2020/12/12 - 2020/12/12
5813位(同エリア14606件中)
ダディおさん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
JR東「大人の休日倶楽部」の日帰りツアーに参加しました。
那須野が原博物館で開拓の全体像を押さえ、その後、
・松方別邸、
・旧塩原御用邸、
・那須疎水、
・旧青木家別邸
を回る欲張ったツアーです。
元博物館長の金井忠夫氏が企画したもので、説明員として同行します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
-
東北新幹線なすの253号で9:35に那須塩原駅到着しました。途中駅から乗ったので、入場券を自腹で買って乗車し、車内で団体切符を受け取りました。JR東のホームページには「入場券では列車に乗車できません。」という警告に続いて「お乗りになった場合は別に運賃をお支払いいただきます。」と書かれているから、まあ禁じ手ではないのでしょう。
那須塩原駅 駅
-
一日お世話になる関東自動車のバスです。40人以上乗れるバスに21人の参加でした。
-
最初の訪問地、那須野が原博物館です。このツアーに説明員として同行する金井忠夫氏は、この館の元館長だそうです。
那須野が原博物館 美術館・博物館
-
ということなので、館内の主な展示物をよどみなく説明頂きました。この館内図は頂いたパンフやホームページに掲載されているものです。
-
次は、千本松牧場のすぐ横にある松方正義の別邸です。第4代と第6代の総理大臣を務め、蔵相時代には有名なデフレ政策「松方財政」を展開した方です。薩摩出身の方ですが、那須の開拓に私財を投じ、千本松牧場の原型を作ったそうです。写真の小道は、NHK「ブラタモリ」でタモリが馬車で通った道です。
-
この邸宅は現在でも松方家が所有し、ゲストハウスとして運営されています。金井忠夫氏が管理人を務めていることもあり、今回、特別に中に入れて頂けることになりました。中には、オーナーとタモリと林田アナが並んだ写真が飾られていましたが、残念ながら、邸内で撮った写真は公開しないでくださいとのことでした。
-
敷地のすぐ横を通る道端からも望めるアングルです。南側は一階も二階も全面ガラス窓のサンルームになっています。
-
次は、ちょっと早いですが、千本松牧場内の「ジンギス館」で「ラムセット」の昼食でした。羊が苦手な人は、ポークセットに代えてくれます。
-
冷凍ラム肉は、野菜を蓋するように焼いて下さいと、店員さんからご指導頂きました。煙はすべてコンロ横のスリットから吸い込まれ、においが気になることはありません。感染防止のため、一人一鍋で、向かい合わないよう一列に座りました。
-
残念ながら、牧場内の散策は、ツアーに含まれていません。お土産を買うと、そそくさと、次の訪問地「天皇の間 記念公園」へ向かいました。
千本松牧場 テーマパーク
-
体を左右に振られつつうたた寝をしていると、到着していました。那須御用邸の隣の公園と勝手に思い込んでいたのですが、着いたのは塩原温泉の入口でした。戦後、国立視力障害センターとして使っていた御用邸を、改築することになった1981年に一部ここに移したのだそう。
天皇の間記念公園 美術館・博物館
-
門をくぐると、管理人の方が餌付けをした山雀(ヤマガラ)が飛び回っていました。もともとこの屋敷は、三島彌太郎の所有でしたが、大正天皇が来訪して気に入ったと知り、献上したのだそうです。三島彌太郎は、大河ドラマ「いだてん」で出てきた短距離選手、三島弥彦の実兄です。
-
その後も多くの皇族が利用したそうです。秋には、紅葉が綺麗だったとのこと。トイレが漆塗りの畳敷きだったのが印象的でした。
-
この公園のすぐそばに塩原渓谷歩道への入口があります。ただ、ここの散策も、ツアーには入っていませんでした。那須方面へ戻り、次の訪問地へ向かいます。
-
往路では寝ていて見なかった塩原渓谷です。この川岸に、温泉風呂がいくつかあるそうです。
塩原渓谷 紅葉
-
バスを降り、那須連山を見ながら坂を登ると、那須疎水公園の入口に着きました。
那須疎水 名所・史跡
-
上の写真で左から右下に伸びる歩道を下り、二代目の水路の上を通って公園内に入りました。下の写真が二代目の水の取水口です。数年前の台風の時に露出してわかったそうで、それまでは草むらの中に埋もれてわからなかったとか。
-
右に見える石造りが初代と三代目の取水口です。初代はトンネルの入口があっただけで、三代目にする際に、大谷石で固め、開け閉めできる水門を設けたそうです。そして、現在使用されている取水口は4代目。写真中央の水面に近い赤い線の真下にあります。
-
那須川に面した三代目は、国の重要文化財でもあります。上の段に水門を開閉するためのハンドルが見えます。石ころだらけの荒れ野だった那須野を開拓するために、水を引くことは必須でした。
-
この取水口からとった水は上の写真左の畑の中に見える茶色の線(あぜ道)の真下のトンネルを通り、停車しているバスのすぐ横に出ます。下の写真が、バスの横に見えた水路「那須疎水」です。次々と分岐して那須野一帯に水を供給しています。
-
陽が傾いている中、最後の訪問地「旧青木家那須別邸」へ向かいました。黒磯駅から伸びる道の向こうに白く見えるのが邸宅です。
とちぎ明治の森記念館―旧青木家那須別邸 名所・史跡
-
観光用に開放されている国の重要文化財です。ドイツで建築学を学んだ日本人が建てたもので、あとから両翼が増築されたそうです。
-
外壁は白いステートでできていて、日本人の職人が苦心して作ったそうです。角ばったものと丸いものがありますが、なぜ二種類あるのかはわからないそうです。
-
奥様はドイツ人で、一人娘はドイツ人に嫁いだそうです。その子孫が最近訪日した際に寄付したという写真が飾ってありました。
-
欧州から取り寄せたというバスタブです。
-
青木周三氏が黒磯駅からこの邸宅まで来る際に使ったという馬車です。
この後、那須塩原駅17:02発のやまびこ216号に乗り、ツアー終了となりました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
栃木 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
26