求めて飛んできた。動きが激しく、少しもじっとしていなかったが、なんとか撮影。
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今日の朝食は和食。
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食後チェックアウト前に部屋で休んでいると、奥様がリスが来ているよと呼んでくださった。なんとかわいいエゾリスが夢中でひまわりの種を頬張っていた。
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拡大して。しっぽがかわいい。いつまでも見ていたい光景だった。
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2泊したペンション「いつか富良野へ」ともお別れだ。これから車で富良野駅まで送っていただく。富良野駅からはバスで札幌へ向かい、さらに電車で小樽まで行く。短い滞在だったが、おいしい食事と居心地のいい空間。天気にも恵まれ、思い出深い滞在となった。お二人いつまでもお元気で、コロナに負けず頑張ってください。(その2へ続く)
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団塊夫婦のスキー&絶景の旅・2021北海道
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