黒滝と樋滝（とゆたき）

2020/07/26 - 2020/07/26

7月最後の日曜日，地元のテレビ局（YBCだったか？）がコマーシャルの枠を埋めるため？に期間限定で流していた滝の映像が余りに綺麗だったので，「どこの滝だろう」と調べてみたところ，東根市にある樋滝（とゆたき）という滝であることが分かりました．東根の滝と言えば，国道48号線沿いにある関山大滝が有名ですが，樋滝は，山を一つ越えた，黒伏高原スノーパークジャングルジャングルに行く途中の，村山野川にある滝です．ただし，本当にマイナーな滝で，グーグルマップで検索しても出てきません．グーグルマップでは，近くにある黒滝と同じ「黒滝」という名前で本当に小さく載っていて，「樋滝」の名前では載っていません．ただ，山形県の公式観光サイト「やまがたへの旅」には写真と地図付きで詳しく載っていますので，そちらを参考にして行かれると良いと思います．樋滝は落差僅か5mで，滝壺に降りる道もないような滝ですが，よくこんな滝を見つけてテレビで流したものだと，感心しました．ですが，滝自体は非情に素晴らしく，確かに感動的に綺麗でした．ついでなので，近くにある黒滝にも行ってみましたが，黒滝のすぐ上には堰堤が作られています．また，一応看板はありますが，ほぼ訪れる人はいないようで，滝壺に行く道は崩壊状態で，上り下りにかなり苦労しました．少なくとも運動靴でないと，かなり大変だと思います．

エリア 東根(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

滝に行く前に天童市にある丹野こんにゃく店へ．上山市の楢下宿に本店がありますが，道の駅天童温泉にも支店があり，今回はこちらに立ち寄りました．

定番の玉こんにゃくの他，こうしたお洒落なこんにゃくスイーツもあります．

価格は400円とリーゾナブル．

美味しい上にヘルシー．お勧めです．

こんにゃくスイーツを食べてから，いよいよ滝へ．樋滝の手前500mくらいの所に黒滝があるので，最初にこちらから見学．滝の脇には黒滝不動尊というお不動様があります．

黒滝の案内板もありましたが，既に倒れている上，かなり汚れていました．黒滝は「次郎左衛門滝」とも呼ばれているそうです．

滝上から見てみましたが，滝の全貌は殆ど分かりません．滝を見るには滝壺に降りるしかありません．

意を決して降りてみました．道はかろうじて分かる程度で，しかも濡れているのでかなり滑りました．

途中でほぼ崩壊状態．

急斜面のため，ツタに掴まりながら慎重に降りる必要があります．

川底に降りる最後の斜面．

何とか下まで降りました．ここまで来てやっと滝の全貌が見えました．

残念ながら，滝壺へ行く道はありません．行けるところまで行って写真を撮りましたが，水量も多く，素晴らしい滝でした．

滝壺から下流側を見た村山野川．とても綺麗な川でした．

来た道を引き返し，やっと道路まで来ました．黒滝のすぐ上には堰堤が造られていました．

500m程道路を進んで樋滝を探します．

樋滝の入り口．看板等は一切ありません．ここに３台くらいは停められます．

道路は倒木で塞がれていて，ここからは徒歩．ただ距離は50mくらいです．

道はここで終り．すぐ先に樋滝があります．

こちらが樋滝．小さな滝ですが，とても綺麗でした．

滝の下流．

滝壺に降りられるかと思って，道を探しましたが，ここで行止り．結局上から見ただけで終わりました．

引き返そうとしたところ，樋滝と道路を挟んだ反対側からもかすかに滝の音が．よく見ると，道がありそうです．

草をかき分けて進んでみました．

ここは旧道であったようで，ガードレールと橋がありました．

橋の上から撮った滝．流石にこの滝は名前があるのかどうかも全く分かりません．村山野川の支流の川にある滝になります．

滝見物の後は，東根市にある十割そば森久（もりきゅう）へ．

店内には何故かステゴドンの牙が展示されていました．

十割そばはとても美味しかったです．

肉そばもお勧め．

森久の駐車場．時間が遅かったので，それほど混雑していませんでした．

駐車場の車の下で猫が寝ていました．突然思いついて行ってみた滝ですが，とても良かったです．