2020/12/28 - 2020/12/29
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まつじゅんさん
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年末の和歌山への旅、2日目です。
朝からヨットハーバーを見ながらお風呂に入り、奥様からは「何回入れば気が済むの」と言われながらも、湯につかりながら窓越しに見るヨットハーバーという世界に一人没頭し、朝食を頂いて10時過ぎにチェックアウトしました。
2日目は20代の時に訪れて以来の、40年振り和歌山市内を少し歩きました。
ただ、その時の記憶は「丸正百貨店」に立ち寄ったという事は覚えていますが、他は全く印象に残っていないんです。
30年位前には、当時の赴任地であった島根の同僚と仕事で来たのですが、夜の街と最後に食べた和歌山ラーメン以外の記憶が無いという始末で、今回立ち寄った和歌山城も恐らく初めての訪問だと思います。
風呂上がりで風邪を引くのも嫌という事で、和歌山城からは阪神高速経由で「思っていた以上に大阪との距離が近い」という事が解ったので、気になっていた年末の墓参りを済ませ、無事帰宅いたしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
和歌山マリーナホテルでの「風呂好きおっさん」の入浴の図。
部屋から見られていた事に、全く気づかずのんびりと寛いでおりました。 -
ホテルをチェックアウトし、和歌山市に向かいます。
観光案内を見ていると「ぶらくり丁」というアーケード商店街があるようで、駐車場も多いようなので、そこからブラブラして和歌山城を見学する事といたしました。
和歌山城丸の内と城下を結ぶ京橋から北に延びる大手通りに沿った商店街がぶらくり丁です。
過去は凄く栄えていたようですが、今は「衰退しているなぁ」という印象です。
途中には、和歌山県に本拠を置く唯一の銀行である紀陽銀行の本店があり、ました。
この建物は、銀行建築としての風格を漂わています。
ファサードは建物全体を5分割したフレームで、中央の4本の円柱がフレームを支え、タイル貼りの壁面を後退させることによって陰影が強調され垂直性と重厚さが備わった端正な建物です。 -
途中のフォルテワジマという商業ビルに「わかやまスポーツ伝承館」なるものを発見、和歌山県にゆかりのあるオリンピックメダリストやトップアスリートの輝かしい功績を紹介していました。
高校野球の歴史や県内高校のユニフォーム、阪神甲子園球場より寄贈を受けたベンチ等があり、野球に関する展示の多い体験型のスポーツミュージアムです。
フラ~ッと入っただけでしたが、凄く興味深いしっかりした展示がされているなと思いました。
奈良県民にとって、高校野球は紀和大会の壁があり、ことごとく和歌山県勢に甲子園を阻まれていた記憶が強く残っていましたが、実際は簑島高校の印象が強いからそう思い込んでいただけで、私が小・中の頃、最後の10年間は奈良県勢の8勝2敗でした。
まぁ、和歌山は野球王国、海草中学の頃からの名門ですからね。
阪急、近鉄の監督 西本幸雄さんも和歌山なんですね。
野球以外に水泳の展示もあり、オリンピック女子金メダリスト第一号の前畑選手も和歌山出身という事を知りました。 -
この建物の3階はミュージアムフロアのようで、フュージョンミュージアムというのもありました。
指先まで丸く編んで、手袋全体を縫い目ゼロで製造する全自動手袋編機の原型の開発に成功した、和歌山市の㈱島精機製作所の業績を紹介しており、世界で最初のニット編機から、世界最速の横編機に至る数々の編機の展示がされています。
縫い目のないニット衣料を編める、完全無縫製横編機の技術力は素晴らしいですね。 -
体験コーナーには、継ぎ目のない手袋を、自転車の動力で作れる、というのがありました。
継ぎ目なく編めるというのが不思議ですね。 -
朝から風呂に入って、元気なオジサンが挑戦です。
自転車を漕いで動力にするのですが、結構きつかったです。 -
和歌山城に大手門から登城です。
大手門周辺は市役所や中央郵便局、バス停等があり官庁街という感じですね。
結構、ここから天守までは距離がありました。 -
大手門を入ると伏虎像がお出迎えです。
和歌山城の建つ山は、海上から見ると虎が伏せたように見えることから、虎伏山と呼ばれ、城の別名も虎伏竹垣城というらしいです。
その和歌山城の別名にちなんで、昭和34年に作られた、2代目となる虎の像です。
猫の大きいのに見えるのは私だけでしょうか。 -
表坂を上り、松の丸にある石庭 七福の庭です。
もともとは、本丸曲輪にあった本丸御殿の中庭だったようですが、大正12年に本丸御殿跡に上水道施設が設置された際に移設されたようです。
1621年、初代藩主 徳川頼宣が紀州徳川藩の興盛を祈念して、本丸御殿に作庭したものと言われています。
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まりと殿さまの歌碑です。
作詞 西條八十、作曲 中山晋平の童謡「まりと殿さま」の第5番目の歌詞を、西條八十の直筆が歌碑になっています。
1963年に市民の寄附により建立されたようで、第5番目の歌詞を選んだ理由を西條八十は、「紀州はロマンティックな国であり、自分の好きな土地の一つ、だから、『紀州はよい国日のひかり』を選んだ、と言われていたようです。 -
櫓門にあたる楠門で、天守二の門とも呼ばれています。
戦災で焼失しましたが、1958年に復元されたようです。 -
和歌山城の天守閣は、大天守、小天守、乾櫓、二の門櫓、楠門を多聞によって連結させた連立式天守閣で、姫路城、松山城と並んで日本三大連立式平山城の一つに数えられているようです。
各層の屋根には唐破風、千鳥破風を交互に配し、上層階には物見のための高欄をめぐらし、大天守の隅には石落としを設けるなど、江戸初期頃の様式を残した城となっています。 -
イチオシ
この城の特徴としては、ひし形の敷地に乾櫓と大天守が張り出し、城下の北東と南西からの姿に雄大さを増すように工夫されています。
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現在の天守閣は、先の大戦で焼失した国宝であった天守閣を、昭和33年に鉄筋コンクリート造で復元したもので、城跡として現存しているのは最盛期の4分の1ほどの面積のようです。
天守曲輪は菱形に近い平面をしており、基壇の面積は2,640m2です。 -
イチオシ
復元に当たっては、1850年の天守再建時の大工棟梁 水島平次郎の子孫である栄三郎が所蔵していた天守図と『御天守御普請覚張』を参考にしたようです。
東京工業大学名誉教授 藤岡通夫氏の指示を受け、鉄筋コンクリート構造による外観復元となったが、参考にされていた文献や図には天守群の高さが記入されていなかったため、焼失前に撮影された写真に写る他の建造物との高低比から天守群の高さが算出されたようです。
現代の建築にも言えますが、きちんと記録は残しておく必要がありますね。 -
天守閣内に入っていきます。
内部は、何処の城郭にもある甲冑や、瓦等の展示がメインです。
和歌山は徳川家御三家の一つですが、その割には歴史的な資料等の展示は少なかったですね。 -
和歌山藩の歴史を見ると、1600年の関ケ原の戦いの後、東軍に属した桑山一晴が正式に紀伊和歌山に2万石を与えられたが、まもなくして大和新庄藩に転封となり、浅野幸長が軍功により37万6千石を与えられ紀州藩主となり入城。
ここで、大和新庄藩が出てきてびっくりです。
1619年、浅野氏は改易となった福島正則の後、広島藩に加増転封となり、代わって徳川家康の十男 頼宣が55万5千石で入城し、南海の鎮となる御三家の紀州徳川家が成立したようです。
その後は、7代将軍 徳川家継の時に家光以来の直系が途絶え、紀州徳川家 5代の吉宗が家継の養子として8代将軍になり、10代将軍 家治まで将軍は吉宗の直系だったんですね。
時代劇ファンの私の知識は偏りすぎているので、「暴れん坊将軍」ではなく、きちんと歴史に沿った知識を得るためにも、旅行は必要ですね。 -
天守閣から、今朝出発した和歌山マリーナシティ方面を望みます。
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和歌山県立博物館・美術館を望みます。
1994年7月に、和歌山大学教育学部跡地に移転し、黒川紀章氏の設計で美術館とは地下でつながっており、空調システムや電気系統等共通とする一体の建築物となっています。
城内に展示が少ないと感じた徳川家関係は、古代の人々の生活から高野山や熊野三山、熊野古道の資料と共に、こちらに収蔵、展示されています。 -
裏坂から見る天守。
そろそろ帰路につきましょうか。 -
裏坂から大手門に向かう途中にあった、御橋廊下です。
藩主が生活している二の丸と、庭園がある西の丸をつなげる傾斜のある橋で、藩主が移動するのを気づかれないために壁付になっており、江戸時代の図面をもとに復元されたとの事です。 -
途中遅めのランチの場所を探しながら、大阪に向かいますがお店が見つからず、和歌山北ICから阪和道~阪神高速にて石切に向かいます。
色も形状も特徴的な港大橋を通過すると、もう大阪市内です。
何か食べないと。。。という事で阪神高速東大阪線を中野で降りて、お店を探します。 -
阪神高速を降りると、ココス発見。
こちらで軽く食事をしてから墓に向かいます。
途中、花を買って墓には17時過ぎに到着、辺りは暗くなってきましたが何とか清掃と年末の挨拶が出来ました。
今年は、本当にコロナ禍で大変な状況ではありましたが、何とか皆無事に過ごす事が出来て感謝です。
2021年は、平穏な日常が戻ってくることを祈って、2020年 これまで。
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