ニセコ de ＳＫＩ！③

2021/02/20 - 2021/02/24

温泉・スキー・ジンギスカンを楽しみ、いよいよ最終日。
露天風呂で転落して肝を冷やしたが、大きな怪我もなく「これで年中行事も終わり！」と心の中ではホッとしていた。
あと何年スキーなんて出来るのか。そろそろ無理なんじゃないか、なんて考えてると「自ら引退の時期を決めてはいけない！」という厳しい声がする。
それより何より、しばらくは止められない理由がこの後うまれる。
帰る時、荷物は来た時の２倍になり、さらに３月にまた北海道に行く事になった。

《２０２１年》
　 2/20　羽田（10:25）－旭川（12:05）JL553
　　　　 旭川空港ー深川-（道央道）-札幌ー定山渓温泉泊
2/21　定山渓温泉－中山峠ーニセコ
　　　　 湯めぐりプラン　湯心亭にて日帰り入浴
　　　　 ニセコグランドホテル泊
2/22　ニセコ　アンヌプリでスキー
　　　　 湯めぐりプラン　甘露の森・いろはにて日帰り入浴
　　　　 ナイタースキー ニセコグランドホテル泊
★ 2/23　 ニセコー札幌-（石井スポーツ宮の沢店）
　　　　 －当別ー月形ー浦臼ー赤平ー芦別温泉スターライトホテル泊　
★ 2/24　芦別ー深川ー旭川
　　　　 道の駅旭川でラーメンランチ（梅光軒・よし乃）
　　　　 旭川（12:50）－羽田（14:40）JL554　　

エリア 芦別・赤平(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食をとっていると、窓外の景色が真っ白になり、朝から猛吹雪。
１０時にチェックアウトして芦別に向かうが、途中の道路状況はどうなのか。
ラジオからは高速道路の通行止めや事故のニュース、ＪＲの運休も伝えられる。

目の前が真っ白。これがホワイトアウトだ。トラックとすれ違うと、甚だしい雪煙をかぶり全く前が見えなくなる。
早く芦別に着きたいが、どうしても札幌のスポーツ店に寄ってみたかった。

足が痛いのは、足の内側の骨が出てきたのが原因（有痛性外脛骨）と考え、せめてスキーブーツだけでも新しくしたいと思いショップに寄った。担当してくれたＳさんは的確なアドバイスをくれて、採寸して足に合う柔らかい靴を選んで更にあたる部分を広げる加工も施してくれた。そうなると靴に合う板・ウェア上下・ゴーグル・手袋もほしい。

スキーは、足が痛いからもう来年からは止めようと思っていたのに、勢いでポールと帽子以外を新調してしまったから止めるに止められない。

このニセコでスキーを今年最後にしようと思っていたのに、せっかく買ったスキーを試したいので、３月にもう一度北海道に行く事にした。

瓢箪から駒とはこの事か。憂鬱だったスキーも楽しみになる。また次に旅の予定が出来た事で気持ちも明るくなる。

それにしても、消費者の購買意欲は店のスタッフによるところが大きい。

スキーブーツを買う買わないは、半々の気持ちだった。ところが石井スポーツに入って相談するとＳさんは直ぐに私の悩みを理解してくれて、痛いのは足の変形のせいだと諦めていた気持ちを和らげてくれた。しかも押しつけるとか、嫌な押し売りはせずとても気持ちが良かった。

大きな荷物を抱えて、無事に芦別に着きました。
旭川空港に近いからと夫が予約してくれたが、内心「えーー、芦別？」という気持ちだった。

芦別温泉スターライトホテル＆おふろcafe星遊館 宿・ホテル

旭川近郊では、美瑛・富良野が有名だが、いったいどの位の人が「芦別」を知ってるだろうか。
昭和初期にはこんな温泉だったのです。

館内に飾ってあった写真。
かつて石炭産業で栄え最盛期には人口7万を超えたが、閉山に伴い激減。昔はこんなにアパートが林立していたのに、今の人口は13000人弱。

期待しないで来てみたら、予想以上に良かった。
地域経済の建て直しに取り組み、観光産業に力を入れていて、満天の星空を堪能するリゾート 芦別温泉スターライトホテル として2019年12月にオープンした。

北海道初の究極のまったり空間「おふろcafe」。芦別市の雄大な自然や歴史をコンセプトとした空間でのんびりダラダラ、自由なスタイルで満喫出来る。

芦別温泉スターライトホテル＆おふろcafe星遊館 宿・ホテル

靴を脱いで館内に入ってもスリッパを履かないのが良い。掃除機やコロコロ粘着テープで丁寧に掃除されていて気持ちが良い。空気を除菌するロボットまで稼動していた。

部屋に入ると、珈琲メーカー・ミル・豆があった。痒いところに手が届くなんと嬉しいサービスか。

しかも珈琲ミルは手動式。ゆっくり削りながら香りを楽しみ、穏やかな時間を楽しむ。

温泉がまた良い。サウナ・塩サウナ・水風呂・普通風呂・高温風呂・低温風呂・ジャグジー・露天風呂・露天壺風呂と種類が豊富。何より女性用に泥パックがあり、顔に塗ったまま入浴出来ると書いてある。筋肉痛もかなり和らいだ。

天気が良いと、露天風呂で満天の星が楽しめるのだそう。スイッチパネルに「照明を消して星空を楽しんで」と書いてあるが今夜の星空予報は０％。ガックリ。これもまた来てね！という事だろう。

素泊まりなので食事はないが、レストランの雰囲気が良く、食事も安くて美味しかった。

ジンギスカン定食と生姜焼き定食にした。北海道産の肉を使っていて、とても美味しかった。

芦別温泉おふろCafe星遊館 温泉

タコのアヒージョはニンニクとオリーブオイルたっぷりで、富良野赤ワイン・フランスパンと共に美味しくいただきました。

ロビーの一角には、フリードリンクコーナーがあって、お酒・ソフトドリンク・ホットドリンク・ナッツ類が楽しめる。

「芦別温泉 おふろcafe 星遊館」思いがけず良いお宿に出会った。星五つとか、ドアを開けるとベルボーイが飛んでくるとか、「お荷物をお持ちします！」というサービスは一切ない。そこを重視する場合は不満が出るだろうが、私達にはぴったり。雄大な自然の中でのんびり、まったり、ダラダラ。自由なスタイルで満喫しました。

お昼は、お蕎麦とラーメンと意見が分かれたので両方ある「道の駅旭川」に行った。

よし乃 道の駅店 グルメ・レストラン

お蕎麦屋さんが定休日だったので、梅光軒の醤油ラーメンとよし乃の味噌ラーメンにした。

道の駅 あさひかわ 道の駅

約４０分で旭川空港に着いた。気温は－２度。そういえば、この５日間夫の花粉症は治まり、乾燥して発症していた痒みもなく、何より温泉効果で１０歳は若返った。スキー一式新調したし、芦別スターライトホテルが気に入ったので、また３月に行こうと帰って早々に飛行機と宿の予約は完了した。春スキーは富良野かカムイリンクスか。楽しみが増えました。

旭川空港 空港