2020/11/29 - 2020/12/01
32位(同エリア48件中)
K2さん
この旅行記のスケジュール
2020/11/29
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飛行機での移動
羽田空港(6:25)→JAL641→鹿児島空港(8:20)
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バスでの移動
空港(8:40)→鹿児島中央駅(9:40)→串木野新港(10:35)
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船での移動
フェリーニューこしき(11:20)→里港(12:35)
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車での移動
レンタカーを里港で借りて島内を自由に移動(2日間)。上甑島⇔中甑島⇔下甑島
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長目の浜(13:30)
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木ノ口展望台(14:40)
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前の平展望所(16:00)
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民宿浦島(16:15着)瀬々野浦
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この旅行記スケジュールを元に
昨年(2020年)に2回も訪れた甑島紀行を紹介します。8月の初回は台風接近のため上甑島巡りとクルージングだけの1泊だけで急遽離島したので、今回は開通した甑大橋を渡って念願の全島を踏破して甑島を十分堪能しました。白亜紀地層が織りなす海岸の絶景と恐竜化石に触れ、嬉しい民宿のもてなしに感謝した想い出に深い3日間の友人夫妻との4人旅でした。屋久島に行く折に立ち寄り、GOTOトラベルの代わりにフリーチョイスのご当地観光クーポンを活用して、リーズナブルな旅行を楽しみました。鹿児島に行った折には是非、甑島への島旅をお勧めします。立ち寄り地は冒頭の絵マップの青線ラインをご覧ください。
→8月の初回紀行は同名の旅行記(PartⅠ)に掲載しました。
2021年12月に下甑島の「第8回助八古道を歩こうかい!」に参加しました。下記ブログに紹介しましたので、ご覧ください。
https://k2atom.at.webry.info/202205/article_3.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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最初に訪れたのは前回の8月には靄ってはっきり見えなかった長目の浜です。3つの池と海を隔てる砂州が4kmも長く続いている。
長目の浜展望所 名所・史跡
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砂州の上に降り立つと、結構大きな丸石が多いことがわかります。延々4kmを歩くのはかなり大変だと思います。
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砂州を歩くとサツマノギクや色々な海辺の花が咲いて、海風に当たるのが心地よかった。
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木ノ口展望台から見る8月末に開通した甑大橋と前回に台風襲来で行けなかった下甑島の全貌が見渡せる。今回は車で渡って行ける。
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長いトンネルの出口から甑大橋が見えてきた。
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甑大橋を渡る。対向車もなく、快適に海の上を走る。海上保安庁の巡視艇がくぐるために橋の中央部が高くなっている。海の上でカーブしてアップダウンするので、ジェットコースタ的なスリル感を味わった。
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瀬々野浦の夕焼けを見るために車を急ぐが、前回の台風の災害で随所で不通、工事中が多くて夕闇迫った頃に前の平展望台にたどり着く。ナポレオン岩を眼下に見る。本当に人の顔に見える奇岩だ。
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瀬々野浦湾の方向には鷹ノ巣やローソク岩などの奇岩が並び、雲間から光のシャワーを浴びて素晴らしいシルエットの舞台ができていた。しばし見とれていました。
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瀬々野浦の民宿浦島に泊まり、夕食の豪勢な海産物を肴に、宿主の夫妻と飲みに来た地元人と、一緒に甑島談話会を2時間ほど楽しみました。今は何もない山肌が昔は段々畑でが続いていたことや、かなり過疎になって親の面倒見で里帰りの年配が多いことや恐竜化石の苦労話などで盛り上がりました。
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早朝に、防波堤の先の鷹ノ巣岩の下に降り立ち、再度ナポレオン岩を眺める。古代の地層の岩石がゴロゴロしている河岸から波越しに見える奇岩は、ビクともしない超越した存在のように海辺にそびえている。本当にナポレオンに見えてくるから不思議だ。
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鷹の巣は天辺が三つに割れた岩がのっている奇岩で、平家の三家族がここに辿り着いて暮らした証として、岩を三つに割ったという伝説が残されています。
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身近にタッチできる海岸の地層は、砂岩、泥岩、礫岩が褶曲して重なり合っていて見事です。古代のすさまじい地殻変動を見ることができます。化石らしきものを発見したかったのですが、簡単には見つかりませんでした。
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手打ち湾に行く途中に、海岸からキャンプ場の奥にある瀬尾観音三滝に寄る。第三の滝は予想したより水流が有って幅広に一枚岩の上を流れ落ちていて見事です。この上に登ると第一、ニの滝が有ります。
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急な階段を暫し登るとみることができる、第一、ニの滝です。結構水量があって見ごたえがあります。
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第三の滝つぼのところに戻ってきた時にMBC南日本の撮影クルーに出会いました。甑島紹介撮影の最中で、インタビューを受けました。後日、放送されたビデオをYouTubeで見るとなかなかまとまった甑島紹介内容で、撮影されたシーンは冒頭の題字の背景に使われていました。関東から来て、甑島に感動したことを熱っぽく喋ったインタビューの内容は割愛されていて、チョッピリ残念でした。
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下甑島の最南端にある釣鐘崎灯台から太平洋を見渡します。灯台の光は120万カンデラで55km先の海の航路まで届き、レーダでも分かるように電波標識が併設されています。
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敷地内には、暖かいのか、水仙やアロエの花が咲いていました。
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灯台からキリシタン殉教地へ寄る。この地でも多数のキリシタン殉教者がでたことを残す碑が建っています。崖には殉教者を弔うように万寿菊が植えられて満開でした。
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フリーチョイスの体験選択に「こしきの塩作り」を選択しました。手打ち湾の武家屋敷の界隈にある「こしきの塩」製造所を探すのに苦労しましたが、体験としてはお奨め内容です。手打ちの海水を大窯で煮詰めて塩を作る工程は燃費がかかり、大変な作業です。それをここでは伝統的な薪をくべるやり方で塩を製造しています。
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体験では海水を1/10まで煮詰めた塩水を、コンロの火にかけて蒸発させて塩を作る作業です。思ったより早く、30分程で結構な量の塩が得られました。
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次にきびなごを同じコンロで焼いて、自製の塩をつけて食す。これが実に美味しかったです。製造過程でできる苦汁をもらって、整腸剤になるとのことで女性陣も大喜びでした。作った塩を土産に持ち帰り、後で顕微鏡で観察したところ岩塩と違い四角い結晶では無く、いろいろな断片形状の塩でした。海のミネラルを含んでいて、結構塩辛いです。
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塩作り体験を終えてから、急いで車を飛ばして下甑島北辺に近い市役所鹿島支所に設置された甑ミュージアム恐竜化石等準備室を訪問しました。甑島の白亜紀後期地層から発見された恐竜の骨が陳列されています。また恐竜の復元モデルが設置されていて、小学生でなければ発見できないような小さな恐竜の歯も陳列されています。島あげての発掘作業が続いていて、化石発見は地道な作業と理解できました。展示されていた新聞記事の中に見覚えのある顔が写っていたので良く読むと、瀬々野浦の民宿で一緒に夜飲んでいた人が当地区の区長さんであったことが判明。地元の人との面白い出会いが旅の途中であって、楽しみの一つです。
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甑島から出土したハドロサウルスの大腿骨の大きな化石です。
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パラサウロロプスの復元モデルも展示されています。
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次に下甑島の最北端の鳥の巣山灯台に行き、灯台下に見える甑大橋を眺めました。目新しい橋を行き交う車は数台きりで寂しくも有りましたが、巡視艇がくぐれるように中央部を高くした橋は、走ると何かしらジェットコースターの気分になります。7~8月に自生のカノコユリが咲き乱れ、白い灯台と可憐なピンクの花の織りなす景観を見たいと思います。
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イチオシ
本旅の最後の景勝地が鹿嶋断崖です。前回はクルージングで海からの眺めは素晴らしかったですが、夜萩円山公園からの断崖絶壁の総観も見事です。約8000万年前の白亜紀後期の地層が幾柄の縞になって200mの高さの断崖に露出しています。この地層は遠く天草から続いている白亜紀後期の姫浦層群と呼ばれているもので、「日本の地質100選」に選ばれています。遠方に見える島や奇岩(クジラ岩)にも斜めの地層が見えます。
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手打湾に戻る途中に必見の場所と女性陣に促されて寄ったのが孤島の野犬像です。児童文学作家の椋鳩十が下甑島の野犬を描いた三部作があり、それを記念して建てられたものです。きりっとした野犬の像で、野犬の哀しさとたくましさが描かれている作品とのことで、是非読んでみたくなりました。
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甑島最後の夜は手打湾まで戻って、宿屋○△□のリッチな夕食と差し入れの焼酎五郎で乾杯です。一人分でこれだけの刺身や貝がでて大満足です。親友夫妻との甑島周遊体験に話が弾みました。
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朝食後に昨夜宿屋で飲んだ焼酎が美味しくて、歩いて直ぐにある製造元の吉永酒造に立ち寄り、銘酒甑州と五郎を土産にゲットしました。一路、上甑島の里港までフェリー時刻に間に合うように車を走らします。
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フェリーから甑島に別れを告げて鹿児島へ。鹿児島からは、それぞれ飛行機、トッピーにわかれて屋久島で合流の計画です。
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この旅行で行ったホテル
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民宿・食堂 浦島
3.22
この旅行で行ったスポット
上甑島・下甑島(鹿児島) の旅行記
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